マインド醸成とは?
ここでは、マインド醸成についてみていきます。マインドとは、心の持ち方、ありようのことをいいます。マインド醸成の意味は、「心の持ち方を作り出すこと」です。ビジネスシーンではマインド醸成はとても大切になってきます。
ビジネスマインドは、ビジネスシーンにおいて必ず必要になってくる心の持ち方です。マインド醸成は、新入社員、営業部門など、それぞれの立場で違ったものになります。具体的にみていきましょう。
新入社員のマインド醸成
まずは、新入社員のマインド醸成です。新入社員は、入社した後、各部署に配属される前に研修があります。研修期間に、マインド醸成に関するプログラムを取り入れているところが多いです。
マインド醸成は主に、目的マインド、挑戦マインド、責任マインド、学習マインド、柔軟マインドの5つに分かれています。この5つのマインド醸成についての研修を受けます。5つのマインドがあれば新入社員は成長するといわれています。
営業部門のマインド醸成
次に営業部門のマインド醸成です。営業に必要なマインドは、最後まであきらめないという気持ち、スピード感を持った対応力、笑顔、誠実さ、決断力、リーダーシップなどたくさんあります。これらのマインドは、どの業界の営業部門にも共通していえることです。
これらのマインドを持ち合わせていれば、自信をもって営業に出かけることができます。
入社3年前後のマインド醸成
次に入社3年前後のマインド醸成についてみていきます。入社3年目を迎えるころには、フォローアップ研修などを行うところが多くあります。新入社員の時とは違った角度からのマインド醸成が必要です。
働くことの意義やその根本にあるものは何なのかを考え直すことが、入社3年前後のマインド醸成につながっていきます。
マインド醸成のポイント8つ
ここからは、マインド醸成のポイントをみていきます。どんなポイントをおさえれば、マインド醸成につながっていくのか、結果を出せるのかを詳しくみていきますので、ぜひ参考にしてください。
マインド醸成のポイント1:パラダイム転換について
パラダイムとは、ものの見方やとらえ方のことをいいます。パラダイム転換とは、ものの見方、とらえ方を変えて結果をかえていこうとすることです。結果を出すこともできる人は、パラダイムを変えることができる人です。
パラダイムを転換できない人は、自分自身の既成概念にとらわれて、思い込みが事実として認識されてしまいます。その結果、仕事においても成果が挙げられないという事態に陥ってしまいます。
マインド醸成のポイント2:自律について
自律とは、自分の考え方を律することです。人間は、自分にとって不都合な事実には顔をそむけたくなる習性があります。
このような場合においても、結果を出せる人は、自分の感情に流されることなく、自分の考えを律することによって、適切な判断を下すことができます。
自律する際に必要になってくるのが、良心、自覚、想像力、意志の5つです。この5つを持ち合わせてこそ自分の考え方を律することができます。
マインド醸成のポイント3:オーナーシップ
オーナーシップとは自分に任された仕事を自分のものと認識し、自分なりの工夫をして成果につなげることをいいます。仕事の依頼を受けたと同時に、自分がその仕事のオーナーになり、責任をもって職務を全うしていきます。
オーナーシップを上手に発揮できる人は、短時間で成果を出すためには、何が必要か、何が必要でないかの取捨選択がうまくでき、効率よく仕事をこなしていける人です。
マインド醸成のポイント4:向上心をもつ
向上心をもつことは、マインド醸成において大事なポイントになります。成果を出せる人と出せない人の違いは、向上心があるかないかの違いともいえるでしょう。
向上心をもって物事に取り組む人は、同時に楽観的な思考を持ち合わせている部分もあり、成功することが多いといわれています。逆に向上心がなく固定観念にとらわれこだわりが強いと成功しないでしょう。
マインド醸成のポイント5:自己肯定感をもつ
自己肯定感とは、自尊心のことです。自尊心とは、自分の人格を大事に思う気持ちのことです。他の人から認められることで自己肯定感が高まっていきます。自己肯定感が高まれば、良い結果が出せるというプラス方向のマインド醸成につながっていきます。
自己肯定感が低ければ、プラス方向のマインド醸成につながりません。どうせ自分なんて、という自己否定感は捨て去り、自分ならできるとい意識を持つことが大切です。
マインド醸成のポイント6:自己効力感をもつ
自己効力感とは、自分から能動的に働きかけることで、何らかの効果が起こる、自分には能力があると感じ取ることです。自分が何かを行ったことで、他の人から認められる、感謝されるということが、自己効力感につながっていきます。
仕事をしながら、自己効力感を身に付けていくことは、マインド醸成においてとても大事な要素になってきます。
マインド醸成のポイント7:良いとおもったら実行する
マインド醸成のポイントとして、良いと思ったら実行するということが挙げられます。頭で考えていることを実行に移すと、失敗することもあるでしょう。しかしながら、すぐに実行することで、問題点がはっきりし、解決策もすぐにたてられます。
すぐに実行する人の方が、失敗をおそれて動かない人よりも成功が近いといえるでしょう。早期に問題を解決することによって、プラス方向のマインド醸成につながっていきます。
マインド醸成のポイント8:失敗を恐れない
失敗を恐れないことも、マインド醸成における大事なポイントです。考えていたことを実行にうつしたとしても、思いどおりの結果にならないこともあります。しかし、失敗を恐れていては、なかなか行動にうつせず、結果も出せません。
失敗を恐れず、目標達成のために努力し続けることが、プラス方向のマインド醸成につながっていきます。
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マインド醸成を行う上で大切なこととは?
ここからは、マインド醸成を行う上で大切なことをみていきます。これまでマインド醸成を行う上でのポイントを見てきましたが、大切な部分を見落としてしては、マインド醸成の効果も半減してしまいます。
大切な部分を見落とさないためにも、今一度、マインド醸成とは何かを考えていきましょう。
本質志向の働き方
マインド醸成を行う上で、本質志向の働き方を身に付けることがとても大切です。仕事への良い意味でのこだわりを持ち、喜ばれる仕事をしようという気持ちを高揚させるためにも、本質志向の働き方が重要です。
研修などでも、本質志向の働き方を身に付けるプログラムが行われています。自分の仕事を多角的な視点から見つめなおし、良い点は伸ばしていき、問題点は解決策を考えていくといプログラムで、今後の自分に役立てていきます。
自分の役割の認識
マインド醸成を行う上で、自分の役割を認識することが非常に大切です。自分の仕事について、自分の役割を認識することは、他の人からの意見を聞き出すことでもあります。
人の意見を聞くことによって、今までの自分になかった考えを初めて知ることになり、問題点だった部分に解決策が見つかるでしょう。この流れこそが、自分の役割の認識につながっていきます。
自分の役割が強く認識できれば、マインド醸成がうまくいきます。
マインド醸成で働き方を見直そう
ここまで、マインド醸成についてみてきました。マインド醸成は、ビジネスにおいて、とても大事な事柄です。マインド醸成をうまく行えば、仕事が良い結果につながってきます。良い結果につながれば、働き方も見直すチャンスにもなります。
マインド醸成は、周囲の人にも伝わると言われています。上司の心の在り方は、部下にも影響を与えます。プラス方向のマインド醸成を行い、良い職場環境を築きましょう。