- 定時退社とは
- 定時退社をするために必要な10の習慣
- 定時退社をするために必要な習慣1:定時退社の後ろめたさを消す
- 定時退社をするために必要な習慣2:余裕があれば早めに出社する
- 定時退社をするために必要な習慣3:定時で帰る人というイメージを定着させる
- 定時退社をするために必要な習慣4:今日やらなくていい仕事は翌日に回す
- 定時退社をするために必要な習慣5:仕事の優先順位を把握する
- 定時退社をするために必要な習慣6:todoリストを活用する
- 定時退社をするために必要な習慣7:「やらないことリスト」を作る
- 定時退社をするために必要な習慣8:残業のデメリットをしっかり理解する
- 定時退社をするために必要な習慣9:仕事の進捗はこまめに共有
- 定時退社をするために必要な習慣10:過剰なヘルプやフォローをしない
- 定時退社の4つのメリット
- 定時退社で自分の時間を取り戻そう
定時退社とは
定時退社とは、勤務先により定められた勤務時間が終了する時間に退社をする、ということです。一見当たり前のことのように見えますが、日本の会社ではダラダラと残業をする風潮が多く、逆に定時退社をする人の方が少ないと言われています。
残業をしていれば仕事は進んでいるのではないかと思いきや、日本の労働生産性は先進国の中でワーストです。近年働き方改革が叫ばれているのは、このためもあるでしょう。
定時退社をするために必要な10の習慣
ここからは定時退社を実際にするためにはどんな習慣を心掛ける必要があるのかを解説いたしますので、見ていきましょう。
そもそも、勤務時間として定められた時間を超えれば退社することに何も問題がないはずです。定時退社をする習慣がないというならば、これからそういった習慣を作っていくことも必要でしょう。
定時退社をするために必要な習慣1:定時退社の後ろめたさを消す
定時退社の習慣を作るために必要なことは、まず定時退社をすることがまるで悪いことかのような後ろめたさを消すことです。
残業をしたことがある方ならお分かりでしょうが、他の人がまだ仕事をしているとなかなか帰りづらいです。上司が帰らないから自分も帰れない、なんて職場もありますが勤務時間はすでに終わっています。帰ったところで別に悪いことではありません。
まずは定時退社することに問題はないことを意識しましょう。
定時退社をするために必要な習慣2:余裕があれば早めに出社する
定時退社をすることで仕事がきちんとできているのかと疑問を持たれることもありますが、そんな時のために余裕がある時は早めに出社して仕事をするのもよいでしょう。
通勤時間の満員電車を避けるために少し早めに出社したり、夜は早めに定時退社をする分、朝少し早く出て仕事をするという習慣をつければ、定時退社をすることにもあまり疑問を持たれなくなる可能性があります。ただ余裕があればなので、無理をする必要はありません。
定時退社をするために必要な習慣3:定時で帰る人というイメージを定着させる
定時退社をするために必要な習慣として、周囲の人にこの人は定時退社する人だというイメージを定着させることも必要でしょう。残業をしない人だということが明らかになっていれば、残業することを前提としたような仕事がまわされる可能性が低くなります。
また定時退社をする人というイメージが定着していれば、定時退社をしてもとくに何か文句を言われるということもないでしょう。定時退社を継続し、イメージを定着させます。
定時退社をするために必要な習慣4:今日やらなくていい仕事は翌日に回す
どうしても本日中にやらなければならないと言う仕事がある場合は仕方ありませんが、そうでない仕事は翌日以降に回すことで、定時退社をする習慣をつけましょう。
とくに多いのが、残業している人がいるからついつい今日やらなくてもいい仕事にまで手をつけてしまい、定時退社できなくなるという事態です。本来、本日に行うべき仕事はすでに終えているので、定時退社しても問題ないはずです。翌日に回すことを心がけましょう。
定時退社をするために必要な習慣5:仕事の優先順位を把握する
定時退社をするためには定時退社をしても仕事に支障がでないよう、仕事の優先順位を把握して仕事の生産性や能率を上げていきましょう。
やるべき仕事をせずに定時退社をしている、ではイメージが悪くなることがあります。きちんと仕事の優先順位を把握し、やるべき仕事は全てやっているならば、定時退社をしても問題ないでしょう。
定時退社を習慣づけるために、仕事の能率を上げることと生産性を上げることを意識します。
定時退社をするために必要な習慣6:todoリストを活用する
「todoリスト」とは、今日やるべきこと・今週中にやるべきこと・今月中にやるべきことなどやるべき仕事をリストにして分かりやすくすることで、業務の効率化を図ることです。
やるべきことを考えることで自分の職務について理解を深め、仕事が終わった後できちんとやるべきことができたかどうかの反省を行いましょう。改善点などもまとめておき、「todoリスト」作成時にどんどん生かしていくとよいでしょう。
定時退社をするために必要な習慣7:「やらないことリスト」を作る
今度はtodoリストの反対で、やらなくてもいい仕事を集めた「やらないことリスト」を作り、本来やらなくてもよいことをやめることで定時退社をするための習慣にします。
今やっている仕事はやるべきことでしょうか。仕事であってもやるべきことをやらず、やらなくてもいいことをしている場合があります。「やらないことリスト」を作成し、今日やらなくてもいいことや別に自分がやらなくてもよい仕事を把握しましょう。
定時退社をするために必要な習慣8:残業のデメリットをしっかり理解する
かつての習慣では残業をしている人ほど仕事をしている、というような印象がありましたが、実際にはワークライフバランスを崩すこと、労働生産性も低いというデメリットがあります。
残業をしたからといってけっして仕事の生産性が上がる訳ではない、むしろワークライフバランスを崩すことで体調不良などのデメリットがあることを理解しましょう。定時退社をすることで、残業のデメリットをなくすことができます。
定時退社をするために必要な習慣9:仕事の進捗はこまめに共有
定時退社をしていると、周囲の人から仕事はちゃんとできているのか心配されることもありますので、きちんとやるべきことはやっていると仕事の進捗はこまめに共有するようにしましょう。
勤務時間が終われば定時退社することは悪いことではないのですが、毎日早く帰ってるけど仕事はできているのかという疑問を受けることがあります。そんなことにならないよう、仕事の進捗は共有しておくとよいでしょう。
定時退社をするために必要な習慣10:過剰なヘルプやフォローをしない
定時退社をするためには、周囲への過剰なヘルプやフォローをしないことも大事です。
残業をしていると何か手伝えますかと聞いたりしますが、本来の業務外のことは意外と知らないことが多いです。
本来やるべきなのは自分の仕事だけなので、他の人を過剰に助けたり、フォローをして残業をするのはやめましょう。ただチームで目的がある場合などは、別の話になります。
定時退社の4つのメリット
定時退社をすることには主に4つのメリットがありますので、ここではメリットについて解説していきます。働き方改革で定時退社を推進する会社が増えているのは、こういったメリットがあるためです。
定時退社のメリット1:自分の時間が増える
定時退社をすることの大きなメリットは、早く帰宅できることで自分の時間を持つことができること、家族と過ごす時間を持つことができることでしょう。
定時退社ができず残業をしている人の中には、帰宅が21時以降になるという人もいます。そのような場合は自分の時間を持つことは難しいですが、定時退社できていれば自分のために使える時間が増えます。
定時退社のメリット2:集中力アップ
時退社をするということは時間内に仕事を終える必要があるため、勤務時間内の集中力がアップします。人間の集中力はそんなに長くは続きませんので、ダラダラ続けるよりも時間をある程度区切って短時間にした方が、集中力は上がりやすいでしょう。
定時退社のメリット3:健康的な生活が送れる
定時退社をすることのメリットは、定時に帰宅することで帰宅時間が早くなり、ワークライフバランスが良くなって健康的な生活を送れるようになることです。
残業をして深夜に帰宅するような場合は、睡眠時間が足りなくなったり生活時間の乱れから体長を崩すことがあります。定時退社では規則正しい生活を送りやすいことが、メリットでしょう。
定時退社のメリット4:ストレスが減る
定時退社をすることができれば、自分の時間が増えるのでストレス解消のために出かけたり、趣味の時間を持つことが可能になりストレスをためることが減るでしょう。
ストレスは健康にも影響し、病気の原因になってしまうことがあります。定時退社をすることでストレスがたまることを防ぎ、ストレスを解消する時間を作ることができます。
定時退社で自分の時間を取り戻そう
定時退社をすることは健康や仕事の能率面から見ても良いことなのですが、どうしても残業する方がよいように考える職場もまだまだあります。これを変えていくのは、定時退社が当たり前であることが定着することでしょう。
定時退社には自分の時間が持てるなどのメリットがありますので、定着させるための習慣を実践し、仕事をきちんとこなしながら定時退社できるよう習慣づけていきましょう。