おすすめの目標管理ツール13選|目標管理が分かる書籍5冊

人事制度

目標管理制度とは

「目標管理制度」とは企業組織などの人事管理手法の1つであり、個人が自ら目標を設定し主体的に実行や進捗管理を行うマネジメントツールです。

目標管理という言葉は、1950(昭和25)年頃に米国の経済学者ドラッカーが提唱したマネジメント手法の概念ですが、英語の頭文字をとって一般的に「MBO(Management By Objectives)」と呼ばれていますが、正確には「目標による管理」という意味です。

目標管理ツールを使うメリット

「目標管理ツール」を使うメリットは、一言でいえば「設定した目標と実施結果が容易に比較できる」などに効果的な人事管理ツールといわれています。

目標管理ツールは、目標と実施結果の容易な対比といったメリット以外にも、事業部門などの組織や個人の「自己統制に効果がある」「モチべーションが向上する」「潜在能力が引き出せる」などがあげられます。

効率化しよう!おすすめの目標管理ツール13選

市販の目標管理ツールはさまざまな種類がありますが、それぞれどのような特徴や違いがあるのでしょうか。以下におすすめの目標管理ツール13選について紹介いたします。

ちなみに、目標管理ツールの大きな特徴は、個々の従業員が自ら業務目標を設定し上司に申告しますが、その上で設定された目標が適正でかつ妥当であるかについて、上司とすり合わせを行って最終決定するプロセスを踏みます。

1:評価ポイント

目標管理ツール「評価ポイント」は、ビジネス版LINEのなどSNSを活用したリアルタイムのフィードバックが可能なシステム設計となっています。

そのような使い勝手の良さから、採用事例は大手の製造業から幼稚園や保育園、あるいは医療関係やコンビニなど民間企業や各種団体と非常に多岐に亘って採用されています。

2:カオナビ

目標管理ツールの「カオナビ」は、クラウド上でフレキシビリティー溢れる人事評価制度の運用が可能です。

人事担当者や管理者は、社内システムの煩雑な運用業務から開放されて本来業務に時間を割くことができます。また、社員のプロフィールを入力することで、社員個々人の特性(スキル・性格・特技など)を知ることができるため、人事管理(異動や昇格など)に効果的なシステムといえます。

3:MBO Cloud

目標管理ツール「MBO Cloud」は、個人の目標や成果を評価システムと連動して活用できるため、人事部門では適正で効率的な達成度評価が可能となります。

MBO Cloudの目標管理ツールを導入することによって、人事部門においては効率的に適正な評価が可能となり、全社活動の計画・実行・評価・改善というP・D・C・Aサイクルを回しことで、確実な成果に結びつけることができます。

4:HITO-Link パフォーマンス

目標管理ツール「HITO-Link パフォーマンス」は、OKR(Objective Key Result)という「目標と主要な成果」の概念をベースとし、リアルタイムで情報交換ができる優れたマネジメントシステムです。

HITO-Link パフォーマンスの特徴は、上司と部下の1対1の対話や週報を通して進捗度の見える化を実現しているため、リアルタイムで組織目標の方向性を共有しながら活用できます。

5:タレントパレット

目標管理ツール「タレントパック」は、現状の評価シートを単にシステム化するばかりでなく、将来を見据えた人事評価制度の改定にも柔軟な対応を可能としました。

タレントパックの目標管理ツールの特徴は、人材活用にマーケティング思考を取り入れることによって、人材の発掘・意思決定のエビデンス・効果的なパフォーマンスなどの、中長期的な人事戦略を科学的に推進するシステムとして活用できます。

6:HR-Platform「目標管理・人事評価」

目標管理ツール「HR-Platform 目標管理・人事評価」は、会社の部門目標と個人目標を連動させたシステム設計であり、目標管理の進捗状況を一覧化しメンバー同士で共有することを可能としています。

HR-Platfomの目標管理ツールの特徴は、「カスタマイズの柔軟性」「プロセスの見える化」「データ集計の自動化」にありますが、これによってシステムの運用業務の負担軽減と大幅な時間短縮が可能となります。

7:HITO-Talent

目標管理ツール「HITO-Talent」は、人材発掘・人材育成・適正配置などの計画的な人材育成と併せ、優秀人材のリテンションといった戦略的な人事政策の構築を支援しています。

HITO-Talentの目標管理ツールの特徴は、「実務に即応した機能」「アクセス権限などのセキュリティー対策」「マニュアル不要の操作性」などが挙げられ、導入することによって組織と個人の持続的な成長が期待できます。

8:ゼッタイ!評価

目標管理ツール「ゼッタイ!評価」は、クラウドシステムの人事評価「コンピテンシークラウド」と一体化し、人事考課のウエイト配分を設定した賃金計算と連動させるシステムになっています。

9:MINAGINE 人事評価システム

目標管理ツール「MINAZINE 人事評価システム」は、従来のエクセル上に分散されていた煩雑な人事評価を一元化したシステムとなっています。

MINAZINE 人事評価システムの特徴は、「カスタマイズ対応」「クラウドで一元化」「進捗度の可視化」などが挙げられますが、定量的な数値目標と定性的な行動目標を2軸で評価するシステムであり、異動や組織変更にもスムーズに対応できます。

10:HRBrain

目標管理ツール「HRBrain」は、クラウド上で面談記録や目標管理を行う仕組みであり、さまざまな目標管理のテンプレート選択することによって、完全自動の下で評価者別やスコア別などの切り口でデータの見える化を実現します。

11:cove

目標管理ツール「Cove」は、管理分門・事業部門・チーム・個人としてのOKR(主要な成果)が容易に管理できます。

なお、Coveの目標管理ツールは、日報的に日々の進捗具合を記入したり進捗度(%)を更新することによって定量化したレポートを作成することが可能です。

12:Smart Company

目標管理ツール「Smart Company」の特徴は、「業務目標の設定から達成度評価までの業務フロー」「達成した成果の評価結果の集計や補正」「評価結果の本人へのフィードバック」などが挙げられます

そのことによって、目標の設定から達成度評価まで一連のシステムとして一元管理することができます。

13:P-TH

目標管理ツール「P-TH」は、評価情報は全てデータベースに蓄積したところに特徴があります。

P-THの目標管理ツールは、全てのデータを一元管理したことによって「人事評価の準備に手間が取られてしまう」「忙しくて面接時間が取れない」「評価結果の分布状態を事前に把握しておきたい」などの問題を一挙に解決することができます。

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目標管理が分かる書籍5冊

目標管理ツールの導入に際しては、既存の人事管理システムの問題点を把握・分析し、自社のニーズに適合したシステム選定をしなければ大きな成果に繫がりません。

ここでは、目標管理ツールのシステムを選定する際の参考として「目標管理がわかる書籍5冊」を紹介いたしますので、気になった書籍があれば「Amazonで見る」ボタンを押下して内容の詳細を確認してみてください。

1:目標管理の教科書

本書の「目標管理の教科書」は、ノルマ主義に陥らないMBOの正しいやり方について解説した目標管理の教科書です。

本来の目標管理の原点に立ち返り、本人が意欲的に目標作りに参画し達成過程を自主的に管理することで、自己成長を促すためにリーダーがなすべきこと丁寧に解説しています。

この本の内容を理解することによって、組織内のコミュニケーションが活性化し個人や組織の能力開発につながる目標管理を学ぶことができます。

《カスタマーレビュー》30代、IT企業の社員です。うちの会社は、目標と、目標の難易度×達成度の式を、人事評価のネタに使っています。そのあり方に疑問を抱いていたところ、Lifehackerで紹介されたこの本と出会いました。

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2:目標管理実践マニュアル

本書「目標管理 実践マニュアル」は、小さな会社でも直ぐに使える成果と賃金・待遇が直結する目標管理を実践するためのマニュアルです。

新人からベテランまでの従業員の仕事に対する意欲を高め、目標達成に向けた能力の高い組織力を作るための管理手法を本書は一から教えてくれます。

本書は、特に逆境に立ち向かっている中小企業の経営者や、人事担当者に目を通して貰いたい一冊です。

《課す棚-レビュー》業務で参考にしました。特に、評価体系との組み合わせ方にまで踏み込んで、実例をもとに解説している8章が参考になります。意外と、評価と目標管理を具体的にどう関連づければいいか、まで解説している本がないんですよね。テンプレートも充実していてGOODです。

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3:チームで最高の結果を出す目標管理

本書「チームで最高の結果を出すマネージャーの習慣」は、誰もが知りたいと感じていても誰も教えてくれないチーム・マネジメントの47の秘訣について、超実践的なマネジメント術を伝授してくれます。

多くの組織が「できる少数人材とその他の人材の2極化」の問題を抱えていますが、能力が高いチームを作るために必要なマネージャーの行動習慣に目を付け、徹底解析を行いその秘訣を詳細に解説しています。

《カスタマーレビュー》流石、小林一光さんです。今年も我がチームは良い結果を残す事が出来ました。何度も読み返し、実践のスキルアップをしていきたいと思います。

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4:最新目標管理(MBO)の課題と解決がよ~くわかる本

本書「目標管理(MBO)の課題と解決がよ~くわかる本」は、MBOの課題を解決するための「正しい目標設定」「達成力ために必要な手法」「P・D・C・A管理者の役割」「評価の仕方」などを手ほどきする指南書です。

本書は、せっかくMBOを導入したのに上手く活かせないため悩んでいる、経営者・管理者・推進担当者に対し、失敗の原因を分析し成功するためのポイントに焦点を当てた解説書です。

《カスタマーレビュー》図が多くて分かりやすいし、実例など共感出来て読みやすいです。

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5:人事評価&目標管理の基礎: 自治体職員の評価力を高める

本書「人事評価&目標管理の基礎」は、自治体の管理職レベルを対象にした新たな人事評価制度における人事評価と目標管理の基礎知識を伝授する一冊です。

地方自治体においても能力や実績を基づいた人事制度が導入されていますが、能力や実績は必ずしも「成果主義」を意味しているわけではありません。本書は、より公平で公正な人事評価制度の有効活用を推奨するところに狙いがあります。

目標管理ツールを導入して業務を効率化させよう!

本来のMBOの概念は、人の能力・性格・特性で判断するのではなく、成果や結果に着目した「目標による管理」であり、管理者が部下の「目標を管理する」ことではありません。

日本において「目標管理制度(MBO)」が導入されたのは、昭和40年代と昭和60年代の2回ですが、いずれも失敗しています。その後は「結果重視」「ノルマ主義」「成果主義」などの汚名を返上し、「自己申告制度」と呼び名を変えて定着しています。

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