OJTの手法と進め方を徹底解説!研修成功のコツ3つと失敗の原因

人材育成

OJTとは?

OJTとは、新入社員や部署が異動になった社員に対して、企業や組織の中で実務に取り組みながら行う育成方法の事を言い、「On the Job Traning」を略した言葉です。

異動もしくは配属されてきた社員に、必要となる知識やスキルを育成担当者が身に付けさせていくことにより、業務や部署でやっていくための能力を付けて、独り立ちさせる目的で行われます。

Off-JTとの違い

OJTと並ぶ研修方法にOff‐JTというものがあります。Off‐JTとは、職場から離れ、別室などでセミナー形式の研修を行い、座学で仕事に必要な能力を養っていく方法を言います。企業などによっては、外部から講師を招くことなどがあります。

また、Off‐JTの重要性は日本のみならず、海外の有名企業などでも認知されており、実際に研修に取り入れている企業も多く存在します。

OJTの手法と進め方

OJTは実務に取り組みながら行われる手法であるため、内容によってその成否が左右されます。ただやみくもに仕事をしながら教えるのではなく、どうすれば相手が業務の内容を理解し、身に付けることができるのかも考えなくてはいけません。

には4つの手法があり、いずれの手法についても、極力業務に支障を出さず、相手が1日でも早くスキルを身に付けられるようにする工夫が必要となります。

手法1:Show(やってみせる)

まず最初の手法は、教えるべき仕事、あるいは割り当てる仕事をやって見せることが挙げられます。

業務に直結するOJTは、実際の業務を見せながら教える最良の機会でもあります。人材育成のためにも、教えるべき仕事を知っていて、良い見本となる手法ができる人選が必要となります。

何事にも最初が肝心とは言いますが、OJTにおいても同じことが言えます。

手法2:Tell(説明する)

次に、割り振るべき仕事を進める手法や内容について説明することが挙げられます。やっている仕事をただ単にを見せるだけでは、相手が見てるだけで終わってしまうことも考えられるので、仕事についての説明も必要となります。

ここで重要になって来るのが、誰が教えるのかということになります。見本となる仕事の手法ができるだけでなく、仕事の内容をよく知っていることも、OJTの人選には重要となってきます。

手法3:Do(やらせてみる)

やって見せ、説明した後の次簿段階には、実際にやらせてみることが続きます。最初は誰もが初心者なので、いきなり教えたことが完璧にできるという思い込みは捨て、上手く行かない箇所があることを前提で、やらせて見せることがポイントです。

上手くできた時に褒めることはもちろん、上手く行かなかった時は、頭ごなしに注意するのではなく、どこを改善すればよいのかなど、ポイントを押えた注意の仕方を心掛けましょう。

手法4:Check(評価・追加指導)

OJTを進める手法の中でも、欠かせないポイントが評価や追加指導です。OJTを実施する前に実施内容を共有し、実施後に何ができ何ができなかったかについての確認をし、評価を行います。

できなかったことについては、何が原因なのか、できていない場合がどのようにして挽回するかなどといった追加指導なども必要となって来ます。

このようなフィードバックを行うことは、OJTの対象者だけでなく教育係にもプラスとなります。

OJTを成功させるための3つのコツ

OJTは業務と並行しながら行うため、業務に支障が出ないようにしながら社員を育成するという現場にとっては難しい側面を持っています。研修を行う部署の忙しさによって、進む度合いにばらつきが発生すると言ったことなどのないように、配慮する必要があります。

次に、OJTを成功させるための3つのコツについて解説します。

コツ1:目的を明確化させる

まず第一に挙げらるのが、目的の明確化です。

教える側と教わる側の双方に、OJTを行う目的や目標を明確にさせ、OJT終了後には教わる側がどのような業務がひとりでできるようにするのかといった明確なゴールの設定を行いましょう。

コツ2:計画的に進める

ふたつめに挙げられるのが、計画的に進めることです。

短期間で効率的にスキルを習得させるには、実施期間や具体的な業務スケジュールなどの計画をきちんと練っておく必要があります。

また、教わる側の個人差によっては計画どおりいかないことも考えられるので、遅れが発生した場合は、原因や対応策を練る機会を設けることも考えましょう。

コツ3:継続的に行う

OJTは一度きりで終わらせるのではなく、一定の期間内で継続的に進めることがポイントです。

業務の中には、少し教えただけで修得できるものもあれば、繰り返し教えないと習得できないものもあります。OJTは修得に時間が掛かる業務の現場でほど必要とされることも多いので、場合によっては、OJT終了後もOJTの延長線上にあるということを意識しましょう。

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OJTが上手くいかない3つの原因

OJTを進める4つの手法や3つのコツを押えながら進めたものの、その成果が思うように出なかったという事も、現実には少なくありません。

計画的に行われ、手法も完璧なはずなのに、OJTの成果が思うように出ないと感じる時には、次にあげる3つの原因が考えられます。いずれの問題も、OJTを行っていく上で、落とし穴となりやすいものですので、注意が必要です。

原因1:教わる側が業務の意図を理解していない

教わる側が業務の意図を理解していない場合、手法やコツを掴んでいても、OJTが上手く行かない原因として考えられます。

業務の意図を理解していないのは、教える側に問題があるのか、教わる側が理解できないのか、いろいろな原因が考えられますので、OJTをフィードバックする場において、原因を確認する必要があります。

原因2:教える側の能力や意欲に依存してしまう

OJTには、教える側の能力や意欲によって成否が決まって来ると言う側面を持っており、指導体制が十分に整っていない場合は、より顕著にそのような傾向が現れます。

指導体制が十分に整っていない場合は元より、整っている場合でも教える側の能力や意欲に依存した状態でOJTを実施した場合は、指導者によって成果が左右され、思うような結果の出ないことも考えられるので、注意が必要です。

原因3:一度きりの研修で終わる

業務を進めながら教えていく手法において、教える側が簡単な業務だからと思い、一度きりの研修で終えてしまう場合も注意が必要です。

教える側にとって簡単な業務であっても、教わる側にはその業務が簡単であるとは限りません。また、業務に対して不慣れな場合は、予測していないミスの発生も考えられるので、OJT研修は一度きりではなく、繰り返し行う必要があります。

OJTとOff-JTを上手く使い分けて人材育成を成功させよう

多くの会社で実施される社員研修の手法でありながら、OJTとOff‐JTは進め方の手法や押さえるべきコツやポイントに違いがあります。

いずれの手法も、業務に必要なスキルを身に付けさせて戦力化させる狙いがあり、研修内容の性質や効果によってOJTあるいはOff‐JTに振り分けられて実施されるものなので、上手な使い分けをし、人事育成を行いましょう。

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