- 成果主義を導入する企業で働きたい人は一定数存在する
- 企業が成果主義を導入するメリット10個
- 企業が成果主義を導入するメリット1:成果が報酬に直結する
- 企業が成果主義を導入するメリット2:社員のモチベーションアップ
- 企業が成果主義を導入するメリット3:人件費の適正な配分
- 企業が成果主義を導入するメリット4:年齢に左右されない公平な評価
- 企業が成果主義を導入するメリット5:優秀な社員の離職防止
- 企業が成果主義を導入するメリット6:社員のスキルアップ
- 企業が成果主義を導入するメリット7:優秀な人材が集まる
- 企業が成果主義を導入するメリット8:生産性の向上
- 企業が成果主義を導入するメリット9:正当な評価ができる
- 企業が成果主義を導入するメリット10:意外な才能を引き出せる
- あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
- 成果主義の導入に成功した企業4つ
- 企業が成果主義を導入するメリットを把握しましょう
成果主義を導入する企業で働きたい人は一定数存在する
企業に勤めている会社員にとって、重要なものは給与と評価です。日本では、多くの企業が年功序列を採用していますが、近年、企業によっては成果主義を導入してきている企業もあります。
今後、年功序列ではなく、成果主義を積極的に採用しなければ企業が生き残れない可能性もあるため、成果主義に注目が集まっています。
企業が成果主義を導入するメリット10個
企業が成果主義を導入することで得られるメリットは多岐にわたります。若いビジネスパーソンの間では、古い体質である年功序列に対する強烈なアンチテーゼもあります。
人材不足といわれる時代に、なんとか獲得した優秀な若手が、年功序列に嫌気がさして、成果主義の企業に早々と転職したという話もよくあることです。
若手の囲い込み以外でも、成果主義のメリットは多くあります。ここでは、成果主義導入のメリットを紹介します。
企業が成果主義を導入するメリット1:成果が報酬に直結する
企業が成果報酬を導入するメリットの1つに、個人の成果が報酬に直結するという事実があります。
また、全く仕事をしない上司の方が、成果を出している若手よりも報酬がいいという状態にもなりますので、不公平感が職場には蔓延することもあります。
企業が成果主義を導入するメリット2:社員のモチベーションアップ
企業が成果主義を導入することで、社員のモチベーションが上がることも期待できます。頑張れば頑張るほど、評価が上がり、報酬も上がるというのは、年功序列にはない魅力です。
どんなに頑張っても、上がつかえているという理由で、昇進も昇給もない、歯車のような状態ですと、真面目な社員は育成できても、クリエイティブな社員は育成できません。
能力さえあれば、上を目指せるという期待が持てる成果主義は、社員のモチベーションアップに大きく寄与します。
企業が成果主義を導入するメリット3:人件費の適正な配分
成果主義が導入されていない企業では、部署の業績に関わらず、人件費の配分が同じという状態も当たり前です。
成果を出している部署に、本来ならば人件費も多く充てることが重要なのですが、成果主義を導入していない企業は、社内の調和が乱れるという理由で、人件費の適正な配分を行なっていないパターンがあります。
成果主義ですと、成果の出ている部署には、それ相応の人件費が充てられますので、より効率の良い仕事ができます。
企業が成果主義を導入するメリット4:年齢に左右されない公平な評価
成果主義では、年齢に関わらず、正当な評価が下されます。ある意味、とても効率的であり、とても残酷です。
しかし、どんなに若手が成果を出しても、年齢や社歴で判断され、明らかに成果の出ていない、無能な上司の下で働くことを余儀なくされると、有能な人ほど、離職する確率は高くなります。
不景気と言われる時代では、いかに成果を出せる人間を囲い込むことができるのかが、企業にとって勝負の別れ道です。
企業が成果主義を導入するメリット5:優秀な社員の離職防止
企業が成果主義を導入していない場合、優秀な社員が離職する可能性も高くなります。
特に現在、若手のビジネスパーソンにとって、年功序列、終身雇用などという言葉は、過去の遺物のようになっており、そのようなことを堂々と標榜する企業には、優秀な若手ほど、就職先としてはみなさない傾向があります。
優秀な社員を多く囲い込むつもりなら、多少の反発はあっても、成果主義を導入し、社員間の競争意識を高めることも必要です。
企業が成果主義を導入するメリット6:社員のスキルアップ
企業が成果主義を導入することにより、社員間の競争意識が芽生え、切磋琢磨することが期待されます。社員同士が切磋琢磨することで、自身のスキルアップに務める社員も多く出てくるはずです。
自身のスキルアップができれば、その分、成果に繋がります。成果に繋がれば、その分、報酬に反映されます。近年、成果主義をうまく利用し、社員のスキルアップを促す企業も増えてきており、企業の業績が上昇しているという報告もあります。
企業が成果主義を導入するメリット7:優秀な人材が集まる
企業が成果主義を導入することで、優秀な人材が集まります。成果主義の企業に入社する人は、ほとんどの人が、自身のスキルに自信を持っている人です。
そのため、モチベーションも高く、高報酬を得るために、努力を惜しみません。結果、企業にも増益という恩恵があり、社員も高報酬というメリットがあります。
また、年功序列に嫌気がさした優秀な社員の受け皿にもなります。成果主義には、人材確保のメリットもあります。
企業が成果主義を導入するメリット8:生産性の向上
企業が成果主義を導入することで、企業の生産性が向上します。成果主義では、年功序列のように、何もしなくても、とりあえず仕事になるということはありません。
成果主義では、やればやるだけ報酬や評価につながり、やらなければやらない分、報酬や評価が下がる。そして時間は限られている。
そうであれば、生産性をあげて、少しでも多く成果を出した方がいいはずです。成果主義を導入することで、企業の生産性は上がるはずです。
企業が成果主義を導入するメリット9:正当な評価ができる
企業の成果主義導入により、正当な評価が行えます。年功序列ですと、年齢や社歴での評価が主になりますので、納得がいかない、デキる社員のモチベーション低下や、離職を招く可能性があります。
成果主義ですと、目に見えた成果が評価になりますので、正当な評価ができます。この評価に関しては、文句のつけようがありません。
結果、不満も少なくなり、評価が低い人は、評価をあげるために、成果をあげる努力を行わざるをえません。
企業が成果主義を導入するメリット10:意外な才能を引き出せる
企業が成果主義を導入すると、それまでおもってもみなかった意外な社員の才能を引き出すこともできます。
年功序列ですと、何をやっても評価は変わりません。そのため、余計な仕事をする必要もなく、淡々と仕事をこなすロボットのような社員が増えます。
成果主義ですと、クリエイティブな活動が必要になりますので、仕事に工夫が必要です。その工夫の段階で、今まで気づかなかった社員のスキルや才能に気づくこともあります。
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成果主義の導入に成功した企業4つ
成果主義のメリットを並べても、実際に成果主義で成功している企業があるか疑問におもう人もいるはずです。実際に、成果主義を導入して成功している企業はあります。
成果主義導入で成功している企業を紹介していきましょう。
成果主義の導入に成功した企業1:花王
成果主義導入の成功企業に花王があります。花王では、社員の能力開発や創造性向上の環境を整え、生産部門には「習熟度」という評価を加えたりするなど、長期的スパンでの成果主義を取り入れています。
成果主義の導入に成功した企業2:ホンダ
ホンダの成果主義では、入社10年未満の人には「能力開発ステージ」として定期昇給を認めていますが、それ以降、主任クラスの人になった時点で、定期昇給ではなく年俸制度へ移行します。
年俸制度になった人たちは、以降「能力発揮ステージ」として成果主義のステージで実力を発揮することになります。
成果主義の導入に成功した企業3:武田薬品工業
武田薬品工業は、業績が安定している時期に、成果主義へと舵をきり、当初は大きな波紋もありました。しかし、成果主義を全社員に浸透させることで、いい意味での変革がおき「スリムで強靭な体質の企業」に生まれ変わりました。
巨大企業ほど成果主義を導入することで、無駄を削ぎ落とし、スリムで筋肉質な企業になる必要があるといえるでしょう。
成果主義の導入に成功した企業4:サイバーエージェント
サイバーエージェントは「実力主義型終身雇用」という制度を用いています。一風変わった制度ですが、実力のある人は、いつまでも会社にいてほしいということで、決してただの終身雇用ではありません。
優秀な人は1年目で社長にもなりますし、ダメな社員はすぐに席を失います。モチベーション、スキルが高い人にとっては、最高に勝負ができる企業といえます。
企業が成果主義を導入するメリットを把握しましょう
企業が成果主義を導入するメリットを解説していきましたが、成果主義をうまく利用すると、企業はより強く、スリムになります。しかし、成果主義の使い方を間違えると、反発だけを招く危険性もあります。
成果主義のメリットを把握し、生き残る企業を目指しましょう。