働きがいとは?
働きがいとは、どの職種、立場でも共通することとして、働くことの意味を持っている、という点です。
仕事をする意味、やり甲斐がある、充実感がある、どれも働きがいがあると言えます。働きがいは、従業員と会社側の両方にあると、どちらも良い仕事ができます。
それぞれの働きがいに対する意識についてお互いが理解することは、意味のある仕事とする上でとても大切です。
働きがいの構成要素
働きがいの構成要素
働きがいがあることの構成要素は、幾つかあり、それが全て個人の従業員と企業側でリンクしており、必要です。
個人を中心に、マネジメント、仕事、従業員と3つの要素があり、それぞれにさらに細かく分けられる要素があります。
・マネジメントは、信用、公正、尊敬
・仕事は、誇り
・従業員は、連帯感
このように、それぞれの要素が全て重なって、個人も企業も働きがいを持つことができます。
従業員から見た働きがい
従業員の働きがいの要素は大きく3つが挙げられます。
・会社には、会社や経営者に対する信頼が必要
・仕事には、自分自身がその仕事に誇りを持てるか
・従業員は、一緒にチームとして働いている連帯感が必要
従業員1人の働きがいには、自分だけの仕事に対する姿勢だけではなく、会社への信頼、従業員同士の連帯感という要素が関係しています。
企業側から見た働きがい
企業の側の働きがいとは何が関係しているでしょうか。大きく3つの点があります。
・組織として仕事の目的が達成されること。
・従業員個人を育てて、能力を発揮させること。
・全体でチームとして働くこと。
それには、従業員の働きがいにもある、信頼関係が必要となります。関係するすべての要素により、企業側も働きがいのある仕事となり、従業員に仕事を提供できます。
働きがいがあることのメリット3つ
働きがいがあることは、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。社員、企業それぞれにある主な3つのメリットを取りあげます。
・業績の向上
・社員の定着やモチベーションアップ
・生産性の向上
働きがいの重要性を意識できる3つの点をご覧ください。
働きがいがあることのメリット1:業績の向上
働きがいがあると、企業側と従業員との間で良い循環がなされて、業績の向上へとつながります。従業員側は企業への信頼を持ち、新たな従業員が入りまた定着して仕事を継続し、お互いにチームワークも生まれます。
企業側は、そのような環境で働く従業員と共に働きがいを持ち、従業員の意欲が企業の活力や業績に直結し、組織的に業績が上がります。
働きがいがあることのメリット2:社員の定着やモチベーションアップ
社員の定着は、社員1人ひとりが働きやすい環境、お互いと企業との信頼関係が必要になります。モチベーションも、企業や仕事仲間との関係が大きいと言えます。
例えば、仕事を任せてもらえた、信頼されたという喜び、上司は信頼して任せたという関係です。仕事仲間はお互いに協力し合うことで、信頼は生まれます。
モチベーションをUPし、キープするためには、社員も企業側もお互いにメリットとプライドの両方が関係しています。
・メリットは、仕事をする目標(収入など)があります。個人の短期的目標です。
・プライドは、仕事をする目的(仕事をしていて誇らしいと思えること)です。
働く喜び、自分の成長、企業側の向上という長期的な目的です。
働きがいがあることのメリット3:生産性の向上
働きがいには生産性が関係していて、それは労働と知的の両方の生産性が向上することです。
労働の生産性は、働いた時間に対してどれ位の成果が得られたか、という点です。それに対して知的生産性は、短い時間で多くの成果を上げ、人として成長するという点があります。分で考えて成果を出す、ということでもあります。
働きがいを調査するアンケートについて知っておきたいポイント5つ
働きがいを持てているかどうか、アンケート調査をすることがあります。そのアンケートでは、どんな点を意識して行えるのか、主なポイントを5つ知っておくと良いでしょう。
社員、会社側それぞれの感じていることから、今後さらに企業が従業員と共にやりがいを感じて成長するうえで何か必要か、などが分かってきます。
働きがい調査アンケートのポイント1:アンケートの目的を明確にする
従業員へのアンケートの目的は、働いている状況や感じていることを調査してその結果を出すことだけではありません。
そのアンケート結果を評価してから、これから先の企業の目標を達成するためにできることを分析、評価できます。
アンケートで具体的な課題が見えたら、それをどう解決していくかを考える上で役立ちます。
働きがい調査アンケートのポイント2:実施時期が大切
会社により、毎月アンケートを実施する、あるいは年に1度行う会社もあります。全ての社員にアンケート調査が行われます。
しかし、外部のアンケート調査では、毎年9月に行なわれ、全ての結果が報告、公表されています。アンケートをそのタイミングに合わせるなら、自社と他者との共通点、違いに気づくことができます。さらに成長するために役立つ点があるでしょう。
ですから、アンケートの実施時期はとても大切です。
働きがい調査アンケートのポイント3:外部に委託もできる
アンケート調査をする時、外部に委託して調査や評価をしてもらうこともできるので、委託することもできるでしょう。
1年を通じてアンケートを申し込めて、9月に締め切り、その後発表する機関があり、プランごとに見積もりをしてから申し込めます。
その後、アンケートが実施され、結果が評価、発表されることになり、働きがいのある会社のランキング、表彰式も行われます。
働きがい調査アンケートのポイント4:設問の内容
どのような設問内容でアンケート調査を行えるかを幾つか挙げられますのでご紹介します。従業員の働きがいを感じる点3つを挙げましたが、その点を中心にアンケートで設問できます。
・企業への信頼では、仕事の進め方、方針を理解し信頼できるか
・企業へ自分が貢献できていて、仕事に誇りを持てているかどうか
・さらに、お互いに信頼できて心地良く仕事ができる環境かどうか
以上の点がアンケート結果で分析、評価ができるでしょう。
働きがい調査アンケートのポイント5:方法と回答時間
アンケートの方法は、Web上でも可能ですし、用紙で回答してもらうこともできます。あるアンケートでは、設問が数問から数十問まで、回答時間が15分程度で行なえるものが準備されています。
設問は、回答が幾つかから選択するものや、自由に書き込めるものもあります。アンケート結果から、自社の働きがいのある目標につなげられるような回答が得られる設問を準備できるでしょう。
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働きがいのある会社作りに必要なこと3つ
仕事をするうえで働きがいが重要であること、またアンケート調査の結果から従業員とともに企業が成長し、組織として向上できることを考えてきました。
では、これから働きがいのある会社作りに必要な点を主に3つ取り上げます。コミュニケーション、意見の言いやすさ、聞き取りやアンケートの実施です。
実際にこの点を実施して、さらに働きがいのある会社作りをしていきましょう。
働きがいのある会社作りに必要なこと1:コミュニケーションを活発化させる
お互いのコミュニケーションが円滑なほど、業務も捗ります。会社内で皆が働きやすい雰囲気になります。
社員はチームとして定着し、コミュミケーション不足によるトラブルも回避し、問題が起きても速やかに解決することができるでしょう。社内で信頼関係が生まれ、人間関係に満足しながら快く働けます。
積極的に従業員同士、上司とコミュニケーションを取れる環境作りをしていけるでしょう。
働きがいのある会社作りに必要なこと2:意見の言いやすい仕組みづくり
従業員同士や上司に対して意見の交換をしていくなら、仕事を進める方法などの提案をし合うことができ、効率の良い方法など聞いて働きやすくなることがあります。
さらに、忙しかったり事情がある時、お互いに助け合うこともでき、仕事も進みながら安心して働けるでしょう。
意見が言いやすいことで、考慮してもらえると働くためのモチベーションがUPします。
働きがいのある会社作りに必要なこと3:聞き取りやアンケートの実施
企業側から従業員に、適時状況や意見を聞いたり、アンケートを実施することもできます。従業員が、意見を聞かれたりアンケートを実施することで、考えていることだけではなく、さらにどんな希望があるかわかることもあります。
今の条件や給与や仕事内容に満足していて達成感があるか、また企業の方針などと一致しているかなど、働きがいを持つために何を望んでいるかを調査できます。
働きがいのある会社を実現させよう
働きがいのある会社にするため、幾つかの要素を考えてきました。従業員のモチベーションが高い状態をキープすることで、個人個人が働きがいを感じ、満足感や向上心を持って働けます。企業との目標も一致し、共に業績を向上させていくことができます。
ぜひ、今後の会社で皆が働きがいを感じ、目標を達成していけるようにしていきましょう。