内定式の交通費は会社から支給される?支給例3選と内定式に出席すべき理由2選

採用

晴れの舞台「内定式」・でも内定式の交通費って支給されるのか

就職活動をがんばった結果として「採用」の内々示をもらったときは、苦労が報われた感激でいっぱいになったことでしょう。

内々示段階の、まだ嬉しさと不安が混じり合ったような気分を払拭してくれるのが「内定式」の開催通知です。春から就職できるのだと実感できますが、内定式の場所が居住地から離れていると、内定式に出席する交通費の負担が重いと感じてしまう人も少なくはないはずです。

遠方在住者には負担が大きい

「交通費支給」の文言が記載されているか内定式の通知をしっかりとみてみましょう。交通費支給に関する文言が記載されていれば、記載されているとおりの交通費が企業から支給されます。

内定式の開催される場所から遠いところに住んでいる学生にとっては、交通費が支給されるかどうかは大きな問題です。内定式の開催通知を眺め、満額支給の旨の記載されていなければ、自己負担を覚悟しておく必要があります。

内定式の交通費を企業から支給されるのか?

採用の内々示をもらっている会社と、自分が現在居住している場所が離れている場合、内定式の開催通知を受け取っても、うれしい反面、交通費が重くのしかかってくるという人も多いはずです。

内定式の通知文の中に、「交通費全額支給」の文字があればひと安心ですが、交通費に関して何も触れられていなければ、自分がすべて負担することになってしまうのでしょうか。

【原則】支給するかは企業次第

内定式に参加するための交通費や宿泊費などの経費は、企業に支給が義務付けられている経費ではありません。企業側の心持次第ということになります。

就活生に人気の高い企業や首都圏に本社を置く大会社では、支給されない傾向にあります。内定式の通知内容として「交通費支給」について触れられていなければ、交通費は支給されないと考えておいた方がよいでしょう。

企業が内定式の交通費を支給する理由

企業が内定式の交通費を支給するのは、企業として内定者への思いやりです。今風にいうと「内定者ファースト」の精神で、内定式というイベントに割り当てられた予算をやりくりし、出席する内定者への交通費をねん出します。

出席する側としては、交通費を「当然受け取る権利のあるもの」という考えで受け取るのではなく、企業側の内定者への思いやりを感じ取って受け取りましょう。

内定式の交通費の支給例3選

内定式への出席者に交通費が支給される場合も、交通費が満額支給される「全額支給」をはじめ、いろいろな支給パターンがあります。ここでは、内定式で交通費が支給される場合の支給例を3つご紹介します。

内定式の交通費の支給例1:全額支給

内定式の通知に「交通費:全額支給」と記載されている場合は、自宅から内定式会場までの交通費が満額支給されます。自宅から内定式会場まで、複数のルートがある場合、最安値で支給されることも多いので、詳細については、人事担当者に確認が必要です。

内定式の交通費の支給例2:一律定額支給

内定式の交通費を一律定額支給とする企業もあります。例えば「一律1,000円支給」と通知されていれば、内定式の会場に近くても遠くても、出席者全員が1,000円ずつ支給されることになります。

自宅が近い人にとっては、交通費はおこずかいになり、自宅が遠地の人は定額を超える分について自己負担することになります。

内定式の交通費の支給例3:近郊・遠方で支給額を変える

企業によっては、「首都圏居住者:交通費支給なし 首都圏外居住者:一律1万円支給」のように、内定者の居住地区を特定範囲に区別して、支給する交通費の金額を分けるところもあります。

企業と同一都道府県内に自宅がある場合は実費、遠地は上限設定されるなど、いろいろな組み合わせパターンの支給方法が考えられます。

内定式で交通費が支給されるかの確認方法

まだお金にゆとりのある人が少ない学生では、内定式の通知が届いても、交通費の扱いがはっきりしないと、どのくらいお金が必要になるのかといった不安の方が先に立ってしまいます。

自分が呼ばれた内定式は、交通費を支給してくれるタイプの内定式なのか、全額自腹の内定式なのか、事前に確かめておきたいものです。内定式への出席で交通費が支給されるのか、されないのかは、どこにどうやって確認すればよいのでしょう。

案内状で確認する

内定式へ出席するための交通費が支給されるか気になったら、まずは内定式の開催通知や案内状などの通知文を確認してみましょう。

当日の持ち物などと同じあたりに交通費に関する記述がないか、確認してみましょう。交通費を現金で受け取る場合は、通常「受け取り」の印として、ハンコが必要になります。当日の持ち物に「ハンコ」や交通費がらみの記述を探してみましょう。

企業に問い合わせる

通知文を何度読み直しても、交通費の支給について一切記載がなかった場合は、通知文の末尾に記載されている内定式の担当者に電話やメールで問い合わせてみましょう。

たいていは、通知文の末尾に「本件担当者」として担当者名と外線・メールアドレスが記載されています。担当者名などの記載もない場合は、企業の代表電話に電話をかけ、「内定式担当者」を呼び出してもらいましょう。

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内定式に出席すべき2つの理由

遠地に住んでいる場合、内定式に出席するための交通費がないという理由で、内定式を欠席したいと考える人もいるでしょう。多くの人が内定式出席は必須と認識していますが、内定承諾書さえ提出すれば就職することはできます。

しかし、「欠席できる」というのは建前であって、基本的には出席必須とされています。どうしても交通費がねん出できない場合は、企業側に相談してみる余地はありますが、極力出席する方向で考えましょう。

入社意思の最終確認

内定式の主題は内定承諾書の提出といった「入社することの意思確認」です。後日、内定承諾書を提出して、入社意思を示すことはできますが、本来は「内定式」という場で、雇用側と被雇用側で対面で確認します。

欠席してしまうと、これから一緒に働く上司・先輩・同僚との、顔合わせも兼ねた唯一の場を失うことになります。

同期と親睦を深める

内定式では、内定承諾書の提出のほか、入社に向けての説明が行われます。その後、多くの企業では親睦会が行われます。内定式を欠席してしまうと、内定者同士の関係構築に一歩出遅れてしまいます。

今後、同期として一緒に働くメンバーと、同じスタートラインに立てないことになってしまうので、一時の金銭的な問題だけで欠席するというのは得策ではありません。

交通費が支給されないとしても内定式には出席しよう!

自分が内定をもらった会社が自宅から遠く、内定式の交通費も支給されない場合、「内定式に出席しなくても就職できるなら、内定式は欠席したい」と考えるのは早計です。

自分が就職したい会社で、入社後も早く円滑な人間関係を築き、充実した社会人としての生活を送りたいと考えているなら、がんばって交通費をねん出して、内定式に出席しておきましょう。

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