リーダーシップ能力を高める研修がある!?
仕事をしていると自分より後から入ってくる後輩の教育係を任されることが増えたり、部署内で少し位の高い位置に配属されることがあります。そんな時に、どのように部下を引っ張っていけばいいのか、分かりますか。
いわゆるリーダーシップと呼ばれる能力が求められるシーンで上手く立ち回れない人向けに、リーダーシップ研修という研修があります。
リーダーシップ研修とは
リーダーシップ研修は、外部の企業が開催している研修に参加する場合と自社で行われるものがあります。どちらの場合も、部下の力を引き出しチームの業務効率を上げることが大きな目的となっています。
昔は仕事ができる上司に憧れ、部下が頑張ることが多かったのですが、時代の変化からか、部下の能力を引き出すことができる上司が求められる時代になりました。今回は後者をメインにリーダーシップ研修についてご紹介いたします。
リーダーシップ研修の目的4つ
リーダーシップ研修には4つの目的があります。業種や役職によって、強く求められるものは異なりますが、どれかを蔑ろにしてもいい訳ではありません。この4つの目的から求められる4つの能力をすべて伸ばすことが重要です。
では、具体的にどのような目的、能力を伸ばす必要があるのか見ていきましょう。
リーダーシップ研修の目的1:メンバーを引っ張る必要性を認識
まず一つ目はメンバーを引っ張る必要性を認識することです。チームリーダーが仕事ができなかったりいい加減な人だと現場の志気は下がる一方です。メンバーが信頼できるリーダーであることが大事です。
そのためにリーダーシップ研修では、自分が部下だったらどのような上司が良いかなどを考え理想を明確にします。今まで以上に真摯な態度で仕事に取組む必要がありますし、理想の上司に近づく努力が必要です。
リーダーシップ研修の目的2:コミュニケーション能力を高める
二つ目の目的はコミュニケーション能力を高めることです。どれだけ仕事ができる上司だとしても、話しかけづらい、質問をすれば怒ってくる上司だとチームメンバーのモチベーションは下がり、仕事の効率も落ちます。
例えば休憩室であった時に軽い雑談ができる上司ですと、嫌な仕事も少しは気が楽になりますし、楽しく会話ができる職場だと空気も明るくなります。チームリーダーにはムードメーカー的な役割も求められています。
リーダーシップ研修の目的3:管理職の能力をアップさせる
三つ目の目的は管理職の能力を向上させることです。リーダーということは何かしらの管理職についている場合が多いです。管理職はチーム全体の仕事の進捗具合を確認し、修正が必要であれば軌道修正していく事が仕事です。
仕事のできない上司についていく部下はいません。自分の仕事を正確かつ迅速に行うことによって部下をフォローできる時間も増えますし、管理職としての能力を向上することはリーダーにとって必要不可欠です。
リーダーシップ研修の目的4:リーダーのあるべき姿を把握
最後の目的はリーダーのあるべき姿を把握することです。最初の目的でも触れましたが、リーダーシップ研修では自分が部下だったらどのような上司が好ましいかを考えることが多いです。
リーダーのような上に立つ人物に求められるものは、どうするべきかではなく、どうあるべきかである場合が多いです。どのような人物がリーダーに相応しいか見つめなおすことによってリーダーシップを身に着けることができます。
リーダーシップ研修の3つの内容
リーダーシップ研修の目的をご紹介しましたが、具体的にどのような内容の研修なのでしょうか。社内で研修する場合と、外部の企業が開催している公開講座に参加する場合と、パソコンを使って研修する場合があります。
それぞれどのような内容になっているのかご紹介いたします。
リーダーシップ研修の内容1:社内での研修
まずは社内での研修の場合です。繁忙期ではない場合や新しくリーダーに昇進する場合に行われることが多く、強制参加になることが多いです。社内での研修だと、具体的に会社の方針や現場の上司が求めているものが明確になりやすいです。
チームリーダーの場合、一番現場に近い管理職となるため現場の声や進捗状況を見ながら会社の方針に沿うように行動する必要があります。
リーダーシップ研修の内容2:公開講座での研修
続いて公開講座の場合ですが、他の企業が日時や場所を決めてネットなどで募集していることがほとんどです。会社からの指示がない限りは自由参加で、一般的にリーダーと呼ばれる人がどうあるべきかが学べます。
業種別の研修を行っていたり、対象の役職が明記されている公開講座がほとんどですので、今の自分に合っているものを探し出し参加しましょう。他社のリーダーも参加しているため、意見交換などができるのも魅力的です。
リーダーシップ研修の内容3:パソコンを使って研修
最後にパソコンを使った研修です。研修やマネジメントを生業としている企業が販売しているテキストや動画などの資料を見ながら自分で学ぶ研修になります。この研修は講師がそばにおらず、すぐに質問ができなかったりモチベーションが探しやすいのが難点です。
ですが、自分のペースで好きな時間に好きな場所で何度でも学ぶことができるため、忙しいリーダーには向いていると言えます。
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リーダーシップ研修で身に付けられる能力5つ
リーダーシップ研修を受講することによって身に着けられる能力は大きく分けて5つあります。ではどのような能力が身に着けられるのか順番にご紹介いたします。これらをすべて身に着けられるとより良いでしょう。
リーダーシップ研修で身に付けられる能力1:チームをまとめる能力
一つ目はチームをまとめる能力です。リーダーシップ(leadership)とは、統率力のことを指しており、その名のとおりチームを統率する能力がリーダーには求められています。チームをまとめる能力は、下記の能力を持っていると自然に身につく場合が多いです。
やるべき事が不明瞭なままチームをまとめようと意気込んでも難しいでしょう。下記の能力を身に着けて伸ばしていくと自然とまとめた方が分かってきます。
リーダーシップ研修で身に付けられる能力2:マネジメントする能力
マネジメントは「管理」と訳すことができます。現場を管理することがリーダーの仕事となっているため、部下がどのように動いているのか把握し、状況によって修正することが必要不可欠です。
マネジメント能力はチームリーダーとしてだけではなく、後にさらに上の管理職に就いた時に重要な能力となります。
リーダーシップ研修で身に付けられる能力3:コミュニケーション能力
リーダーシップ能力が高い人はコミュニケーション能力も高い人が多いです。中には仕事だけできるリーダーもいますが、現代ではコミュニケーション能力も必須となっています。また、コミュニケーション能力の向上はリーダーシップ能力を抜きにしても重要です。
自分より上の管理職と話すシーンでもコミュニケーション能力が高いと円滑に業務の進捗状況を伝えられたり、クライアントとも友好な関係が築ける場合があります。
リーダーシップ研修で身に付けられる能力4:正しい評価をする能力
リーダーシップ能力を向上させるには、正しく評価する人物である必要があります。入ったばかりの社員に難しい案件を振る上司はリーダーシップがあると言えません。部下を正しく評価し、部下の能力に見合った業務を振れてこそリーダーです。
チームとして功績を残すためにも、リーダーシップを発揮し部下の能力を理解し、活かすことが必要です。
リーダーシップ研修で身に付けられる能力5:効率化する能力
先ほどの項目と少し重複しますが、リーダーシップは部下だけのためのものではありません。リーダーシップ能力を向上させることは会社への貢献にも繋がります。チームメンバーの得手不得手、進捗状況を正しく理解し仕事を効率化する事もリーダーの大事な仕事です。
リーダーシップ研修を受講して皆をサポートできる人材になろう
いかがでしたでしょうか。リーダーシップ能力は仕事を活性化させるために必要な能力だとわかったでしょうか。リーダーシップ能力はただ闇雲に業務をこなしていても身に着きにくいため、リーダーシップ研修を有効活用すると良いでしょう。
部下のため、会社のためになるのはもちろん、コミュニケーション能力なども身に着くため私生活でも役に立つことでしょう。リーダーシップ能力を身に着けて、必要とされる人材になりましょう。