- 福利厚生の重要性
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例10個
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例1:シエスタ仮眠制度
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例2:ベビーシッターの依頼サポート
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例2:オフィスに授乳室を設置
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例3:フレックスタイム制度
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例4:短時間勤務制度
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例5:誕生日休暇
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例6:住宅手当
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例7:介護&育児休暇
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例8:財形貯蓄制度
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例9:産休手当
- 満足度がアップする福利厚生取り組み事例10:引越し時の引越し代の手当
- ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業TOP5社
- 福利厚生事例を知って積極的に取り入れよう!
福利厚生の重要性
福利厚生制度は、従業員の生活向上や仕事へのモチベーションを高めることが期待できます。
福利厚生制度は、従業員が働きやすい環境を整えるために必要不可欠な制度といえます。法律で義務のある「法定内福利厚生」のほかに、企業が独自に採用することができる「法定外福利厚生」があります。
近年、法定外福利厚生を充実させる企業が増えています。また、働く女性への支援につながる福利厚生を導入する企業も多くなっています。
福利厚生を充実させるメリット
福利厚生を充実させることは、企業にとっても従業員にとっても大いにメリットがあります。
法定外福利厚生を充実させることは、企業評価を高め、他社との差別化を図ることができ、より良い人材の確保や離職率の低下につながります。従業員にとっては、生活環境をより良いものにでき、社内満足度を高め、仕事へのモチベーションを高めることもできます。
「働き方改革」に対応し、自由な働き方を福利厚生で導入する企業も増えています。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例10個
従業員の企業満足度がアップする、福利厚生取り組み事例を10個ご紹介します。
法定福利厚生は、法律で定められており企業は導入する義務があります。しかし、法定外福利厚生は、企業が採用するか否かを自由に決めることができます。また、導入する福利厚生の種類や日数なども自由に決めることができます。
企業によってさまざまな種類や、バリエーションに富んだユニークな福利厚生もあります。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例1:シエスタ仮眠制度
従業員の満足度がアップする福利厚生の取り組み事例の一つ目は、シエスタ仮眠制度です。
シエスタとはスペインの習慣の一つで、「長いお昼休憩」を意味します。シエスタ仮眠制度は、昼食後に少しの間仮眠をとることで、眠気を覚ましてリフレッシュし、午後からも気持ちよく働くことを目的としてます。
また、仮眠をしなくても長いお昼休憩をとり、気分転換することで、午後の仕事の生産性が上がることも期待されています。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例2:ベビーシッターの依頼サポート
従業員満足度がアップする福利厚生の取り組み事例二つ目は、ベビーシッターの依頼サポートです。
近年、産休育休を取得し、子育てしながら働く女性が増えています。子育て世代のための福利厚生を導入する企業も増えています。その一つが、このベビーシッターの依頼サポートです。
ベビーシッターの派遣会社と企業が法人契約を結び、企業の従業員がベビーシッターを依頼しやすい環境を整えている企業もあります。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例2:オフィスに授乳室を設置
従業員の社内満足度がアップする福利厚生の取り組み事例2つ目は、オフィスに授乳室を設置することです。
実際に導入している企業もあり、設置の理由は「オフィスに赤ちゃんがいるのが自然な環境」を作り出すためです。子育て世代にとっては、子供と一緒に出勤できることで安心につながり、出産後復帰しやすい環境作りの一環になります。
子育てを終えた世代や独身者にも良い刺激になり、従業員全員で子育てすることができます。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例3:フレックスタイム制度
従業員の社内満足度をアップする福利厚生の取り組み事例3つ目は、フレックスタイム制度の導入です。
フレックスタイム制度とは、従業員が1日の始業時間と終業時間を、あらかじめ定められた総労働時間の中で自由に設定し、働くことができる制度のことをいいます。
子供を保育園等に預ける場合、夫婦で勤務開始時間をずらし、子供の送迎に対応することもできます。また、通勤ラッシュ時の出勤を避けたり、病院に通院することもできます。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例4:短時間勤務制度
従業員の満足度がアップする福利厚生の取り組み事例4つ目は、短時間勤務制度の導入です。
短時間勤務制度とは、社員が1日の勤務時間を短縮して働く制度のことをいいます。企業によっては産休・育休明けなどの子育てや介護、体調不良などを理由に、勤務時間を短縮することができます。
「働き方改革」によってワークライフバランスが見直され、従業員が仕事と家庭を両立させるために多くの企業で導入されています。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例5:誕生日休暇
従業員満足度がアップする福利厚生の取り組み事例の5つ目は、誕生日休暇です。
誕生日休暇とは、企業に勤める従業員やその家族の誕生日に取得することができる、特別休暇の一種です。誕生日当日や該当する月に、1日間取得することができる企業が多いです。
近年、法定外福利厚生の一環として、独自の特別休暇を採用する企業が増えています。例としては、「失恋休暇」や「ペットの忌引き休暇」「ずる休み休暇」などがあります。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例6:住宅手当
従業員満足度がアップする福利厚生の取り組み事例の6つ目は、住宅手当制度の導入です。
住宅手当は、従業員や家族が住む家の家賃の一部や全額を補助する制度です。企業によっては、持ち家の住宅ローンの一部を補助してくれる場合もあります。
従業員が安定した生活を送る上で、住環境はとても大切なため、住宅手当は多くの企業で導入する傾向にあります。住宅手当が支給されるか否かは、会社を選ぶ際にも重要なポイントです。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例7:介護&育児休暇
従業員の満足度がアップする福利厚生の取り組み事例7つ目は、介護・育児休暇に関する制度です。
介護や出産・育児に関する休暇制度は法律で定められており、企業は従業員に休暇を与える義務があります。しかし、法定の産休や育児休暇以外にも、企業によっては追加で休暇を取得できたり、勤務時間を短縮して働くこともできます。
また、企業によって差があるものの、休暇中も給与の一部や全額を支給することもあります。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例8:財形貯蓄制度
従業員の満足度のアップさせる福利厚生の取り組みとして、財形貯蓄制度を導入している企業もあります。
財形貯蓄制度とは、勤労者財産形成促進法に基付いて、企業が従業員の給料から天引きし、金融資産で運用します。企業に勤める従業員のみが加入でき、加入するかしないかは従業員の自由です。
他にも、持ち株制度や個人年金保険の掛け金の一部負担など、従業員の財産形成に関わる福利厚生制度を導入する事例もあります。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例9:産休手当
従業員の社内満足度をアップする福利厚生の取り組み事例の9つ目は、産休手当の支給制度です。
法律で定められている産休育休制度のほかに、会社独自の産休手当の制度を導入している企業もあります。女性の社会進出が進み、働く母親向けの福利厚生制度を充実させる企業が増えています。
化粧品や服飾など女性向けの商品を販売する企業が特に、独自の産休・育休制度を導入する傾向にあります。
満足度がアップする福利厚生取り組み事例10:引越し時の引越し代の手当
社員の社内満足度をアップする福利厚生の取り組みとして、引越し時の引っ越し代の手当の支給をする企業もあります。
従業員の引越し時に、提携している引越し業者での引越し費用が、割引になる制度を導入している企業もあります。引っ越し代や、賃貸物件に住む際にかかる敷金礼金など引っ越し時にかかる費用を、福利厚生として支給する事例もあります。
会社都合の転勤や異動がある場合は、会社が負担することが多い傾向にあります。
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業TOP5社
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業、TOP5社の福利厚生制度をご紹介します。
法定外福利厚生は企業が独自で採用することができ、企業によってさまざまな福利厚生を導入しています。中には、ほかの企業にはないユニークな福利厚生制度を導入している企業もあります。
ユニークな福利厚生事例を導入する企業の事例を5社ご紹介します。ぜひ、新たに福利厚生を導入する場合の参考にしてください。
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業1:AppleJapan
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業1社目は、iPhoneやMacBookなどを開発、販売しているAppleJapanです。
AppleJapanの福利厚生は、子育て世帯のために男性専用の育児休暇が用意されていたり、女性の卵子凍結保存費用の負担など独自のものが多くあります。
また、自社製品を購入する際に社員割引が効いたり、ジム費用の支給などがあります。特別休暇に関しても、年々増えています。
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業2:ワークスアプリケーションズ
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業2社目は、ワークスアプリケーションズです。
ワークスアプリケーションズはドリンクコーナーがあったり、マッサージができる休憩室があったりと、しっかりと休憩をとることができる環境が整っています。また、従業員同士の親睦を深めるためのサークルや運動会などにも力を入れています。
ほかにも、産休・育休後の復帰時にボーナスが支給されます。時短勤務制度も広く浸透しています。
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業3:オリエンタルランド
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業3社目は、ディズニーリゾートなどを経営するオリエンタルランドです。
自社が運営するディズニーリゾートのキャスト(ディズニーリゾートの従業員のこと)専用パスポートが支給されたり、提携するショップや飲食店での割引が受けられます。「サンクスデー」という従業員貸切のイベントもあります。
また、正社員だけでなくアルバイトも、積極的に有給休暇を取得できる環境があります。
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業4:リクルートキャリア
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業4社目は、大手リクルートグループのリクルートキャリアです。
リクルートキャリアは、福利厚生の中でも従業員のスキルアップに力を入れています。勤務時間内に研修を受講できたり、個人のスキルアップのための制度も整っています。
また、リクルートキャリアでは職場環境の整備にも力を入れており、オフィスが通勤しやすい駅近くにあったり、清潔感のあるオフィスが保たれています。
ユニークな福利厚生事例を取り入れている企業5:サイバーエージェント
AmebaブログやAbemaTVなどを運営するサイバーエージェントは、独自の福利厚生を多数導入しています。
主なもので、住宅補助の「2駅ルール」と「どこでもルール」、社員食堂がない代わりに安くお弁当やフルーツ等を購入できたり、無料でスムージーやピザなどの提供もあります。
また、社員同士のコミュニケーションの場を作る機会も多く設けられています。福利厚生を充実させた結果、離職率を下げられた事例もあります。
福利厚生事例を知って積極的に取り入れよう!
従業員の生活環境の充実や、社員の会社に対する満足度をアップさせるためにも、福利厚生の充実は欠かせません。
今回ご紹介した福利厚生事例を知って積極的に取り入れ、社員の満足度アップだけでなく、優秀な人材の確保や離職率の低下につなげましょう。
また、企業に勤める従業員の方も、ご自分の会社の福利厚生をしっかりと把握し、活用していきましょう。