職場で喧嘩した時の対処法10個|有害な人の特徴8つ

働き方改革

職場で喧嘩とは

職場には多くの人間が存在します。中には気の合う人もいれば、性格的に合わない人もいるでしょう。また、仕事に関してお互いの主張を譲らずに喧嘩になることもあり得ます。

もちろん社会人として、安易に職場で喧嘩に至らないように自制することは大事です。職場で喧嘩になりそうな時に自分の身を守るために、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

職場で喧嘩することのデメリット

職場で喧嘩をすることにはどのようなデメリットが存在するのでしょうか。仮に正当な理由があったとしてもなにかしらのペナルティを受ける可能性があります。

就業規則などでは一般的に「職場の秩序を乱した」ことを理由として懲戒処分にするという規定があります。この場合は始末書や罰金、喧嘩の激しさによっては出勤停止などの処分を受けることが考えられます。

また査定に響いて今後の昇進や昇給にも悪い影響が出ることもあります。

職場で喧嘩した時の対処法10個

やむを得ない理由で、職場内で喧嘩をしてしまった時にはどのように対処するのが良いのでしょうか。喧嘩をしてしまった事実は消せないので、被害を最小限にするためのリカバリーが大切です。

今後の職場での立ち位置を悪くしないためにも、まずは冷静さを早期に取り戻すことが求められます。そしてできるだけ早く行動に移すことが大事です。時には開き直るくらいの思い切りの良さを出すのもいいでしょう。

対処法1:共通の上司や同僚など第3者に仲裁に入ってもらう

一度エキサイトしてしまうと、なかなか当事者間での解決は難しいものです。お互い意地になって引き下がれないこともあります。

そんな時は上司や同僚など、職場内の第3者に間に入ってもらい喧嘩を収めることが多いのではないでしょうか。客観的にそれぞれの言い分を聞き、意見を出してもらいます。お互いの話は聞けなくても第3者の意見であれば意外と冷静に聞き入れられます。

職場の喧嘩は、職場の人間関係で解決しましょう。

対処法2:失敗を引きずらない

理由がどんなものであれ、職場で喧嘩をしてしまうのは社会人として大きな失態です。しかしより大きな問題はその失態をいつまでも引きずってしまうことです。

人間が集まれば、異なる意見や価値観があり衝突することはある意味では自然なことです。むしろ意見をぶつけ会えるのは組織として健全な証拠であると考えるようにした方が良いです。恨みを残したり、落ち込んだりしては今後の仕事に影響もでます。早めに切り替えましょう。

対処法3:相手のいいところを見つける

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとはいうものの、実際に存在自体が許せない相手というのはあまりいないのではないでしょうか。どんな人間でも探せばいいところが見つかるものです。

以前自分の業務を手伝ってくれたとか、例えば机はいつも整理整頓されているなど些細なことでもいいので相手のいいところを探してみましょう。

そうすることで相手に対する悪い印象を和らげる効果があります。喧嘩が相手のことを考えるきっかけにもなります。

対処法4:「嫌われても良いや」と開き直る

職場の人間関係は良いに越したことはありません。しかし全ての人と同じように仲良くできないのは自然なことでもあります。人間はそれぞれ育ってきた環境も考え方も違います。

無理に合わせて息苦しいくらいなら、いっそのこと職場での関係だけなのだから別に嫌われても構わないくらい開き直ると楽になります。

職場だけが世界の全てではありません。仕事とプライベートを分けて考え勇気を持って嫌われてみましょう。

対処法5:信頼のおける人に相談する

仕事で喧嘩するのは余程のことです。自己解決しようと思ってもうまくいかず、悶々とすることがあります。そんな時はなんでも話せる信頼できる人に相談してみましょう。

職場の上司や同僚でなくても良いでしょう。学生時代の恩師や先輩など、自分より人生経験豊富な人に意見を聞いてみましょう。もちろん親でも構いません。

もしかすると彼ら自身も職場で喧嘩した経験があり、うまい解決方法を教えてくれる場合もあるでしょう。

対処法6:給料のためだと割り切る

昔から給料には我慢料も含まれる、と言われます。職場の人間と衝突し大喧嘩をして嫌な気分になっても、これは仕事だと割り切ることも必要です。

仕事はあくまで給料をもらい生活するためのもの。自分の人生の全てではない。それくらい突き放したものの見方をするのも良いでしょう。

プライベートを充実させれば、多少の職場での人間関係のいざこざも気にならなくなります。やや冷めた目で仕事に関わることも決して悪くはありません。

対処法7:淡々と普通に振る舞う

喧嘩をすれば心おだやかではいられません。しかしそういう時こそ、あえて淡々といつも通りの振る舞いをしてみましょう。

特に喧嘩相手にまだ火がついたまま、喧嘩を引きずっている時ほど冷静にいつも通りにすると効果的です。職場の周囲の人は落ち着きを取り戻しているこちらの様子を見て「相手に非があるのではないか」と思ってくれるからです。

怒りをこらえて、冷静に振る舞うことで周囲を味方につけることができるでしょう。

対処法8:冷却期間を置く

どうしても怒りが収まらないこともあります。特に喧嘩の原因がどうしても譲れないものである場合にはそう簡単に引き下がることができないこともあります。

そんな時はいったんその場を離れるというのもありです。上司に許可を取って一時的に外出するとか、思い切って翌日は有休を取って職場や喧嘩相手から離れてみてはどうでしょう。

物理的に距離を置くことで、心が鎮まるのを待ちましょう。

対処法9:人事異動

どうしても喧嘩の原因が解消されそうにない場合や、お互いに理解し合うのが不可能な時は異動を考えるのも一つの手です。

これ以上同じ職場で働くのが難しいと感じることもあるでしょう。しかし軽々しく転職できないのが現実です。そんな時は他の部署や顔をあわせることのない時間帯に勤務時間を変更してもらうなどを会社に働きかけてみましょう。

職場内の環境を良くするのも会社の責務です。上司等に相談してみましょう。

対処法10: 配置転換の相談

配置転換は企業の持つ人事権です。社員が配置転換を希望したとしてもすぐに希望が叶えられる訳ではありません。

しかし、上司や人事に相談をしておくことで今後の配置について一定の配慮を依頼することはできます。会社としてもギスギスした雰囲気では困るでしょうから、意外にすんなりと希望を聞き入れてくれることもあります。

まずは自分から積極的に動いてみる必要があります。

避けるべき有害な人の特徴8つ

君子危うきに近寄らずという故事があります。無用な喧嘩を避けるためにも職場内の地雷とも言える人を把握して、なるべく関わらないようにしておくことも重要なリスク管理です。

どうしても職務上絡まないといけない場合でも最小限に留めることが肝要です。そのために普段から冷静に上司や同僚の性格を把握しておきましょう。

大切なのは好かれもしないし、嫌われもしないちょうどいいポジションを確保しておくことです。

特徴1:いじめっ子

職場内にいじめっ子タイプがいたら、出来るだけ避けておきましょう。そもそも社会人になってまでいじめをするような人はかなり性格に問題があります。

こうしたタイプに正論は通用しません。もしいじめられている人を助けようと喧嘩になってしまったら、次は自分がいじめのターゲットにされるでしょう。

このタイプは、とにかくいじめられれば誰でも良いのです。適当にあしらい距離を取るようにしておくことをお勧めします。

特徴2:人の悪口を言う

人の悪口が三度の飯より好きな人がいます。悪口の対象はそれこそ誰でもいいのです。単なるストレス解消のはけ口にすぎません。

こうしたタイプと喧嘩すると、裏で何を言われるかわかりません。自分の知らないところで有る事無い事言いふらされる危険があります。

また、他の誰かの悪口に誘われても迂闊に参加しない方が良いでしょう。職場での悪口ほど生産性のないものはありません。適度に話を流しておくに越したことはありません。

特徴3:かんしゃく持ち

少しでも気に入らないことがあると怒鳴り散らす人がいます。これは場合によってはパワハラにもなり得ます。相手のかんしゃくに付き合って喧嘩する必要はありません。

「またなにか言ってる」程度の気持ちで、適度に相槌を打つにとどめておいて損はありません。かんしゃくを起こした相手に怒鳴られるのは気持ちいいものではないですが、弱い者ほどよく吠えるものだと思いやり過ごしましょう。

特徴4:頑固者

頑固者と喧嘩をするのは非常に骨が折れます。何しろ頑固なだけに、相手は自分から折れるといことをしません。まともにやりあうと、こちらが疲弊してしまうだけです。

頑固者というのはある面では非常に単純です。どこにこだわっているのかを探り、その部分について譲ってあげればあっさりと機嫌を取り戻したりもします。

頭を下げるのも給料のうちと考え、その場は相手に華を持たせておきつつ距離を取るのが良いでしょう。

特徴5:要求の多い上司

1人が抱えられる量以上の業務を押し付けてくる、とても達成できそうもないノルマを課すなど要求の多い上司がいます。はっきりいうとマネジャーとして適切に管理できていないのでは、と思いもします。

注意が必要なのは、こうしたタイプは部下を潰してしまうクラッシャー上司の可能性が高い点です。このタイプの上司にあたったら常に60点くらいで良い、と意識しましょう。無理して100点を取りに行く必要はありません。

特徴6:受動攻撃的な同僚

受動攻撃的な同僚にはどう接すれば良いのでしょうか。このタイプは自らはっきりとした意思表示をしません。ふてくされたり当てつけめいた態度を取るなどして相手を困らせようとします。

大切なのは、そうした態度に屈しないと毅然とした姿勢を見せることです。この場合こちらが攻撃的な物言いをするとこじれます。できるだけ冷静に、淡々と業務的な態度を崩さずに接することを心がけましょう。

特徴7:気分屋

毎回言うことが変わる上司や同僚がいます。気分屋で、その時の気持ち次第で接し方が変わります。

気分屋に対してその都度対応するのは非常に疲れます。職場でいちいち気分屋に合わせて仕事をしていては、こちらの生産性も上がりません。

前と言ったことが違うじゃないか、と喧嘩しても得るものは多くありません。仕事は仕事と割り切って「子供みたいに手がかかってしょうがない人だな」くらいの気持ちで接しておきましょう。

特徴8:細かいことまでコントロールする上司

やたらと細かいところまで把握しておかないと気が済まない上司がいます。そんなモラハラ風上司にはどう接すれば喧嘩を避けられるでしょうか。

こうしたタイプは実は臆病で自信がない人が多いです。だからこそコントロールしないと不安になるのです。

それを理解して、こちらからこれでもかと言うくらいマメに連絡や報告をしておきましょう。自分が把握できてると思えれば満足してそれ以上鑑賞してこなくなるでしょう。

職場で喧嘩した時の対処法を知ろう!

できれば職場で喧嘩をすることは避けたいものです。しかし理由によっては喧嘩をした方がいい場合もあります。自分の中の譲れない部分に関する時に引き下がるとかえって自分のためになりません。

もしも喧嘩するときでも、対処法を理解した上で正しく行えば、決して職場内で孤立したりする心配もありません。喧嘩せざるを得ないときはきちんと戦略や戦術を持って臨みましょう。

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