- 英語研修とは?
- 英語研修を行う上でのポイント10個
- 英語研修のポイント1:受講者のレベル分けをしっかり行う
- 英語研修のポイント2:実務に結びつくゴールを設定する
- 英語研修のポイント3:コスパの良さを意識した時間設定をする
- 英語研修のポイント4:参加率を意識した時間設定をする
- 英語研修のポイント5:研修の目的をピンポイントで受講者に事前に伝える
- 英語研修のポイント6:グループ学習を取り入れる
- 英語研修のポイント7:学習状況の「見える化」をする
- 英語研修のポイント8:学習成果が披露できる場を作る
- 英語研修のポイント9:研修の担当者と密に連絡を取り合う
- 英語研修のポイント10:研修後も自ら英語学習を続けられるようなモチベーションを育てる
- あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
- 英語研修の依頼先を選ぶポイント3つ
- 英語研修を行う上でのポイントを押さえましょう
英語研修とは?
企業内で行われる英語研修ですが、目標とするレベルは業種によってさまざまです。すべての英語研修について共通していえるのは、グローバルな人材の育成のため、社員が仕事で英語を使いこなせるようになるために行う研修であるということです。
英語研修は失敗しやすいと言われる
しかし英語研修がなかなかうまくいかない、英語研修を行っているにもかかわらず英語を使って仕事ができる人材がなかなか増えない、と悩んでいる企業は多くあります。
なぜ英語研修が失敗しやすいのか、それは日本人が英語を学習し、マスターするには3,000時間もの時間が必要といわれているのに、企業内での英語研修だけではそれだけの時間をクリアできないからです。
英語研修を行う上でのポイント10個
とはいっても、英語研修の時間を単純に増やすというのは現実的ではありません。社内での研修ですから、勤務に支障のない時間で行うのが社員に一番負担のかからない方法です。そうなると時間を増やすどころかさらに時間は限られてきます。
時間を増やせないなら、短い時間の中でどれだけ効果のある学習ができるか、という問題を解決していく必要があります。そのために、英語研修を行う上でのポイントをおさえておきましょう。
英語研修のポイント1:受講者のレベル分けをしっかり行う
事前に受講者のレベル分けをしておく、というのがまず最初のポイントです。
レベル分けをせずにさまざまなレベルの人が同じ英語研修を受けると、その研修で達成したいレベルをどこに設定すればいいのか分からなくなります。
レベル分けするには、社内独自のレベル分けテストを実施してもいいですし、もし社員がTOEICなどのテストを受けているようであれば、そのスコアを参考にしてもいいでしょう。
英語研修のポイント2:実務に結びつくゴールを設定する
企業の中で行われる英語研修ですから、その企業の目標達成に役に立つ必要があります。仕事に関係なかったら、わざわざ企業内で研修をする必要がありません。
研修のゴール地点を実務で役立つところに設定するのも大事なポイントです。
英語研修のポイント3:コスパの良さを意識した時間設定をする
コスパとはコストパフォーマンスの略、つまり費用に対しての効果の度合いのことです。どんなにお金をかけて英語研修をしても、学んだことが受講者全員にきちんと定着しなかったら意味がありません。
ランチタイム直後の眠くなる時間帯や疲れ切っている夕方の時間帯を避けて時間設定をするのがポイントになります。始業前の時間帯が一番おすすめです。
英語研修のポイント4:参加率を意識した時間設定をする
せっかく英語研修を行うのですから、受講対象となっている社員全員がきちんと参加できるようにするというのもポイントです。たとえ研修が複数回にわたる場合でも、参加率が100%になるような時間帯に行いましょう。
英語研修のポイント5:研修の目的をピンポイントで受講者に事前に伝える
先ほど「実務に結びつくゴール設定を」というお話をしましたが、そのゴールを受講者全員に事前にきちんと伝えておきましょう。
「話せるようになる」とか「TOEICのスコアを上げる」というだけの目的では弱いので、どんなことができるようになるのかをピンポイントで伝えて下さい。
たとえば「商品の良さを英語で的確に伝えられるように」「海外の現地スタッフに仕事の手順を英語で教えられるように」といった具合です。
英語研修のポイント6:グループ学習を取り入れる
英語の学習といえば「少人数やマンツーマンの方が効果的なのでは」と思われるでしょうが、企業での英語研修ではなかなか難しいことです。
そこで、大人数で研修を行う良さをあえて活かす、というのも大事なポイントになります。受講者全体をいくつかのグループに分けでグループ学習にすると、お互いに励まし合ったりサポートし合ったりすることができるので、その分上達もしやすくなります。
英語研修のポイント7:学習状況の「見える化」をする
ただ英語研修を受けるだけでは、自分にどの程度英語が身についているか分かりません。自分の英語学習がどのくらい進んでいるのか、どんなことができるようになったのか、逆にどんなことが苦手なのかを、いつでも確認できるシステムを用意しましょう。
受講者自身ができるようになったことがわかれば、仕事の場で実践してみよう、という気持ちになりますし、できないことがわかればそこをピンポイントで相談できます。
英語研修のポイント8:学習成果が披露できる場を作る
学習状況の見える化にもつながるポイントですが、学習の節目節目での成果測定を兼ねて、受講者全員の前で学習成果を披露する場を作るということも効果的です。
全員の前での発表ということでよい緊張感がでますし、他の受講者の成果を見ることで自分の現在のレベルを確認でき、次の目標設定につながっていきます。
英語研修のポイント9:研修の担当者と密に連絡を取り合う
英語研修は外部の語学研修会社に依頼することがほとんどですので、依頼先の担当者と密に連絡を取り合って、社員の英語レベルの現状や研修の目的、時間設定の希望などをこと細かに伝えましょう。
研修の規模や期間によっては長い付き合いになりますので、英語学習に対する知識と情熱を持った信頼できる担当者を選びましょう。
英語研修のポイント10:研修後も自ら英語学習を続けられるようなモチベーションを育てる
すべての企業に共通する英語研修の目標は、受講者が研修後も英語学習を続けられるようにすることです。研修だけでは圧倒的に足りない学習時間も、各受講者の意欲があれば補うことができます。
もっと英語を勉強したい、というモチベーションを育てるには、何よりも「英語は楽しい」と思ってもらうことが大切です。そしてここまでの9つのポイントは、楽しいと思ってもらうためのポイントといっても過言ではありません。
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英語研修の依頼先を選ぶポイント3つ
英語研修を行う上でのポイントをすべてしっかりおさえた英語研修にするためには、研修を依頼する語学研修会社を妥協なく選ぶことです。
依頼先の会社を選ぶためによく見るポイントは3つです。この3つのポイントをおさえておけば失敗しません。
英語研修の依頼先を選ぶポイント1:研修費用と相場
まず研修費用がどのくらいかかりそうか、相場はどれくらいなのか、を知っておくのがポイントです。
企業内での英語研修なら、講師を招待して行うのがほとんどです。講師派遣の料金は1時間10,000円前後が相場ですが、教材費と講師の交通費は含みません。
教材はもともと依頼先に備えてあるものをそのまま使えるのならいいのですが、企業の実務に合わせてカスタマイズするとさらに費用が発生し、1時間50,000円くらいになることもあります。
英語研修の依頼先を選ぶポイント2:講師が自社のニーズに合っているか
どんな講師が来るか、ということも英語研修の成否を左右する重要なポイントです。
たとえば、「受講者全員が英語が苦手というレベルで今回は英語に慣れ親しんでもらえればそれでOK」ということならまだ経験は浅くてもネイティブで明るい人柄の講師であれば十分です。
受講者が上級者レベルを目指しているのであれば、英語教授資格をきちんと持っている講師がいいということになります。
英語研修の依頼先を選ぶポイント3:効果測定のある研修会社かどうか
依頼先が、学習状況を見える化できるシステムをきちんと持っているかどうか、効果測定の適切な基準を持っているかどうか、企業側のニーズに合った効果測定テストの内容をすぐに作ってくれるかどうか、をハッキリ確認しておくことも大事なポイントです。
効果測定の基準を確認することで、コスパの良し悪しも確認することができます。
英語研修を行う上でのポイントを押さえましょう
英語研修失敗の大きな原因は、何といっても時間のなさです。学習時間のなさを補うためのポイントをしっかり押さえれば、英語研修は必ず成功します。
研修の目的をハッキリさせ、受講者全員が「どこを目指しているのか」「どのレベルにいるのか」をきちんと把握できるようにしましょう。
短時間でも効率的に学べるようにすれば、すべての受講者が英語を「楽しい」と感じ、その後の英語の上達と企業全体の成長につながります。