役職による宿泊費の設定金額に違いはある?
国内出張時のホテル代の相場はどのくらいなのでしょうか。また、役職によって宿泊費の設定金額に違いはあるのでしょうか。通常の勤務地を離れて業務に従事する際に支給される金額のことを出張日当や日当と呼びますが、支給基準としては出張先の距離や日数などが考慮されます。
それに加えて出張に行く方の役職や職位なども考慮されることが一般的です。高騰するといわれているホテル代の相場や企業の対応例をご紹介していきます。
地域や距離によりホテル宿泊費に差がある?
では、出張日当は地域や距離によって差があるのでしょうか。もちろん出張の距離が遠ければその分の交通費は支給されます。しかし、客室料金の相場や宿泊費の設定は各地域によって差があるのが一般的です。
そのため、地域によってビジネスホテルの客室料金も異なります。場合によっては同じホテルに宿泊しても以前と料金が異なっていることもあります。対象のホテルに人気が集中すれば価格が高騰するのは避けられません。
【4つの職位別】出張先のホテル代の相場は?
出張に関するさまざまな経費の取扱いを定めた項目として「出張旅費規程」があります。こちらによると、実際に出張にかかった旅費以上の金額を経費とすることができることになっています。
定められた項目に従って経費精算をすることで経費として認められる金額があります。そうなってくると、ホテルの選択も非常に重要になってくるといえるでしょう。ここからは、出張先のホテル代の相場を役職別にご紹介していきます。
職位別ホテルの相場1:部長クラス
職位別ホテルの相場1つめは、部長クラスの場合です。部長クラスの場合は、一般的に3,000円程度の支給額があることが多いといわれています。また、国内宿泊出張の宿泊料上限額は11,000円程度だといわれています。
職位別ホテルの相場2:課長クラス
職位別ホテルの相場2つめは、課長クラスの場合です。課長クラスの場合も、一般的に3,000円程度の支給があるといわれています。また、国内宿泊出張の宿泊料上限額は10,500円程度だといわれています。
職位別ホテルの相場3:係長クラス
職位別ホテルの相場3つめは、係長クラスの場合です。係長クラスの場合、一般的にホテル代の2,000円程度の支給があるといわれています。また、国内宿泊出張の宿泊料上限額は9,800円程度だといわれています。
職位別ホテルの相場4:一般社員クラス
職位別ホテルの相場4つめは、一般社員クラスの場合です。一般社員クラスの場合も2,000円程度の支給額が相場だといわれています。
1泊2日の出張の場合は4,000円程度の支給があるという声が多く見受けられます。日帰りの出張の相場としては、1,000円程度の支給があるとの声も多く見受けられます。また、国内宿泊出張の宿泊料上限額は9,800円程度だといわれています。
職位に関わらず宿泊料の金額が同じケースの相場は?
企業によっては職位に関わらず宿泊料の金額が同じというケースもあります。その際、ホテル代の相場はどの程度になるのでしょうか。この場合、ホテル代の相場は高くても9,800円程度だという声が多く見受けられます。
近頃ホテル代は高騰していて、相場も高過ぎるという声も多いです。会社の規定内では宿泊できないという声も見受けられます。特に東京や大阪は顕著だといわれています。
ホテル代の高騰による対策方法
ホテル代の相場が高騰していますが、高騰するホテル代にはどのような対策を行ったらいいのでしょうか。一般的には、宿泊料の見直しやインターネットで事前に宿を予約するなどの対策方法があります。
また、旅行業者やホテルと提携するという対策も考えられます。場合によっては出張ではなくテレビやインターネット会議を活用することも視野に入れるといいでしょう。具体的にご紹介していきます。
宿泊料の見直し
ホテル代の高騰による対策方法1つめは、宿泊料の見直しです。宿泊料の上限金額について、標準的な宿泊料金をもとに定期的に見直しを行いたいという声も多く見受けられます。
実態や同業種の平均値とかけ離れていなければ問題ありませんが、あまりにも高額であると不当とみなされる場合があります。また、支給が全くないとなると社員のモチベーションが下がるなどの不安点もあります。
インターネットで事前に宿を予約する
ホテル代の高騰による対策方法2つめは、インターネットで事前に宿を予約する方法です。複数のホテルを一括検索できる宿泊予約サイトは出張の際も人気です。
出張先の地域や予算などに応じてホテルを簡単に探せるのは非常に便利です。キャンペーンなどを利用すれば格安で泊まることもできるでしょう。
旅行業者やホテルと提携する
ホテル代の高騰による対策方法3つめは、旅行業者やホテルと提携する方法です。法人向けに特化したサービスを格安で提供する旅行会社なども増えています。法人向け無料出張管理サービスなどのシステムを提供している会社もあります。
法人向け予約機能を搭載しているサイトと提携することで、ホテルのシステムで作成した自社HP向けのプランなどを利用することができます。
テレビ・インターネット会議を活用する
ホテル代の高騰による対策方法4つめは、テレビやインターネット会議を活用する方法です。テレビ会議といえば、専用機器を会議室に設置して専用の回線を使って接続するというシステムです。
近頃は、インターネット環境の向上によってパソコンやスマートフォン・タブレット端末などを活用してインターネット会議を行う企業も増えています。インターネット接続を行って会議を行うことを「Web会議」と呼びます。
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ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合の対応例
ホテル代の高騰によって、ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかったという事態も起こりえます。っそのような場合、どのような対応をしたらいいのでしょうか。超過額を実費補償するなどの他に、会社で一定の基準を設けていて補償はしないという企業もあります。
出張者が負担することになると負担も増えてしまいます。企業によってどのような対応例があるのか、4つの対応例を具体的にご紹介していきます。
ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合の対応例1:超過額を実費補償
ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合の対応例には、超過額を実費補償するという方法があります。現状、やむを得ない場合は超過額を実費補償するという企業は7割程度だといわれています。その他の企業は、ある程度の基準を設けて支給するなどの対応をとっています。
ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合の対応例2:一定の基準を設けている
ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合の対応例として、一定の基準を設けてそれに準じて対応するという企業もあります。例えば、交通費は長距離のみしか出ないなどの規定を設けているといわれています。
また、出張に飛行機を利用する場合は飛行機代のみの支給になるなど、それ以外は自己負担になるという企業もあります。新幹線を利用しても交通費の計算は、ローカル線になるという声も見受けられます。
ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合の対応例3:補償はしない(出張者が負担)
ホテル代が所定の宿泊料で賄えなかった場合、出張者が負担するため補償はしないという企業もあります。出張しても一切手当が出ないため、労働者の立場として困っているという声も気受けられます。
出張を断りたいという声もあります。しかし、出張命令に合理性がある場合は断ることができるはずもなく、連泊となると多くの負担がかかります。
出張時のホテル代の相場を知って出張予算費算出に役立てよう
いかがでしたか。ホテル代が高騰することによって、出張予算も対策を投じねばならない場合があるでしょう。テレビやインターネット会議を導入する企業も増加していますが、それだけではなく出張に行く必要がある場合もあるでしょう。
出張旅費規程に基づいた対応だけでなく、出張予算費の扱いにはどのような対応があるのか参考にしてみましょう。出張時のホテル代の相場を知って、出張予算費算出に役立ててみてはいかがでしょうか。