大手IT企業の特徴を徹底解説!
大手IT企業の多くは、本社のほかにたくさんの子会社を持ち、年間の売上も約1兆円以上と非常に収益の多い企業がほとんどです。子会社が多いため従業員数も多いのが特徴です。また、大手IT企業は収益が多いため年収も非常に高いのも特徴のひとつです。
日本国内には大手IT企業がどれくらいあるかご存知でしょうか。有名な企業ではソニーやパナソニック、日立製作所など誰しもが耳にした事のある企業となっています。
世界の大手IT企業7社
世界の大手IT企業7社について紹介していきます。ここで紹介する大手IT企業は、インターネットを使用する人なら、誰でも知っている企業であるグーグルやMicrosoft、IBMなどを含む会社を取り上げます。
世界の大手IT企業1:IBM
世界の大手IT企業1つ目はIBMです。IBMはアメリカに本部を置く、コンピューターの関連製品などを提供する企業です。1911年6月にチャールズランレットフリント氏によって設立されました。
現在の従業員数は約35万人を超え、子会社は40社以上もある大企業となっています。年収を見てみると、日本IBMの平均年収は約940万円となっています。
世界の大手IT企業2:Microsoft
世界の大手IT企業2つ目はMicrosoftです。パソコンを使ったことのある人なら知っている企業でしょう。パソコンソフトのWindowsを作った会社であり、今では世界中の人が使用するWindowsなどを開発している会社です。
Microsoftは1975年4月4日アメリカで設立されたこの会社は、今では全世界で約13万人を超える大企業へと成長しました。
世界の大手IT企業3:HP Enterprise
世界の大手IT企業3つ目はHPEnterpriseです。
HPEnterpriseはヒューレットパッカードエンタープライズの略で、アメリカに本部におくIT企業になります。ヒューレットパッカードエンタープライズはコンピュータ関連製品の開発や製造販売などを行うヒューレットパッカードが分割した会社の1つです。
2015年に設立された会社ですが、従業員数は25万人を超え昨年の売上が3兆円を超える一大企業です。
世界の大手IT企業4:Oracle
世界の大手IT企業4つ目はOracleです。Oracleはアメリカを本部に置き、公的機関や民間法人などビジネス用途に特化したソフトウェア会社です。年間の売上が約380億ドル、2011年からの売上は一貫して約300億ドルも超える、安定した収益のある企業です。
Oracleの従業員数は約13万人、日本オラクルという子会社もあります。日本オラクルの平均年収は約1,000万円となっています。
世界の大手IT企業5:Accenture
世界の大手IT企業5つ目はAccentureです。Accentureは1989年に設立された、アイルランドに本部を置く総合コンサルティング会社です。従業員数は約47万人以上もいる大企業です。
Accentureには約30社を超える子会社を抱えており、安定した収益を生み出している企業でもあります。2014年から2018年までの売上の平均は、約355億アメリカドルとなっています。
世界の大手IT企業6:Linkedin
世界の大手IT企業6つ目はLinkedinです。Linkedinはアメリカのシリコンバレーにある企業で、ビジネスに特化した世界的なSNSサービスを提供する会社です。SNSの登録者数は約5億人を超え、子会社は16社もあります。
従業員数は約1万人となっており、平均年収は約3,000万円となっています。年収は約1,800万円から約4,000万円と幅がありますが、大手IT企業の中でも高いほうでしょう。
世界の大手IT企業7:Google
世界の大手IT企業の7つ目はGoogleです。スマートフォンやパソコンなどのデバイスを日常的に使っている人は世界中に多く存在しています。ロゴマークが浸透している企業で、1998年にアメリカで設立されました。現在40社以上の子会社があり、売上は約15兆円となっています。
スマートフォンでGooglePlayアプリを使用する人も多いでしょう。今の私たちの生活に欠かせないIT企業、それがGoogleです。
日本の大手IT企業5社
日本の大手IT企業5社について紹介していきます。
インターネットの回線などでも有名なNTTや、パソコンやスマートフォンのメーカーとしてポピュラーな会社である富士通、ネット通販や銀行で馴染みのある楽天、大手住友商事グループの会社であるSCSK、パソコンメーカーなどで知られるNECの5つの企業についてそれぞれ紹介します。
日本の大手IT企業1:NTTデータ
日本の大手IT企業1つ目はNTTデータです。NTTデータは1988年5月に設立されたデータ通信やシステムの構築事業を行っており、146億ドルもの売上がある大手IT企業となっています。
40社以上の子会社を持ち、従業員数は約12万人となっています。顧客管理や文書管理などのビジネスアプリケーション、人工知能やGPSなどのテクノロジー、ネットワークなどのITインフラや運用が主なサービスとなっています。
日本の大手IT企業2:富士通
日本の大手IT企業の2つ目は富士通です。
1923年に関東大震災が起こった日本では、電信設備や電話設備に多大なダメージをくらい、国をあげて新しい機械を投入し電話設備を一から作ることとなりました。そこで活躍したのが、当時交換機や通信機器の輸入販売を行っていた富士電機製造株式会社でした。
富士通は従業員数14万人を超える大企業で、私たちの生活に必要な電子機器の製造を担っている会社でもあります。
日本の大手IT企業3:楽天
日本の大手IT企業3つ目は楽天です。楽天は1997年に三木谷浩史氏が創設した会社であり、インターネットショッピングの先駆けとなった会社です。
現在ではネット通販のほか、ネットバンクや野球チーム、書籍通販、旅行サイトなど買い物から銀行、遊びまですべてを網羅した大企業になっています。
日本の大手IT企業4:SCSK
日本の大手IT企業4つ目はSCSKです。SCSKとは住友商事グループのIT企業です。SCSKは1968年10月に創業された会社で、現在の会社名SCSK株式会社になったのは2011年ごろです。
おもにシステム開発やITインフラ構築、ITマネジメント、ITハードやソフト販売までビジネスに必要とされるサービスを提供する会社です。従業員数は約1万人となっています。
日本の大手IT企業5:NEC
日本の大手IT企業5つ目は、NECです。NECは東京港区に本社を構える電機メーカーです。1899年に創設され、日本で初めての外資系企業でもあるのがNECです。創業者である岩垂邦彦氏は、エジソンの会社でエジソンとともに働いた日本人でもあります。
NECはパソコン機器製造としても有名で、企業や官公庁などで多く使用されている企業でもあります。ほかにはプロジェクターやソフトウェアなどが製造されています。
世界の大手IT企業売上ランキングTOP5
世界の大手IT企業の売上をランキング形式で5つ紹介していきます。上位には、世界的に有名な大企業であるMicrosoftやIBMがランクインしています。
もっとも低い売上は約3兆円から、もっとも高い売上は約10兆円以上もの売上を出しており、どのIT企業も年々成長していることが伺えます。
世界の大手IT企業売上ランキング5位:HPEnterprise
世界の大手IT企業売上ランキング第5位は、HPEnterpriseです。昨年のHPEnterpriseの売上は、約308億アメリカドルとなっています。HPEnterpriseは約50社近くの子会社を持つ大企業です。
2017年の売上は約288億ドル、2016年の売上は約501億ドルとなっており、収益の増減の幅が大きいですが、約280億ドル以上もの売上を出せる大企業でもあります。
世界の大手IT企業売上ランキング4位:Oracle
世界の大手IT企業売上ランキング第4位はOracleです。Oracleの昨年の売上は約400億アメリカドルとなっており、日本円にして約4兆円となっています。
Oracleの売上は、2001年から2003年まで売上は約100億ドルとなっていましたが、2007年からは約200億ドルを超え、2010年から約300億ドルを超えるようになりました。年々収益も増加し、安定している傾向が強い企業でもあります。
世界の大手IT企業売上ランキング3位:Accenture
世界の大手IT企業売上ランキング第3位はAccentureです。Accentureの昨年の売上は約416億アメリカドルとなっており、日本円で約4兆円となっています。
また、2015年の売上は約330億ドル、2016年の売上は約347億ドル、2017年では約367億ドルとなっており、右肩上がりで収益が伸びていることが分かります。
世界の大手IT企業売上ランキング2位:IBM
世界の大手IT企業売上ランキング第2位はIBMです。
IBMの昨年の売上は約796億アメリカドルとなっています。さらに年代別に売上を見てみると、2014年の売上は約928億ドル、2015年の売上は約817億ドル、2016年の売上は約799億ドル、2017年の売上は約791億ドルとなっています。
年代別に見てみても、収益に大幅な増減のない安定した企業といえます。
世界の大手IT企業売上ランキング1位:Microsoft
世界の大手IT企業ランキング第1位はMicrosoftです。Microsoftの昨年の売上は約1,104億アメリカドルとなっています。2017年の売上は約900億ドル、2016年では約853億ドルとなっています。
2017年以前の売上をみても1,000億ドルを超える収益にはなっていません。売上が1,000億ドルを超えたのは昨年が初めてで、これからの収益も順調に増えていきそうな企業です。
日本の大手IT企業売上ランキングTOP5
日本の大手IT企業の売上をランキング形式で5つ紹介していきます。テレビやパソコン、家電などジャンルが多岐に渡る商品を開発し、日本に住む私たちに欠かせない生活家電や電子機器などを開発している企業がほとんどです。
大手のIT企業が世界で売上争いになっているなか、日本のIT企業は独自の切り口でサービスや製品を製造し販売することで、他の国の企業との差別化を図っています。
日本の大手IT企業売上ランキング5位:パナソニック
日本の大手IT企業売上ランキング5位はパナソニックです。
昨年のパナソニックの売上は約8兆円となっています。パナソニックは、生活家電だけでなく美容家電なども製造販売しています。その中でもパナソニックの美容家電は大変人気で、独自で開発したナノイーイオンが発生するドライヤーは累計1,000万台を突破しました。
その他空気清浄機や洗濯機、電子レンジなどパナソニックが製造する人気の製品はたくさんあります。
日本の大手IT企業売上ランキング4位:ソニー
日本の大手IT企業売上ランキング4位はソニーです。昨年のソニーの売上は約8兆6,657億円となっています。ソニーの売上の有数は主にゲーム関係となっており、プレイステーションのゲームソフトなどの収益が多いです。
プレイステーションのゲームは月間40本以上の新作を販売しており、売上に繋がっている理由でもあります。その他パソコンやテレビ、カメラ、ヘッドフォン、ワイヤレスイヤホンなどを製造しています。
日本の大手IT企業売上ランキング3位:ソフトバンクグループ
日本の大手IT企業売上ランキング3位はソフトバンクグループです。昨年のソフトバンクグループの売上は約9兆円となっています。ソフトバンクグループは1981年に創業し、スマートフォンなどの携帯端末の販売や、ネット通販などのヤフーの運営などの事業展開をしています。
ソフトバンクグループの子会社は約700社を超え、関連会社は約100社以上もある巨大企業となっています。
日本の大手IT企業売上ランキング2位:日立製作所
日本の大手IT企業売上ランキング2位は、日立製作所です。1910年に設立された日立製作所は、昨年約9.5兆円の売上を出しています。従業員数は約30万人となっており、子会社は約50社以上もあります。
日立製作所は日本の家電メーカーの代表的な存在でもあり、キッチン家電や生活家電、美容家電など私たちの生活に欠かせない製品をたくさん製造しています。
日本の大手IT企業売上ランキング1位:日本電信電話
日本の大手IT企業売上ランキング1位は日本電信電話です。日本電信電話は1985年に設立され、NTTグループの持ち株会社でもあります。昨年の売上は約11兆円となっており、大手IT企業の中でも有数クラスの売上となっています。
2018年での従業員数は約28万人となっており、約40社以上の子会社を持ち、大手携帯会社であるドコモも子会社のひとつです。
世界と国内の大手IT企業の特徴をつかんでおこう
今回は世界のIT企業7社と国内5社について紹介しました。世界のIT企業の売上ランキングも紹介しましたが、いかがだったでしょう。
国内のIT企業も世界のIT企業も、どちらも売上が多く、これからも発展していくと感じる人も多かったでしょう。IT企業に興味を持って、就職活動や転職を考えている人は、いろいろな情報を考査しながら検討していくと良いでしょう。