フレキシブルワークとは
「フレキシブルワーク」とは、場所や時間・自分の状況に合わせて選べる働き方のことです。
女性の社会進出・育児や介護・病気などにより、個人のライフスタイルに合わせた働き方が、英国を中心に広まりました。日本でも働き方改革により、大手企業を中心に導入しはじめています。
フレキシブルという言葉の意味
「フレキシブル(flexible)」は、「柔軟のあるさま、融通がきく」という意味があります。
「フレキシブル」は「しなやかさ・柔軟のあるさま、融通がきく」という意味があります。そして「フレキシブルワーク」は、「柔軟な働き方・融通のきく働き方」になります。
フレキシブルワークの取り組み例8つ
「フレキシブルワーク」の取り組みを8つご紹介します。
フレキシブルワークには、さまざまなワークスタイルがあります。どのような働き方があるのか、実際に海外で取り組まれているフレキシブルワークをご紹介します。
フレキシブルワークの取り組み例1:ジョブシェアリング
「ジョブシェアリング」は、1人で行う仕事を2人でシェアし、評価や待遇もシェアします。
さまざまな理由で仕事との両立が難しくなり、離職を余儀なくされることがあります。英国が導入したフレキシブルワーク「ジョブシェアリング」により、フルタイムを2人がパートタイムで働き、賃金・有給休暇や福利厚生などもシェアすることができます。
フレキシブルワークの取り組み例2:フレックスタイム制度
「フレックスタイム制度」とは、労働者が出社・退社時間を選択できます。
デンマークのフレキシブルワーク「フレックスタイム制度」は、労働時間や時間帯を選択できるので、通勤ラッシュを避けての出社、時間配分により残業の軽減などが期待できます。
フレックスタイムには「コアタイム」と「フレキシブルタイム」があり、コアタイムは就業が必須である時間帯、フレキシブルタイムはその時間帯の中なら、自由に出退勤できます。
フレキシブルワークの取り組み例3:シフト労働制度
「シフト労働制度」とは、労働者が交替制で勤務し、複数の勤務時間帯から期間ごとに変更する働き方です。
病院や交通機関など、年中無休の施設には24時間労働者が必須です。1人では限界があり、また労働時間の制限もあります。交替することで労働者の休息を確保し、24時間の稼働を実現しています。
この制度は、始業・終業時刻を定めたシフトが用意されており、労働者はそのシフトに従って就業します。
フレキシブルワークの取り組み例4:サバティカル休暇
「サバティカル休暇」は、一定期間に達した勤続者が休暇を取得できます。
ドイツのフレキシブルワークに「サバティカル休暇」があります。長期勤続者に付与され、技術の習得や、留学・旅行などのリフレッシュ目的にも使える長期休暇です。
企業によりますが、1ヵ月程度から最長1年の長期休暇を取得できるので、長時間労働のリスクを減らすことができます。休暇取得後も仕事に復帰できるため、労働者の離職を防ぐこともできます。
フレキシブルワークの取り組み例5:テレワーク
テレワークとは、時間や場所を選べる柔軟な働き方です。
ベルギーが導入しているフレキシブルワークの1つ、インターネットや電話・FAXを使って会社以外で勤務する働き方があります。
通勤する必要がなく(または減少)通勤ラッシュのストレスを軽減することができ、仕事をしながら介護や育児をすることも可能です。仕事に必要な場所と道具があれば、集中して作業を行うことができます。
フレキシブルワークの取り組み例6:労働時間貯蓄制度
労働時間貯蓄制度(ワーキング・タイム・アカウント)とは、残業など所定外労働時間を貯蓄できる制度です。
生産性の高いドイツが取り組んでいるフレキシブルワーク「労働時間貯蓄制度」は、総労働時間の超過分を有給休暇に振り替えて利用することができます。
これにより長時間労働を防ぐことや、休日を資格取得・育児や介護、プライベートに充てることもできます。
フレキシブルワークの取り組み例7:男性の産休
男性の産休とは、配偶者の出産に伴う有給休暇のことです。
フランスのフレキシブルワーク「出産有給休暇」は、母親の入院中に3日、その後11日の休暇があり計2週間取得できます。
この休暇が「男性の産休」と呼ばれており「子どもを受け入れる準備期間(父親休暇)」です。休暇中は8割の給与保障があるので安心です。
フレキシブルワークの取り組み例8:養子休暇
特別養子縁組に必要な「監護期間」のために、休暇を取得できます。
英国のフレキシブルワーク「養子休暇」ですが、日本にも養子休暇が存在します。特別養子縁組は、家庭裁判所に承認されるまでの監護期間(約6ヵ月以上)があります。
育児法が改正されたことにより、監護期間中が育休の対象となったことで、共働きの夫婦でも迎え入れやすくなりました。
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フレキシブルワーク導入のメリット3つ
フレキシブルワークスタイルで得することを3つご紹介します。
フレキシブルワークを導入することで、さまざまなメリットが生まれます。企業側・労働者側にどのようなメリットが生まれるのかご紹介していきます。
フレキシブルワーク導入のメリット1:個人の負担を分散させる
個々の負担を減らすことで、時間に余裕を持つことができます。
仕事の負担が減少すると、長時間労働による健康被害や過労死を防ぐことができ、快適に働くことができます。また、長時間働くよりも短時間で終わらせることにより、生産性が向上します。
そして、勤務時間が減少すると時間に余裕が生まれ、プライベートを充実させることができるため、労働者の満足度向上にも繋がります。
フレキシブルワーク導入のメリット2:仕事と育児の両立
子どもの突発的な病気にも対応できます。
仕事・育児・家事をこなすのは中々難しいのが現状です。小さな子どもは病気が多く、早退や欠勤になりがちですが、フレキシブルワークなら突然の病気にも対応することができます。
時間を調整して病院へ連れていくこともでき、子どもの傍にいながら仕事をすることも可能です。子どもに合わせた働き方ができるので、育児と仕事の両立ができます。
フレキシブルワーク導入のメリット3:人材不足の解消
労働者の離職を防ぎ、人材を確保できます。
フレキシブルワークを導入することで、さまざまな労働者の雇用に繋がり人材不足の解消・人材の流失を防ぐことができます。
育児や介護により、フルタイム勤務が難しい労働者は仕事が続けやすく離職の防止となり、労働時間を短縮することでプライベートの時間が生まれ、ストレスのリスクが軽減されます。
フレキシブルワークを理解して多くの人が働きやすい職場にしよう
新しく自由な働き方「フレキシブルワーク」を取り入れましょう。
その時によって人の置かれている状況はさまざまです。一人一人の状況に応じた柔軟な働き方ができれば、生活に変化が生じた場合でも安心して働くことができます。
日本でも徐々に浸透しはじめた新しい働き方「フレキシブルワーク」を利用して、仕事も生活も充実させましょう。