ワークアズライフとは?|メリット4つと実践する方法3つ

働き方改革

ワークアズライフとは

ワークアズライフという言葉を耳にされたことがある方は少ないのではないでしょうか。

ワークアズライフとは、仕事とプライベートの区別をつけることなく、起きている時間のすべてが仕事であり、仕事が趣味であるという考え方です。

筑波大学准教授で学長補佐も務める落合陽一氏が提唱し、多様性を求めるこれからの働き方にフィットしていると注目を集めています。

ワークアズライフという考え方は、社会に浸透しているワークライフバランスとは大きく異なる考え方になります。

ワークバランスとは

ワークライフバランスとは、仕事をしている時間と仕事以外の時間を区別し、それぞれの充実を実現することで、よい人生を築いていけるという考え方です。

社会人の場合だと、1日は「睡眠」・「仕事」・「プライベート」に、学生の場合だと「睡眠」・「勉強」・「プライベート」と大きく3つに分けることができます。

仕事と生活のバランスが崩れることが原因で引き起こるさまざまな悲劇から「仕事と生活の調和」が最も大切だとされ、近年まで長く根付いてきました。

具体的な違い

ワークアズライフとワークライフバランスでは、仕事の定義が違います。ワークアズライフは「仕事はやりたくないこと」ではなく、生活の一部とされ、ワークライフバランスは「仕事はやりたくないこと」であり、ストレスの溜まる嫌なことだと位置づけられています。

従来のタイムマネジメントではなくストレスマネジメントを中心にしていくのが大きな違いです。またワークアズライフの場合、目標達成の過程も楽しむことができるので仕事に夢中になることができ自己成長できます。

ワークアズライフのメリット4つ

ワークアズライフという考え方は、現代の働き方にマッチし、理想的だといわれていますが、新しいものを受け入れる時には、誰しも不安がつきものです。まずは、ワークアズライフという考え方には、どのようなメリットがあるのか下記で4つみていきましょう。

今回は、「常にお金を稼ぐことができる」・「ストレス解消の必要がない」・「報酬が少なくても長時間できるので稼げる」・「休日がいらない」について解説していきます。

1:常にお金を稼ぐことができる

ワークアズライフは、寝ている時間以外はすべて仕事であり、生活であるため仕事と生活に時間的区別がありません。友人と食事をしていても、家で本を読んでいても、携帯のボタンひとつでプロジェクトが動いたり、商談が決まることもあります。

仕事とプライベートを分けないことで「生産」と「消費」を同時に行い、常にお金を稼ぐことができるといわれています。

2:ストレス解消の必要がない

ワークアズライフは、仕事は趣味であり、趣味が仕事であるという考え方のため、仕事は「やりたくないこと」ではありません。仕事にありがちな「辛い」「行きたくない」「時間が過ぎるのを待つ」などのストレスがないため、ストレス解消の必要がないといわれています。

3:休日がいらない

現在多くの人が、一週間仕事を頑張り待ちに待った休日というのが一般的な働き方でしょう。しかし、ワークアズライフは、仕事とプライベートの区別がないため、仕事が遊び化し、仕事と趣味の境界線を引かないため「休日」という概念がなくなるといわれています。

4:報酬が少なくても長時間できるので稼げる

ワークアズライフは、ストレスをものさしとして考えています。

例えば、「時給が高くても辛くてストレスがひどく、1日5時間が限界とする仕事」に対して「時給が安くても楽しくて全くストレスがなく、毎日何時間でもできる仕事」だと結果的に後者の方が生活の収支をプラスにできるということになります。

ワークアズライフは、自分でストレスマネジメントし、ストレスのない仕事をすることで報酬が少なくても長時間仕事ができるので稼げるといわれています。

ワークアズライフを実践するには

ワークアズライフは、仕事と生活の区別がないため、起きている大部分の時間取り組める「ストレスのない生産的ななにか」を見つける必要があります。

ワークアズライフを実践するには、どうすればよいのでしょう。

今回は「ストレスを感じない仕事を探す」・「ストレスを感じないことを仕事にする」・「趣味や好きなことでお金を稼ぐ」の3つにスポットをあてて解説していきます。

1:ストレスを感じない仕事を探す

ワークアズライフを実践するには、まずストレスを感じない仕事を見つけることです。「会社に出勤し8時間働かなければならない」という固定概念を捨て、興味があるものや許容できるストレスの範囲内でできる仕事を探してみましょう。

2:ストレスを感じないことを仕事にする

ワークアズライフを実践するには、現状ストレスを感じずに続けられているものはないか振り返り、それをマネタイズできないか考えてみましょう。

例えば、1日中やっても飽きないゲームや夢中になれる作業を収益化できる方法を見つければ、やりたいことを我慢して他の仕事をする必要もなくなります。

3:趣味や好きなことでお金を稼ぐ

写真を撮るのが好き。動画を作るのが好き。洋服が好き。旅行が好き。など自分の好きなものを個人発信し、収益を得るブロガーやユーチューバーやインスタグラマーなどのように「趣味を仕事」にしてお金を稼ぎ、ワークアズライフを実践することもできます。

ワークアズライフを詳しく知りたい方におすすめの本3冊を紹介!

「ワークライフバランスからワークアズライフへ」ワークアズライフの提唱者、落合陽一氏の言葉です。多様化するこれからの働き方や生き方のために、落合陽一氏の著書からワークアズライフの本質を理解し、自身の問題を捉えていきましょう。

「ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法」・「日本再興戦略」・「日本進化論」の3冊をご紹介しますので、お気に入りの1冊を見つけてみてはいかがでしょうか。

1:ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

ワークアズライフの提唱者、落合陽一氏と猪瀬直樹氏が2021年以後の日本のビジョンを議論した対談本です。テクノロジー・日本風景論・政治構造・歴史認識の4つの章で構成されており、日本の抱える課題と解決策が提示されています。

少し難しく感じますが、知性派の2人のキャッチボールで読者を飽きさせない工夫がされており、新しいテクノロジーで問題を解決する糸口を探っていくスピード感が非常に面白い1冊となっています。

日本を代表する知性である猪瀬直樹さん、落合陽一さん。このお二人はそれぞれの著作を読みこなし普段から意見を交換されている。刺激し合い、共鳴しあい新しい作品を生んでいる。今回はその二人の対談で期待通りの面白さだった。二人が過去、現在、未来を自由に語り尽くす良書。まず未来のテクノロジーを語る先行の落合さんを猪瀬さんがうまくうけとめられて、さらに落合さんがそれを受けて次のテーマへと対話形式にしてあるところがいいです。普段言いっ放しの議論ばかり溢れているので、ちゃんとキャッチボールが高いレベルでなされていて刺激的です。本書は全体的に未来志向で、愚痴言って文句言って終わりとか不安を煽らないところもよい。一般向けでそれほど細かな数字はなく、間に落合さん、猪瀬さんの発言の要点を一ページで編集がまとめてあり、読みやすい。具体的にはドラえもんの話とかコンビニの話のところが切り口としてよかった。最近落合さんと小泉進次郎さんと提唱しているポリテックについても意図の言及あり。

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2:日本再興戦略

情熱大陸出演後の最新作「日本再興戦略」は、発売1日で8万部突破し、さらに3万部重版が決定しているほどすごい勢いで売れています。

ワークアズライフの提唱者、落合陽一氏とベストセラー連発の編集者の箕輪さんという二人の天才がタッグしたこの本は、現代人の羅針盤になる可能性があるとも言われています。

「日本再興戦略」という題名だけ見ると、あまりにもスケールが大きく自分には関係なく感じますが、日本の目指すべき方向性を知り、そのために自分自身が何をすべきが考え、意識することで行動を変えていこうという読む人すべての胸に響く本となっています。

同世代で未来を描いてどんどん進んでいく落合さん。その頭の中を覗かせてもらえるようでワクワクしました。バブル後に育ち未来は無いかのように言われた世代ですが、それは植え付けられた思考停止だったんだなと。ほんとにこうやって再興してほしい。感覚が幕末の偉人のよう。数ヶ月前に読んだんですが、書いてある内容が既にそんなことあったなー!と過去になってるものもあり、出たの今年?!っていう速度感。最高。地方で自分がやるべき事をどんどんやってかなきゃなと思えました。

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3:日本進化論

「日本進化論」の中で、興味深いのは小泉進次郎さんとの「ポリテック対談」です。政治(Politics)と技術(Technology)を組み合わせた造語であり、政治の世界での意思決定や執行のスピードアップ、コスト削減により、納税者の負担の軽減など、政治におけるテクノロジーの重要性を語っています。

そして「人口減少社会」において、今後仕事や生活すべてに最新テクノロジーが必要であること、テクノロジーの導入に消極的な日本人の課題を浮き彫りにし、先を見通し、動くことが大切だということを教えてくれる1冊となっています。

私を含め、日本人にとって平成とはどんな時代だっただろうか?・大震災・不景気・少子高齢化・リーマンショック・社会保障費の増大上記のような様々な問題を抱える現代日本。「先行きが、明るくない」なんとなく気分が落ち込みそうな、雰囲気や不安が漂っている感じもあるとは思う。そんな諸問題に対して、著者は冷静に、そして鋭く立ち向かう。問題を把握し、その解決策と選択肢を提示してくれる。

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ストレスにならないことを仕事にする

ストレス社会といわれる日本で「これからどう生きてくか」「どう生きていきたいか」一度しかない人生を実りあるものにできるのは自分でしかないのです。

現代の目まぐるしい時代の変化をチャンスと感じれるか、変化を拒むかはあなたしだいですが、「ワークアズライフ」という新しい考え方を知り、近い将来ストレスにならないことを仕事にできる日がくることを願っています。

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