- 経験者は結婚前の転職をすすめている
- 男性は長く働ける会社、女性は結婚後の生活に合わせた仕事選びを
- 転職の際はエージェントを使い、時間の有効活用を
最近は働く女性もずいぶん増えてきました。しかし、男女ともに結婚のようなライフイベントによる環境変化は大きく、そういったタイミングで退職や転職を考える人も多いといわれています。
今回は、結婚を機に転職をする場合のさまざまなケースや、注意点などをご紹介します。結婚をするとなると、使える時間も限られてきます。「マイナビエージェント」のような、第三者のサポートを受けることも検討すべきでしょう。
転職と結婚のタイミング
給与・キャリアを維持する転職はむずかしい
○給与・キャリアを維持する転職はむずかしい
20代後半で転職活動をする際に、現在の給与、仕事内容を維持しつつ、家庭と両立できる仕事は多くありません。企業の立場から考えると、責任ある仕事に抜擢する人材を採用したつもりが、「責任ある仕事で給与も得たいが、残業は多くできない」と言われると、「残業のできる新卒を」となります。
給与やキャリアをダウンさせてもいいので、少し勤務時間を短縮し家庭と両立したいという場合、パートや派遣を探せば仕事はあります。キャリアダウンをするとまた正社員としてバリバリ働くことが難しくなります。結婚・出産といった人生の転機を控えた転職はプライベートの変化が転職にとってはネックになります。
転職後、産休・育休はとりずらい
○転職後、産休・育休はとりずらい
女性の転職面接では、結婚、出産の予定を聞かれることがあります。新戦力として採用した人材が、仕事を覚えるかという時期に辞めてしまったり、産休等の休暇に入られては困るという企業の思いがあります。
結婚前後の転職をしたタイミングはいつでしたか?」という質問に「結婚をしてから」が4割、「結婚をする前」の3割を上回っています。「どのようなタイミングで転職をするのが良いと思いますか?」という問いには「結婚する前」3割が有数になっています。
結婚前に職場に慣れておく方が、結婚後の生活がスムーズにいくと思う、結婚してからだと産休・育児休暇取得までの会社への貢献期間が短く、周りに負担ばかりかけてしまう事になりかねない、独身のほうが、転職などにおいても身動きがとりやすいなどとった意見があります。
既婚(新婚)女性は出産での休暇も近いという考え方が避けられないので、転職をして仕事を安定させてから結婚するのがいいようです。
今の会社で別の働き方はないのか
○今の会社で別の働き方はないのか
転職が上手くいかなければプライベートを犠牲する必要があるのか現在の会社の中で働き方を変化させることができないのかを検討している必要があります。大企業の場合、総合職として入社をした場合、結婚・出産を機に一般事務職へ変更することもできます。
これまでの経験はサポートする側としても有効です。転職をして1から仕事や社内での関係づくりをするより結婚・出産との両立がしやすいようです。
結婚を期に転職!具体的なタイミングは?
結婚で今の会社で勤続が難しい場合、転職がプラスになる場合もあります、結婚するまでパートナーが遠方に住んでいる場合、同居のために引っ越しが必要になります。夫婦で勤務している場合、家事や育児の時間を確保したいということが多くあります。
結婚は、これまでの独身生活を見直す大きな転機です。将来の家庭生活を見据えて、仕事選びを考えるタイミングと考えることもできます。
転職と結婚においてのパートナーと話し合い
転職活動の進め方とスケジュール目安
○パートナーと話し合い:1ヶ月
○転職活動:1ヶ月〜3ヶ月
○現職業務の引き継ぎ:1ヶ月
パートナーと話し合い:1ヶ月
○パートナーと話し合い:1ヶ月
転職活動を進めるにあたっては、はじめにパートナーとの話し合いが大切です。
パートナーとの話し合いポイント
○勤務地と居住地
○世帯年収目安
○勤務時間
○業務内容との相性
○社会保険や税金、年金の支払い
○勤務地と居住地
転職先を決めるにあたって、勤務地と同時に、夫婦の居住地を話し合う必要があります。
○出産育児のしやすさ(行政制度や親家族の支援)
○パートナーの通勤アクセス
○本人の通勤アクセス
○家事の役割分担 の4つです。
夫婦二人で子育てを優先した地域へ居住の場合、片方の通勤アクセスが悪くても、本人の通勤アクセスを優先して転職先を探すことで、家事の分担が可能です。
世帯年収目安
○世帯年収目安
希望する世帯年収を話し合い、その給与を稼げる職場へ転職が必要です。目標とする世帯年収は、子供の数で概算ができます。子供一人を養育するためには、世帯年収500万円は必要です。二人の養育には世帯年収600万円以上です。
新しい仕事を始めると、業務に慣れるまでは業務時間が長くなります、慣れない仕事を担当することへのストレスもあります。業務時間の超過は家事の分担があります。
仕事上のストレスは、夫婦のコミュニケーションへも影響します。夫婦の繁忙期や業務上のストレスなど、ネガティブな状況についても話し合ったほうがいいでしょう。
社会保険料・年金及び税金の支払い
○社会保険料・年金及び税金の支払い
次の会社へ転職するまでのあいだの期間に空白がないほうがいいと言われています。空白が発生するとパートナーの扶養に入ることになります。扶養に入らない場合、国民健康保険への加入が必要です。厚生年金から国民年金への加入も必要です。
住民税は、現職の給与からの天引きされる特別徴収がなくなります。普通徴収に切り替えて、5月末までの納付残額を後日支払う必要があります。
転職活動:1ヶ月〜3ヶ月
○転職活動:1ヶ月〜3ヶ月
転職活動は会社に在職中に開始し、退職前に内定を確保が理想的です。引越が理由で面接日程の調整が困難ですが退職後、無職の状態で転職活動をするにはリスクがあります。在籍していない期間が長く続いてしまった場合、空白期間があることが理由で採用を控える企業が多くあります。
引越を伴う転職でも、退職予定日に余裕を持った時期から、求人サイトへの登録や、転職エージェントへの相談などを開始したほうがいいようです。メールやスカイプなどを利用することで、遠方でも企業とのコンタクトが可能です、有給や土日での面接調整の可能性も広がります。
退職の間際で行う転職活動は、引き継ぎや退職手続きで時間をとられます。退職手続きに入るまえに転職活動終えるほうが得策です。
転職エージェントの場合、あちらから求人が紹介されることに加え、転職先とのやりとりの代行もしてくれます。あわただしくなるからこそ、エージェントを有効活用しましょう。
引き継ぎ:1ヶ月
○引き継ぎ:1ヶ月
退職前の1ヶ月間にむけて、早い時期から引き継ぎを想定して動き始めます。ですから就業規則を予め確認したほうがいいようです。有給が残っている場合でも、最悪の場合、就業規則で引き継ぎを優先することを社員に義務付けている会社ような会社もあります。
余裕を持って引き継ぎ内容をすり合わせ、退職間際の時期に余裕をもって活動できるようにすることが大切です。
転職時に事前に把握したいポイント
○転職前に把握したいポイント
○転職先の給与レベル
○転職先の産休・育休制度
○現職の引継内容・就業規則
○住民税の支払残額と支払時期
○引越し先の地域の行政制度
○転職先の給与レベル
転職先の給与レベルに応じて世帯収入が決まります。世帯年収に応じて将来計画がなされます。転職先が希望給与を満たす会社であるかどうかの確認は重要です。
転職エージェントを利用している場合確認は容易ですが、企業との直接交渉の場合、給与交渉は内定が出る前に確認することが重要です。
○転職先の産休・育休制度
転職先の産休・育休制度は、家族設計にとって重要な部分です。産休・育休制度の整備状況の確認は必要です。しかし入社してすぐに産休・育休制度を利用する姿勢は企業にとって好ましくないようです。面接においては業務内容や自身のキャリア観を伝えておくことが重要です。
○現職の引継内容・就業規則
現職の引き継ぎ内容は予め想定することが重要です。あらかじめ退職や引き継ぎに掛かる就業規則も通読してください。内定前に退職の意向を伝えることは難しいですが就業規則に記載されている退職申請期限は守る必要があります。
退職申請期限までに、転職先の内定が取れるよう転職活動を進めることが重要です。
○住民税の支払残額と支払時期
住民税の支払いは、前年度と今年度の住民税があります。転職先へ特別徴収の引き継がない場合、6月~7月に支払通知書が送付されることが多いようです。支払時期や支払額は、退職前に給与担当者や納付する地方自治体の税務課に相談してください。
○引越し先の地域の子育てしやすさ
引越し先の地域で子育てをする場合、子育てへの助成金や医療費制度を確認し居住地を決めることがおすすめです。東京都港区の場合、「乳幼児・こども医療費助成」で15歳までの通院及び入院に係る医療費の自己負担分が助成の対象です。土地の地価だけでなく、行政制度も踏まえて、居住地を決定することが重要です。
ズバリ転職は結婚前・結婚後どちらが良い?
新卒入社した企業を、大卒者の約3割が3年以内に退職すると厚生省のデータでは述べられています。通常、プライベートで大きな変化が起こる、婚活・結婚周辺では、転職を避けたい人が多いようです。
しかし、転職が当たり前になっている現在では、婚活・結婚の前後でもそれほど気にせずに転職するようです。ただし婚活・結婚の前後に転職する場合、結婚相手・勤務先などへの配慮が必要になります。
男性は転職するなら結婚前
男女対等で共働きする家庭が最近は多くなっています。こういった場合、妻の方が旦那よりも稼ぎがいい、妻が働き、夫が専業主夫という場合も多くあるようです。
しかし、依然として男性に中心的に稼いでほしい家庭も多く存在します。ですから家族を支えていく男性には、婚活・結婚の前後に転職することを避けてほしいという声も多く存在します。
年収アップに釣られて転職を決意する人も多くますが、年収アップを目当てに転職した場合でも、家賃補助などの福利厚生まで考慮すれば、前職の方が待遇がいい、などといった前職に比べると全体としては収入が下がったということが多くあります。
転職が必要な場合、転職するタイミングは結婚前にしてください。入籍を遅らせて新しい職場で収入の見通しが立つようになってから籍を入れたほうがいいようです。
女性の転職も結婚前がオススメ。新しい職場に慣れておこう
女性が結婚前後に転職を考える時、結婚後の転職の方が、新居からの通勤時間が判断しやすいと考え、結婚後の転職を選択する人が多くいます。結婚を機に会社をやめて何も気兼ねしないで新婚旅行に行ってから転職のほうがいいと考える人が多くいると思います。
結婚前に転職を経験した女性が約3割でしたが結婚後に転職を経験した女性は4割となり結婚後が結婚前を上回りました。別の質問では逆の結果が出ています。
結婚前に職場に慣れておく方が、結婚後の生活がスムーズにいく、結婚してからだと、産休・育児休暇取得までの会社への貢献期間が短く、周りに負担ばかりかける、独身のほうが、転職などにおいても身動きがとりやすいといった声があります。
新しい職場でストレスを受けて、イライラしたまま新婚家庭にもどり旦那のささいな欠点が気になってケンカに発展ということにもなりかねません。幸せな結婚生活を求める場合女性は転職するなら結婚前のほうがいいでしょう。
結婚してからの働くスタイル
○転職理由 おすすめの働くスタイル
○通勤圏外に転居した :正社員
○近いうちに妊娠・出産を考えている :パート・アルバイト
○理想のライフワークバランスを求めて :派遣社員
○給料アップを目的に :正社員
○安定は保障の正社員。仕事の責任、負担は増加
通勤圏外に転居した場合、これまでと働き方を変えたくない場合も多くあります。正社員だった場合、以前と同様に正社員を目指すのが得策です。
マイホームがありローン返済の必要がある人や、給料アップが転職理由の人の場合は、ボーナスや昇給も期待できる正社員の道を選ぶ必要があります。しかし、家族が待っていても残業や休日出勤を強いられたり、仕事の責任が重くなったりするなど、負担が大きくなることには覚悟が必要です。
採用する側としては、即戦力として正社員を採用するために、ブランクは少ないほうが有利です。転居前から転職活動をするなど、可能な限りブランクができないように努めることが必要です。
エージェントに登録するなどして、備えは万全にしておきましょう。
○融通が利くのはパートかアルバイト
「近いうちに妊娠・出産を考えている」など負担の軽い仕事への転職を望む人は、働くペースや時間をやりくりできるパートかアルバイトがいいようです。
短時間勤務では雇用保険の対象外になるので高い収入は見込めませんが、マイペースに仕事ができ、正社員や派遣社員よりも気軽にスタートすることができます。
○仕事も家庭も同等にしたい場合は派遣社員
仕事ばかりに縛られず、自分の時間をある程度自由に持てるのが派遣社員のメリットです。また憧れの大手企業で働けたり様々な職種に就けるため、幅広く経験を積むことができます。
また家事を上手にこなしながら仕事に取り組めるのでもやりがいを見出せます。ボーナスはありませんが、会社によってはパートやアルバイトより時給が高いので手取りはそれなりです。
長期契約であれば雇用保険、健康保険、厚生年金が付きます。時によっては会社都合で急に契約を打ち切られることもあるので、安定を求める人には向いていません。
いい派遣案件は募集も少ないです。こちらも早めの準備が大切です。おすすめの派遣会社は「アデコ」です。
結婚後も活躍できる転職先
結婚してからはできるだけ長く同じ会社で働きたいと望む人も多いでしょう。しかし安定したペースで仕事ができなくなる時がいつ訪れるかは誰もわかりません。ライフスタイルが変化しても働ける転職先を見つけるポイントがあります。
○自分の転職理由に合った職場
妊娠・出産のために現職を離れるなら、転職先として選ぶべき職場は産休制度や育休制度の整った会社です。昔ながらの体質が残る会社や男性社員が多い職場では、産休・育休への理解が低い場合が多いようです。
この場合、会社の評判を周囲から聞くなどして情報を集めるのもいいようです。家族とふれあいの時間を持ちたくて転職するなら、残業や休日出勤がない会社が最もマッチします。
○既婚女性の転職に強い求人サイト
女性の転職は男性より難しいことが多く、既婚女性の場合は条件の合う求人に出会うことは難しいようです。そんなときに頼りになるのは、とらばーゆやWomanWillなど既婚女性の転職に強い求人サイトや、既婚女性の就業支援に力を注ぐ派遣会社です。
○とらばーゆ
女性向けの知名度の高い転職サイト。アパレル・サービス・美容関係などの女性が活躍できる職種や、女性を積極的に採用している求人が充実しています。転職活動の情報や転職成功事例など女性の視点で集めたコンテンツは参考になりそうです。
○WomanWill
人材紹介サービス大手のマイコミエージェントが運営する女性転職支援サイトです。キャリアアドバイザーによるマンツーマンカウンセリングで、個人の特性を熟知し仕事を紹介しています。履歴書の書き方や面接のコツなど転職成功のアドバイス、給与や入社日の交渉も代わって行い、忙しい女性をサポートしてくれる。
○テンプスタッフ
派遣業界大手です。大手企業からベンチャーまでを扱い、職種も広域。未経験OKの仕事もあり。各種社会保険制度、有給休暇制度が整い働きやすさをサポートしています。また資格取得講座やスキルアップ講座も開設しています。
○ランスタッド
オフィス系・製造計・サービス系の求人を取り扱う人材派遣会社です。登録スタッフのスキルや要望、ライフスタイルを理解して求人を紹介。ワークライフバランスを重視している点も、既婚女性にとっては心強いでです
子供がほしい場合、仕事より妊活重視
結婚後の「休職」という考え方をご説明いたします。結婚したら子供が欲しいと考えている人は多くいます、ブラックな勤務先にいると、睡眠時間が短くなり、ストレスを多く抱えることになります。こうした生活を続けていると男性も女性も妊娠する確率が下がることが証明されています。
ですからしっかりと睡眠を取り、健康的な生活をして、ストレスを抱えないようにするという理想的な生活のためにはハードな仕事を抱えている場合難しいはずです。子供が欲しいのなら、女性は休職したほうがいいようです。ですから男性の側がしっかりと稼ぐことが大切になります。
子供が欲しい夫婦の場合は、妻が休職するにはどうすればいいかという視点で検討することが大切です。
男性の転職理由が結婚の場合
結婚を機に転職 転職理由の伝え方
○長く働きたい気持ちを伝える
結婚だけに限らず転職理由を伝える場合、応募先の企業で長く働きたいと考えていることを伝える必要があります。そして企業側が長く活躍してくれる人材を探しているという前提を元に転職理由を細かく詰めていくことが大切です。
○結婚が理由の転職だと正直に伝える
結婚を転職理由。子供を養うことを考えて安定した企業に転職したり、家族と暮らすべく地元に戻る転職はよくあります。家族を守るための決断なので、真面目に働くという意志は伝えやすく、独身男性にはない責任感がアピールポイントになります。
企業や面接官が結婚に対して理解を持っている場合にうまくいく場合が多いようです。
○他の理由をメインにする
結婚を理由にしにくい場合は、他の理由を考えましょう。20代は将来性、30代は経験を求められることが多いようです。年齢にあったアピールが大切です。
しかし、結婚することを考えた場合、前職の経験を活かせる企業がおすすめです。その企業でなければならない必要性を表現してスキルアップとキャリアアップを志望動機にしてアピールします。
○転職に対して前向きな姿勢
ネガティブな考えを持っている場合、面接官は理解します。現状の職場では年収アップは見込めないから転職、残業が多すぎるから転職などとと考えるより家族に不自由させないための選択として転職を考えていくことが大切です。
不平不満のための転職ではなく前向きな目標を達成するための転職であるべきです。家族がいるので長く働いてくれるだろうと思ってもらうことが重要です。
○結婚は前向きな転職理由
転職理由を伝える際に前職の不平不満はイメージを悪くします。結婚が理由の場合は、今の仕事に不満はありませんが、結婚をするために地元で働きたいとネガティブなニュアンスを含むことなく伝えられます。
転職理由を無理やり前向きに直すと違和感があり面接官に伝わってしまします。面接では前向きさでなければいけません。結婚を理由にする場合比較的それがしやすいといえます。
結婚を理由に転職する男性に対して面接官が確かめたいポイント
○すぐ退職しそうな人か
企業にとって採用した人にすぐ辞められるのは大きなリスクです、面接においては質問を通して辞めそうな人かどうか確認されると考えることができます。前職での不満を言わないほうがいい理由としては嫌なことがあったらすぐ辞める人だと思われるのを防ぐためです。
結婚したい人は冒険よりも安定を求めています、長く働きたい意志は伝えやすいようです。
○残業はできるのか
男性に残業はつきものです、近年では共働きで家事や育児を分担している家庭もあります。各家庭の都合によっては残業が厳しい場合もあります、もし該当するようであれば月にどのぐらい残業があるのか確認したほうがいいようです。
○家庭との両立
いざという時仕事と家庭どちらを優先するひとか、最悪、要領が悪くどちらとも中途半端になりそうな人でないかなど、基本的な能力を確認されることもあります。
家庭との両立を考えている場合、家庭と仕事をどのように両立しようとしているのか、具体的な答えを用意しておく必要があります。
○人や会社のせいにするか
退職理由を伝える場合に前職場の問題点をよく口にする人がいます。社会に出れば理不尽なことは山ほどあります。しかし、面接官がそれを聞いた場合、なんかあったら他人や職場のせいにするんだろうなあと考えます。
採用されることを目的とするなら、人のせいにしたような発言は避けたほうが賢明です。
○家族を養える年収であることが大前提
やりがいや身につくスキルなど仕事に求める条件は多くあります。結婚が前提とする場合、他の転職の場合よりも年収が重要です。子育ての予定があるのなら年収の重要性はさらに大きくなります、最低でも年収400万円前後は確保できていないと難しいようです。
年収が早い段階で頭打ちになる職業は避けたほうが得策です。1人で探すのが難しい場合は、専門家の力を借りるとよいでしょう。
○残業が多すぎない
残業の量は年収と天秤にかけて判断します。年収があるに越したことはありません、しかし余暇がなく、家族との時間が取れない場合には、すれ違いや離婚の原因になります。最近では3分の1程度の夫婦が離婚しているようです。
家族を守るために働いた結果、家族とコミュニケーションを取る時間がなく最終的に離婚してしまったとなっては本末転倒という結果になってしまいます。
○安定、もしくは実力がつく企業や職種
年収も大事ですが、将来的にどれだけ稼げる力を伸ばせるかという部分も重要です。もしくは競争が緩やかで雇用が安定している業界、市場価値のあるスキルを身につけるなど長期的な視野を持って仕事を選ぶことが大切です。
○働きながら転職活動
時々、現状の仕事をやめてから転職活動を始める場合があります。しかし基本的に新しい職場が決まラない場合、今の仕事をやめるのは危険です。
将来の計画や収入がどのように成り立っていくのかがわからない機関に無収入で過ごすのは精神的に負担の大きいことです。また、追い込まれた場合、転職先を妥協することが往々にしてあります。
精神的に余裕がある場合のほうが冷静に検討できます、特別な理由がなければ現職を続けたまま活動をしましょう。使える時間が限られるので、転職エージェントの利用がおすすめです。
○家族の協力や理解
転職活動がうまくいかない場合、不安から酒を飲みすぎたり、生活習慣が不規則になる場合があります。このような場合に支え合えるのが家族です。一人で抱え込まず、パートナーとしっかり相談し、二人で乗り越えていくことが大切です。
心の支えがある場合、頑張れる度合いも変わってきます、転職する場合には事前に話し合い協力的な関係を構築しておきましょう。
遠距離恋愛で男性の転職が結婚のきっかけになるケース
結婚後は適した働き方を見つけることで、自分らしく活躍できる職場に出会うことができます。それぞれの働き方を選んだ際の特徴をお話しします。
女性の転勤や異動
会社勤めをしていると、多くの方が転勤や異動を命じられることがあります。こういった場合、今までの仕事にも区切りがつくことになります。
こういった場合、現状の仕事を続けるか、新しい生活を始めるのか決めるきっかけになります。
お見合いをすすめられた
遠距離恋愛のままの場合、付き合っている当人が問題がない場合でも、周囲が干渉してくる場合が多くあります。女性の場合は、出産年齢のこともあり、ある程度の年齢になると家族が心配を始めます。
こういった場合、お見合い話などがきっかけで、彼との結婚を意識した同棲がスタートする場合があります。
男性の昇級
女性が男性の元に来た場合、ほとんどの場合、女性は無職になっています。こういった場合これまで彼女を養える自信がなかった男性でも、仕事で評価されて昇級すると、「俺に任せて」と言える頼れる男になります。
結婚に向けての手順
同棲するときに、結婚の時期を決める
結婚の約束せずに、同棲はあまりいい選択ではないかもしれません。同棲がずるずると続き、結局結婚せずに別れてしまう場合があります。
遠距離恋愛では、女性が仕事を辞めて引っ越している場合が多いため、破局した場合の損害が大きくなります。ですから漠然とした約束ではなく、期日を切ることも重要です。
期日目標を決めないと、いつまで経っても結婚に至らないことが往々にしてあります。
結婚貯金を行なう
結婚を決めた場合、2人で協力して結婚資金を貯めましょう。披露宴の有無によって必要な貯蓄額は変わってきます、一般的には100〜150万円以上が目安となってきます。
多くの場合、親からの援助やご祝儀があります、ですから披露宴全額分が貯まるまで待つ必要はありません。貯める場合同棲を始める前に、貯めるようにしましょう。同棲を始めると女性がお金を稼ぐことが難しくなります。
同棲を始めて落ち着いて来たら、職探し
同棲してまもなくの場合は落ち着かないものです。生活にも慣れて来て、新しいことをする余裕が出てきた場合、最寄りのハローワークに訪問してみましょう。
専業主婦でも問題はありませんが新しい環境で仕事をすることは刺激もありわるいことではありません。家にこもっていると話し相手は彼だけとなり、世界が狭くなってしまいます。
パートナーに対して過度に構って欲しいと思い始めるような状態は2人にとって好ましいものではありません。
結婚式の場所を決める
遠距離恋愛の場合、どこで式を挙げるのかを決めるのが難しい場合がおおいようです。本当は2人の故郷両方で行ないたいところですが、金銭的、体力的にも、またスケール的にも厳しいのが現実です。
○彼の地元
○あなたの地元
○2人の中間地域にある都市
○国内、海外リゾートウェディング
結婚式となると、2人の意向だけでは決められない場合があります。両親の意向を聞いてみて、意見のすり合わせが大切です。
ブライダルフェアに参加
結婚式を挙げる地域が決まった場合、そこで行なわれているブライダルフェアに参加するのもおすすめです。同棲していない場合は、単身での参加になりますが、情報収集と考えて参加してみてください。
フェア特典などもありますが、結婚まで時間がある場合、無理に契約する必要はありません。ブライダルフェアと平行して、インターネットでも情報収集も大切です。
もし同じ会場を契約する場合でも、サイトを経由すると特典がついている場合があります。
両家顔合わせを行なう
結納をする場合も、シンプルにお食事会だけの場合があります。こういった場合は当人同士の意向ではなく、両親の意向を聞くようにしたほうがいいようです。
初対面である両親が居心地悪くならないように、話題に気を配りましょう。仕事内容や、子どもの頃の思い出話、地元の特産にまつわる話は盛り上がります。
触れては行けない話題が可能性があるので事前にリサーチすることが大切です。
新居を探す
同棲をする場所と、結婚後に住む場所は同じという場合が多いようです。もし子どもが産まれた場合に転居することも考えられますが、家賃、生活環境などを吟味して新居を見つけましょう。
資格を取得する
引っ越し先で仕事を探す場合、資格を持っていると有利に働きます。今行なっている仕事で、資格が取れそうなものがある場合、頑張って取得しておくと、転職がスムーズに行くケースが多いでしょう。
結婚後の帰省頻度を話し合う
同棲の段階では必要ない場合がありますが、結婚前提で同棲をするのでしたら必要です。慣れない環境で暮らすのは、思っているよりもストレスがかかるものです。問題が起きた場合に気兼ねなく帰省できるように、結婚後もどの程度の頻度で帰省したいのか検討しておくことが大切です。
結婚も転職も準備が一番大事
- 経験者は結婚前の転職をすすめている
- 男性は長く働ける会社、女性は結婚後の生活に合わせた仕事選びを
- 転職の際はエージェントを使い、時間の有効活用を
いかがだったでしょうか。結婚は夫婦の問題ですから、まずは2人で話しあい、お互い納得して決めることが大前提です。
2人で重要項目を話し合い、そのうえで仕事を探すといいでしょう。結婚は誰もがあこがれるものですが、責任感やリスクが伴うのもまた事実です。
自分のために使える時間が減る中で結婚生活に十分な生活を維持するためには、周到な計画と準備が必要です。積極的に周囲を頼りましょう。
結婚を機に転職を考えている場合は、「マイナビエージェント」に登録するのがおすすめです。ほかのエージェントも検討するのであれば、エージェントランキングも必見です。