- フレックスタイムとは
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント8つ
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント1:半休の取扱い方
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント2:有休の取扱い方
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント3:半休や有休の両立のさせ方
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント4:フレキシブルタイム
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント5:コアタイム
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント6:就業規則と労使協定
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント7:適した職種
- フレックスタイム制について知っておきたいポイント8:自己管理力の必要性
- あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
- フレックスタイム制を使いこなす方法5つ
- フレックスタイムと半休をうまく組み合わせよう
フレックスタイムとは
フレックスタイム制では、通常の働き方に比べて気兼ねなく半休を取ることができます。例えば、1日4時間働けば残り時間を半休扱いのようにして退社することが可能になります。
フレックスタイム制とは、働く人が総労働時間の範囲内で就業時間を決める制度です。総労働時間は、1日単位ではなく、一定期間内で働くべき時間のことを言います。フレックスタイム制のメリットや半休の扱い方など大切なポイントについて解説していきます。
フレックスタイム制にするメリット
フレックスタイム制にするメリットは、働く人が仕事とプライベートを両立できる点です。
働く人の中には家事・育児・介護などを負担している方も多くいます。フレックスタイム制の場合、自分で労働時間を決められるため、仕事とプライベートの時間配分をバランスよく設定することができます。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント8つ
フレックスタイム制を活用するために知っておいてほしいポイントを8つ紹介します。フレックスタイム制は、働く人自らが始業時間と終業時間を決めることができる制度です。自分で仕事とプライベートの時間配分を調整できるため、効率的に働くことができます。
フレックスタイム制の内容を理解し適切に使いましょう。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント1:半休の取扱い方
フレックスタイムでは制度の特徴を生かして、自分の都合で半休を取ることができます。総労働時間の範囲内ならば、1日4時間働いた後に退社をすることが可能です。その結果、通常の働き方と同じように半日休めます。
フレックスタイム制の場合、半休の事前報告は不要です。通常の働き方の場合は、会社へ半休の取得を事前に伝えなければなりません。半休は有給休暇の1つに含まれているため、事前申告が必要です。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント2:有休の取扱い方
フレックスタイム制においても通常の働き方と同じように有休を取得することができます。フレックスタイム制では「標準となる1日の労働時間」が必ず定められています。
「標準となる1日の労働時間」とは、有休に支払われる賃金の算定基礎になる労働時間のことです。フレックスタイム制で有休を取得した場合、「標準となる1日の労働時間」を働いたものとして取り扱われます。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント3:半休や有休の両立のさせ方
フレックスタイム制では「4時間働く日」を半休として扱うことができます。通常の働き方の場合、午前半休は13時までに出勤します。そして、午後半休は12時まで勤務というパターンが多いでしょう。
フレックスタイム制の場合、出勤時間や退社時間を固定すると制度の目的から外れる可能性があります。半休を取りたい日を、有休として取るのではなく「4時間働く日」として対応しましょう。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント4:フレキシブルタイム
フレックスタイム制には2種類の労働時間、フレキシブルタイムとコアタイムがあります。フレキシブルタイムとは労働者自らの裁量で決めることができる時間帯です。
フレキシブルタイムの時間帯ならば、出社時間や退社時間を自由に決めることができます。さらに、仕事の途中で抜けることも可能です。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント5:コアタイム
コアタイムとは、働く人が必ず勤務しなければならない時間帯のことです。コアタイムを設定する場合、開始と終了の時刻を必ず決めなければなりません。フレキシブルタイムとは異なり、会議や研修を開催することができます。
コアタイムは必ず設定しなければならないものではありません。コアタイムが設定されている日や設定されていない日を設けることも可能です。日によってコアタイムの時間帯を変えることもできます。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント6:就業規則と労使協定
フレックスタイム制を理解するためには就業規則を確認して下さい。フレックスタイム制の導入企業は就業規則に必ず制度のことを明記しています。さらに、労使協定では6つの基本項目を定めなければなりません。労使協定とは労働者と使用者の間で締結する協定のことです。
基本項目とは、対象となる労働者の範囲・清算時間・清算期間内の総労働時間・標準となる1日の労働時間・コアタイムとフレキシブルタイムがあげられます。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント7:適した職種
フレックスタイム制に適した職種にはエンジニア系やデザイン系があります。基本的には自分1人で仕事が完結する職種に適しています。外部との接触や調整の必要性が余りないためです。
適さない職種には営業職や販売職があげられます。営業職や販売職は外部との接触が多く調整する場面が多くあるからです。フレックスタイム制に適した職種と適さない職種があるため注意しましょう。
フレックスタイム制について知っておきたいポイント8:自己管理力の必要性
フレックスタイム制を効果的に活かすためには、働く人自身の自己管理力が必要です。
自分で労働時間を決めるため、時間にルーズな方は迷惑を掛ける可能性があります。働く人が自身の労働時間をきちんと管理し仕事の成果も上げなければなりません。
フレックスタイム制では、働く人のニーズに合わせて労働時間の調整が可能です。ただし、高い自己管理力が求められています。
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フレックスタイム制を使いこなす方法5つ
フレックスタイム制を効果的に活用するための方法を5つ紹介します。5つの方法とは、半休の有効活用・在宅勤務の採用・帰りやすい雰囲気を作る・調整力を磨く・自己管理力を高めることです。
フレックスタイム制は働く人の状況に応じた働き方を実現させることができます。ただし、フレックスタイム制を上手く活用しなければ効果がありません。フレックスタイム制を使いこなす方法を確認し、仕事とプライベートを両立させましょう。
フレックスタイム制を使いこなす方法1:半休を有効活用する
フレックスタイム制のメリットは仕事とプライベートを両立させることです。メリットを得るためにも半休を有効活用しましょう。
幼い子供がいる方の場合、出勤時間を遅くすることで子育ての時間を確保できます。高齢の親と同居している方は、4時間だけ働いた後に半休を取り、介護をすることも可能です。
自分で労働時間を調整することができるため、状況に応じて半休を取りプライベートも仕事も充実させましょう。
フレックスタイム制を使いこなす方法2:在宅勤務を採用する
在宅勤務にフレックスタイム制を導入することは可能です。子育て中の方の場合、フレックスタイム制の在宅勤務をすることで、子供としっかり向き合うこともできます。
在宅勤務とは、勤めている会社ではなく自宅で働くことです。会社とは、パソコンなどを利用しながらインターネットや電話、FAXで連絡を取ります。在宅勤務であっても、始業と終業の時刻、労働時間を決めておく必要があります。
フレックスタイム制を使いこなす方法3:帰りやすい雰囲気を作る
フレックスタイム制を使いこなすためには、帰りやすい雰囲気が必要です。帰りにくい雰囲気があれば、残業や働き過ぎを助長してしまう可能性があります。かつて、日本の企業には、半休を取ることに負い目を感じたり、非難をしたりするような雰囲気がありました。
経営者や管理職、先輩スタッフは帰りやすい雰囲気を作るよう取り組みましょう。
各スタッフの事情を把握しながら声掛けやチェックをすることが大切です。
フレックスタイム制を使いこなす方法4:調整力を磨く
フレックスタイム制を使いこなすためには、スタッフ間の調整力を大切にしなければなりません。
フレックスタイム制では、スタッフの労働時間が日によって異なるため、コミュニケーションが希薄になる可能性があります。対面する機会も減るため、連絡事項を上手く伝えられない事態も発生するでしょう。
コミュニケーション不足を防ぐため、さまざまな連絡ツールを利用しながら調整力を磨きましょう。
フレックスタイム制を使いこなす方法5:自己管理力を高める
フレックスタイム制のメリットを得るためには、自己管理力を高める必要があります。
フレックスタイム制では自分で労働時間を決めることができるため、時間やルールにルーズな方は仕事やプライベートで周囲に迷惑を掛けてしまいます。フレックスタイム制のシステムを十分に理解した上で、適切な労働時間を設定しましょう。
働くモチベーションを高く維持しながら、自己管理力をしっかり身につけて下さい。
フレックスタイムと半休をうまく組み合わせよう
フレックスタイム制における半休の取扱い方を中心に解説しました。フレックスタイム制で効率的に半休を取りながら、仕事とプライベートを両立させましょう。
プライベートの問題で、今まで築いてきたキャリアをやむをえず手放すことは勿体無いことです。あるいは、仕事のためにプライベートを犠牲にすることも大変つらいことです。フレックスタイム制で労働時間を調整しながら、仕事もプライベートも充実させましょう。