- 研修ゲームを行う目的とは
- 研修ゲームで使えるネタ10選
- ネタ1:報連相ゲーム「野球のポジション当てゲーム」
- ネタ2:アイスブレイク&チームビルディング「脱出ゲーム」
- ネタ3:自然にPDCAサイクルが学ぶゲーム「マシュマロチャレンジ」
- ネタ4:コンセンサスゲーム「NASAゲーム」
- ネタ5:楽しく学べる財務・会計ボードゲーム「財務の虎」
- ネタ6:経営シミュレーションゲーム「ペーパータワーforビジネス」
- ネタ7:クイズで学ぶビジネスマナー「マナーストーリー」
- ネタ8:対戦型ビジネスマナーゲーム「マナーファイト」
- ネタ9:マーケティングを学ぶゲーム「ビズストーム」
- ネタ10:ストーリー動画+体験で学ぶ「ムビケーション」
- あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
- 目的別ネタ!マネジメント・リーダーシップ編2選
- コミュニケーション活性化編3選
- 研修ゲームのネタは目的に応じて選ぼう!
研修ゲームを行う目的とは
講義型の研修と違って、より実践的に、楽しみながら仕事に必要なことを学べるのが研修ゲームです。知識だけでなく、仕事に必要なコミュニケーション能力やチームワークなども学べるため、多くの企業が新入社員研修や採用選考に研修ゲームを取り入れています。
それでは、次項から研修ゲームで使えるネタを紹介していきます。
研修ゲームで使えるネタ10選
少人数で実施可能なものから、チーム対抗までさまざまな研修ゲームがあります。紙とペンがあればすぐに実施できるものもあるので、代表的なネタをチェックして研修に取り入れてみてください。
研修が終わったら社員の皆さんにアンケートを取ってみるのもいいでしょう。楽しく効果的に学べるように、あなたの職場に合わせて工夫してみましょう。
ネタ1:報連相ゲーム「野球のポジション当てゲーム」
チームで協力しながらコミュニケーション(報連相)を学べるネタです。グループでそれぞれが持っているカードの情報を共有しながら、誰がどのポジションにあたるのかを協力して推理します。
情報や意見を交換し合い、力を合わせて一つの答えにたどり着くことが目標なので、チームワークやコミュニケーション能力、論理的な思考力が試されます。
対象人数 | 4~100名 |
実施時間 | 約1時間 |
用意するもの | ある野球チームの情報が書かれたカード |
ネタ2:アイスブレイク&チームビルディング「脱出ゲーム」
「脱出ゲーム」が最近色々なところで流行っているのをご存知でしょうか。「謎解きゲーム」とも呼ばれ、チームで協力して「密室から抜け出す」「殺人事件の謎を解く」などのミッションに挑むゲームです。
夢中になって謎解きしているうちに自然と打ち解け、チームワークが深まります。新入社員のアイスブレイクや、普段接することの少ない他部署との交流にも有効です。研修だけでなく、忘年会のイベントなどにも使えそうなネタです。
対象人数 | 5~100名 |
実施時間 | 約1時間 |
用意するもの | 謎解き用のミッション |
ネタ3:自然にPDCAサイクルが学ぶゲーム「マシュマロチャレンジ」
マシュマロと乾燥パスタでタワーを作って高さを競い合う、チーム対抗の研修ゲームです。有名なネタなので、聞いたことがある人もいるでしょう。
1回作って終わりではなく、メンバーと協力して試行錯誤を繰り返すので、「計画(PLAN)→実行(DO)→評価(CHECK)→改善(ACTION)」の流れが身につき、仕事に必要なPDCAサイクルを学べます。
対象人数 | 4~100名 |
実施時間 | 約1時間 |
用意するもの | 乾燥パスタ・マスキングテープ・ひも・マシュマロ |
ネタ4:コンセンサスゲーム「NASAゲーム」
ゲームの参加者は不時着した宇宙船に乗っていた宇宙飛行士、という設定のネタです。宇宙船は壊れてしまい、手元にある15のアイテムのみを使って、遠く離れた母船に戻らなければなりません。グループで話し合って15のアイテムに優先順位をつけていきます。
まず個人で考えて、その後チームで話し合うため、意見が異なるメンバー同士が協調して合意形成を目指すプロセスを学べます。
対象人数 | 4~100名 |
実施時間 | 約1時間(個人ワーク→グループワーク→答え合わせ・振り返り) |
用意するもの | ワークシートなど |
ネタ5:楽しく学べる財務・会計ボードゲーム「財務の虎」
お金の流れをレクチャーされると、場合によっては眠くなってしまいます。この研修ゲームでは、専用のボードゲームを使って、まさにゲーム感覚で財務や会計に関する知識を身につけられます。
財務・会計は難しいと思われがちですが、このゲームを利用すれば、貸借対照表、損益計算書といった財務諸表の読み方を楽しく学ぶことができます。新人社員だけでなくベテラン社員にもおすすめのネタです。
対象人数 | 3~25名 |
実施時間 | 約2~3時間 |
用意するもの | 専用キット |
ネタ6:経営シミュレーションゲーム「ペーパータワーforビジネス」
20枚の紙を使って、より高いタワーを作るというネタです。タワーの高さを売上に見立て、それに応じてチップがもらえる仕組みです。
チップで新しい紙を「仕入れ」たり、社員に「給与」を払ったり、「税金」を支払ったりします。経営の要素が盛り込まれているので、この研修ゲームを通じて経営のシミュレーションができるようになっています。
対象人数 | 12~100名 |
実施時間 | 約1~2時間 |
用意するもの | A4用紙 |
ネタ7:クイズで学ぶビジネスマナー「マナーストーリー」
2人1組で行います。企業訪問や来客対応など、よくあるビジネス場面で必要なマナーや敬語について進行役がクイズを出題し、新入社員役が答えます。
新入社員役にはあらかじめチップが配られていて、クイズで間違えるとチップを1枚失います。チップは「信頼」を示し、マナー知らずは信頼を失う、という厳しい社会のルールを疑似体験できる研修ゲームです。
対象人数 | 2名~ |
実施時間 | 約30分~1時間 |
用意するもの | クイズ・チップ |
ネタ8:対戦型ビジネスマナーゲーム「マナーファイト」
マナーをただ覚えるのはつまらないですが、このネタでは積極的に学べるでしょう。あえて間違いを含んだビジネスシーン(名刺交換など)の動画を撮影し、チーム対抗で間違い探しをします。
どこが間違っているか考えるだけでも勉強になりますが、動画撮影をすることで自分のしぐさやマナーを客観的に見直すこともできます。わざと間違えた部分以外にも、間違っているところがあったら、ぜひ指摘し合って直しましょう。
対象人数 | 指定なし |
実施時間 | 指定なし |
用意するもの | 動画撮影ツール・プロジェクター |
ネタ9:マーケティングを学ぶゲーム「ビズストーム」
「ビズストーム」は、元ゲームクリエイターで株式会社ビズストーム代表の箕作千佐子氏によって開発された研修ゲームです。チームのメンバーそれぞれが会社の経営者となって競い合います。
楽しみながら市場の動きやお金の流れといったマーケティングの仕組みを理解でき、本格的な経営センスが身につきます。
対象人数 | 1チーム4~6名 |
実施時間 | 約3~4時間 |
用意するもの | 専用キット・プロジェクター |
ネタ10:ストーリー動画+体験で学ぶ「ムビケーション」
「ムビケーション」は、株式会社マイナビによって開発された新しいタイプの研修です。ビデオ学習、と聞くと退屈そうですが、この研修は臨場感たっぷりです。
架空の職場の映像と現実をリンクさせることで、よりリアルな体験に近い研修を受けることができます。講師1名、タブレットやPCがあれば導入できるので実施しやすいところも魅力です。
対象人数 | 指定なし |
実施時間 | 指定なし |
用意するもの | タブレット・PCなど |
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目的別ネタ!マネジメント・リーダーシップ編2選
リーダーシップやマネジメントは、先輩の姿や実践を通して学ぶもの、と考える人が多いでしょう。もちろんそれも大切ですが、研修ゲームを通して学ぶこともできます。
研修ゲームのネタ選びのコツは、目的に応じて決めることです。リーダーシップを鍛えるのにぴったりな研修ゲームのネタをご紹介します。
1:The 商社
「The 商社」は、株式会社プロジェクトデザインによって開発された研修ゲームです。他の商社(チーム)とうまく交渉をすすめながら、より多くの資産(カード)の獲得を目指します。
チームをまとめたり、他のチームとWin-Winになるよう交渉するプロセスから、本格的なリーダーシップの心構えとビジネスコミュニケーションを学ぶことができます。英語版もあるそうです。
対象人数 | 10~150名 |
実施時間 | 約3~6時間 |
用意するもの | 専用キット |
2:マネジメントゲームMG
「マネジメントゲームMG」は、ソニーが1976年に開発した研修ゲームです。ボードゲームのようなスタイルですが、リアルな経営シミュレーションができるということで40年間に80万人が受講している、リピーターの多いゲームです。
新入社員から経営者までもが学べ、最後には決算書が書けるようになるという本格派ゲームです。今ではオンライン版も提供されています。
対象人数 | 1テーブル4~6名 |
実施時間 | 約1時間(1期あたり1~2時間) |
用意するもの | 専用キット |
コミュニケーション活性化編3選
職場にはさまざまな年代や経験を持つ人々がいるため、全員と同じようにコミュニケーションをとるのはなかなか難しいのが事実です。職場によっては、なんだかよそよそしく、ギスギスしている所もあるでしょう。
研修ゲームをきっかけに今までより距離が縮まったり、信頼関係が生まれる場合もあります。新人研修だけでなく、ぜひ社員同士のコミュニケーション活性化のために下記のネタを取り入れてみてください。
1:共通点探しゲーム
ペアになってお互いの共通点を探り合う、というとても単純なゲームネタです。箇条書きにして、後でペアごとに発表するといいでしょう。他のペアよりもより多くの共通点を見つけられることを目指しましょう。
初対面のアイスブレイクにも最適ですが、改めていつも一緒に働いているチームの中で試してみると、お互いに興味がわいて絆が深まること間違いなしです。
対象人数 | 2人一組 |
実施時間 | 5分~ |
2:トナリノココロ
「トナリノココロ」は、カレイドソリューションズ株式会社によって開発された研修ゲームです。相手の話を最後まで聞き、良い点を褒め、しっかりと感謝の気持ちを述べるというルールがあります。
社内の人間関係を良くしたいならこのネタを試してみましょう。お互いを「承認」することの大切さ、「承認」する・されるポイントが学べるので、実際のコミュニケーションにも役立つでしょう。
対象人数 | 12~24名 |
実施時間 | 約3~7時間 |
用意するもの | 専用キット |
3:図形伝達ゲーム
チームのうち一人が図形を見て、それを口頭で次の人に伝えていきます。2番目の人は3番目の人に伝え、以後順番に伝言していき、最後の人は聞いたとおりに紙に書きます。
1番目の人が見た図形とは全く違う図形を書いたりするのを見て、わいわい盛り上がる研修ゲームネタです。単純ですが、お互いの認識を言葉で伝えあう難しさを実感できます。
対象人数 | 1チーム2名~ |
実施時間 | 15分~ |
用意するもの | 複雑な図形 |
研修ゲームのネタは目的に応じて選ぼう!
たくさんの研修ゲームのネタをご紹介してきましたが、あのネタもこのネタも試してみるのではなく、研修の目的に応じて適切にネタを選ぶようにしましょう。
楽しい研修にしたいのはわかりますが、研修ゲームの本来の目的は楽しむことではなく、より実践的にビジネスマナーや知識を学ぶことです。今回ご紹介してきたネタを会社の研修ゲームにぜひ取り入れて、これまで以上に良い職場にしていってください。