転職のときに参考になる本|履歴書の書き方におすすめの本は?

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ビジネス書は本当に役に立つのか?

最近では様々なビジネス書が出版されています。ビジネス書と言っても種類も多く、ビジネス書全般を指すのならば、その種類は何万冊もあります。その中から本当に役に立つ本を探そうとしてもなかなか難しいものです。だからと言って片っ端から立ち読みするわけにもいかず、本を買ったものは良いものの、買ってみたらあまり参考にならなかったという経験を過去にした方もいるのではないでしょうか。

ビジネス書に書いてある事は本当?

本を出版するという事は当たり前ですが、それなりの知識がなければ出版出来ません。なので、ビジネス書に書いてある事は、著者が経験したり、考えた本当の事であり、著者目線でビジネスに役に立つ物です。しかし、あくまで著者目線の物であり、著者は読者を選べないので、自分の今の知りたい情報が必ず書かれているとは限りません。本によっては的を細かく絞って書いてある物もあれば、的を広げて書いてあるものもあるので、今自分が一番知りたいポイントについて、本を見れば必ず参考になるとは限りません。

役に立つ立たないは自分自身

ビジネス書を読み、それが自分の役に立つか役に立たないかというのは自分自身の知識の使い方にあります。その本をそのまま鵜呑みにしてしまえば役に立たない事もあります。しかし、その本に書いてある内容を参考に、今の自分の悩んでいる事や、今の自分の立ち位置に置き換え、応用を利かせる事が出来れば参考になると言えます。つまり、ビジネス書が役に立つか立たないかというのは自分の応用力によって変わってくるものとも言えます。

本当に参考になる本を選ぶ為には?

応用力により、その本が役に立つか立たないかという部分もありますが、やはり的を的確に絞ってくれて、自分の悩みと合致する内容の本があればあるにこした事はありません。しかし、何万冊の種類もあるビジネス書。どの様にして選べば、本当に参考になる物を見つける事が出来るのでしょうか?本当に参考になる本を選ぶ為のコツを紹介します。

ネットで調べる

最近では本の感想や本のちょっとしたネタバレの内容などもネット上やブログなどに掲載している方がいるので、気になった本があればまずはネットで調べてみる事はとても重要です。内容はどんな事に触れているのか?また、普段本を読まない人でもわかりやすいのか?風呂敷を広げすぎていないか?など、ネットの情報からでも知る事の出来る情報は沢山あります。しかし、ネットの情報はどれもが100%の正解ではないので、あくまで参考程度にしましょう。

広告は無視する

よく電車のガラスなどに広告が貼られているのを見かける事があると思いますが、その様な広告は無視して良いです。広告が出されているという事はそれなりに人気もあり、読み応えもある本ではありますが、自分が今抱えている問題の解決、または参考になる本かと言えばそうではありません。また、大々的な広告を出しているビジネス書のほとんどは風呂敷を大きく広げている物が多い為、細かい対策や対処法などに関しては参考にならない事もあります。

友人や上司に聞く

一番手っ取り早いのがこのやり方です。友人や上司などにおすすめのビジネス書があるか、または自分がどんな事で悩んでいてそれの参考になる本がないかなどを聞いてみるのも良いです。特に上司の場合は上の立場にたつ為に沢山の本を読んでいる方もいるので、上司に聞くのは良い方法です。

書店店員に聞く

友人や上司に相談するのも良いですが、書店店員に聞くのも良い方法です。書店店員に聞く場合はなるべく大きい書店の方が良いでしょう。小さい書店になってしまうと、少人数でまわしている場所などもあるので、細かな本の知識を知っている人間が少ない場合があります。大きな書店になれば、ビジネス書専門員などがいる場所もあるので、大きな書店でどんな本を探しているかを話してみましょう。

図書館などで下調べする

買った後で損をしたくないという人は、まずは図書館などに足を運んでみても良いでしょう。図書館などにもビジネス書などは多く並んでいるので、図書館でいくつか軽く読んでみて、参考になる物があれば後から購入すれば良いです。しかし、最新の本を扱っている図書館は少ないので、参考になりそうな本があれば、著者や出版会社をメモしておき、同じ著者、または出版会社の本を調べてみるのも良いです。

ビジネス書とは?

そもそもビジネス書とは何か?という点ですが、ビジネス書というジャンルには沢山の種類があります。一体ビジネス書とはどのジャンルの本を指す物なのか、解説していきます。

ビジネス書とはどんな本を指す?

ビジネス書とは、大きく分けると経営、マーケティング、経済、時折話題になる自己啓発本などもビジネス書に含まれます。細かく分けるのであれば経済学や経済事情、人材管理、経営戦略や経営学などです。ビジネス書と一言で分ける事が出来るものの、中を開くと幅広いジャンルの物があり、年間10000種類もの新刊が発刊されているとも言われているので、この中から自分の参考になる本を探すのは至難の業です。

転職の際に参考になる本

ではここからは転職の際に参考になる本を紹介していきます。今現在転職を考えている方、または転職で失敗してしまった方、いつかは転職を考えている方はこれから紹介する本を読んでみてはいかがでしょうか?いくつか紹介するので、この中から参考になる本が見つかるでしょう。

本気の転職パーフェクトガイド

転職に関してのマニュアルを1から学べる転職の入門書とも言える本です。転職に関して右も左もわからないという方は、まずはこの本から入っても良いでしょう。転職に関しての時期、自己分析、企業研究、履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策、退職方法、引き継ぎのコツなど転職に関して全ての情報を網羅している本です。そこまで広く書いてあると、一つ一つに対しての情報が少ないのでは?という不安もありますが、ある程度までは深く掘り下げて解説してあるので、初めての転職本ならこの本一つあれば参考になります。

絶対にやってはいけない!!NG転職活動

こちらの本は転職の為に参考になる事ではなく、転職の際にやってはいけない事がまとめられている一冊です。内容は履歴書や職務経歴書、面接、転職についての心構えが主となっています。転職の為にどうすればいいか?と書いてある本はありますが、転職の際にこれはやってはいけないという本は少ないので、やってはいけない事から調べておくのも良いでしょう。

採用側のホンネを見抜く 超転職術

どの様に転職するのか?というマニュアルではなく、どの様に転職を成功させるか?という事を書いた本です。採用側の本音、採用される為の転職術を学ぶ事ができます。内容は、企業が何を求めているのか?自分がこれまで積み上げてきたビジネスの力の分析の仕方、などです。どの様に転職するか?という事も大事ですが、一番大事なのはうまく転職先を見つけられるか?転職を成功へ導けるか?ではないでしょうか。どんなに転職する事前準備のマニュアルを読んだ所で転職先の面接に落ちてしまえば元も子もありません。転職をする際には必ず読んでおきたい一冊です。

転職での面接で参考になる本

転職の際、転職先への面接はかなり重要な物になってきます。前の職場を離れた理由なども聞かれ、その対応によっては面接で落とされてしまう事もあります。なので、転職の際の面接に関しては細心の注意を払っておくべきでしょう。そこで、転職での面接で参考になる本をいくつか紹介します。

改訂版 採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

志望動機、転職理由、自己PR、面接で必ず聞かれるであろう質問に隠された採用側の本音を知る事が出来、その際に面接者がどこを見ているかなどのポイントが書かれている本です。面接に対しての心構えや注意ポイントから、面接における服装やビジネスマナー、また仕事に関係ない様な質問の意図まで事細かに書かれています。

質問の「建前と本音」が読めれば転職面接は突破できる!

面接での質問に対する答え方に焦点を当てた一冊で、105通りの質問パターン、回答例、回答の解説など丁寧に書かれています。あくまでこの様な本はそのまま使うのではなく、参考にする事が重要なので、回答についてのポイントが書かれているのは応用もしやすくわかりやすいです。しかし、こちらの本は20代~34才の若手編と年齢を絞っているので、それ以上の年齢の場合は参考にならない場合もあります。

転職面接必勝法

質問例から模範解答、面接に対する心構えはもちろん、話し方のコツまで解説されている一冊です。また、面接というものに対する意識を根本的に変える為の面接という物への捉え方なども書いてあり、ただの面接本というよりも、自己分析などにも役に立ちます。他の面接本では書かれていない転職活動におけるメンタルヘルスについても紹介されているので、転職や面接に関しての幅広い知識を得る事が出来ます。

筆記試験対策におすすめの本

面接のノウハウなどがわかった所で、次は筆記試験などもあります。筆記試験に関してはどんな職種に転職するかによっても異なってきますが、その中から一つ筆記試験対策におすすめの本を紹介します。

【テストセンター・SPI3‐G対応】転職者用SPI3 攻略問題集

SPI3は方法がいくつかあり、テスト方式ごとに出題される範囲が変わったり出題傾向が違ってくるのですが、この本ではテスト方式ごとに出題されやすいとされる問題を教えてくれるので、沢山の本を読み漁るよりも効率的に勉強が出来ます。口コミ評価などでも分かりやすいと評判が良いので、年齢層を選ばずに読める一冊となっています。

履歴書の書き方におすすめの本

転職の際に大事なのは面接、筆記試験、そして履歴書や職務経歴書です。転職の際には職務経歴書や履歴書なども細かく目を通されます。なので、履歴書や職務経歴書においても細心の注意を払いながら作成する事が重要になってきます。いまいち履歴書や職務経歴書の作成が苦手だという方にもおすすめの履歴書、職務経歴書の書き方についての本を紹介します。

採用される履歴書・職務経歴書はこう書く

履歴書・職務経歴書のノウハウをまとめた転職に役立つ一冊です。履歴書や職務経歴書のまとめ方はもちろん、面接官の心に響く書き方なども書いてあり、履歴書の作成が苦手な方に特におすすめです。今まで書類選考で落とされた経験が多いという方には是非読んでもらいたい一冊です。細かな部分までしっかりと書いてあるので、自分の今までの履歴書の作成の甘さなどにも気づく事も出来るでしょう。

転職の赤本

履歴書、職務経歴書だけではなく、転職に関してのキャリアプランの立て方、自分に向いている仕事の選び方など転職に関して1から書いてある転職ノウハウ本です。もちろん基本の履歴書、職務経歴書の書き方についてもまとめてあるので、転職のノウハウを学ぶと共に、履歴書や職務経歴書などの基本の部分まで学べます。転職ノウハウ本と履歴書・職務経歴書の書き方を別々に購入したり、別々に読むのは面倒という方にはおすすめです。もちろん幅広く書いてあるからと言って内容が浅いという事もないので、転職に関してこの一冊でも十分足りるでしょう。

自己分析におすすめの本

転職や就活に対して、自己分析や自己啓発というのも大事な一つの要素です。自己分析が足りなければ、自分に合った仕事を見つける事も難しく転職が失敗に終わってしまう可能性も高いです。必ずしも必要というわけではありませんが、転職をするにあたって、自己分析をしておく事で成功への可能性はグンと上がります。

さあ、才能に目覚めよう

自分の長所、自分の強みがわからない人へおすすめしたい一冊。自分の強みを分析してくれる「ストレングス・ファインダー」のアクセスコードが付いている本で、「ストレングス・ファインダー」とは、アメリカの調査会社ギャラップ社が提供する潜在能力測定ツールの事です。170問程の簡単な質問に答えていくだけなので、一時間もかからずに測定できます。結果として、5つの「強みになりうる最もすぐれた潜在能力の源泉」を教えてくれます。このストレングス・ファインダーをする事で自分の強みを客観的に知る事が出来るので、その強みと合った企業を選んだり、その強みを長所としてアピールしたりする事が出来ます。

ハーバードの自分を知る技術

自己分析って一体何をすればいいのだろう?と思う方に読んでほしいのがこちらの本です。こちらはマネジメント経験も豊富なハーバード・ビジネススクールのキャリア相談室長が書いた一冊なので、信頼できる一冊です。就活をする人の悩みを知り尽くしている人が書いている本なので、悩みの本質を見つける事が出来、その上でそれを解決する手助けをしてくれます。転職だけではなく、初めての就活をする人にもおすすめです。

自分のアタマで考えよう

こちらはブロガーの方が出版している本という事もあり、比較的敷居も高くなく気軽に読みやすい一冊です。実際の内容も身近なことを題材に、物事をどういう視点から見るべきか、どう考えればよいのか、という事が書かれているので、難しい頭で考えながら読まなくてはいけないビジネス書とは違った視点で読む事が出来ます。ビジネス専門の方が書いていたり、どこかの教授が書いているというわけではない本だからこそ柔らかい頭で内容がスっと入ってきやすいです。また、ブログに関しては無料で見る事が出来るので、まずはブログを見てから購入を決めてみるのもありです。

本に書いてある事を鵜呑みにしてはいけない

いくつかのビジネス書を紹介しましたが、どれも全てを鵜呑みにしてはいけません。本に書いてある事はあくまで著者本人が感じた事、考えた事、思った事でしかないのです。本に書いてある事を全て受け止め、鵜呑みにしてしまう事はどの様な事態を招いてしまうのか?

面接での一言が出ない

例えば面接での対応のビジネス書を読み、全てをその通りにしてしまった場合、予期もしない質問をされた場合に大事な一言が出なくなってしまいます。もしいくつかの質問にスラスラと答える事が出来ていたのであれば、そこでの一言につまづく事は大きいミスとなってしまいます。面接官も、わざと予期しない様な質問を投げかけている場合があるので、戸惑っている姿を見れば、今までの対応がビジネス書になぞっているというのも悟られてしまいます。

「自分」が薄くなる

沢山のビジネス書や自己啓発本などを多く読み、自分の知識にするのはとても良い事ですが、その全てをそのまま自分の中に取り入れてしまえば、それは「自分」というオリジナリティを薄くしてしまう事になってしまいます。あくまで、本に書いてある事は参考であり、そのまま吸収するのではなく、ある程度自分なりに分解しながら吸収しなければなりません。「自分」というオリジナリティがない人を会社は欲しがるでしょうか?どんなに知識がなくても「自分」というオリジナルなアイディアを持っている人はやはり強いです。また、もし自分が薄くなった状態で就職が決まったとしても、自分が薄くなってしまっているままでは社内で自分の力を発揮出来る事も少なくなってしまうでしょう。

自分で考える癖がつかなくなる

ビジネス書などの本というのはあくまで「他人の為になる意見」という見方が正しい見方ではないでしょうか?誰でも悩んだり、答えに迷った時は他人に相談したり、他人に意見を求めたりします。本というのはその様な存在です。なので、何かにつまづいてしまった時にすぐに本に頼るという事は、誰かにすぐ頼ってしまう事と同じ事になってしまいます。何か問題につまづいた時に誰かにすぐ頼ってしまえば自分で考え、答えを見つける癖がつかなくなってしまいます。自分でいくら考えても答えが出ない、または自分では全くわからない未知の分野に関してわからない事がある時、そんな時に本を参考にしましょう。まずは自分で考える事を優先にしましょう。

本に書いてあるポイントを押さえるコツ

ビジネス書には多くの事が書かれているので、自分の必要としているポイントやその本が伝えたい大事なポイントを見抜くのはなかなか難しいです。そこで、本に書いてある内容の中でも重要なポイントを押さえるコツを紹介します。

ノートに書き写す

細かな作業にはなってきてしまいますが、学生の頃の勉強の様に、ノートに重要な点を書き写す事はとても重要です。もちろん読みながら自分で必要がないと思った部分は書き写す必要はありません。読みながら重要だと思った部分を書き出していけばいいだけなので、自分に必要な情報は自然と頭に入ってきます。とても細かい作業になってしまいますが、本気で取り組みたい気持ちがあればそこまでの努力をするのも大事です。

目次から気になる部分だけを読む

本に書いてある順番通りに読む事も時には必要ですが、あまり本を読むのが得意ではないという方は、目次から自分の気になる部分、または自分が求めている情報だけを読むのも良いでしょう。まずは自分が必要としている情報から手に入れ、後は時間のある時に他のテーマについても読んでおきましょう。また、自分の読みたい情報だけを読んでいてもどうしても前後の部分の情報が必要になってくる事もあるので、自然と他の部分も読む事になる場合もあります。

必要のない所は読まなくても良い

一冊のビジネス書を全て読むのはなかなか時間がかかってしまい、仕事が忙しく本をゆっくり読む時間がないという方は本を読むというそれだけでも手間になってしまいます。そんな方は必要がないと思った部分は省いても良いです。自分の必要な部分だけ読み、必要ない所は流し読み程度でも良いでしょう。全てを読んだ所で全てが役に立つというわけでもないので、的を絞って効率的に読み進めていきましょう。

的を絞って自分の力へ!

様々なビジネス書が出版されている中で自分に合ったビジネス書を見つけるのは難しいですが、その中からうまく的を絞り自分の知りたい情報が書かれている本を見つければ自分の悩みなども解決し、自分の力へうまく変換されていきます。その知識を応用する事で、就職や転職活動はもちろん、自分の社内での力の発揮の仕方などにも役に立ってきます。その為にはビジネス書ならどれでも良いというわけではなくしっかりと的を絞って本を選ぶ事が重要になってきます。自分に合ったビジネス書を選び、しっかりと自分の力にしていきましょう。

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