面接担当者が心得るべき6つのポイント|面接で使える7つの質問例

採用

面接を行なう目的とは?

大部分の会社は面接を実施しますが、面接は双方にとって大切です。会社側は良い人材を採用すれば、強い会社を作ることができます。

以下では会社が面接を実施する目的を紹介しますが、目的を知ることで面接に対して真剣な気持ちで挑むことができます。

応募者の個性を知る

会社側は会社に相応しい応募者を採用したいです。相応しさの要素には能力もありますが、一番大きな要素は応募者の個性です。面接官は質問を工夫することで応募者の個性に迫りますが、その個性が会社に相応しいのか見極めようとします。

面接官は応募者の個性を正しく知るために、時として意地悪な質問をします。しかし面接官に悪意はなく、ただ応募者の個性を知りたいだけです。

志望度を高める

面接は応募者にとっても有意義です。応募者は関心のある会社であっても、最後の一歩が踏み出せないことがあります。しかし面接を受けることで、志望度が高まり一歩前進できます。

会社の実態は会社案内や求人票だけでは判断できません。また会社側は履歴書や職務経歴書だけでは、応募者を正しく判断することができません。

入社後のミスマッチを防ぐ

ミスマッチが原因で離職する人は後を絶ちませんが、面接を実施することでミスマッチをある程度は防ぐことができます。

ミスマッチを防ぐには相互理解が大切ですが、面接は相互理解を深める場です。しかし相互理解を深めるには、面接側の配慮が大切です。

面接担当者が心得るべき6つのポイント

面接は有望な人材を見抜く重要な仕事ですが、短い面接時間で応募者の資質を見抜くのは難しいです。それでもポイントを押さえることで、見抜きやすくなります。

以下では面接担当者が心得るべき6つのポイントを紹介しますが、初めて面接を担当する人は参考にしてください。ポイントの内容によっては一朝一夕に身に付けることは無理ですが、それでも意識することで次第に完成形に近づきます。

面接担当者が心得るべきポイント1:面接の雰囲気作り

有能な応募者であっても面接の場では緊張します。過度に緊張すれば、自分を出し切ることが難しくなります。そうなれば応募者の資質が見抜きにくくなります。

面接官は応募者がリラックスできるように、雰囲気を作らなければいけません。雰囲気作りの第一歩は丁寧な挨拶です。面接官が丁寧に挨拶すれば応募者はリラックスします。人は丁寧に接してくれる人に、好印象を抱きます。

面接担当者が心得るべきポイント2:過去の業績に対する過大評価

面接官は応募者の過去の職歴や学歴を見ますが、応募者の学歴や職歴を批判するような言動は慎まなければいけません。応募者の学歴や職歴を批判することは、応募者自身を批判することです。そのような批判をされて、気持ちがいい人はいません。

しかし応募者の過去の業績を過大評価するのも危険なことです。応募者は過去の業績を誇張して伝える傾向にあります。

面接担当者が心得るべきポイント3:短時間での判断

面接官は面接時間が長い方が、応募者の資質を見抜きやすいです。しかし過度に長い面接時間は応募者が疲れる可能性があるので、1時間以内が好ましいです。

1時間以内で応募者の資質を見抜くのは難しいですが、面接官はそれでも資質を見抜く目が要求されます。短時間で応募者の資質を見抜く目を養うには、場数をこなすしかありません。面接官も経験によって大きく成長します。

面接担当者が心得るべきポイント4:質問を深堀しない

面接官は応募者の資質を見極めるために、深掘り質問をすることがあります。しかし過度の深掘り質問は、応募者を圧迫する可能性があるので慎んだ方が無難です。

立場関係の違いで応募者は圧迫感を感じることが多いです。そのような面接の場で深掘り質問をすれば、応募者は萎縮します。萎縮した応募者は、自分を出し切ることができません。

面接担当者が心得るべきポイント5:高圧的姿勢や態度

知らず知らず高圧的な姿勢や態度を見せる面接官はいます。面接官は気付かないことが多いですが、応募者は敏感に感じます。

面接官が高圧的な姿勢や態度を示せば、応募者は一緒に働きたくない心理状態になります。 高圧的な人と一緒に働くのは、誰もが嫌がります。

面接担当者が心得るべきポイント6:面接と面談の違いを把握する

面接と面談を明確に区別することは難しいですが、一般的に面接は選考の場であり、面談は相互理解の場です。

そのため面接の場で、必要以上に応募者の人柄に迫るのは好ましくありません。面談の準備ができていない応募者は、緊張で固まる可能性があります。

どうしても面談をしたいのであれば、二次面接の場を設けることをおすすめします。そのときは応募者に、面談形式であることを伝えましょう。

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面接で使える7つの質問例

面接官は応募者の資質を短時間で見極める必要がありますが、見極めるためには質問内容が大切になります。短時間の面接で、無意味な質問をする余裕はありません。

以下では面接で使える7つの質問例を紹介しますが、質問の意図も紹介します。質問の意図を正しく理解することで、面接をスムーズに進めることができます。

面接で使える質問例1:自己紹介をお願いします

「自己紹介をお願いします」は質問というよりは面接前の挨拶ですが、挨拶の仕方によって応募者の性格を垣間見ることができます。

面接官の顔を見て堂々と自己紹介する応募者であれば、自信のある応募者だと判断することができます。

面接で使える質問例2:好きなことは何ですか?

「好きなことは何ですか?」という質問も面接の定番ですが、好きなことから応募者の性格を推測することが可能です。

団体競技が好きな応募者であれば、集団活動が得意な応募者だと推測できます。また一人でするスポーツが好きな応募者であれば、克己心が強い応募者だと推測できます。

推測する能力は一朝一夕には身に付きませんが、多くの応募者を面接することでデータが蓄積され、推測の精度が高まります。

面接で使える質問例3:ご自身の強みをどのように自社で活かせると思いますか?

「ご自身の強みをどのように自社で活かせると思いますか?」はストレートな質問内容ですが、採用するときの参考になります。

自信のある応募者は自分の強みを把握していることが多く、面接の場でも堂々と自分の強みをアピールします。

応募者が強みを論理的に語れるようであれば、即戦力として期待できます。自分の強みを論理的に語ることは、自己分析が完成している証拠です。

面接で使える質問例4:退職後にブランクがあるのはなぜですか?

「退職後にブランクがあるのはなぜですか?」は定番の質問ですが、聞くことで応募者の人生観と能力に迫ることができます。退職後のブランクが極度に長い場合は、以下の理由が考えられます。

・何らかの理由があり積極的に仕事を探さなかった
・不採用が続いた

応募者は正直に返答しない可能性がありますが、面接官は冷静に真偽を見極めなければいけません。しかし執拗な深掘り質問は控えた方が無難です。

面接で使える質問例5:当社にはどんなイメージをお持ちですか?

「当社にはどんなイメージをお持ちですか?」の質問をすることで、応募者の会社研究の深度がわかります。真剣な応募者は会社のことを詳しく調べます。会社研究の深度が深ければ深いほど、入社の意識が強いと判断できます。

面接で使える質問例6:10年後はどのような仕事をしていたいですか?

「10年後はどのような仕事をしていたいですか?」の質問をすることで、応募者のキャリアプランを知ることができます。

面接段階で応募者のキャリアプランを知ることは無駄ではありません。キャリアプランがしっかりしている応募者は、目的意識が強いです。目的意識が強い応募者は少しぐらいの困難には負けないので、大きな仕事をする可能性があります。

面接で使える質問例7:他に質問はありませんか?

「他に質問はありませんか?」も面接の定番です。質問自体には意味はありませんが、必ず聞くことをおすすめします。

内気な応募者であれば、質問を躊躇う可能性があるからです。しかし面接官が質問を促すことで、質問しやすくなります。

面接担当者は面接を行なう目的をきちんと理解しましょう

面接官の役割は大変重要です。そんな面接官には資質が要求されます。しかし資質を満たしていても、一人前になれるとは限りません。

面接官として一人前になるには、面接を行う目的を理解することが大切です。目的を明確にすることで、質の高い面接になります。質の高い面接を繰り返すことで、やがて面接官として一人前になります。

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