皆さんはどのようにして名刺を管理しているでしょうか。
クラウド名刺管理アプリを使って名刺情報を一元管理すれば、営業活動をより効率化することができます。「会社でこれから名刺管理を行いたい」と導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。
今回は、法人向けのクラウド名刺管理アプリのおすすめをご紹介します。
法人向けの名刺管理アプリ10選
名刺データを社内で一括管理することで、全体で情報を共有することが可能になります。また、名前や会社名、電話番号などの情報からすぐに検索できるようになるため、名刺を探す手間も省けるでしょう。
では、実際に法人向けの名刺管理アプリをご紹介していきます。
1.連絡とれるくん
連絡とれるくんは、連絡先をクラウド上で一元管理できる名刺管理アプリ。Web電話帳を利用すれば、部署やキーワードで社員を検索して連絡できる特徴を持っています。名刺管理アプリとしてだけでなく、社内・社外電話帳としても活用できるのです。
名刺の登録は、スマートフォンを使って撮影するだけ。登録した名刺は、全社から部署単位まで、自由に共有範囲を設定できます。また、「TeamSpirit」や「UPWARD」など、さまざまなサービスとの連携も可能になっており、個人のユーザビリティも快適にしてくれるでしょう。
利用料金は、初期費用としてテナント開設費が50,000円、月額は1ユーザー300円です。
2.SANSAN
SANSANのサービスコンセプトは、個人で管理していた名刺を社内で共有すること。名刺を管理するだけでなく、企業の資産にしていこうという流れです。そのため、ライセンス形態もユーザーライセンスではなく、管理するデータ量に比例していくサービスになっています。
SANSANの特徴は、名刺情報のデータ化の精度が高いこと。高度なOCR文字認識機能によるスキャンに加え、オペレーターによる手入力での修正でほぼ100%のデータ化の精度を保っています。
また、高度な名寄せ技術も特徴の1つ。例えば、商談内容も記録できるので、内容を社内に共有することで、営業の移動連絡も顧客情報の引き継ぎもスムーズに行えるでしょう。名刺の人物と行なったメールのやりとりも、クラウド上で紐づけることが可能です。
ライセンス費用は月額50,000円から。サービス開始と同時に全従業員にユーザーアカウントが割り振られるようになっています。
3.eight
eightには無料で利用できるサービスもありますが、法人向けでおすすめしたいのは有料の「eight プレミアム」です。無料版の方は個人利用を想定されており、企業で利用するのであれば、費用はかかりますが、企業向けプレミアムの方が適しています。
有料のEight プレミアムは、1ヶ月あたり基本使用料10,000円、ユーザー1人あたり400円で、年間契約で利用できます。SANSANと比べて、30人未満のような小規模な会社に向いているでしょう。
Eightは、登録した名刺をラベル分類でグルーピングすることで、より詳細に名刺をリスト管理できるようになります。
また、ビジネスSNSとしての機能も併せ持っており、同僚とEightのメッセージでやり取りをし、事前に先方の情報を得ることもできます。さらに、もし相手もEightを利用していれば、グループメッセージで繋がることができるので、より効率的だと言えるでしょう。
4.CAMCARD
CAMCARDには個人向けの無料版と法人向けの有料版「CAMCARD BUSINESS」があります。特徴は、データ化の速度の速さ。世界でも最高クラスの画像補正・OCR機能を備えていて、最速5秒でデータ化が完了。名刺を撮影しなくても、カメラを向けるだけで自動スキャンしてくれます。
さらに法人版では人力オペレーションによるデータ修正も最短5分で可能。このレスポンスの速さは大きな魅力だと言えるでしょう。
CAMCARD BUSINESSにはOCR(文字認識)機能が組み込まれているため、名刺をスマホで撮影するのみで即データ化が可能です。顧客情報を社員同士で共有し、どこにいても人脈データにアクセスできます。
また、名刺の情報に商談情報やタスク、画像付きのメモなども紐づけられるようになっています。社内共有することで、商談状況も把握できますし、引き継ぎ時にも活用できるでしょう。17ヶ国語に対応しているので、グローバルな企業にも向いています。
利用料金は、スタンダードプランで1ID月額1,400円です。
5.HotProfile
名刺管理アプリとしてだけでなく、営業支援ツール(SFA)の機能も付帯させられるサービス。名刺をデータ化することで、会社内の顧客の組織ツリーを自動で生成してくれます。自分がまだ接触していない顧客でも、社内のほかの人に接点があるかどうか、社内の人脈を可視化できるのです。
また、顧客への送信メールの開封率やWEBサイトで顧客がどのくらいの時間何を見たかを把握し、ニーズにあった顧客にアプローチすることも可能になります。
月額サービス料金は、ユーザ課金で、名刺管理のみの場合1ユーザー3,000円。SFA機能を付帯した場合は4,500円です。
6.メイシー
大量の名刺を処理する作業は大変ですよね。メイシーなら溜まった名刺を封筒に入れてメイシーの事務所に送付するだけで名刺をデータ化してくれます。「名刺を送るのも自分でスキャンするのも手間」という場合は、東京23区内ならば出張スキャンサービスが利用できます。
データ化した名刺た社内で情報共有ができ、営業や経理などほかのソフトでも名刺情報をそのまま利用できます。データは安全なセンターに保存されるので、名刺を持ち歩くよりも安全かつ端末に保存するよりも便利です。
月額基本料金1,980円、データ入力は名刺1枚あたり25円、出張スキャンサービスの場合はスタッフ1名につき700円プラススキャン料金が1枚あたり10円で利用できます。
7.名刺バンク
名刺バンクの特徴は、人脈相関図を可視化してくれること。データ化した名刺情報の人物を選択すると、その人物を中心にどのような繋がりがあるのかを図にして関係性を示してくれるのです。関係性をわかりやすくすることで営業の攻め方も考えられるでしょう。
また、Salesforceやグループウェアのdesknet’s NEOとも連携していて、名刺バンクを導入することで、バックオフィスの支援も受けられるメリットがあります。
料金は、名刺一枚ごとの値段で支払う従量課金制。名刺1枚あたり5円で、そのほかオプションでデータ修正サービスなども用意されています。名刺情報を必要とする社員は多いが、名刺情報は少ないという会社に向いていると言えるでしょう。
8.スマート名刺管理
スマート名刺管理は、日本語以外に英語や中国語にも対応しています。特徴として、登録した名刺データの検索も簡単で、「Googleコンタクト(Gmail連絡先)」と連携できるようになっています。
また、おもしろい機能として年賀状ソフトやカーナビとも連携できるようになっていて、かんたんに年賀状を作成したり、カーナビでの目的地設定も可能。
1パッケージの実売価格は税込み17,000円前後。ワンパッケージで独立して使うデザインなので、団体割りの料金体系はありません。1ライセンスで使用できるのはPC1台・スマホ1台のみ。複数ライセンスで共有する機能はありません。
9.名刺de商売繁盛
スマートフォンやタブレットで名刺情報を確認できます。名刺の取り込みは専用機だけでなく、元々ある複合機やスキャナでも可能。取り込み時に自分で修正をするのであれば費用はかからず、オペレーターによる修正サービスは1枚40円で利用できます。
名刺に相手の趣味や訪問履歴、人物の特徴などをメモできるので、商談内容を紐づけて登録すれば社内共有も簡単になるでしょう。CSV出力にも対応。
初期費用は無料で、月額30,000円で利用できます。
10.SmartVisca
Salesforce専用の名刺管理アプリ。登録した名刺には担当者ごとの名刺交換の実績、親密度などをレポートする機能もあり、手軽に確認できます。営業状況を可視化することで、ビジネスの展開スピードを改善できるようになるでしょう。
素早くデータ化されるので、即座にお礼メール、電話、集客データの分析などに情報を活用できます。すでにSalesforceを使っている方に特に有効な名刺管理アプリです。
初期費用は50,000円、年間利用料96,000円から利用できます。
法人向け名刺管理アプリを選ぶ際のポイント
では、法人向け名刺管理アプリを選ぶときは、どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか。
料金
クラウド名刺管理アプリを選ぶときは、コストパフォーマンスを確認することが重要です。サービスによって料金形態がさまざまで、ユーザー課金型のものから名刺枚数で料金が変わるものもあります。
自社で扱う名刺の枚数や管理に割ける社員の労力なども考慮した上で検討するのがいいでしょう。
セキュリティ
名刺は個人情報そのものとも言えます。大量の名刺を扱うからには、セキュリティ対策が万全かどうかについては、注視したい項目です。
特にパブリッククラウドを利用している場合、データの送受信の暗号化対策やログイン認証の二重化が設けられているものが安心でしょう。
名刺情報・連絡先の管理を行うなら連絡とれるくん
連絡とれるくんならば、名刺情報をクラウドで一元管理、社内で共有が簡単に行えます。端末に保存するタイプではないので、万が一スマホを落としてしまった時でもセキュリティ面は安心できます。
初期費用3,000円と1ユーザー月額300円で利用を開始できますし、最低利用期間は1ヵ月のみなので、まずは導入してみてはいかがでしょうか。