退職時の挨拶におすすめ!菓子折りの選び方
退職をする際、最終日や退職後にお菓子を配ったり、菓子折りを送ったりする方が多いかと思います。皆さんの中にも、これまでに退職した職場の方から、菓子折りをもらったことがある方も多いのではないでしょうか?美味しいお菓子や珍しい食べ物が食べらてあり難いと共に、退職者の気遣いなども感じられますよね。
しかし、自分が退職することとなり、今度は菓子折りを渡す立場になると、どのようなお菓子を選べば良いのか頭を悩ませる方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、退職者が菓子折りを配る際、どのようなポイントを意識して選べば良いのか、ご紹介していきます。
退職時に菓子折りを配る理由
どのような菓子折りを選べば良いのかご紹介する前に、そもそもなぜ退職時に菓子折りを配ることが多いのかについて学んでいきましょう。
退職時に菓子折りを配る意味を知ることで、どのような菓子折りを選べば良いのか、自然と分かってくるかもしれませんよ。
社会人の常識として、お世話になった人に感謝の気持ちをしっかり伝えるというのも、大切なことです。退職時に、これまで一緒に仕事を頑張ってきた同僚やさまざまなことを教えてもらった上司などに挨拶し、お礼を言うことは、常識でもあるのです。
挨拶をする際、言葉だけで感謝の気持ちを伝えるのもマナー違反ではありません。
しかし、感謝の気持ちを込めた菓子折りを渡し、職場の1人1人に挨拶することは、やはり一般的なマナーと言えるでしょう。
もし、これまでの職場や上司・同僚に感謝の気持ちがあるのであれば、菓子折りを配ってその気持ちを伝えるのが常識と言えます。
退職時の挨拶で配る菓子折りを選ぶ際のポイント
菓子折りを配る意味について学んだところで、本題に入りたいと思います。
感謝の気持ちが込められていれば、どのようなお菓子を配っても良いのでしょうか?結論から言うと、答えは「いいえ」です。
自分が食べて美味しいと思ったものやインパクトのあるものなど、センスがあらわれる菓子折りを選ぶこと自体は問題ではありません。
しかし、社会人として挨拶と共に配るものであることを考慮すると、価格や賞味期限、形態などはよく考えて選ぶべきです。
以下は、菓子折りを選ぶ際のポイントです。
・価格
・個数
・形態
・賞味期限
退職時に配る菓子折りの価格
会社の規模や職場の社員の人数にもよりますが、一般的には3000円前後(※1)が無難と言われています。
例えば、どんなに感謝の言葉を述べても、100円や200円で購入できるお菓子を配ったのでは、言葉の重みや深い感謝の気持ちに対して、不釣り合いですよね。
とはいえ、高ければ良いというわけではありません。あまり高額な菓子折りを配ると、今度は受け取る方々に気を遣わせてしまう可能性があります。
このような背景から、3000円前後の菓子折りであれば、見栄えとしても良く、受け取る側も気兼ねなく受け取れると考えられます。
退職時に配る菓子折りの個数
続いて、菓子折りを選ぶ際に注意しておきたいのが、どのくらい個数が入っているものにするのかです。
こちらは、職場にいる全員に絶対に行き渡る数を用意しましょう。普段は出張が多い方や、営業などで外回りが多い方の分も考慮しておきましょう。
せっかく感謝の気持ちを伝える機会なのに、個数が足りなくて挨拶できない人がいたのでは、後味が悪いですよね。
想定される人数より、少し多めに用意しておくと安心ですよ。
退職時に配る菓子折りの形態
ある程度の価格と個数があれば、どのようなお菓子を配っても良いのかというと、そうではありません。
退職時の挨拶は、ほとんどの場合が最終日だと思います。退職する立場からすれば、その日で業務も終了しますが、社員の方々はその日も次の日も、業務に励まなければなりません。
仕事をしている人に渡すとなると、邪魔にならないものを渡す必要がありますよね。
例えば、個包装かそうでないかは、重要な要素です。個包装であれば好きな時に食べることができますが、そうでない形態だと、貰った人はその場で食べなければなりません。
仕事が忙しかったり、お腹が空いていなかったりする人もいるでしょう。また、重要な書類をデスクに広げている方もいるかもしれませんね。
そのような状況で、個包装でないものを配って無理やり食べてもらうのでは、職場の方々の負担になります。
また、なるべくなら手を汚したり、ボロボロとこぼれたりしにくい形態のお菓子を選ぶようにしましょう。
退職時の菓子折りは、美味しさも大切ですが、もらった人にとって食べやすい形態かどうかも重要なのです。
退職時に配る菓子折りの賞味期限
上記でご紹介した「形態」と繋がる内容でもありますが、配布する菓子折りの賞味期限には細心の注意を払いましょう。せっかく一生懸命選んだお菓子でも、賞味期限が過ぎていたら台無しですよね。
また、賞味期限が短いものや、冷蔵・冷凍保存をしなければならないものも、避けた方が良いでしょう。冷蔵や冷凍ができる環境であれば問題ないかもしれませんが、特殊な保存方法のお菓子は、もらった人としても管理が大変です。
もらった人がいつどのようなタイミングで食べるのかもわからないので、賞味期限もなるべく長いものにした方が確実ですよ。
このような観点から、退職時に配る菓子折りは、なるべく常温で管理できて、日持ちするものにした方が良いと考えられます。
男女別!退職時のおすすめ菓子折り
最後に、どのような菓子折りを選ぶべきか、男女別におすすめの種類や形態などについて考察していきます。
男性の退職者が配るのにおすすめの菓子折り
男性の場合は、ラッピングにこだわったものよりも、質や味、高級感などを意識した菓子折りを選ぶ方が多いようです。
また、女性が多い職場であれば、女性受けを考えて甘いものやおしゃれなお菓子を選ぶ方も多いと考えられます。
例えば、「本高砂屋 マンデルチーゲル(※2)」や、「ユーハイム リーベスバウム アソート(※2)」などは、配る人からももらう立場の人からも人気が高いようです。
女性の退職者が配るのにおすすめの菓子折り
女性の場合は、見た目やラッピングを重視して選ぶ方も多いようです。また、自分が好きなお菓子や、もらって嬉しかったものを菓子折りとして選ぶ方も、少なくないのではないでしょうか?
男性の中には、甘すぎるものが苦手な方もいるかもしれないので、甘いものがお好きな方は、自分の好みに走り過ぎないように注意した方が良いでしょう。
女性が退職する際に配る菓子折りとしては、「天使のマカロン 25個入り(※3)」「福砂屋 キューブカステラ 15個入り(※3)」などが人気のようです。
退職時の菓子折りは、もらう立場の人のことを考えて選ぶ
いかがでしたでしょうか?今回は、退職時に配る菓子折りの選び方や、おすすめのお菓子をご紹介しました。
一般常識となりつつある退職時の菓子折りと挨拶ですが、挨拶される側・もらう側の人のことを考えて選ぶのがポイントです。
あくまでも感謝の気持ちとして配るものなので、押し付けたりその場で食べることを強要したりしないようにしましょう。皆さん自身にそんなつもりはなくても、お菓子の種類や賞味期限によっては、強要していることになってしまう場合も。
受け取る人の事情や気持ちを考えて、食べやすくて美味しいお菓子を選び、これまでの感謝の気持ちをしっかり伝えられると良いですね!