人事業務の教育と育成の主な手法とは?人事担当者に求られるスキル6つ

人材育成
  1. 人事とは
    1. 人事の組織内での役割
    2. 人事業務に教育と育成が必要か?
  2. 人事業務の教育・育成の主な手法9つ
    1. 人事業務の教育・育成の主な手法1:新人研修
    2. 人事業務の教育・育成の主な手法2:リーダー・マネージャー研修
    3. 人事業務の教育・育成の主な手法3:職種別研修
    4. 人事業務の教育・育成の主な手法4:フォローアップ研修
    5. 人事業務の教育・育成の主な手法5:ブラザー・シスター制度
    6. 人事業務の教育・育成の主な手法6:OJT
    7. 人事業務の教育・育成の主な手法7:Off-JT
    8. 人事業務の教育・育成の主な手法8:SD Self Development
    9. 人事業務の教育・育成の主な手法9:eラーニング
  3. 人材育成の施策3つ
    1. 人材育成の施策1:人事評価制度
    2. 人材育成の施策2:目標管理制度
    3. 人材育成の施策3:タレントマネジメント
    4. あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
  4. 人事担当者に求られるスキル6つ
    1. 人事担当者に求られるスキル1:コミュニケーション能力
    2. 人事担当者に求られるスキル2:社内人脈
    3. 人事担当者に求られるスキル3:事務処理能力
    4. 人事担当者に求られるスキル4:トラブル処理能力
    5. 人事担当者に求られるスキル5:専門知識の高さ
    6. 人事担当者に求られるスキル6:プレゼン力
  5. 人事業務の教育・育成の主な手法を理解しよう!

人事とは

人事とは、非常にシンプルに言うと、会社での人に関することを担当する仕事です。

仕事内容は教育研修をするなどの人材育成、社員のサポートです。どこの企業でも人事部があったり、中小企業、零細企業であっても人事のような役割を果たす人が必ずいます。

人事の組織内での役割

人事部の役割は、人事採用、給与計算など、人に関する仕事を担当しています。

たとえ零細企業であっても、必ず同様に給与計算などを担っている方がいます。零細企業、中小企業であれば、経理部で一緒にそのようなことを担当しているということもあります。

その他にもタイムカードの計算などを含む労務管理なども人事部の仕事です。

人事業務に教育と育成が必要か?

人事業務においても教育、育成は必須です。

営業部などのように利益に直結しないことから、ついつい軽視される傾向にありますが、社内の人に関することを担当する人は必要です。

具体例を挙げると、どのような人を採用するのか、採用した人をどのように育てるかなど、企業にとっては重要な事を担当しています。その点においても、人事部は非常に重要な部署でもあり、専門知識の教育が必要です。

人事業務の教育・育成の主な手法9つ

人事業務に必要な教育、育成などの主な方法については9つあります。

さまざまな方法がありますので、合う教育方法が見つかるでしょう。ではこの9つの教育・育成方法についてみていきましょう。

人事業務の教育・育成の主な手法1:新人研修

新人研修は企業に入って初めに習うことで、非常に重要な研修になります。

やはり何事においても初めは重要で、そこから正しい方向に導くことができます。最近は、中小企業などは特に人が少ないことから、教育研修がないところも多いです。ついていける方はもちろんそれでも良いのですが、やはり中には戸惑ってしまう人もいます。

このような点では、新人教育研修があった方が何かと戸惑わずに済むという一面があります。

人事業務の教育・育成の主な手法2:リーダー・マネージャー研修

研修が必要なのは新人だけではなく、リーダー、マネージャーになったからこそ必要になる教育研修もあります。

リーダー、マネージャーになる前に求められるものと、リーダー、マネージャーになった後に求められるものというのは変わってきます。コミュニケーション能力も求められますし、リーダーとして人、物事をまとめていく能力も求められるところがあります。

そのようなことも教育研修をしながら学んでいきます。

人事業務の教育・育成の主な手法3:職種別研修

また、職種別に押さえておくべきことは違うので、職種別の研修もあります。

例えば、営業の方であれば営業独自の教育研修が必要です。そして修理部門、テクニカルな部分を担当している方であれば、その部門独自の教育研修が必要になってきます。

この教育研修のメリットは、その仕事に必要な事を学ぶことができ、実践で役立てることができる点にあります。

人事業務の教育・育成の主な手法4:フォローアップ研修

ただ教育研修を受けるだけでは、取りこぼしがある可能性があるので、それをフォローするためにも、このフォローアップ研修があります。

実際、教育研修を受けただけで理解できたような気になってしまい、現場に出た時に分からないということはよくあることです。このようなフォローアップ研修も、人材を育てるために非常に重要な役割でしょう。

人事業務の教育・育成の主な手法5:ブラザー・シスター制度

歳が近い先輩から受ける研修のことを、ブラザー・シスター制度といいます。

教育研修を受ける場合は、上司など歳の離れた方から研修を受けると考えられがちですが、年代が近い方が悩みなどを相談しやすいです。そしてその先輩方も、つい数年前の新人時代に同じような経験をしていることが多いので、より親身に相談を受けることができます。

このような理由で、ブラザー・シスター制度は有意義なものであると言われています。

人事業務の教育・育成の主な手法6:OJT

OJTとは、On-the-Job Training(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の略で、現場で色々と体験をすることによる教育研修のことを指します。

教育研修と言うと、座学なども取り入れられるところがありますが、実際に現場に出てみることで得られることも多いです。このように実際の仕事を体験しながらも研修する、ということも有意義と言われています。

人事業務の教育・育成の主な手法7:Off-JT

Off-JTとは、現場から離れたところで行う教育研修のことを指します。

このような教育研修を取り入れるメリットは、よりフラットな状態で研修を受けることができるところにあります。自己啓発などでも、よく採用される研修方法の一つです。

ですがその一方で、現場から離れるということで臨場感のある教育研修を受けることができないというところに欠点があります。

人事業務の教育・育成の主な手法8:SD Self Development

SD Self Developmentとは、日本語でいうところの自己啓発です。

やはり物事は自分で気づいてやる事で、大きな成果を得られる所があります。メリットとしては自分一人の力でできるので、マイペースに取り組むことができるという一面にあります。

その一方で、自分で裁量で決められるところがあるので、企業側が求めている良い方向性から外れてしまうということもあります。

人事業務の教育・育成の主な手法9:eラーニング

eラーニングとは、ネット上で受けることができる研修のことです。

教育研修というのは費用がかかるものです。企業体力がないところだと、なかなか難しいところもあるでしょう。そして、時間がない、そもそも教育研修のノウハウがない企業もあります。

そんな時に役立つのは、このeラーニングです。気楽に学ぶことができるという点で、非常に効果がある一面があります。

人材育成の施策3つ

人材育成の施策は3つあります。

企業の仕事は人が動かしていきますので、人を育てることにより、企業を成長させることができます。その点で人材の教育育成は的確に行っていく必要があります。ではこの施策3つについてみていきましょう。

人材育成の施策1:人事評価制度

人材を適正に評価し、その能力に見合う収入を得られるようにすることも、人事評価制度の重要なところです。

仕事をするということは、収入を得ることを目的にしています。結果を出した人に多くの報酬があるというのは、企業として当然の姿です。人事評価制度を取り入れることで社員のモチベーションアップにつながるというメリットがあり、自己成長を啓発します。

人材育成の施策2:目標管理制度

何事にも目標があった方が成果が出やすいので、目標管理制度を導入するという手もあります。

ノルマの達成と言うと大変なものがありますが、やはりただ漠然とというだけでは成果が出にくいところがあります。高すぎずかつ低すぎない適切な目標を、すり合わせていく必要があります。

人材育成の施策3:タレントマネジメント

その人の持つ才能を最大限に引き出すことを、タレントマネジメントと言います。

人にはそれぞれ得意なジャンルと、不得意なジャンルがあります。不得意なジャンルで無理に成果を出させるよりかは、得意なジャンルでその人の能力を引き出した方が企業にとっても得です。

社員の才能を発揮できる人事配置をしたり、それに見合う教育をするということが求められるところがあります。

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人事担当者に求られるスキル6つ

人事担当者は、人の事を担当するということから、コミュニケーションスキル、問題解決能力が求められます。

主なスキルは6つあります。もし人事担当を希望されるのであれば、このスキルを磨くことを意識しましょう。では、その6つの特徴についてみていきましょう。

人事担当者に求られるスキル1:コミュニケーション能力

やはり人事に求められるのは、コミュニケーション能力です。

普通の一般事務と違うところは、新人採用などで緊張している新入社員と接する必要があります。ただ硬くビジネスマナーを守るだけではなく、時には緊張を和らげるということも求められます。

そして新入社員ばかりではなく、他の方に対しても相手の要求を素早く理解し、それに的確に答える高いコミュニケーション能力が求められます。

人事担当者に求られるスキル2:社内人脈

社内の人に関することも仕事の1つなので、社内人脈は必要です。

人事部だけに限らず、色々な部署の人間関係を作っていく必要があります。ただ漠然と仕事をするだけでは、そのような社内人脈を作るのが難しいところがあります。

そこで、コミュニケーション能力も関係するところがあります。積極的に、このような人脈を作っていける積極性も人事の方に必要なスキルです。

人事担当者に求られるスキル3:事務処理能力

社会保険などの書類作成も求められますので、事務処理能力も人事担当者に必要なスキルです。

社会保険などの書類は不備があると、トラブルになることもあります。締め切りまでに正確に書類作成をする能力を求められます。

そして必須ではありませんが、パソコンはスムーズに扱えた方が人事の仕事に役立ちます。給与計算などのソフトもありますので、このような新しいものに拒否反応を起こさず、覚える力も必要になっていきます。

人事担当者に求られるスキル4:トラブル処理能力

トラブル処理能力も、人事担当者には必須のスキルです。

人は常に順風満帆な状態ではありません。時にはトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。特に人事関係であれば、このような事もよくあるでしょう。 最近は社内においても、セクハラ、パワハラなどの問題が起こることもあります。

人事担当者は何か問題、トラブルが起きた時に、どのようにするかということを解決するスキルを求められています。

人事担当者に求られるスキル5:専門知識の高さ

社会保険、年末調整などの書類は、専門知識が必要なところがあります。

そのような専門知識がどれぐらいあるかで、人事の仕事の進行スピードにも大きく影響してくるでしょう。人事部になったということであれば、このような専門知識を蓄えておくことは必要です。

人事担当者に求られるスキル6:プレゼン力

新入社員を迎えるにあたっての説明会などで、このプレゼン能力は必要です。

一見、人事部とプレゼンは関係がないように見えるでしょう。ですが、いかに自分の企業が魅力的かということをアピールする力が必要です。そうすることにより、優秀な学生に面接に来てもらえる可能性が上がります。

このような点からも一見、事務仕事で関係なく見えるプレゼン力も、人事部には必要です。

人事業務の教育・育成の主な手法を理解しよう!

企業にとって人材は切っても切り離せないほどに重要なことと言えます。

そのためにも、人事業務に必要な教育方法、育成方法などについて色々と理解しておく必要があります。

今回の記事でご紹介した育成方法や求められるスキル等を参考にし、理想的な人事担当者として仕事をまっとうしましょう。

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