年収360万円の手取りの金額
年収360万円の5つの生活レベルと手取り・家賃・貯金額についてご紹介します。年収360万円の場合、税金や保険料など引かれた手取りの金額は、360万円よりもはるかに少なくなります。年収360万円の手取りは、約300万円と言われています。
300万円あれば、贅沢はできないものの生活をすることは十分にできます。やりくりが上手にできれば、貯金をすることも可能です。
年収の場合
年収360万円でボーナスが3か月の場合、月々のお給料の平均は、1年(12か月)+ボーナス3か月分をたして15で割ると、約24万円となります。これは、手当や残業代を含まない場合の金額です。実際は数万円が手当や残業代が支払われている事から、固定給は約22万円と予想されます。
一般的なお給料は、月収は年齢と比例していると言われる事が多く、年収360万円となると22歳~25歳の方が対象と考えられます。
給料の手取り額
年収360万円の手取りは約300万円と言われており、月の平均にすると25万円の手取りとなります。これはボーナスなども含まれており、実際には、25万円よりも低いことがわかります。
年収360万円もあれば、独身の方であれば十分に生活ができます。結婚している方でも、あるだけの収入で生活ができるように工夫をして生活をすることは可能です。
所得税の場合
年収360万円の場合の所得税は、約4万円です。所得税は家族構成によっても金額が異なります。独身の場合であれば、所得税も高くなり約14万円となります。
所得税とは、漢字の通り、個人の所得に対して課される税金のことを言います。税金には種類がたくさんありますが、収入がある方は全てが該当する税金です。資産とは別なので持ち家などがある方、賃貸の方など条件が異なったとしても引かれます。
住民税の場合
年収360万円の場合、住民税は約7万円です。住民税は昨年の年収に対して納める税金です。また、住民税はどこに住んでいるかによっても多少は金額が変動します。
住民税は翌年に支払うことになりますので、仕事を辞めた場合にはそれまで得た収入の分の住民税の支払いを一気に請求されるので、その分を考えておく必要があります。退職後の住民税の支払いは何度かに分けて支払うこともできます。
社会保険料の金額
年収360万円の場合の社会保険料は、約15万円です。社会保険料は会社が半分負担してくれているので、実際には倍の約30万円がかかっています。個人で支払う金額は半額が引かれて支払われます。
社会保険は病院に行ったり歯医者に行ったりした際に、保険が適用されます。会社を辞めると国民保険に切り替える必要があります。社会保険に関しても、扶養家族がある場合には金額も変動します。
年収360万円の生活レベル
年収360万円の場合の生活レベルについてご紹介します。年収360万円の場合、生活レベルは決して裕福ではありませんが、貧しいわけでもありません。年収360万円の方も全国の中では多く、約2割近い方が該当しています。
年収360万円の方は、20代と若い世代の方が多く、独身の方が多いため一般的な生活ができています。一人暮らしをすることも十分に可能です。
独身で一人暮らしの場合
独身で一人暮らしの場合、家賃に約5万円として、月収の約4分の3でその他の生活を賄えるため、十分生活が可能です。食費にコストをかけすぎないためにも自炊をすることで調整ができます。外食をすると食費にかかりすぎるため、貯金額が減ってしまいます。
仕事のランチもお弁当を作ったりと食費を抑え、貯金をしています。独身の一人暮らしの場合、光熱費も安いので生活は10万円以内でできます。
独身で親と同居している場合
独身で親と同居している場合には、家賃がかからないため年収360万円でも十分に生活ができます。家賃がかからないため貯金額も多くでき、大型連休には海外旅行に行ったりと贅沢も可能です。
食事も親と一緒に取っていれば、絶対に必要な生活費がとても少ないため、貯金も半部以上できます。お金の事にシビアに考えなくても贅沢な生活ができるようになります。そのため、独身で親と同居している方は浪費家が多くなりがちです。
配偶者がいて子供がいない場合
年収360万円で配偶者と2人暮らしの場合、配偶者の食費もかかるので自炊を中心とした生活が必要です。子供がいない場合は、高級なレストランでない限り、外食をすることもできます。
住む場所にもよりますが、結婚していても子供がいない家庭であれば、一人暮らしとさほどかわらない生活ができます。しかし、多くの場合は共働きをしているケースがほとんどです。
配偶者と子供がいる場合
年収360万円で子供がいる家庭は、贅沢はできませんが平均的な生活ができます。子供が小さいうちは養育費なども少ないので、幼いうちにしっかりと節約をして学費などを貯金している家庭がほとんどです。
年収360万円で子供が私学に行くとなると、とても厳しいので、公立に通わせるか、共働きをする家庭が多いです。片親がパートであっても生活費の足しにはなるので働く方が増えています。
配偶者と子供がいて親と同居している場合
配偶者と子供がいて親と同居している場合は、親と家賃を折半していることが多く、生活レベルは悪くはありません。しかし、親に援助している家庭もあり、この場合は生活レベルは低く、年収360万円での生活はとても厳しいです。
親にもまだ収入がある場合は、親に食費などを少し援助してもらっているケースが多く見受けられます。食費を援助してもらっていることで貯金にまわすこともでき、生活もとても助かっています。
年収360万円の人の家賃相場
生活費の中で1番大きな出費である家賃についてご紹介します。家賃は都会に行くほど相場は高くなりますが、家族構成によっても変動します。お部屋の数や場所によって異なりますが、年収360万円の場合、家賃をどれだけ安くするかで生活レベルもかわってきます。
年収360万円の場合、家賃で10万円以上にもなると食費などのその他の生活が厳しくなります。家賃は収入の3分の1までにおさえたいところです。
独身の場合
独身の場合、年収360万円の方の多くは家賃を5万円ほどとなっています。家賃を安くするために多くの方は、1ルームのお部屋を選択しています。キッチンとリビング、ベッドルームが一体型になったスタジオタイプが人気があります。
一人暮らしの場合、荷物も少ないのでスタジオルームでも十分に快適に生活ができます。ほとんどのお部屋がバスとトイレが一緒のユニットバスですが、一人暮らしであれば問題ありません。
配偶者がいる場合
配偶者がいる場合の家賃は約6万円と、一人暮らしの場合とあまり金額に差がありません。子供がいない家庭の場合、節約するためにスタジオタイプのお部屋にする方も珍しくはありません。家族が増えた時点で引っ越しを計画する方が多いです。
配偶者と2人暮らしの場合、1ベッドルームとリビングとキッチンの他にベッドルームが分かれているお部屋に住む方も多いです。2人の場合、ベッドルームが2つあると広く感じます。
配偶者と子供がいる場合
配偶者と子供がいる場合の家賃の相場は、約7万円です。子供がいる場合、どうしても子供部屋の確保をしないといけないため、部屋数が多い家が好まれます。部屋数が多くなるとどうしても家賃が高くなってしまいます。
子供2人の家庭の場合、リビング、キッチンと両親のベッドルームと各子供に個人部屋を1つずつ、合計3ベッドルームの家が多いです。
年収360万円の貯金額
年収360万円の場合、貯金額はそう多くはありませんが、節約をして貯金をされています。家族構成別で貯金額についてご紹介します。工夫が上手にできている生活が強い家庭では、きちんと貯金額を増やしています。
貯金は少なくても毎月することで確実に増やすことができます。大きな出費をしないように、計画性を持って生活をすることで年収360万円の場合でも十分に貯めることができます。
独身で一人暮らしの場合
独身で一人暮らしの場合の貯金額は約6万円です。年間にすると約72万円となります。手取りで20万円として、家賃に5万円、食費に2万円、通信、光熱費で2万円、その他の諸経費や交際費が約5万円となり、残りを貯金しています。
これらの生活費の内訳で貯金が変動する理由としては、交際費や諸経費です。一人暮らしで独身の場合は、お誘いも多く趣味や旅行を楽しむ方が多いです。
独身で親と同居している場合
独身で親と同居している場合の貯金額は約7万円と言われています。家賃が少ないけど貯金額がそこまで多くない理由は、生活に余裕がみえ節約や工夫が少ない傾向があることが原因といえます。
節約もして貯金を殖やしたい場合には、月々10万円以上貯める方もいます。この場合、年間で120万円もの貯金ができ、3年間続けると貯金額は360万円以上にもなります。
配偶者がいる場合
配偶者がいる場合の年間の貯金額は約4万円です。食費や交際費が多くなるため、貯金額も減っています。しかし、多くの配偶者がいる家庭では、配偶者も働いているケースが多く、世帯年収が多くなり、貯金額は倍以上であるケースが多いです。
子供ができたときのことを考えて、働ける時期に貯金をしておこうと節約している家庭がほとんどです。どちらも正社員で働いている場合は月々15万円以上貯金している家庭もあります。
配偶者と子供がいる場合
配偶者と子供がいる場合、年収360万円の貯金額は、約2万円です。子供がいるとどうしても食費が増えてしまうので貯金が難しいです。しかし、実際には配偶者もパートにいっている事が多く、月々5万円~7万円ほどプラスである家庭が多く、パートの費用を貯金している事が多いです。
夫が年収360万円の場合、子供ができても妻がフルタイムで働く家庭もあります。女性も子供ができても仕事を続ける事は珍しくはありません。
年収360万円から上の年収を目指そう
年収360万円の5つの生活レベルと手取り・家賃・貯金額に関してご紹介してきましたが、いかがでしたか。年収360万円の場合、生活レベルは決して高いわけではありません。30代になっても給料が上がらず、年収360万円となると転職を考える方も少なくはありません。
年収360万円以上に年収をアップさせたい方は、まずは転職エージェントを利用したりと、転職に関して情報収集をすることをおすすめします。