後から入ってきた人の方が給料が高いことがある
後から入ってきた人の方が給料が高いことがあります。自分の方が先に入ったのだから給料が高いのは当たり前と考えている人にとって、後から入ってきたのに給料が高いのは許せないとの気持ちになるでしょう。
そんな後から入ってきた人の方が給料が高いことがある原因について2つピックアップし、ご説明します。
初任給は世の中の経済状況に左右されやすい
初任給は世の中の経済状況に左右されやすいので後から入ってきた人の方が給料が高いことがあります。
世の中の経済状況が良ければ、後から入ってきたとしても給料が高くなります。経済状況が良いからその時にいい人材を確保したいと余裕ある企業は高い給料を出し、人材を募集します。
逆に、経済状況が悪ければ初任給は低くなります。初任給が高くなるのも、低くなるのも、その年の状況により、数万円の差が出るでしょう。
後輩より給料が安い状況が続くこともある
後から入ってきた後輩より給料が安い状況が続き、給料が高いことにならない状態になってしまうことがあります。
給料が安くなってしまう状況が続くのは、後輩の方が会社にとって使える存在だからという場合が多く、先輩よりも仕事が確実に、素早くできるからそれに見合う高い給料を支給します。
いくら先に就職して働いている先輩であったとしても、後輩よりも使えない人材であれば給料は上がらず、安い状況が続いてしまうでしょう。
後から入ってきた人の方が給料が高い理由8つ
何年も前から会社に就職し、仕事をしてきたというのに、後から入ってきた人の方が給料が高いとかなりショックを受ける人も多いのではないでしょうか。
何歳も年下の人は経験が浅いというのに給料が高いのではやる気も失うこともあります。そんな後から入ってきた人の方が給料が高いのはなぜか、その理由を8つご紹介します。
理由1:企業が求める資格を持っている
企業が求める資格を持っているから後から入ってきた人の方が給料が高いことがあります。企業で求める技術の資格がある人の方が頼みたい仕事を的確に、素早くこなすことができると雇う側は考えます。
実際に、専門的な知識を取り入れた人の方が質のいい仕事ができますので、給料を高くしてまで人材の確保に努めることが多いです。
資格を持っていると専門的な知識があるから使えると考えた企業は、働いてほしいと高い給料にします。
理由2:給料が安くて人が集まらない
給料が安くて人が集まらないので後から入ってきた人の方が給料が高いでしょう。人材がすぐに欲しいというのに、一人も応募がないと困った企業は、給料を高くして募集しようと考えます。
ですが、面接にきた人は、求めている資格がないだの、企業に相応しい人ではないと感じた時、資格とやる気のある人を募集したいと感じ、給料を高くして求人を出します。ですから企業が求める人であれば、後から入ったとしても給料が高いでしょう。
理由3:ヘッドハンティングで採用
企業にとって、一人でも優秀な人材を集めたい場合、ヘッドハンティングをして、いい人材を確保するので後から入ってきた人の方が給料が高いでしょう。
求人を出しても優秀な人材が集まらないとき、企業は色々な企業に行き、少しでも優秀な人材を確保するためにヘッドハンティングします。
どうしても自分の会社に強くきてほしい場合、高い給料を掲示してヘッドハンティングするので、後から入ってきた人の方が給料が高くなります。
理由4:年齢が高い
年齢が高いので後から入ってきた人の方が給料が高いことがあります。年齢が30代40代であったとき、さすがに20代の社員よりも給料が低いではプライドが傷つき、企業で働き難いと感じるでしょう。
年齢が高い人は結婚している人も多く、家族を養わないといけないですし、老後のことも考えて貯金をしなければなりません。
再就職も難しい年齢が高い人の生活と将来を考えた企業は、給料を高くしなければと考えて高くします。
理由5:実力のある転職者
実力のある転職者だから後から入ってきた人でも給料が高くなります。給料が高いのは前の企業でかなりの実績を残し、実力と能力を兼ね備えた実力者であるから企業は少しでも高い給料を掲示し、企業に貢献してくれそうな実力者をヘッドハンティングします。
実力のある転職者には企業は金を惜しまず、人材を確保して、すぐに実力を発揮して業績を上げるために貢献してほしいと感じ、後から入ってきた人の方の給料を高くします。
理由6:良い大学を出ている
いい大学を出ているので後から入ってきた人の方が給料が高いでしょう。いい大学に入ればそれだけ質の高い勉強をしますから、難しい仕事もこなせる人材になると企業は考え、いい人材を確保するために後から入ってきた人の給料を高くします。
良い大学に入ることで専門的な知識を多く学び、身につけることができます。そのため企業は高い給料を掲示して、我が社で働いてほしいと考え、後から入ってきた人でも給料を高くします。
理由7:大学院を卒業している
大学院を卒業しているので後から入ってきた人の方が給料が高いでしょう。大学で色々なことを学び、知識を身につけていますが、さらに学び、専門的なことを深く追求する大学院を卒業している人は企業に必要と考えます。
大学院を卒業している人は頭もキレますし、計算も素早くでき、文章力も発想力も豊かと感じる企業はこぞって高い給料を掲示して、人材を確保したいと考えるので、後から入ってきた人でも給料が高くなります。
理由8:世の中の平均給与との調整
世の中の平均給与と調整するので後から入ってきた人の方の給料が高いでしょう。長年、低い給与のままで多くの社員を雇い、働かせてきた企業は、自社の給与が平均の給与よりも安いと感じた時、平均にするために後から入ってきた人の給与を高くして調整します。
現在の世の中の平均給与をチェックして、かなり低いと感じた時、後から入ってきた人の給料を前から働いていた人の給料よりも高くし、調整します。
後輩との給与格差に納得できなければ転職することも一つの方法
後から入ってきた給料が高い後輩との給与格差に納得できずにイライラして働く人もいるでしょう。イライラしながら働いても、質のいい仕事ができないこともあります。後輩との給与格差に納得できなければ思い切って転職することも一つの方法です。
給与格差を見直さない企業は、この先も見直すことなく低い給料のままで社員を働かせることが多いから見切りをつけて、もっと社員を大事に考えて給料が高い企業に転職してみましょう。
転職するメリット3つ
転職したいけど、メリットなどあるのかなと感じる人も多いのではないでしょうか。転職したら後から入ってきた人よりも給料は高い方向になるのか、待遇は改善するのかなど考える人のために、転職するメリットを3つをご紹介します。
メリット1:仕事へのモチベーションが上がる
後から入ってきた人でも転職すると給料が高いので、仕事へのモチベーションが上がるのがメリットです。
前の会社よりも給料も高くなることで前向きになり、会社のために頑張って働こうと感じるから頑張って働き、実績を残したいと感じます。
モチベーションが上がると学ぶ努力もしますし、資格も取得してはより頑張って働こうとの意欲を見せるでしょう。これが企業から評価され、より仕事へのモチベーションが上がることになります。
メリット2:給料が上がる可能性がある
後から入ってきた人よりも給料が上がる可能性があるのが、給料が高いといいなと感じる人が転職することのメリットです。
給料が上がる可能性がある企業に就職すれば、後から入ってきた人でも、長く務めてほしい、実力を発揮してほしいと考えて高い給料を支給します。
また、優秀な人材を確保したい企業は後から入ってきた人でも高い給料にしてまで長く働いてほしいと考えて高い給料を掲示する事が多いです。
メリット3:人間関係をリセットできる
人間関係をリセットできるのが、後から入ってきた給料が高いといいなと感じる人の転職のメリットです。転職をすれば悪化した社員との関係をリセットできます。
そのまま会社に勤めては悪化した人間関係のままですが、離れることで悪化した関係が改善し、仕事でトラブルになった人間関係を良くできるでしょう。
顔を合わせなくなればそれ以上は僻み合うことがなくなり、劣悪な状態に陥ることもなく、関係は良い方向へと向かいます。
転職するデメリット4つ
せっかく就職した会社を辞めて、新しい企業に就職するとマイナスな部分があるのではないかと気にしてしまい、なかなか転職することができない人も多いのではないでしょうか。そんな人に、後から入ってきた人が給料が高いから転職してしまうデメリットを4つご紹介します。
デメリット1:初任給は良くても給料が上がりにくいことがある
初任給は良くても給料が上がりにくいのが後から入ってきたけど給料が高い人よりも給料が低い人のデメリットです。最初の初任給が高いだけに、その後は給料を上げない企業は多いの現実があります。
社員の給料を上げるのも限度がある企業は、よっぽど売上げが増えなければなかなか給料をアップすることは難しいでしょう。
良い成績を残すような仕事をしなければ初任給が高い人は給料が上がり難い現実にぶつかり、挫折してしまいます。
デメリット2:転職先でも同じ問題が出る可能性がある
転職先でも同じ問題が出る可能性があるのが、後から入ってきたけど給料高い人のデメリットです。転職しても、資格がなければ実力もない人は、給料が上がる見込みはなかなかないでしょう。
また、人間関係のトラブルで転職する人は、転職先でもやはり人間関係のトラブルを起こすことが多いです。
また、仕事も上手くできず、いつまでもいい仕事が貰えないのでやる気がわかず、転職前の会社と同じ状況が変わらない可能性があります。
デメリット3:一から実力を評価してもらわなくてはならない
一から実力を評価してもらわなくてはならないのが、後から入ってきたけど給料が高い人よりも給料が低い人が転職することのデメリットです。
長年、実力をつけるために働き、頑張ってきて、それなりの評価をしてもらった人でも、転職をして新しい会社に勤めることになれば一から仕事を覚え、実力をつけなければなりません。
ですから、また一から仕事をして実力を積むことに力を注ぎ、評価をしてもらう努力をしなければなりません。
デメリット4:自分のやりたいことがやれるとは限らない
自分のやりたいことがやれるとは限らないのが、後から入ってきた給料が高い人よりも低い給料の人が転職することのデメリットです。
転職したら自分はこんな仕事をやってみたいと強く感じても、現実的にはまだ実績もないだけに、思うような仕事を任されることがほぼないでしょう。
早く人に認められるような大きな仕事をやりたいと考えても、資格もなければ実力もない人はやりたいことがやれるようになるのが先になってしまいます。
後から入ってきた人の方が給料が高くても諦めないで
後から入ってきた人の方が給料が高い現実にあたっても諦めないことです。後から入ってきたのに、自分よりも給料が高いのはなにも優秀だから、資格があるとの理由だけではなく、世の中の景気がいい時に入社した、人材が集まらなかったとの理由もあります。
後から入ってきた人に負けないためには、企業が必要としている資格を取得したり、後輩よりも積極的に仕事をする、確実に終わらせる努力をすることで給料が高くなるでしょう。