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2019年12月13日

人事異動の拒否はできる?人事異動の拒否が認められる6つのケース

人事異動は勤務環境を大きく変えてしまうため、できれば拒否したいと考える人もいます。しかし、異本的には人事異動を拒否することはできません。ですが、条件などによっては人事異動が拒否できるという場合もあるので、まずは状況を確認することが大切となります。

人事異動の拒否はできる?人事異動の拒否が認められる6つのケース

人事異動とは

人事異動とは、会社が社員に対して配属や役職などの地位、勤務地などの勤務状態の変更を命令することです。また、人事異動には社内での異動もあれば、グループ企業の間で行われる出向や転籍などの社外への人事異動もあります。

これらの人事異動は対象となる社員の勤務環境を大きく変えてしまうこともあります。そのため、人事異動の命令が会社から出されたときに、拒否をしたいと考える社員もいます。

人事異動の目的と種類

上記で述べたとおり、人事異動には社内異動と社外異動があり、また人事異動には転勤や配置換え、長期出張、応援、出向、転籍などの種類があります。これらは勤務環境が大きく変わってしまうこともあります。

人事異動が行われる目的にはいろいろとありますが、人手不足を補ったり、対象社員が適正に仕事を行うためであったり、本人の希望であったり、多くの経験を積むためなどがあります。

人事異動を拒否すると解雇されるか

人事異動の命令を拒否したいと考える社員もいます。ですが、会社には人事異動命令権があります。

正社員は長期的な雇用が前提とされているため、あらかじめいろいろな職種や職場を経験することも予定として含まれています。そのため、人事異動を拒否することで解雇の対象となる場合もあります。

ただし、その人事異動が不当な内容であったり、社員側が一方的に不利益になるなどの場合は権利の濫用とみなされることがあります。

人事異動を拒否できる6つのケース

上記で述べたとおり、会社は社員に対して人事異動命令権を持っているため、人事異動の命令が出されれば、その指示に従う必要があり、拒否をした場合には処分の対象となってしまうこともあります。

ですが、その人事異動は必ず従わないといけないというわけではなく、条件や内容によっては拒否が可能な場合もあります。

ケース1:会社の契約違反

会社と社員の間には雇用契約が結ばれています。その雇用契約の中に、勤務地や職種などを限定する内容が含まれていることもあります。

もし、その雇用契約の内容を無視した勤務地や配属先などの人事異動であれば、雇用契約違反となるため、社員はその人事異動を拒否することができます。ただし、雇用契約の範囲を超えていても、本人の承諾がある場合には問題にはなりません。

ケース2:異動の動機が不当な場合

人事異動はいろいろな目的があって行われます。そのため、人事異動は必要なことであるため、社員に命令として出すことができます。

しかし、その人事異動が嫌がらせや、退職を促すためのものなどのような不当な動機であれば、その人事異動を会社の権利濫用として拒否することができます。

不当な扱いを受けた場合には、労働基準監督署への申告、紛争調整委員会のあっせん、労働審判などが労働紛争の主な解決手段となります。

ケース3:不利益があまりにも大きい場合

人事異動によって、残業時間が増加や単身赴任、家族の送迎ができなくなるなどの勤務環境が大きく変わるという人もいます。しかし、これらは過去の裁判例では社員として甘受すべき範囲として拒否が認められていません。

ですが、家族が要介護状態や、転居が難しい病気を本人が患っているなどの場合は、あまりに社員側の不利益が大きすぎる場合には、人事異動の拒否が認められています。

ケース4:業務上必要がない場合

先に述べたとおり、人事異動は会社が必要と判断して、何らかの目的があって社員に命令として出します。しかし、業務上必要がない場合の人事異動の場合は、不当な動機や目的として、その人事異動を拒否することができます。

ただし、拒否する場合にはその人事異動が不当なものであったり、業務上必要がないなどの理由を社員側が明確に示す必要があります。

ケース5:やむを得ない事情がある

先に述べたとおり、家族が要介護状態であったり、転居が難しい病気を本人が患っていたりなどした場合には、人事異動の内容によっては従うことが難しいということもあります。

このようなやむを得ない事情がある場合には、人事異動を拒否することができます。ただし、拒否をするというよりも、このような場合には会社に事情を説明して話し合いをするような形となります。

ケース6:配慮を欠いている場合

会社は社員に対して人事異動命令権があり、拒否などによって従わない場合には処罰の対象とできることもあります。しかし、社員にも家族や生活、個人としての意見や考えなどがあります。

そのため、会社は社員に人事異動の命令を出す際には、一定の配慮を心がける必要があります。もし、一方的に人事異動の命令を押し付けて従わせようとすると、権利濫用や不当な目的などとして扱われることもあります。

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人事異動が不安な理由

人事異動は大きく勤務環境を変えることがあります。もし、やむを得ない事情や不当な動機やなどがない場合には、人事異動の命令を拒否することはできません。

そのため、人事異動の命令を受けた社員の中には、人事異動によって変わるその後の勤務環境に対して、いろいろな不安を感じてしまうこともあります。

事異動が不安な理由1:仕事内容

人事異動の内容によっては、仕事内容が大きく変わってしまうこともあります。そのため、今までに身に付けたスキルなどが活かせない可能性があると不安を感じてしまう人もいます。

また、新しい仕事である場合は、その仕事を覚え直さないといけないということもあります。その仕事が自分に適したものでなかった場合のことを想像して不安を感じること人もいます。

事異動が不安な理由2:人間関係

配属先の変更や、転勤、出向などをした場合、今まで一緒に仕事をしてきた仲間と離れて、新しい人たちと仕事をすることになります。

職場には毎日のように通うことになるため、もしその新しい職場での人間関係をうまく築けなかった場合を想像して不安を感じる人もいます。また、性格が合わない人がいた場合や、漠然と知らない人たちと接することに不安を感じるようになる人もいます。

事異動が不安な理由3:環境

職場での人間関係のことを想像して不安を感じることもあれば、人事異動で引っ越しなどが必要になったりなどの生活環境の変化に不安を感じることもあります。

また、今までの慣れた生活環境ではなくなることに、ストレスを感じてしまう人もいます。そのため、人事異動直後には体調を崩しやすくなってしまうようになる人もいます。

事異動が不安な理由4:プライベート

上記で述べたとおり、人事異動の内容によっては引っ越しなどで慣れた土地を離れないといけなくなる場合があります。そのため、家族や友人などと離れてしまったり、慣れた土地での生活から離れるということもあります。

プライベートな部分の変化に対してストレスを感じてしまう人もいて、人事異動直後は仕事中だけでなく、プライベートな時間もしばらくストレスを感じるという人もいます。

人事異動を理由に退職や転職をしてもいい?

人事異動を拒否することで処分の対象となることがあります。しかし、人事異動を理由に退職や転職を検討する人もいます。

ですが、人事異動をした直後に退職をしてしまうと会社や取引先などに迷惑をかけてしまったり、不当な目的などでない人事異動を理由に退職をしてしまうと、転職で面接を受けたときなどに印象が悪くなるなどのリスクがあることは事前に把握しておくようにしましょう。

人事異動は原則拒否できないが拒否ができるケースもある

人事異動は勤務環境を大きく変えてしまうため、できれば拒否したいと考える人もいます。しかし、人事異動は基本的に拒否することができません。

ですが、不当な目的や、やむを得ない事情など、人事異動を拒否できる場合もあります。そのため、もし人事異動を拒否したいと思った場合には、自身が人事異動を拒否できる状況や状態であるかをまず把握するようにしましょう。

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