新入社員研修は何をするべきか?研修のカリキュラムの項目例10コ

人材育成

新入社員研修とは

自分が勤務する会社のことをどういうのか、自分の上司のことを社内と社外ではどのように使い分けるか、電話応対の仕方など先輩たちからみれば分かりきったことでも新卒者などは意外と知らないものです。基本的なことを新入社員研修のカリキュラムに取り入れていくのもいいでしょう。

新入社員、と聞くと新卒者の社員という印象をうけがちですが、中途採用の社員も新入社員にあたります。ここでは新卒者の新入社員を対象にみていきます。

新入社員研修とは“戦力になる社員”を育てる手はじめの研修でもありますが、まずはしっかりとビジネスの基本などを学んでもらう場でもあります。

新入社員研修を行う目的

新入社員も新たな生活への期待に胸を膨らませているでしょう。それと同時に会社や企業側も職場を活性化をさせるという意味においても新たな人員が組織に加わることは望ましいことです。

組織に属する中で「何をするべきなのか」「何をしてはいけないのか」などを具体的に新入社員に理解してもらう絶好の機会が新入社員研修であり、新入社員が社会人としての考え方や新しい価値観、ビジネススキルを学ぶのが目的です。

新入社員研修で教えるべきスキル

新入社員研修で教えるべきスキルとして以下のようなものが挙げられます。
・社会人としての基礎知識
・会社や企業の組織の一員としての立ち振る舞い
・主体性、リーダーシップ力の向上
・一般的なビジネスマナー
・会社や企業の業務内容に沿ったスキル

新入社員研修のカリキュラムは決まったものはありませんが、どのようなこと学んでほしいのかを考えて決めるといいでしょう。

新入社員研修のカリキュラムの内容例10選

具体的にどのような新社員研修のカリキュラムを組めばいいのかを、「ビジネスマナー」「リーダーシップ研修」「経済知識の研修」といった新入社員研修のカリキュラムの内容例ごとに紹介します。

新入社員研修のカリキュラムの内容例1:ビジネスマナー

新入社員研修のカリキュラムを組む時、ビジネスマナーの時間を多くとる企業や会社も増えています。

学生時代にはある程度、許されることもあるでしょう。ですが一旦、就職すると周囲からは社会人として見られます。その時、マナーを知っているのと知らないのとでは本人だけではなく、その人が所属している会社や企業にも影響が出ることがあります。

ビジネスマナーのカリキュラムは新入社員研修に取り入れましょう。

新入社員研修のカリキュラムの内容例2:リーダーシップ研修

リーダーシップと聞くと何人かのグループの中で中心となっていく人物をさすことが多いですが、新入社員研修では“全員がリーダーシップを発揮”できるようにカリキュラムを決める会社や企業もあります。

これは幹部候補となってからリーダーシップを発揮できるようにしていたのでは遅いからです。

この研修では“目的達成”“集団行動の維持”などの項目をとおして、リーダーシップは全員が発揮するもの、ということを学んでもらいましょう。

新入社員研修のカリキュラムの内容例3:経済知識の研修

経済知識の研修はそれ程必要に感じるカリキュラムではなでしょう。ですが、世界的な経済知識までとはいかなくても、日本国内の経済状況を知っておくことは営業などの部署の場合は特に必要となってきます。

こういった意味からも、その時々の経済情報を知るスキルを身に着けておくことは社会人としてもプラスになります。

新入社員研修のカリキュラムの内容例4:コンプライアンス研修

コンプライアンスとは“法令遵守”という意味です。これは法律をよく守るというよりは会社や企業・組織の決まり事などを守るという意味合があります。

新入社員研修のカリキュラムでコンプライアンス研修を行うことは非常に大切なことだといえます。

最近では特に問題視をされているセクハラやパワハラなどのハラスメント防止のため、また会社や企業の情報漏洩を避けるためなど研修すべき内容ですのでカリキュラムにとりいれましょう。

新入社員研修のカリキュラムの内容例5:OJT

OJTはOn the Job Trainingの略称で営業や技術、接客など現場に出て実技をとおして業務内容などを学ぶカリキュラムです。

じっと座って話を聞く座学だけでは分からないことも実際に体験してみると理解が深まりやすくなります。

また、この研修をとおして新入社員の得手不得手がハッキリわかるなど、研修を行う側にもメリットがある内容ですのでカリキュラムに取り入れる会社や企業が多くなっています。

新入社員研修のカリキュラムの内容例6:社内に対してのマナー

社内の人に対してのマナーが守れていれば、基本的には取引先など社外の人に対しても通用します。反対に社内に対してのマナーがきちんとできない人に、大切な取引先の対応を任せることには不安があります。

新入社員が「社内に対してだからこれくらいでいいや」などということにならないように、基本をしっかりと研修でおさえていくことは大事なことです。

新入社員研修のカリキュラムの内容例7:社外に対してのマナー

社外に対してのマナーと聞けば難しく捉えがちですが社内に対してと同じく、まずは基本が大切です。

自分が勤務している会社や企業のことをどのように言えばいいのか、自分の上司のことを社内と社外ではどのように使い分けるか、電話応対の仕方など先輩たちからみれば分かりきったことでも新卒者などは意外と知らないものです。

基本的なことを新入社員研修のカリキュラムに取り入れていくのもいいでしょう。

新入社員研修のカリキュラムの内容例8:コミュニケーション研修

新入社員研修のカリキュラムの中で必要性が感じられない可能性はありますが、実は大切なカリキュラムです。

最近の傾向として、仲が良い人たち以外には無関心である、ということが挙げられますが、社会人ともなれば、仲が良い友人ばかりの中で仕事をするわけにはいきません。

自分が苦手とするタイプの人ともうまく付き合っていけるコミュニケーションの取り方などを研修するのがこのカリキュラムの目的です。

新入社員研修のカリキュラムの内容例9:自己管理

一般的に言われる自己管理とは主に次の4点です。
・体調の管理
・時間の管理
・感情の管理
・モチベーションの管理

以上の4点は、それぞれ個別でみるとそんなに難しくはありません。体調管理ならば普段から気を付けているという人もいるでしょうし、タイムスケジュールはきちんとしていないと気が済まないという人いるでしょう。

気を付けたいのは、これらの項目をバランスよく維持できるようにすることです。

新入社員研修のカリキュラムの内容例10:グループワーク

OJTとは違い、一緒に研修を受けているメンバーでグループを作り、グループや個人個人がたてた目標に対してどのように取り組んでいくかなどディスカッションをしてもらうのもいいでしょう。

目標を共有することにより、コミュニケーションもとれ“同期”という横の連帯感も生まれやすくなります。

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新入社員研修のカリキュラムの注意点は?

新卒で新たな環境に身を置くことになる新入社員は期待に胸を膨らませたり、反対に緊張でガチガチになっていたりと実にさまざまな人がいます。そういった状況で行われる新入社員研修では講師の側にもスキルや注意点を求められます。

具体的には次の2点に注意をして研修カリキュラムを組むようにしましょう。

目標を具体的にする

新入社員研修のカリキュラム内容にかかわらず、目標を具体的にすることは大切です。ただ、座って研修を聞くだけではどうしてもダラダラとした雰囲気になってしまうこともあります。

ですが、はじめにキチンと個人目標をたてておけば、その目標をクリアするためにどのようにすればいいのか、どう動けば効率よく目標を達成することができるのか、など自分で考えて行動を起こすことができるキッカケにもなりえます。

一時的な盛り上がりを優先させない

新入社員研修のカリキュラムの序盤に漫談的な話をしたり、最近ではマジックを披露する講師もいます。いわゆる「つかみはOK」という状況にして研修を行いやすくするためです。ここで気を付けたいのは「一時的な盛り上がりをさせない」ということです。

一時的な盛り上がりはその場限りになりやすくなり研修終了後には結局何も内容は記憶に残らない、ということになりかねません。

それでは研修を行った意味がなくなるので気をつけましょう。

新入社研修のカリキュラムの例を参考にしよう

新入社員研修のカリキュラムは会社の業務内容に沿った内容にするか、そうではない内容にするかは新入社員研修の担当者の腕の見せ所です。

今まで挙げてきたカリキュラムの内容例は参考です。各会社や企業の業務内容によって新入社員研修のカリキュラムも変わってきます。

工夫をして自信をもって、新入社員研修のカリキュラムを決めてください。

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