内定と内々定の違い
人生のゴールは就職ではありませんが、就職活動や転職活動のゴールは内定を貰うことだと考えている方は多いと考えられます。
しかし、内定を得た際は、その後に手続きや挨拶をする必要もあるため、内定の連絡をもらって終わりというわけではありません。
また、内定の他に「内々定」という言葉もあり、違いが分からない方もいらっしゃると考えられます。そこで今回は、「内定」についてさまざまな角度から考察していきます。
内定とは
まずは、今回のテーマである「内定」とはどのようなものなのか、考察していきます。
「コトバンク」による解説によると、「内定」とは、正式に発表されていないものの、内々で物事が定まっていることや、その決定を指す言葉だとされています。
就職活動以外にも、役職やポジションにする際の決定などにも使用されることがある言葉です。
正式の発表の前に内々で定まること。また、その決定。
内々定とは
「内定」とよく似た言葉として、就職活動の分野でよく耳にする言葉の1つに、「内々定」という言葉があります。
「内々定」という言葉は、企業が内定の通知を正式に出す前に就活生や志望者に伝える、内定の通知やお知らせのことを指す言葉だと言われています。
そもそも内定自体が、正式な発表前の決定を指す言葉ですが、内々定は内定のさらに前に通知する内定の通知だと考えられそうです。
内定をもらったらするべき6つのこと
冒頭でも述べたように、内定は貰ったら終わりというものではありません。内定を得た後は、挨拶を手続きをする必要があり、それらを怠ると内定が取り消しになる危険性もあると言われています。
そこで続いては、内定をもらったらするべきことについてご紹介していきます。
1:内定通知への返信連絡
企業から内定通知を受け取ったら、そのままにするのではなく、きちんと返信をすることが大切です。内定をもらった企業で働く意思があるのか、それとも辞退をするのか、なるべく早く企業に伝えるのが礼儀だと言われています。
すぐに決められない場合も、まずは内定通知を受け取ったことを担当者に伝える必要があります。内定に対する返事をすぐにできない場合は、その旨も伝え、許可を貰うことも大切です。
2:条件の再確認
内定に関する決断をする前に、労働条件などについて確認し、よく考えることが大切です。企業によっては、内定通知とともに詳しい内容や書類を送付してくれる場合もありますが、こちらから尋ねないと教えてもらえないケースもあります。
内定を受けてから、労働条件を知り、「思っていたのと違う」と後悔することがないよう、労働条件などの確認は必ず確認することをおすすめします。
3:入社諾否の意思表示
上記でも述べたように、内定通知を受け取ったら、入社の意思があるのかどうか、企業になるべく早く伝えるのがマナーだとされています。
すぐに決められない場合も、なるべく1週間以内、遅くとも2週間以内までに伝えるのが常識だと言われており、企業から期間の指定がある場合は、その期間内に伝える必要があります。
入社諾否の意思は、大切な連絡のため、指定がなければ電話で伝えるのがベストと言えそうです。
4:入社日の決定
入社の意思があることを伝えた場合、入社に向けての手続きが進められます。
まずは、入社日が決定されるため、企業と交渉します。時期にもよりますが、企業が提示した入社日に従うのが一般的と言われていますが、どうしても入社できない日がある場合は、企業と交渉し、スムーズに入社できるように調整することが大切です。
5:退職日の調整
新入社員として内定を貰うのではなく、中途採用や転職として内定を貰った場合、これまでに働いていた会社を退職する必要があります。内定を貰った企業への入社日に合わせて調節し、入社日までには確実に退職することが大切です。
しかし、急に退職をするとなると、勤めていた企業側に迷惑をかける可能性があります。退職日を調整・決定する際は、なるべく早く会社に伝え、引き継ぎなどをしておくのがマナーだと言われています。
6:雇用契約の締結・入社の手続き
入社日が決定したら、入社に向けてさまざまな契約や手続きを行う必要があります。
雇用契約などを締結し、入社の際に必要になる各書類の記入などをして、入社の手続きを進めていきます。
入社に必要な手続きなどは、入社前に行う企業もあれば、入社日や入社後に行う会社もあると言われているので、企業の方針に従い、疑問点などがある場合は必ず質問して確実に手続きを進めていくことが大切です。
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内定をもらえる人の特徴8つ
ここまで、内定を貰った後にするべきことや内定後の流れなどについて考察・ご紹介してきました。
しかし、そもそもどうすれば内定を貰えるのかわからないという方も、少なくないと考えられます。
そこで続いては、内定を貰える人の特徴をご紹介していきます。
1:退職する理由や転職する理由が明確
転職活動をする場合は、現在勤務している会社を退職する理由や、転職活動に励む理由が明確な方が、内定を貰いやすいと言われています。
退職や転職の理由が曖昧だと、志望先の企業からも、「採用してもすぐにまた転職しそう」「目標や志がない人間」などと評価されてしまう危険性があります。
ですから、退職・転職の理由が明確で、目標などをしっかり持っている人の方が、内定を得やすいと言われているのです、
2:企業側の人材ニーズを考えている
内定を貰うには、企業側が「採用したい」と感じる人材になることが大切です。企業が求人を出している場合、求人情報の内容にもよりますが、企業側が求めている人材に当てはまらないと、内定を貰うことは難しいと考えられます。
企業にとって欲しいと感じるような人材になるには、企業側のニーズをよく理解して、企業側の人材ニーズに合ったアピールをすることが大切です。
3:自分に足りていない部分を素直に認識し反省することができる
企業の選考や面接では時に、欠点などを厳しく指摘されることがあります。このような話題では、企業は欠点などの有無ではなく、欠点や足りない部分に対する認識や受け止め方などを見ている可能性もあります。
完璧な人間は世界に存在しておらず、欠点や足りない部分は誰にでもあるものです。指摘された欠点などに対して、素直に受け止めて改善しようとできる人は、人間性で評価されやすく、内定を貰いやすいと言われています。
4:転職先に求める条件が明確
企業側のニーズを理解することも大切ですが、企業側に自分が求めるものや、転職してどのような働き方がしたいのかの希望などを明確にすることも、内定を貰うためには重要だと言われています。
転職先に求めている条件などが明確ということは、目標などが明確ということでもあり、志が高く前向きだと評価されがちです。
5:転職先の企業選びで譲れない条件と妥協できる条件を決める
転職先の企業に対して、要望や希望を持つことは大切ですが、自分の理想や希望の全てを叶えてくれる企業は存在しないと考えられます。また、企業に対して求めるものが多すぎると、単なるわがままな人間と評価されてしまい、内定を貰いづらくなる危険性もあります。
そのため、転職先の企業への希望について考える際は、絶対に譲れない部分や叶えてもらいたい内容と、妥協しても良い内容とを明確にしておくことも大切です。
6:仕事を通じて実現したいことを考えている
企業では、新卒を採用する際も中途採用をする場合も、将来に対するビジョンをしっかり持っている人を高く評価しがちです。
ですから、内定を貰いたい場合は、仕事を通じて実現したいことや目標を定めることも大切です。大きな目標や夢のような目標と、努力次第で達成できそうな目標とをそれぞれに定めておくと、面接などでも話が弾みやすくて有利だと言われています。
7:謙虚に学び大胆に行動するバランス感覚を持っている
ビジネスでは、謙虚さや慎重さと、強気な部分や大胆な部分が、どちらも必要だと言われています。ですから、謙虚さ・慎重さと大胆さのバランスが良い人は、企業からも高く評価されやすく、内定を貰いやすいと言われています。
内定を貰うには、自分の性格や言動を振り返り、バランスが良い態度や言動を心掛けることも大切です。
8:自分自身の希望や夢を描いてチャンスをつかむ
何度かご紹介しているように、企業は目標などを持っている前向きな人を、就職活動や転職活動でも高く評価しがちです。
しかし、ただ目標を持っているだけでは、物足りないとも言われています。目標や夢を持ち、なおかつその実現に向けて行動したり、チャンスをつかもうとしたりしている有言実行ができる人は、より内定を得やすいと考えられます。
内定をもらえるような逸材に成長しましょう
いかがでしたでしょうか?今回は、「内定」をテーマにして、内定の意味や内定を貰ってからすべき手続き、内定を貰える人間の特徴などについて、考察・ご紹介しました。
内定を貰える人は、企業にとって「欲しい人材」だと言ええそうです。ですから、企業のニーズをよく考え、企業から欲しいと求めてもらえるような逸材に成長することが、内定を貰う上でも重要なことだと考えられます。