仕事量が多い時の対処法10個|転職を考えるべき身体のサイン5つ

働き方改革

仕事量が多いとは

「毎日朝から晩まで頑張っているのに、一向に仕事が終わらない」と、山積みの仕事にうんざりとしているビジネスパーソンも少なくないことでしょう。

頑張っても通常の勤務時間内に仕事が終わらず、残業をしても十分に仕事を減らすことができないならば、仕事量が多すぎる状態にあると言えるでしょう。

この記事では仕事量が多くなってしまう原因や対処法についてご紹介しているので、仕事量にお悩みの方はぜひご覧ください。

仕事量が多い原因

そもそも、仕事量が多くなってしまうのは何故なのでしょうか。ブラック企業に勤めていて、明らかに一人ではこなせない量の仕事を押し付けられているというケースもあれば、仕事に優先順位をつけることができなかったり、自分で余計な仕事を増やしてしまっているというケースもあります。

いずれにせよ、仕事量を減らしたいと思うのならば、どうして仕事量が多くなってしまっているのか、その原因を突き止めることが肝心です。

仕事量が多い人の特徴

仕事量が多い人の特徴としてまず挙げられるのが、要領が悪いということです。要領が悪いと仕事を終わらせることができず、新しい仕事がどんどんと蓄積されて、結果として仕事量が多くなってしまいます。

また、頼まれごとを断れずに何でも引き受けてしまう人や、責任感が強くて何でも自分ひとりで抱え込んでしまう人、あるいは周囲に助けを求めることができない人も仕事量が多くなってしまいやすいでしょう。

仕事量が多い時の対処法10個

仕事量が多く、勤務時間内に終わらせることができないため、毎日残業をせざるを得ないという人もいることでしょう。残業が続くと心も体もすり減り、いつかパンクしてしまいます。

心と体の健康を守るためにも、仕事量を減らす方法を知っておきたいところだと言えるでしょう。ここからは、仕事量が多い時におすすめしたい対処法をご紹介していきます。

仕事量が多くてお悩みの方は、ぜひ以下の方法を参考にしてみてください。

1:業務の優先度を明確化する

まず大切なのが、業務の優先順位を明確にするということです。複数の仕事を抱えている時、手あたり次第中途半端に手を付けてしまうとどの仕事も終わらせることができず、仕事量がどんどん増えていってしまいます。

このような事態にならないように、優先してやるべき仕事と後回ししても問題ない仕事を区別し、それぞれに締め切りを設け、そこから逆算しながら計画的に仕事を進めていきましょう。

2:短時間で終わるものはその場で対処する

仕事量が多い時の対処法として、短時間で終わるものは後回しせず、その場ですぐにやってしまうということも大切です。

やるべき仕事が減れば、その分精神的なストレスも軽減できます。逆に言えば、短時間でできるものを後回して時間がかかる仕事から取り組んでしまうと、いつまで経っても仕事が終わらず、仕事量が増えていくだけです。

その場ですませることができるならば、その場ですませてしまいましょう。

3:リフレッシュの時間を設ける

リフレッシュの時間を設けるということも、仕事量が多い時の対処法として挙げられるでしょう。仕事量が多いからと言って朝から晩まで働き詰めだと心も体も疲れ切ってしまい、仕事の効率が悪くなってしまいます。

仕事のパフォーマンスを上げるためにも、小休憩をこまめに取り入れ、心身のリフレッシュを図ることが大切だと言えるでしょう。

たとえば軽く体操をしてみたり、コーヒーや軽食を取るなどしてみてはどうでしょうか。

4:周りの力を借りる

仕事量が多い時の対処法として、周りの力を借りるということも挙げられます。明らかに一人でこなすのが無理な仕事量ならば、一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めましょう。

無理なことを無理というのは、甘えでも逃げでもありません。なお、普段から職場の人と良好な関係を築き、また他の人が困っている時に自ら手助けを申し出ていれば、自分が困った時でも必ず周囲の人が力を貸してくれるはずです。

5:上司に相談する

上司に相談するということも仕事量が多い時の対処法のひとつです。仕事量が多いのは上司が適切に仕事を割り振ることができていないことも多く、このような場合、根本的な事態の改善のためには上司に自分の状況を知ってもらうことが必要です。

感情的になって訴えるのではなく、冷静に仕事量が多いことを説明しましょう。仕事を終わらせられないと職場に迷惑がかかってしまうので、それを防ぐという意味でも上司への相談は必須です。

6:健全な考え方の会社にさっさと転職する

繁盛期に仕事量が多くなるのはある意味仕方がないと割り切ることができますが、常日頃からあり得ないほどの仕事量を押し付けられているならば、健全な考え方の職場に転職すべきでしょう。

ブラック企業に留まっていても心身をすり減らしてしまうだけでいいことは何もないので、仕事量に見合った給料がもらえ、なおかつ労働者の健康をきちんと守ってくれるホワイト企業に転職するのが自分のためです。

7:全てを完璧に遂行しない

完璧主義にとらわれないということも、仕事量が多い時の対処法として挙げられるでしょう。全てを完璧にしようと思うと時間も労力もかかり、ただでさえ多い仕事量をこなすことができなくなってしまいます。

もちろん手抜きはいけませんが、仕事量が多すぎる時には支障のない範囲内で手を抜き、要領よく仕事をこなせるように工夫することも必要です。完成度の高さよりも、スピードを重視してみましょう。

8:責任感を強く持ちすぎない

仕事量が多い時の対処法として、責任感を強く持ちすぎないということも大切です。責任感が強すぎる人は「与えられた仕事は自分ひとりでこなさなければいけない」と考えてしまうため、周囲に助けを求めたり相談することができなくなってしまいます。

ですが、頑張ってもこなせないのならば、そもそも上司の仕事の与え方に問題があると言えるでしょう。自分ひとりで何でも解決しようとはせず、上司に相談してみてください。

9:失敗を恐れすぎない

慎重なのはよいことですが、失敗を恐れすぎないということも、仕事量が多い時に心がけたいことです。

失敗を恐れて慎重になりすぎてしまうと、作業効率が落ち、一つひとつの仕事に必要以上の時間と労力がかかってしまいます。

このような事態を防ぐためにも、過剰に失敗を心配したり不安にならず、気を楽にして仕事に取り組んでみてください。仕事に対する考え方を変えることも、対処法として重要です。

10:担当以外の仕事には極力手を出さない

仕事量が多い時の対処法として、担当以外の仕事には手を出さないようにするということも挙げられるでしょう。

自分がすべき仕事だけをして、それ以外の仕事に関してはできるだけ関わらない姿勢を保てば、本来自分がしなくていい余計な仕事を頼まれるリスクが減ります。

責任感が強い人は自分の担当以外の仕事にも手を出してしまいがちですが、自分の心と体の健康を守るためにも、極力おさえるようにしてみてください。

残業代が少ないなら会社ではなく労基署へ申し出よう

仕事量が多すぎて勤務時間内に終わらない場合、残業をすることも多くなるでしょう。ですが、残業代がきちんと支払われず、サービス残業を余儀なくされている人が多いのもまた事実です。

きちんと残業代をもらうことができていない場合、上司に相談してももみ消されたり不当な扱いを受けてしまう恐れがあるので、会社ではなく労働基準監督署に相談をしましょう。

労働基準監督署へは、匿名でも相談が可能です。

転職を考えるべき身体のサイン5つ

仕事量が多すぎて残業続きだと、どんなに健康な人であっても心身に不調をきたしてしまうでしょう。我慢して仕事を続けてしまうと、最悪の場合過労死が待ち受けているということになりかねません。

ここからは、転職を考えるべき身体のサインを5つご紹介していきます。以下のような症状が出た場合には、我慢して今の仕事を続けずに、もっと働きやすい職場に転職をしてみてはどうでしょうか。

1:頭痛

転職を考えるべきサインとしてまず挙げられるのが、頭痛です。睡眠不足や過労が原因で頭痛がすることもあれば、精神的なストレスが原因で頭痛がすることもあるでしょう。

一時的な体調不良が原因ではなく、激務のせいで慢性的な頭痛が続くならば、心と体の健康がかなり損なわれている状態だと言えます。迷わず、転職をすべきでしょう。

2:吐き気

吐き気も、転職を考えるべき身体のサインのひとつとして挙げられるでしょう。激務が続いてストレスが限界まで蓄積されると、身体が会社に行くことを拒否するようになり、その影響で出勤時に吐き気がするようになります。

また、休日であっても、会社や仕事のことを考えるだけで吐き気が出てしまうこともあるでしょう。かなり心が衰弱してしまっている証拠です。

3:不眠

眠ることができないというのも、転職を考えるべき身体のサインとして挙げられます。精神的なストレスが蓄積すると、体はクタクタに疲れ切っているのに、眠ることができなくなってしまいます。

眠りが浅かったり、眠れたとしても途中で何度も覚醒してしまう場合も、不眠を疑うべきです。

不眠だと余計にストレスが溜まり、仕事が十分にこなせず余計にストレスを感じるという悪循環に陥ってしまうでしょう。

4:下痢

転職を考えるべき身体のサインのひとつに、下痢も含まれるでしょう。心が疲れ切って限界に達していると、それが下痢という形で表れてしまいがちです。

特に胃腸が悪いわけでもなく暴飲暴食をしているわけでもないのに下痢が続くのならば、精神的なストレスが原因である可能性があります。

このような場合は、ストレスの原因である仕事から離れないと改善しないので、転職をしたほうがよいでしょう。

5:めまえ

めまいも、転職を考えるべき身体のサインのひとつです。長時間労働や激務で疲労し、それが限界を超えてしまうと、頻繁にめまいを起こすようになります。

めまいを起こすということは、仕事のせいで体の健康が深刻に損なわれていると受け止めるべきです。一刻も早く病院を受診するとともに、転職活動をスタートさせましょう。

仕事量が多い時はすぐに相談しよう!

今回は仕事量が多い時をテーマに、その原因や対処法などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

仕事量が多い時は我慢したり一人で抱え込んだりせず、必ず周囲に相談をするようにしましょう。自分の要領の悪さが原因であっても、相談をすれば仕事を効率的にこなす方法を教えてもらうこともできます。

また、明らかに無理な仕事量を押し付けられている場合には、上司に相談して改善してもらいましょう。

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