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2019年09月17日

キャリアパス作りに必要な物3つ|キャリアパス運用の注意点

キャリアパスとは人事用語のひとつであり、キャリアアップのための道筋のことを指します。キャリアパスを作成し用いることで、必要な経験やスキルを明確化し、モチベーションを向上させることが可能です。今後の仕事人生を豊かにするためにキャリアパスを作り上げましょう。

キャリアパス作りに必要な物3つ|キャリアパス運用の注意点

キャリアパスとは

キャリアパスとは人事用語のひとつであり、キャリアアップのための道筋のことを指します。主に企業内において、昇給・昇進するためにはどのような業務経験や過程が必要であるかを明確にするために、存在するモデルです。

そのためキャリアパスを明確にすることは、個人のモチベーションを上げるだけではなく、企業の人材育成においても、非常に重要な役割を持っています。

キャリアパスの必要性

キャリアパスを用いて、キャリアアップのための道筋や目標の水準を明確にすることは非常に重要です。企業がキャリアパスを示すことにより、社員はどのようなスキルを身に付けるべきか、また会社にどのように貢献するべきかを、正しく把握することができます。

結果としてキャリアパスは、社員ひとりひとりのモチベーションを高めるだけではなく、企業全体の生産性を向上させることが可能です。

キャリアプランとの違い

キャリアパスが企業内にて限定された計画であるのに対し、キャリアプランは自分自身がどのような仕事人生を歩むかといった広い範囲での計画を指し示します。

企業と個人(自分自身)といった違いはありますが、仕事人生全体を指し示すキャリアプランを「キャリアパスを広く表現した言葉である」と捉え、使用する場合もあります。そのため同じ意味合いとして用いられるケースも少なくありません。

キャリアデザインとの違い

キャリアデザインはキャリアプランと同じ意味合いで用いられることの多い言葉です。キャリアデザインのキャリアは「人生」という意味を持ちます。そのためキャリアデザインは「個人の人生設計」を指す際に使用されるケースが多いです。

キャリアパス、キャリアプラン、キャリアデザインの3つは意味が似通っており非常に複雑です。キャリアデザインも広義においては企業の福利厚生のあり方を指し示すため、注意が必要です。

キャリアパス作りに必要な物3つ

キャリアパスを設定することは個人・企業に関わらず、非常に重要です。適切で明確なキャリアパスを作成することで仕事人生は豊かになります。

この項目では、個人で取り組むことのできる、キャリアパス作りに必要な物3つをそれぞれ項目毎にまとめています。キャリアパス作りの参考になれば幸いです。

キャリアパス作りに必要な物1:業務の適正

キャリアパス作りに必要な物のひとつとして、自分自身の業務適正を正しく知ることが挙げられます。大き過ぎる目標は達成までに時間が掛かり、モチベーションの維持が非常に困難です。

キャリアパスは身近で実現可能なものから定めることをおすすめします。また、実現可能なキャリアパスを作成するためには、自分自身の強みや何にやりがいを感じるのかを分析し、正しく理解することが必要です。

キャリアパス作りに必要な物2:転職市場での評価

キャリアパスを作成することは、現在だけではなく、今後の転職の際にも役立ちます。

転職を視野に入れていない場合でも求人情報は、自分自身の業務適正からどのような目標を設定するべきかを知るための手掛かりになります。求人情報の募集要項には、応募のために必要なスキルや経験が具体的に書かれていることが多いです。

転職市場では即戦力が求められます。今後必要なスキルや身に付けるべき経験を知るためにも求人情報には目を通すべきです。

キャリアパス作りに必要な物3:キャリアのゴール

キャリアパス作りの際に必要なものとして、キャリアのゴールを設定することが挙げられます。ゴールを明確に定め、設定することはモチベーションを維持する上で非常に重要です。

ゴールを明確化することにより、挫折や方向性を見失うといった可能性を大きく下げることができます。また挫折のリスクを軽減するために、設定するゴールは出世や成功といった大きく曖昧な目標ではなく、最初は小さく達成しやすい目標から始めることをお勧めします。

キャリアパスを支援する企業例4つ

キャリアパスを実現するためには、個人の取り組みや努力だけではなく、企業の支援も重要となります。企業がキャリアパス実現のための適切な環境を整えてくれているかどうかで、実現のやめの難易度が変わるといっても過言ではありません。

この項目では、厚生労働省実施のキャリア支援企業表彰より、優れた事例であると表彰された4社についてをそれぞれまとめています。

キャリアパスを支援する企業例1:株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ

株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、情報サービスを取り扱う企業です。社員のキャリアパス支援を行うために企業内に「キャリアデザインサポート室」が存在します。

キャリアパス支援は正規社員・非正規社員問わずに対応しており、面談により数年後の目標から、それまでに取得すべき資格に向けての勉強計画やキャリアアップのための研修計画までを立てることが可能です。

また、面談内容は企業内で分析され企業全体が個人をサポートするための体制を整えています。

キャリアパスを支援する企業例2:大和証券株式会社

大和証券株式会社は知名度の高い証券会社のひとつです。年に2回、自己申告制にて社員ひとりひとりに手厚いキャリアパス支援を行っています。そのため、半年毎に自分自身のキャリアパスを見直すことが可能です。

支援の内容は、資格の費用補助からマネジメント研修、講座まで幅広く取り扱っております。大和証券株式会社は厚生労働省に表彰されたキャリア支援企業の中でも、キャリアパスを実現するための環境が整ってる企業であると言えます。

キャリアパスを支援する企業例3:株式会社玄

株式会社玄は理容業・美容業を取り扱う会社のひとつです。正社員・非正規社員問わず、面談にて勤務の日数や時間の要望を聞き、社員が育児や介護と両立しながら働くことのできる環境を目指しています。

その他にも、資格や技術取得のために掛かる費用を会社が支援したり、業務時間内に自主参加型の訓練を行ったりと多くの取り組みを行っています。株式会社玄は個人ひとりひとりが、キャリアパスを実現するための環境が整えられています。

キャリアパスを支援する企業例4:社会福祉法人みずほ厚生センター

社会福祉法人みずほ厚生センターは、一人ひとりの尊厳を守り「共育・共生」の地域づくりに貢献する、という経営理念を基に活動する企業です。正規職員・非正規社員、それぞれに合わせキャリアパスを支援を行っています。

キャリアパス制度も充実しており、働きながら資格が取得できるような環境整備、また資格取得者には報奨金支給もあります。女性を積極的に管理職に採用しているのも特徴のひとつです。

キャリアパス運用の注意点2つ

キャリアパスを作成したり、支援したりすることは個人だけではなく企業にもメリットがあります。

目標を明確化することにより、個人ひとりひとりのモチベーションが上がり、企業の生産性を向上させることが可能です。そのためキャリアパスは積極的に取り入れていくべきであると言えます。

しかしながら運用にあたり、注意するべき点も存在します。この項目ではキャリアパス運用の際の注意点2つをまとめています。運用の際の参考になれば幸いです。

キャリアパス運用の注意点1:現状把握と検討

キャリアパス運用の注意点のひとつとして、正しく現状を把握するということが挙げられます。特に企業としての理想が高過ぎる場合は、キャリアパス運用が上手くいかないケースが多いです。

また、社員にスキルの向上や資格取得といったキャリアパスを一方的に押し付けるべきではありません。キャリアパス運用を効率的に行うためには、現状を把握し、企業の求める人材像と社員ひとりひとりの目標が同じである必要があります。

キャリアパス運用の注意点2:期待と現実をかい離させない

キャリアパス運用の2つ目の注意点として挙げられるのは、「期待と現実をかい離させない」ということです。キャリアパスを実現するためには個人の努力だけではなく、企業の状況も重要となります。

例えば社員が企業の設定するキャリアパスの条件を満たしたにも関わらず、昇進できないということになれば、必ず不満を持ちます。そのため、企業は不満を出さないためにも、しっかりと責任を持ち実現可能なキャリアパスを提示する必要があります。

企業に合ったキャリアパスを策定しよう

いかがだったでしょうか。現在、終身雇用や年功序列といったシステムが崩壊し、働き方の多様化が進んでいます。

その中で、企業と社員のあり方を一致させるキャリアパスは非常に重要です。明確な目標はモチベーションを上げるだけではなく、仕事人生を豊かにします。また、ひとりひとりの成長が企業の業績向上や生産性の向上に繋がります。

キャリアパスを作成し、その実現に向けて努力しましょう。

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