怒る上司に困っていませんか?
そんなに怒るようなことでもないのに、些細なことに激高しては感情的に怒鳴り散らす上司をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
こちらに怒られる理由があるならば納得もできますが、不当な理由で怒る上司には辟易してしまいます。
この記事ではすぐ怒る上司の特徴や、そんな上司への対処法についてご紹介しているので、困った上司にお悩みの方はぜひご覧ください。
怒ると叱るの違い
部下から慕われる上司は部下を適切に「叱る」ことができるのに対して、嫌われる上司は部下を「怒る」傾向にあります。
では、怒ると叱るの違いとは何なのでしょうか。怒るのは自分の怒りの感情を一方的に相手に押し付けているだけの行為ですが、叱るのは相手の過ちを指摘し、正しい方向へと導くための行為です。
つまり、怒るのは自分本位な行為であり、叱るのは相手のための行為であるとも言えるでしょう。
怒ることにメリットはない
叱ることは相手の誤った行為を改善させることができるので、意味あることですが、怒ることは自分の感情をただ相手に押し付けるだけのことなので、何のメリットもありません。
もしあなたが頻繁に人を怒っているならば、それによって相手との関係が悪化してしまいますし、自分の感情の赴くまま幼稚な行動を取るあなたを周囲は白い目でみることでしょう。
すぐに怒る上司への対処法9つ
残念ながら、部下を適切に叱ることができず、感情的になって怒ることしかできない上司は多くいます。
すぐ怒る上司が職場にいると、苦痛でしょうがないでしょう。では、そんな上司を持ってしまった場合、どうすればよいのでしょうか。
ここからは、すぐ怒る上司への効果的な対処法をご紹介していきますので、このような上司に悩まされている方はぜひ参考にしてみてください。
すぐに怒る上司への対処法1:すぐに謝る
おすすめの対処法としてまず挙げられるのが、すぐに謝るということです。多少なりとも自分に怒られる理由があるならば、それ以上上司が怒るのを防ぐためにも、まずは自分の非を認めてすぐに謝罪をしましょう。
謝罪をすれば上司の怒りも和らぐはずです。ただし、その場しのぎの謝罪だと逆効果なので、真摯な態度で謝ることが必要です。
すぐに怒る上司への対処法2:態度をよくする
すぐ怒る上司への対処法として、態度をよくするということも挙げられるでしょう。あなたの態度が上司にとって「気に食わない」ものだった場合、たいした理由でなくとも難癖をつけて怒られる確率が増えてしまいます。
上司の怒りに火をつけてしまわないためにも、普段から上司には愛想よく接し、良好な勤務態度を示すことが不可欠です。
すぐに怒る上司への対処法3:上司を立てる
上司を立てるということも、すぐ怒る上司へのおすすめの対処法として挙げられます。
すぐ怒る上司は往々にしてプライドが高く、精神的に幼稚であるため、適度に持ち上げたり立ててあげることで簡単に機嫌をよくします。
太鼓持ちになる必要はありませんが、上司が機嫌を悪くして怒ることがないように、適度に相手を立てることも必要でしょう。
すぐに怒る上司への対処法4:改善策を伝える
あなたが間違ったことをして上司に怒られる場合には、改善策を伝えることが大切です。ただ闇雲に謝罪したところで、改善策を提示できなければ上司は納得せず、怒りの感情を引っ込めることはしないでしょう。
自分の何が間違っていたのか、またそれを今後どのように改善させていくのかを、明瞭かつ簡潔に上司に説明し、反省した態度を見せるべきです。
すぐに怒る上司への対処法5:普段からコミュニケーションをとる
すぐ怒る上司とは、普段からコミュニケーションを取るようにするとよいでしょう。積極的にコミュニケーションを取り、上司と円滑な関係を構築することができれば、怒りやすい上司であっても怒鳴り散らしたりはせず、マイルドな態度を取るようになるはずです。
つまり、上司から好かれるように努力をすることも必要だと言えるでしょう。
すぐに怒る上司への対処法6:ときには受け流す
どんなに真面目に仕事に取り組んでいても、性格の悪い上司から理不尽に怒られることもあります。
自分に非がないにも関わらず、八つ当たりや腹いせとして上司から怒られた場合には、真に受けずに受け流すことも必要でしょう。
いちいち真剣に上司の怒りを受け止めると、こちらの精神がすり減ってしまうので、時には受け流すことも大切です。
すぐに怒る上司への対処法7:実績で見返す
すぐ怒る上司への対処法としておすすめなのが、実績で見返すということです。上司に怒られたからといって不貞腐れたり反発するのではなく、その悔しさや怒りをばねにして一仕事に取組み、上司をうならせるような業績を上げましょう。
そうすれば上司を見返すことができますし、自分のためにもなります。上司に復讐をしたいならば、上司が認めざるを得ないほどの業績を上げることが一番です。
すぐに怒る上司への対処法8:怒られた内容を記録する
あまりにも理不尽に怒る上司ならば、怒られた内容を正確に記録しましょう。怒られた日時や場所、言われた言葉や周囲に誰がいたかなどを詳しく記録することで、上司のパワーハラスメントを告発する時の証拠とすることができます。
人格を否定したり度を越した怒り方をする上司に対しては、我慢せず、このような記録を持って会社のハラスメント相談室などに相談するとよいでしょう。
すぐに怒る上司への対処法9:客観的に考える
怒られるとこちらも感情的になってしまいがちですが、いったんクールダウンして客観的に考えてみるということも必要でしょう。
上司が自分を怒ったのはなぜか、自分には怒られる理由があったのかを冷静かつ客観的に考えれば、上司と自分のどちらに非があるのかがわかります。
もしも自分に非があるならばそれを改め、上司に明らかな非があるならば怒られた内容を記録し、人事や相談室に相談するとよいでしょう。
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怒る上司はなぜ怒るのか?4つの特徴
そもそも、すぐ怒る上司はどうしてそんなに怒るのでしょうか。すぐ怒る上司の心理を知ることで、より効果的な対処法を講ずることができるはずです。
ここからは、すぐ怒る上司の特徴について詳しく解説していきますので、怒る上司への上手い扱い方を知るためにも、ぜひチェックしてみてください。
上司が怒る理由1:コミュニケーション能力が低い
すぐ怒る上司の特徴としてまず挙げられるのが、コミュニケーション能力が低いということです。
自分の気持ちを適切に相手に伝えられるコミュニケーション能力がないからこそ、相手に一方的に自分の負の感情を押し付け、怒るという行為をしてしまいます。
コミュニケーション能力があれば、怒るのではなく叱ることを選ぶはずでしょう。
上司が怒る理由2:ストレスが溜まっている
ストレスが溜まっているということも、すぐ怒る上司にありがちな特徴です。ストレスが溜まっているとちょっとした些細なことでも怒りを覚えてしまうものですし、ストレスのはけ口として、自分より立場の弱い部下を理不尽に怒ることもあるでしょう。
つまり、怒るという行為を通じてストレスを発散していると言えます。
上司が怒る理由3:感情的になっている
すぐ怒る上司は、往々にして感情的になっています。自分の感情を上手くコントロールできず、精神的に幼稚だからこそ、すぐに感情的になって怒りを表に出してしまうのでしょう。
理性的に落ち着いて物事を考えることができる上司ならば、そもそも怒りの感情を露わにすることはありません。
上司が怒る理由4:叱っているつもりになっている
すぐ怒る上司の中には、自分では怒っているつもりはなく、叱っていると思い込んでいる人もよくいます。
正しい叱り方を知らず、また自分の言動を客観的に見ることができないからこそ、叱っているつもりで、その実自分の感情を押し付けているだけになってしまうのでしょう。
すぐに怒る上司への対処法を見つけよう!
今回はすぐに怒る上司への対処法について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。怒りっぽい上司に対しては、普段から密にコミュニケーションを取って関係を円滑なものにしておくことが不可欠です。
また、心が疲れ切ってしまうほど理不尽に怒られるならば、記録を取ってハラスメント相談室に相談しましょう。