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2019年05月30日

出向時の費用や給与に関する疑問4つを解説|そもそも出向とは?

出向という言葉を聞いたことがありますか。出向と転勤と長期出張は似たようなことに感じる方も多いでしょうが費用負担など含めて全く異なります。ここでは出向とは何か、また出向では費用負担はどちらになるのか、出向時の給与支払いはどうなるかについてみていきます。

出向時の費用や給与に関する疑問4つを解説|そもそも出向とは?
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そもそも出向とは?

出向という言葉を知っていますか。会社員であれば一度は聞いたことがあるでしょう。この出向とは、会社の業務命令でもとの企業から子会社やグループ企業など別会社の業務に従事するということで、出張や転勤とは違う扱いで、一般的に期限つきで実行されます。

ここでは、出向をした場合の指揮命令権がどこにあるか、出向と派遣の違いや出向と転勤の違い、出向にかかる費用負担はどちらになるのかについてみていきます。

指揮命令権は出向先にある

出向した場合には、出向元と出向先のどちらに指揮命令権があるのでしょうか。出向した場合には、基本的には出向先企業の一員となり、もともと所属していた会社の仕事を担当することはなくなるため、指揮命令権は出向先にあります。

出向とひとことでいっても、どういった扱いで出向しているかにより企業側の受け取り方は変わります。たとえば、出向を出世のステップとする企業もあれば、左遷とする企業もあるからです。

出向と長期出張の違い

出向と長期出張の違いは所属先にあります。長期出張では会社の一員として出張先の業務に携わりますが、出向では出向元ではなく出向先に転籍するため所属先が出向先になります。

長期出張ではそれを言い渡した会社に属しつつ、出張先で社外業務を行い、目的達成後にはもとの会社に戻ります。一方、出向では出向先に転籍して所属するため、特に元の勤務地に戻るという予定はありません。

出向と転勤の違い

出向と転勤の違いも所属先になります。前述のように出向の場合は所属先は出向先になりますが、転勤の場合には同じ会社の別の勤務場所で働くため特に転籍はしません。

転勤は飽くまで同じ会社の社外業務であり、転勤後に別の勤務地で働くことになるということです。ただし、現在住んでいる住居から通勤可能な別勤務地に変わる場合には転勤ではなく、勤務地変更となります。

出向と派遣の違い

出向と派遣の違いは、契約関係になります。出向の場合はもとの会社の経営者と労働者の雇用関係があり、出向元と出向先において出向契約が行われています。

対して、派遣では使用者として権利や責務は派遣元にあるものの、労働者への権限は派遣先にあります。派遣の場合には使用者は派遣元で派遣先には使用関係のみが存在しているのに対し、出向の場合は使用者は出向先の会社となります。

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出向に関わる費用はどちらの会社が負担するのか

出向した場合には、長期出張や転勤と違い所属先は出向先になります。長期出張や転勤の場合には会社に所属しつつ出張先や転勤先の仕事をするために、それにかかる費用は所属する会社が負担するのが一般的です。

では出向に関わる費用については、出向先と出向元のどちらの会社が負担するのでしょうか。ここでは、出向における費用負担は出向先か出向元のどちらが行うのかについてみていきます。

基本は出向先の会社が負担する

出向した場合は、基本的には出向先の会社が出向に関わる費用を負担します。税務上、給与に関する課税はどこに労働を提供した結果の給与かをもとに行われるため、出向に関わる費用負担に関しても一般的にそのような扱いになります。

ただし、出向に関わる費用を出向元が支払うか、出向先が支払うかについては法的に特に定めはなく、出向すると決まったときの取り決めによっては出向元が費用を負担する場合もあります。

会社次第では元会社が払うケースも

出向に関わる費用は基本的には出向先が負担しますが、会社次第で出向元の会社が出向に関する費用を負担するケースもあります。出向者の給与や出向に関わる費用の支払いに関する取り決めをしている場合は、費用負担をするのが出向元でも出向先でもどちらでも大丈夫です。

ただし、出向者が出向先企業役員となっている場合の役員報酬については損金扱いとなり、出向先がその費用を支払うのが一般的です。
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出向の費用や給与に関する疑問4つ

出向の場合は出向先に籍を置くのが一般的ですが中には出向元に籍を置いたまま出向することもあります。給与や費用をどちらが負担するかについては特に決まりはなく、出向元と出向先のどちらでも費用や給与を負担できることになります。

では、出向を拒否したい場合には拒否できるのでしょうか。また、出向した場合の給与水準はどちらに合わせるのでしょうか。ここでは出向の費用や給与に関するいくつかの疑問についてみていきます。

出向の費用や給与に関する疑問1:出向拒否することはできるのか

出向を打診された場合に、出向を拒否することはできるのでしょうか。原則的に出向とは合法的な業務命令にあたります。社員は正当な理由なしには業務命令に従わなければならず、基本的には出向を拒否することはできません。

しかし、就業規則や雇用契約書に出向の可能性があるとの記載がなく突然に決まった場合などは拒否することができます。また出向により著しく労働条件が低下する場合なども出向拒否することができます。

出向の費用や給与に関する疑問2:給与水準はどちらに合わせるべきか

出向した場合には費用負担を出向先が行うのと同じく、一般的に出向先の給与水準に合わせて給与額が決定します。出向者は基本的に他の出向先の社員と同じく、出向先の就業規則に従うことになるからです。しかし、必ずしも給与水準が出向先と同じではありません。

中には経営不振によって立て直しのために出向するというような場合もあり、その場合は出向元の給与水準に合わせて給与や賞与が支払われます。

出向の費用や給与に関する疑問3:出向者の給与はどちらの会社が負担するのか

出向の費用や給与に関してですが、出向者の給与は出向先で支払われるのが一般的です。出向先でフルタイムで働く場合は、基本的に出向先が給与を支払います。ただし、その場合は税法上は出向先で損金扱いで会計処理することになります。

また、出向者給与や出向に関わる費用は一般的には出向先企業が払いますが、どちらが費用や給与を支払うかの取り決めをすることで、出向先と出向元どちらが支払っても問題はありません。

出向の費用や給与に関する疑問4:出向先に転職することはできるのか

出向した場合に、出向先に転職することはできるのでしょうか。出向先にそのまま転職することを禁止する直接的法律は存在しません。しかし、その他の法律上ルールを考えれば、出向先にそのまま転職するというのはあまりよくありません。

それは、出向先が現在勤める会社と競合関係にある場合に社員のノウハウや会社の情報が流出して、元の会社へ被害が及ぶことがあるからです。

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出向で発生しうるトラブル6選

出向は転勤や長期出張と違い、出向先企業の就業規則に従います。また所属についても一般的には出向先と雇用契約を結び出向先が所属先となります。出向はそのように契約形態が異なるためトラブルが発生しやすいです。

では、出向で具体的にどういった内容のトラブルが発生するのでしょうか。ここでは出向で発生しうるトラブルを6つご紹介します。今後、出向する予定のある方は、トラブルを回避するためにも確認しておきましょう。

出向で発生しうるトラブル1:出向後の労働条件が当初と変更される

出向で発生しうるトラブルとして、出向後の労働条件が当初と変更されるということが挙げられます。出向の場合には出向先の賃金や残業代、休憩時間や休日、有給休暇などの労働条件が聞いていたものと違うということがあります。

たとえば、当初は残業がない、有給も年10日以上使えると聞いていたのに残業があり有給も全く使えないというような場合です。このような労働条件の違いは出向におけるトラブルになりやすいです。

出向で発生しうるトラブル2:出向手当てがなくなる

出向で発生しうるトラブルに出向手当が出るといわれていたのに出してもらえないということが挙げられます。出向を命じられた際に出向期間は出向にかかる費用などを考慮し、出向手当が支給されると説明される場合があります。

しかしそれにもかかわらず、実際に出向先に行って働いたときに出向手当がつかないというケースになります。また、実際に出向先に行って聞いていた給与よりも少ないという場合にもトラブルになりやすいです。

出向で発生しうるトラブル3:出向後の待遇が悪い

出向で発生しうるトラブルに出向後の待遇が悪いということが挙げられます。出向する場合にはあらかじめ待遇についての取り決めは行ってから行くでしょうが、あまり細部まで取り決めていなかった場合には出向してからトラブルになる可能性があります。

出向後の待遇が当初想定していたものより著しく悪いことも十分ありえます。その場合には、出向者と出向先とのトラブルに発展することも少なくないでしょう。

出向で発生しうるトラブル4:出向期間が当初の期間と異なる

出向で発生しうるトラブルに出向期間が当初の期間と異なるということが挙げられます。当初は「出向してから最長で2年」と聞いて就業規則や雇用契約にもそのように記載していたのにもかかわらず、2年経っても出向元に復帰する話に全くならないというようなケースです。

出向してから当初の契約よりも期間を延長するような場合には、改めて雇用契約を見直すなどの対応が必要になります。

出向で発生しうるトラブル5:元会社復帰後の待遇が悪くなる

出向で発生しうるトラブルに元会社復帰後の待遇が悪くなるということが挙げられます。例えば出向することが決まった際に出向後に出向元へ復帰した場合には昇進し、昇給すると聞いていたのにもかかわらず、実際に出向元に復帰しても昇進も昇給もないというケースです。

出向すると決定した当初の話と違うということで、出向していた人と出向元会社でのトラブルになる可能性は高いです。

出向で発生しうるトラブル6:全く違う業種への出向命令

出向で発生しうるトラブルに、全く違う業種への出向命令ということが挙げられます。それまでに培った技術や経験を活かせる出向先であれば、更なる飛躍が期待できるでしょうが、全くの異業種への出向は大変負担が大きいです。

年齢にもよりますが、一からのやり直しということですから、出向後よほど努力を積まなければついていけない方も多いでしょう。場合によっては出向が肩たたきの意味を持つ可能性もあります。

出向の費用に関して正しく理解しよう

いかがでしたか。出向は長期出張や転勤と違い、出向先との雇用契約を結び出向先に所属するために、出向先の就業規則に沿って仕事をします。また最初の取り決めによりますが、出向先から給与をもらう場合も多いです。

出向した場合の費用がどこから出るのかについては、出向前にきちんと確認しておくようにしましょう。また、一般的な出向はどういった契約で、だれが雇用しているのかという関係性についても理解を深めましょう。
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