Web系企業の年収ランキングTOP10|Web系企業の種類を紹介

人材育成

Web系業界の種類って?

Web系業界の種類には、WebプロデューサーやWebディレクター、Webプランナーなどさまざまあります。各種類の名称を聞いたことはあるけれど、詳しくはどういう仕事内容かなどがわからない方も多いでしょう。そこで、Web系業界の各職種についてまとめました。

1:Webプロデューサー

Webプロデューサーとは、Web業界のプロジェクト企画や制作、予算管理など、そして運営をすべての工程フローを把握し、統括を行う責任者のことを言います。大切な判断や意思決定を行うため、高い能力が自然に求められます。

例えば、広告代理店では顧客の商品なのプロモーション展開全般からメディア戦略までが主な業務です。Web制作会社では依頼されたWebサイトの構築が主な業務になります。

2:Webディレクター

Webディレクターとは、Web業界でプロジェクトを監督や指揮などをするの人ことです。WebプログラマーやWebデザイナーなどWeb制作に関わるスタッフらをまとめ、クライアントの要望にあったWebコンテンツを作り上げることが求められます。

主な業務は、スケジュールの進行管理やコンテンツの品質管理、プロジェクトメンバーの選定、クライアントと現場スタッフの橋渡しなどです。

3:Webプランナー

WebプランナーはWebを制作する際に、クライアントから要望やイメージなどをヒアリングして、方向性を決めて全体的な企画設計を行います。Webディレクターも設計に関わりますが、より細かな部分を決めるのが仕事です。

Webプランナーはクライアントより企画がメイン、Webディレクターは現場よりの制作メインになります。会社規模によっては、WebディレクターやWebデザイナーまでを兼任することもあります。

4:Webデザイナー

WebデザイナーとはPhotoshopやillastlaterなどのグラフィックソフトを使用してWebサイトのデザインを行い、そのデザインを基にHTMLやCSSなどの言語を使用して実際にWebサイトを制作する人をいいます。

Webデザイナーとしての働き方は、メーカーなどの一般企業に所属して自社のWebサイトを制作したり、広告代理店などに所属したりしてクライアントのWebサイトを制作することもします。

5:コーダー

コーダーとはWebデザイナーがデザインしたサイトやアプリケーションなどを、ユーザーがWeb上で閲覧・動作させることができるよう作り上げる職種のことです。コーダーが書く作業を「コーディング」といいます。

働き方はデザインデータを実際に使えるものにするために、構造や機能を正しく作り込む必要があります。企業内でWebサイトを内製化する場合、Webデザイナーがコーディング作業をすることもあります。

6:Webプログラマー

Webプログラマーとは、プログラミング言語を用いてWebサイトの構築に必要なプログラミングをするエンジニアをいいます。システムエンジニアが設計した仕様書に従って、HTMLやCSSあるいはPHPやJava Sprictといった各種プログラミング用語を用いながら開発を進めます。

働き方は、システム開発を中心とするWeb系企業やフリーランスとしてはたく人も多くいます。個人の力量によって、年収に差が出ます。

7:Webマーケター

Webマーケターとは、Webを利用したマーケティングをする人をいいます。マーケティング自体は商品を売るために企業が行う行動全般で、その中に広告宣伝や市場調査、販売戦略などの活動も含まれます。

マーケティングは企業や業種、業態によって定義はさまざまです。基本的に、商品が大量かつ効率的に売れるようにWebを駆使して行うことです。Webの特性を理解し、マーケティングを応用して企業利益の獲得に貢献する人です。

8:Webアナリスト

Webアナリストとは、クライアントのWebサイトのアクセス分析を行い、具体的なサイトの改善案を提案する人をいいます。

仕事内容は、アクセス解析ソフトを使ったアクセスログの解析、Excelを駆使した解析結果のとりまとめ、解析結果やそれに基づく改善案のプレゼンテーション、新たなソリューションの導入があります。

アクセス解析自体が世の中に浸透したばかりですが、大手ネット広告代理店などでの募集が増えています。

Web系企業年収ランキングTOP10

Web系業界と言っても、職種が多数あることがわかりました。次に、Web系企業の年収も知っておきたいところです。

Web系企業の平均年収は、527万円になっています。Web系とIT系企業の年収には少し開きがあり、IT系企業の平均年収は599万円です。Web系企業の平均年収はIT企業と比べると、約70万円低くなっています。

Web系企業の年収を、有価証券報告書を基にランキングにまとめました。

第1位:リクルートHD

Web系企業の年収ランキング第1位は、株式会社リクルートホールディングスです。リクルートHDは求人広告や人材派遣、販売促進などのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社です。2018年3月期の売上高5,762億43百万円、従業員は連結で40,000人を超える大企業になります。

リクルートHDの年収は、966万円でWeb系業界有数です。第2位のGMOクリックHDとは121万円の差です。

第2位:GMOクリックHD

Web系企業の年収ランキング第2位は、東京都渋谷区に本社を置くGMOクリックHDです。2012年4月、GMOクリック証券株式会社が株式移転によって、持株会社のGMOクリックホールディングスを設立しました。

GMOクリックHDの年収は、845万円です。ランキング第1位のリクルートHDとの差は、121万円です。

第3位:サイバーエージェント

Web系企業の年収ランキング第3位は、東京都渋谷区に本社を置く株式会社サイバーエージェントです。サイバーエージェントは、Ameba関連事業とインターネット広告事業を主にした企業です。

サイバーエージェントの平均年収は、722万円です。ランキング第1位のリクルートHDと比較すると、244万円低くなっています。

第4位:ディー・エヌ・エー

Web系企業の年収ランキング第4位は、東京都渋谷区に本社を置くインターネット関連企業の株式会社ディー・エヌ・エーです。ディー・エヌ・エーは、モバイルゲーム開発や配信を主とし、SNS運営や電子商取引サービスを行う企業です。

傘下には、プロ野球の横浜DeNAベイスターズを保有もしています。ディー・エヌ・エーの平均年収は761万円で、ランキング第1位のリクルートHDと比べると205万円低くなっています。

第5位:グリー

Web系企業の年収ランキング第5位は、日本のインターネット企業グリー株式会社です。グリーは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの「GREE」を運営し、事業の中核としています。ガラケー時代のゲームメーカーとしては、急成長を遂げて時代の寵児となりました。

グリー株式会社の平均年収は747万円で、ランキング第1位のリクルートHDとの差は219万円です。

第6位:エムスリー

Web系企業の年収ランキング第6位は、東京都港区に本社を置くエムスリー株式会社です。エムスリー株式会社は、医療ポータルサイト「m3.com」のサービスを行っている企業です。

ソニー株式会社の関連会社でもあり、2017年のForbes誌では世界で最も革新的な成長企業ランキングで世界第5位に選出されました。エムスリーの平均年収は730万円で、ランキング第1位のリクルートHDとの差は236万円です。

第7位:ミクシィ

Web系企業の年収ランキング第7位は、2004年2月にサービスを開始して以来SNSとして発展している株式会社ミクシィです。株式会社ミクシィは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを運営しています。

ミクシィの平均年収は691万円で、ランキング第1位のリクルートHDとの差は245万円になっています。

第8位:Gunosy

Web系企業の平均ランキング第8位は、東京都港区に本社を置く株式会社Gunosyです。Gunosyは、「グノシー」や「ニュースパス」などの情報キュレーションサービスやニュース配信アプリを開発、運営している企業です。

Gunosyの平均年収は685万円で、ランキング1位のリクルートHDとの差は279万円になっています。

第9位:カカクコム

Web系企業の年収ランキング第9位は、東京都渋谷区に本社を置く株式会社カカクコムです。カカクコムは、日本のインターネット関連サービス事業を行っている企業です。主力事業は、パソコンやAV機器を中心とした電気製品の価格比較ウェブサイト「価格.com」が有名です。

カカクコムの平均年収は680万円で、ランキング1位のリクルートHDとの差は286万円になっています。

第10位:クックパッド

Web系企業の年収ランキング第10位は、東京都渋谷区に本社を置くクックパッド株式会社です。クックパッドは、料理レシピのコミュニティウェブサイトが有名です。

クックパッドは個人が会員登録することでコミュニティーに参加でき、自作の料理レシピを掲載したり、他者の考案によるレシピを実用した料理を写真付きで公開できたりして楽しめます。企業の平均年収は677万円で、第1位のリクルートHDとの差は289万円です。

Web系企業ランキングからみる平均年収

Web系企業ランキングはわかりましたが、Web系企業ランキングからみる平均年収も気になります。Web系企業の平均年収は、527万円です。Web系とIT系の年収には少し開きがあり、IT系企業の平均年収は599万円です。

Web系企業の平均年収はIT系企業の年収と比べると、約70万円低くなっています。

社員平均年齢

Web系企業の社員平均年齢は、30歳とネットなどでいわれています。20~30代の若い世代が活躍できるWeb系企業は、年収1,000万円も目指せるやりがいのある業界です。また、経験とスキルを身につけていけば、ステップアップも目指せます。

勤続年数

Web系企業の勤続年数は、アメリカや中国企業のベンチャーのように短い企業と長い企業に二極化します。業界動向サーチの調べによると、日本のWeb(インターネット業界)系企業の平成27~28年の勤続年数ランキングには、長い会社で約11年、短い企業で4年と出ています。

年収アップを目指す人は3年を1単位として、1年目は新しい知識を覚えスキルを身につけ、2年目はアウトプット、3年目は転職も考えましょう。

Web系企業で年収を上げるには?

Web系企業で働きながら年収を上げたい場合は、転職という方法が近道になります。現在働いている企業よりも前に紹介したランキングの中から平均年収の高い企業へ転職することができれば、年収を上げることが実現できます。

IT系企業の中でもソフトウェアや通信系は年収が高いので、Web系も行っているIT企業へ転職することで給与水準も高くなり年収を上げることができます。

企業ランキングを参考にしよう

今回は、Web系企業の種類やランキング、平均年収などがわかりました。これからWeb系企業を目指す方、または同じ業界で転職を考えている方には紹介した職種や年収ランキングが参考になれば幸いです。

各Web系企業や職種の特色などをしっかり理解して、Web系企業の年収ランキングなどを参考に自分にピッタリの仕事を見つけましょう。

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