面談の具体的な5つの流れ|面談で起こりがちな5つの失敗例

採用

面談と面接の違いとは?

面接と面談、この2つの明確な違いをご存知でしょうか。面接と面談の違いを知っている事によって、採用担当者たちに効果的な発言や態度をとる事ができるようになるでしょう。

面接と面談という、就職活動のときによく使われる対応について正しい知識を貯えて挑んでみてはいかがでしょうか。今回は面接と面談に突いて詳しく、具体的にご紹介していきます。最後までご覧ください。

面接の定義

まずは面接の定義について、ご紹介していきましょう。面接とは、企業側が応募してきた人たちについて見極めたり適正を判断するために質問をしたりする場のことを言います。

企業が、自分たちの会社でやっていくにあたって適している相手かどうか、またどのような面で貢献してもらえそうかなどをしっかりと見極めるために、質問をしていきます。応募者が受けてになるというのが面接の特徴です。

面談の定義

続いては面談の定義についてご紹介していきましょう。面談とは、応募者と会社が対等な関係で質疑応答や自己アピールをしていき、自分のメリットなどを具体的に伝え合うための場の事です。

面接と違い、企業側も「自分たちの会社を選んで欲しい」という気持ちで、メリットや熱意を伝えてきます。面談の時には応募者側も積極的に質問をしたり、自分についてアピールするのが特徴です。面接では聞きにくい事も面談では聞けます。

面談と面接の差異

面接と面談の差異は、いったいどこにあるというのでしょうか。面接と面談の主たる差異は、「応募者の回答権がどの程度あるか」だと言えるでしょう。

面接では、基本的には応募者は選ばれる側として会社に聞かれた事を答えます。しかし面談では、応募者であっても選ぶ側として会社の良いところや悪いところを質問していきます。ここでは、企業と応募者がそれぞれ感じる差異についてもご紹介します。

企業側

企業は、面接のときには応募者に質問をすることによって性格や特徴を知りますが、面談のときには応募者からの質問に答えることによって会社の性質や特徴を伝えます。

この差異は、なかなか学生時代には学びませんので、はっきりと捉えている応募者も少ないでしょう。そのため、あえて面接や面談のときに「今回は面接なので」とか「面談なので質問をどうぞ」と進めてみましょう。

応募者者側

応募者側からすると、面接のときにはあまり回答権がなくて、聞かれた事にだけはっきりテキパキと答えていかなくてはいけませんが、面談のときには交通費についてや事業内容についてなど、ご自身がその会社に就くにあたって知っておきたい事をある程度自由に質問をすることができます。

つまり、どの程度積極的に会話を交えていいか、質問をしても良いのかが変わってきますので、しっかりと捉えておきましょう。

面談の具体的な5つの流れ

それでは、面接と面談の違いについて理解ができたところで、続きましては面談の具体的な流れについてのご紹介をしていきましょう。面談のおおまかな流れを知っておく事によって、面談に対する恐怖心がなくなります。

面接よりも自主性や積極的な面を見られることがおおい、面談なので、しっかりと流れを知っておいて、その波に乗れるようにしておくと安心できるでしょう。

1:アイスブレイク

「アイスブレイク」とは、面談の始まりに採用担当者側が応募者たちの緊張を解かすために行なう、かんたんな前置きの時間の事です。

基本的に何を行なっても構いませんが、一般的なのは自己紹介や、合否に関係ないようなかんたんな質問などです。グループ面談のときには応募者同士で自己紹介をさせあったり、「はい」「いいえ」で終わるような質問をしたりします。

2:自己・自社紹介

続いては面談担当者や会社について、自己紹介をすると良いでしょう。ほとんどの場合、応募者たちは自分なりに自己紹介などを考えてきていますが、面談担当者たちが自己紹介を先に行なうことによって「この程度の内容を伝えれば良いのか」と安心感を持つでしょう。

あまり質素過ぎてはいけません。趣味や、好きな食べ物など、その場でも思いつくようなことを選びましょう。

3:応募者の経歴を確認

応募者の経歴は、できるだけしっかりと把握しておくと良いでしょう。やはり会社に関わることですので、しっかりと見落としがないようにすべきです。

経歴については、文字で見るしかありませんが、文字を見誤ったり勝手なイメージで「あの事だろうな」と想定するのはやめましょう。応募者たちは誠意を込めて精一杯の履歴書(エントリーシート)を作成しています。真摯に向き合うことが大切です。

4:質疑応答

質疑応答のときには、あまり威圧的になったり素っ気ない態度になったりしないように気をつけてください。ついつい、自分より若い応募者たちに質疑応答するとなると「威厳が」とか「ふざけてはいけない」とかしこまってしまいますが、ユーモアも大切に、会社のイメージが良くなるような対応をしましょう。

緊張している応募者たちのためにも、言葉ははっきりと口にしてあげましょう。

5:次回への誘導

次回への誘導は、あまり強制的な感じにならないようにしましょう。会社側が「採用したい」と思ったり「この人は断ろう」と、面談で判断するように応募者側も面談によって「入社したい」「イメージと違う」と感じています。

勝手に強引な誘導をするのではなく、応募への感謝を述べて事務的に説明しましょう。応募者たちに「あまり自分には興味が無いのかな」と過度に思わせないようにしてください。

面談で起こりがちな5つの失敗例

どのように行動したら面談を失敗しないかと考える方がおおいでしょうが、実は面談での失敗談はある特徴があります。今回はそれらのよくある面談での失敗談について、具体的な事例をあげてご紹介していきます。

ぜひ、面談を行なうときに頭の片隅に覚えておくと良いでしょう。やはり採用担当者たちの態度や心持ち、考え方によっては応募者たちに会社の悪いイメージを与えるので、注意が必要です。

1:書類選考で強い先入観を持ってしまい会わない

書類選考で、字のきれいさや経歴、また出身学校や検定などの情報で期待したり幻滅したりしないようにしましょう。

強すぎる先入観は、プレッシャーとなって応募者たちに伝わります。面接ではなくて面談なので、フランクな関係を前提として時間を使わなくてはいけません。多少の先入観は仕方ありませんが、過度な先入観は絶対になくしましょう。フェアなイメージのある面談ができるようになるでしょう。

2:書類選考で強い先入観を持ったまま面談

書類選考の強い先入観を持ったまま面談をすると、質疑応答のときに見当違いの質問をしてしまうきっかけとなります。

例えば字がキレイだったとしましょう。「習字を習っていましたか」という質問をしたり「字を書く事が多い部署でも構いませんか」という質問は、「本当は何も習っていないし、字をたくさん書くのはいやだ」と感じている応募者に対して失礼です。

3:面談?面接?コミュニケーションミス

面接か面談かを、採用担当者や会社側が勘違いしていたり解釈を間違えている時にはコミュニケーションミスが起こります。

面談と言っているので、応募者たちも積極的な態度で質問をしてきたりします。そんなときに「失礼だな」と考えて注意をしてしまったり、逆に面接の時に「消極的な人材ばかりだ」と落胆する事になります。面談と面接の違いや、適したコミュニケーション術は日々学びましょう。

4:面談者の熟練度が低い

面談を行なう採用担当者は、できるだけ熟練度が高い人材を選ぶと良いでしょう。とはいえ、どんな人材にも「初心者」の時期がありますので、会社では日々少しずつ採用担当者たちの育成にも力をそそがなくてはいけません。

面談はトーク術や、機転が大切です。また、会社のイメージを悪くしないような身だしなみ、ヘアスタイル、人柄がなくては勤まりません。

5:面談情報を引き継げていない

面談情報の引き継ぎは、しっかりとしておかなくてはいけません。面談情報は、絶対に聞かなくてはいけない質問や、伝えておかなくてはいけない情報、そして応募者たちの情報などのことです。

面談を何日も行なう場合は、いつ・どの応募者が来るか、などを把握して、応募者にあわせて質問をしたりトークをしなくてはいけませんから、しっかりと面談情報については引き継ぎをしてください。

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面談の形式

面談にも形式があるのをご存知でしょうか。今回は面談をしたい会社側が知っておくと、選択肢が広がっていく面談の形式についてご紹介をしていきましょう。

面談の形式は、どのようなイメージを会社に持って欲しいかや、応募者たちのキャラクター性などによっても選択していくと、現代社会に適した柔軟な会社だと思われるでしょう。

カジュアル面談

カジュアル面談とは、面談より事前に採用担当者や役員が応募を検討している人々と面談をすることです。転職などが決まっていないけれど、良い会社があったら検討したいと言う層のためにあります。

また、会社側も良い人材をソノ気にさせて、自分たちの会社に招き入れたいというときに有効的な面談だと言えるでしょう。積極的に採用枠を増やしている時に行なわれる事が多いです。

リクルーター面談

リクルーター面談とは、会社のなかでも比較的若い20代から30代の社員と、新卒で入社を希望している大学生などがカフェやファミリーレストランなどのカジュアルな場所で会話を中心に行なう面談の事です。

若い社員を参入させる事によって、会社の堅苦しいイメージや怖いイメージをなくすことができます。新卒の社員を増やしたいときや、会社に若い人を増やしていきたい時に有効的です。

面談と面接の違いを理解しましょう

いかがでしたでしょうか。面談と面接は、漢字は似ていますが持っている意味は全く異なり、それぞれの役割を持っている事がわかったのではないでしょうか。

面談と面接の正しい意味を理解した上で、しっかりと対策や準備をして応募者たちを受け入れましょう。そうすることによって、「あの会社は信頼できる」と評判を築き上げられる事でしょう。みなさんの転職や就職活動が、実り多い物になるでしょう。

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