エンジニアにとって地方移住はどうなのだろうか?
都会在住のエンジニアの方の中には、地方・田舎に移り住みたい、転職したいと考えている方がいるでしょう。でもそれで食べていけるのか、家族を養っていけるのか、働きやすいのかと浮かんでくる不安の数々。
今回はそんな、地方移住・転職を考えるエンジニアの方に参考にしてほしい、「地方と都会」を対比した記事・スライドを紹介していきます。実際に移住した方の生の心の声を聞くことができるので、ぜひご参考ください。
地方エンジニアに関する参考記事
それでは早速エンジニア視点で語られている、地方に対する所感や失敗談を見ていきましょう。
島根に移住してエンジニアとして働くメリット&デメリット
島根に移住して3ヶ月経ったエンジニアの方が、実際に移住してみて気づいた「地方のメリット・デメリット」をまとめています。エンジニアという視点だけでなく、一人の人間として生活する視点も書いてあり、地方と都会とでどっちが自分にとってメリットが大きいのか測る視点になるでしょう。
徳島に移住した《Sansan》エンジニアが語るリモートワーク失敗談。
東京で約5年間SEとして働いたのち、徳島県へ移住したエンジニア。彼にとって毎日繰り返される通勤での満員電車によって、体の調子がおかしくなるようです。そのこともあって東京から離れ、地方へ移住しました。
地方エンジニアの仕事形態のひとつであるリモートワークについて、実際にやってみての気持ちと、失敗を綴っています。その解決方法もインタビューで答えているので、ぜひごらんください。
ポイントとなる段落は次の通り。
満員電車に乗ると、体の調子がおかしくなる
サボるよりむしろ働き過ぎる!?リモートワークの盲点
“地方エンジニア” という考え方はすでに終わっている
「地方エンジニア」という、地方と首都圏を対比した用語に対して、クラウドなど様々な環境によって対比するに値しないものになっているという内容です。
「プログラマーは地方に行くべき時代になった」と思う4つの個人的分析
時代の流れから俯瞰して「エンジニアが東京に固執する必要がなくなった」という内容が記されています。
ポイントとなる段落は次の通り。
東京のキャリアビジネスやプラットフォームが「ある程度」崩壊した
東京は住居コストが高いが、地方の値崩れが半端ない
クラウドソーシングが普及して外注先を探すことに地域性が減った
東京はノイズと誘惑が多過ぎるので技術を極めにくい
ヌーラボ・橋本正徳に聞く、地方企業の戦い方
福岡市はWEB・IT業界でも忠僕を浴びる地方都市。あえて地方で起業し、成功したヌーラボ代表が、地方企業はどう戦っていくべきなのかを語っています。もしあなたが、今は東京だけどいずれは地元へ戻って起業を考えているなら、とても参考になる記事だと思います。
ポイントとなる段落は次の通り。
「既存顧客を大切にコツコツ取り組む」という文化。
「都会=有利」「地方=不利」の図式は成立しない?
地方エンジニアになって2ヶ月が経過した
地方エンジニアになって2ヶ月が経過した
地方に移り住んだエンジニアが2ヶ月たった今、何を感じたかありのままをブログに書き残しています。
「地方のデメリットは”潰れないこと”」
地方を拠点としたITベンチャーを経営する方が見た、地方の現実を語っています。もともと東京に拠点を持っていたが、なぜ今は宮崎だけに集中させているのか。彼が地方を選んだ観点が見れる、起業を考えている方も、移住・転職を考えている方にも参考になる記事です。
ポイントとなる段落
なぜわざわざ東京の営業所をなくしたのか?
市場が整い、地方への移住がポジティブな選択肢に
地方のデメリットは”潰れない”こと
熊本在住、地方学生だってWEBの世界で戦える!
今までとは打って変わって女子大学生の地方事情。リモートワーカーとして熊本ではたらく彼女が、彼女のなりの考え方で地方で仕事をしている様子が伺えます。
ポイントとなる段落は次の通り。
地方学生こそどんどん自分から動くべき
「仕事がつまらない」そんなかっこ悪い大人になりたくない
地方に暮らすエンジニアの抱える課題と希望
フリーランスエンジニアとして地方はどうか、と考えている方にオススメの記事です。
この記事でのポイントとなる段落は次の通り。
“地方”を言い訳にしている人たち
エンジニアにとっての格差はない
今はどこにいたって仕事は出来る
顧客を変えなければ、変われない
地方にいながら社会を変えていく
エンジニアにとっての地方と東京 ─ あるいはエンジニアのキャリア形成に環境が与える影響について
「地方の方がいい」「東京のほうがいい」といった意見ではなく、どっちにもメリット・デメリットがあって、トレードオフの関係であるということを、ご自身が東京と地方で住んでみて結論付けています。そして最後に、地方と都会とで迷ったときに、優先順位をつけて軸に沿って考えていくのが大切であるとおっしゃっています。
判断軸を決めると見えてくる、地方か都会か。
いかがでしたか?地方エンジニアはどうなのか、様々なエンジニアの視点からここまで見てきました。地方へ移住・転職しようか決めかねているという方は、とくに最後のスライドが参考になったかと思います。自分の判断軸を決めて、改めて一番上から資料を見ていくと、自分が地方と都会のどちらのほうが幸せな人生を送れるか見えてくるでしょう。
ぜひまずは自分の軸を決めるところから始めていきましょう。