フリーライダーに多い特徴5つ|フリーライダー予備軍の特徴改善策

人事制度
  1. フリーライダーとは
  2. フリーライダーが存在する背景
  3. フリーライダーに多い特徴5つ
    1. フリーライダーの特徴1:業務に時間がかかる
    2. フリーライダーの特徴2:責任感がない
    3. フリーライダーの特徴3:仕事を人にすぐ振る
    4. フリーライダーの特徴4:コミュニケーション能力は意外とある
    5. フリーライダーの特徴5:他人を批判するのは得意
  4. フリーライダー社員を抱える4つのデメリット
    1. フリーライダー社員を抱えるデメリット1:周りの不平不満が増える
    2. フリーライダー社員を抱えるデメリット2:業務力の低下
    3. フリーライダー社員を抱えるデメリット3:社内環境が悪くなる
    4. フリーライダー社員を抱えるデメリット4:新たなフリーライダーを作る
  5. フリーライダー予備軍の特徴5つ
    1. フリーライダー予備軍の特徴1:パソコンやスマホの閲覧をしている
    2. フリーライダー予備軍の特徴2:直帰が早い
    3. フリーライダー予備軍の特徴3:会社の文句を言う
    4. フリーライダー予備軍の特徴4:仕事をふるのがうまい
    5. フリーライダー予備軍の特徴5:顔色を窺うのが得意
  6. フリーライダーに仕事をさせる5つの対処法
    1. フリーライダーに仕事をさせる対処法1:業務の細分化・明確化
    2. フリーライダーに仕事をさせる対処法2:社内ルールの改善
    3. フリーライダーに仕事をさせる対処法3:人事・評価制度の導入
    4. フリーライダーに仕事をさせる対処法4:おだてる
    5. フリーライダーに仕事をさせる対処法5:はっきり言う
  7. フリライダー社員を産まない企業運営を心がけよう

フリーライダーとは

みなさんは「フリーライダー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

フリーライダーとはもとは無賃乗車をする人を意味する言葉ですが、そこから転じて、給料をもらっているにもかかわらずそれに見合った働きをしない人に対しても使われるようになった言葉です。

フリーライダーと似たような言葉としては、ややきつい表現にはなってしまいますが「給料泥棒」といったものが挙げられるでしょう。

フリーライダーが存在する背景

近年、日本社会におけるフリーライダーの割合が増加傾向にあると言われていますが、それはなぜなのでしょうか。

フリーライダーが存在する背景のひとつが、できる社員に仕事が集中してしまうという職場のあり方です。

また、終身雇用制度が事実上崩壊し、非正規雇用の増加など雇用のあり方が多様化した結果、社員に対して時間と手間をかけて教育を行うという日本企業ならではの習慣がなくなりつつあることも要因でしょう。

フリーライダーに多い特徴5つ

たちの悪いことに、フリーライダーの中には自分が給料泥棒のような存在であるという自覚がない人も少なくありません。

では、具体的にどのような特徴を持っている社員ならばフリーライダーだと言えるのでしょうか。

ここからはフリーライダーに共通してみられる特徴についてご紹介していきますので、ご自身が当てはまってしまっていないかどうかぜひこの機会にチェックしてみてください。

フリーライダーの特徴1:業務に時間がかかる

フリーライダーの特徴としてまず挙げられるのが、通常の業務をこなすのに人一倍時間がかかってしまうということです。

フリーライダーは怠け癖があり克己心が弱い傾向性が強く、「面倒くさい」「後でやればいい」と仕事を先送りしたりなかなか手を付けようとしないため、本来ならばすぐに終わらせられる業務であっても何かと時間がかかってしまいます。

つまり、生産性が低いとも言えるでしょう。

フリーライダーの特徴2:責任感がない

責任感がないというのも、フリーライダーならではの特徴として挙げられるでしょう。

フリーライダーは任された仕事は最初から最後まで完璧にやり遂げるという考えを持っておらず、自分の手抜きや不手際が原因で周囲に迷惑をかけてしまっても、申し訳なく感じることがありません。

自分がしでかしたミスなのに周囲に尻拭いをさせようとし、それが当然だと考えているというたちの悪さもフリーライダーの特徴です。

フリーライダーの特徴3:仕事を人にすぐ振る

フリーライダーの特徴のひとつとして、仕事を人にすぐ振るということも挙げられます。もちろん、適材適所で仕事を適切に振り分けること自体は問題ではありません。

フリーライダーが問題なのは、自分で十分にこなせるような業務内容であるにもかかわらず、「面倒くさい」「早く帰りたい」という身勝手な理由で他人に自分の仕事を押し付け、それをあくまで「振り分けている」という体を装っている点にあります。

フリーライダーの特徴4:コミュニケーション能力は意外とある

意外とコミュニケーション能力が高いというのも、フリーライダーに共通してみられる特徴のひとつです。

コミュニケーション能力が高くそこそこ良好な人間関係を表面的には築けているからこそ、仕事をさぼったり手抜きをしても周囲の人はそれを強く批判しにくく、それによって余計にフリーライダーっぷりが助長されてしまうのでしょう。

フリーライダーの特徴5:他人を批判するのは得意

フリーライダーの特徴のひとつとして忘れてはならないのが、他人を批判するのは大得意であるということです。

自分に甘く他人に厳しいというのはフリーライダーの大きな特徴であり、自分がサボるのはよくて他の社員がサボるのは許せないというダブルスタンダードを持っています。

そして、自分でその矛盾に気づくことができていないからこそ、平気で他人を批判してしまうのでしょう。

フリーライダー社員を抱える4つのデメリット

ある程度の規模の企業にもなると、一人や二人はフリーライダーが職場にいるものです。ですが、フリーライダーを放置しておくと職場にさまざまな悪影響が出てしまいかねません。

ここからはフリーライダー社員を抱えるデメリットについてご紹介していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

フリーライダー社員を抱えるデメリット1:周りの不平不満が増える

フリーライダー社員を抱えるデメリットとしてまず知っておきたいのが、周りの社員の不平不満が増えるということです。

フリーライダーがサボった仕事は大人しい社員やテキパキと仕事がこなせる優秀な社員へとしわ寄せされていくため、「なぜあの人の尻拭いを自分がしなければならないのか」と周りの社員が職場に強い不満を募らせていきます。

その結果、優秀な社員からどんどん離職してしまうことになるでしょう。

フリーライダー社員を抱えるデメリット2:業務力の低下

業務力が低下するというのも、フリーライダー社員を抱えることの悪影響として挙げられるでしょう。

フリーライダーは自分の仕事を怠けるどころか、自分が招いた失敗の尻拭いを他の社員に押し付けようとするため、結果的に職場全体の業務量が低下してしまいかねません。

フリーライダーがいることで周りの社員の仕事へのモチベーションが下がることも、その原因です。

フリーライダー社員を抱えるデメリット3:社内環境が悪くなる

フリーライダー社員を抱えるデメリットのひとつとして、社内環境が悪くなるということも挙げられます。

フリーライダー社員がいることで、「あの人は仕事を怠けているのに、こんなに頑張っている自分と同じ給料をもらっているのはおかしい」と不満を持つ社員が増えていき、社内の環境も人間関係も悪化してしまうことでしょう。

その結果、チームワークも悪化し業務力もさらに低下してしまいます。

フリーライダー社員を抱えるデメリット4:新たなフリーライダーを作る

新たなフリーライダーが出てきてしまうというのも、フリーライダー社員を抱えるデメリットのひとつに数えられるでしょう。

サボりや怠けは周囲に伝染し、「あの人が怠けていても誰も注意しないから自分も怠けてよいだろう」「手抜きをしてもいいはずだ」と勘違いする社員が増えてしまうというのが大きな問題です。

フリーライダー予備軍の特徴5つ

今はそれなりに仕事をしている社員であっても、きっかけがあればいつでもフリーライダーになってしまいかねないという人も少なくありません。

また、表面的に仕事をきちんとこなしているように見えて、実はこっそりと手抜きをしている社員もいることでしょう。

ここからは注意が必要なフリーライダー予備軍の特徴についてご紹介していきます。

フリーライダー予備軍の特徴1:パソコンやスマホの閲覧をしている

フリーライダー予備軍の特徴としてまずご紹介したいのが、パソコンやスマホの画面を見ている時間が長いということです。

データ入力などの作業をしているならばキーボードを操作しているはずですが、あまりキーボードに触れることなくパソコンやスマホの画面をだらけた表情で見ているならば、ネットサーフィンでサボっている可能性が大でしょう。

フリーライダー予備軍の特徴2:直帰が早い

直帰が早いというのも、フリーライダー予備軍の特徴のひとつに数えられます。フリーライダー予備軍はとにかく楽をすることを重視しているため、直帰が早い傾向が強いと言えるでしょう。

たまに直帰が早いぐらいならば特に問題視する必要はありませんが、やるべき仕事を後回ししてでも直帰を早めようとしているならば、フリーライダーに片足を突っ込んでしまっている状態です。

フリーライダー予備軍の特徴3:会社の文句を言う

フリーライダー予備軍の特徴のひとつとして、会社の文句ばかり言うということも挙げられるでしょう。

きちんとやるべきことをやって会社に不満を言うならば理解できますが、仕事をろくにこなせていないのにもかかわらず会社への不平不満ばかりを口にするならば、フリーライダー予備軍の傾向が強いと言えます。

フリーライダー予備軍の特徴4:仕事をふるのがうまい

仕事を他人にふるのが上手いというのも、フリーライダー予備軍の特徴のひとつとして忘れてはなりません。

フリーライダーは何かと理由をつけて自分がやるべき仕事を他人に押し付けるのが上手く、それを「押し付け」ではなく適切な業務の「振り分け」であるように見せるのに長けています。

加えて、とにかく楽をして早く退社したいので、他人の仕事を決して手伝うことはありません。

フリーライダー予備軍の特徴5:顔色を窺うのが得意

フリーライダー予備軍の特徴のひとつとして知っておきたいのが、上司など目上の人の顔色をうかがうのが得意であるということです。

フリーライダー予備軍はサボったり手抜きをしていることを咎められないように、上司に媚を売るのが上手く、太鼓持ちをしがちだと言えるでしょう。

上司との情緒的な関係を構築することで、仕事をさぼることを多めに見てもらおうとしているからです。

フリーライダーに仕事をさせる5つの対処法

厳しい言い方にはなりますが、会社側からするとフリーライダー社員は百害あって一利なしとも言える存在でしょう。

では、どうすればフリーライダーをきちんとした社員に更生させることができるのでしょうか。

ここからは、フリーライダーに仕事をさせる方法について見ていきましょう。

フリーライダーに仕事をさせる対処法1:業務の細分化・明確化

まず実践したいのが、業務の細分化・明確化を行うということです。

業務の細分化・明確化を行うことで、フリーライダー社員が行うべき仕事の内容が可視化されるため、それによってフリーライダーが他の社員に自分の仕事を押し付けるといった事態を防げるでしょう。

フリーライダーに仕事をさせる対処法2:社内ルールの改善

社内ルールを改善するというのも、ぜひ実践したい対処法のひとつです。

正当な理由がなく自分のすべき仕事を怠ったと明らかに認められる場合などでは、指導や懲戒処分の対象にするといった規定を加えてみてはどうでしょうか。

実際にそれを適用することがなかったとしても、フリーライダー対策のルールを作ることで仕事をさぼることへの一定の抑止力となるはずです。

フリーライダーに仕事をさせる対処法3:人事・評価制度の導入

フリーライダーに仕事をさせるためには、人事・評価制度を導入することも不可欠です。

明確かつ客観的な基準で人事・評価制度を行うことで、フリーライダーは「サボっていては評価が下がってしまう」という危機感から仕事をきちんと行うようになるでしょう。

フリーライダーに仕事をさせる対処法4:おだてる

おだてるというのも、フリーライダーに仕事をさせる対処法のひとつです。

上司がフリーライダーの場合には、「○○さんでないとこの仕事がこなせないんです」などと相手を持ち上げることで仕事をさせるようにするのがベターでしょう。

フリーライダーに仕事をさせる対処法5:はっきり言う

フリーライダーがどうしても仕事をしようとしないならば、最終的にははっきりと注意をするしかありません。

感情的に叱ってしまうとフリーライダーは責任転嫁をしたりヒステリックに反応してしまいやすいので、冷静に注意をすることが大切です。

また、改善点や反省点を自分で考えさせることも必要でしょう。

フリライダー社員を産まない企業運営を心がけよう

今回はフリーライダーについて特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。

職場環境によっては普通の社員がフリーライダーになってしまうことも十分にあり得るので、フリーライダーを生まないような企業運営を心がけることが大切です。

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