ビジネスシーンにおいて、「名刺交換」は必要不可欠なマナーです。名刺に書かれた情報をもとに、自己紹介としてはもちろん、今後のビジネスも円滑に進める事ができます。
ですが、名刺の枚数が増えていくと「名刺がかさばって邪魔、、、」「目的の名刺を探すのが面倒だ、、、」という悩みも浮上してきます。
近年では、クラウド上で簡単に名刺を管理できる「名刺管理アプリ」が多く開発されており、上記のような問題を解消し業務の効率化が図れるツールとしてビジネスマンの間で広く普及しつつあります。
そこで今回は、数ある名刺管理アプリの中から、Androidで使える人気アプリを厳選してご紹介していきます。
Androidで使える名刺管理アプリとは
名刺管理アプリとは、紙媒体の名刺をデータ化することで、簡単に検索したり確認できるようにするアプリのことです。データ化の方法としては、カメラで名刺を撮影することで、名刺に記載された名前や会社名などの文章をデータ化するものが多くなっています。
Androidで名刺情報を管理
名刺管理アプリには、データをAndroid端末に保存するものとクラウドサービスに保存するものがあります。
Android端末に保存するタイプのものは、オフラインでも情報を確認できるメリットがあります。しかし、Android端末の保存容量を圧迫するデメリットもあると言えるでしょう。
対してクラウドサービスに保存するものは、データはサーバー上に保存されるので、Android端末の容量を圧迫せずに必要なときにのみ情報を取り出すことができます。しかし、オフラインでは使用できないデメリットがあると言えるでしょう。
自分がどんな使い方をしたいのかによっても、どちらがあっているかは変わるので、名刺管理アプリを選ぶ際の1つのポイントにしてくださいね。
Androidで使える名刺管理アプリ10選
ここからはAndroidで使用できるおすすめの名刺管理アプリをご紹介します。どれも名刺管理業務を簡単かつ手軽にしてくれるものばかり。アプリによって名刺管理以外にも便利な機能がついているものもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.連絡とれるくん
連絡とれるくんは、名刺管理だけでなく、連絡先を全てクラウド上で一元管理してくれる、連絡先管理アプリ。社員の電話番号から名刺データまで一元管理するので、チーム全体に情報にアクセスできるようになり、仕事の効率化が図れます。
また、全ての情報をクラウド上に管理することで、端末に連絡先や名刺の情報は残りません。万が一Android端末を紛失してしまった場合でもセキュリティ面で安心できるでしょう。
名刺のデータ化は、スマホで撮影してアップロードするだけ。また、情報の共有範囲も自由に設定できるので、プロジェクトごとの管理も楽々です。
料金は、初期費用が50,000円、月額1ユーザー300円で利用できます。
2.eight
eightは、Androidで名刺を撮影するだけでオペレーターがデータを手入力してデータ化し、クラウド上に保存してくれるタイプの名刺管理アプリ。アプリの基本機能自体は無料で利用可能で、月額400円のプレミアム版も用意されています。
もし、自身が人事異動や転職によって名刺情報に変更があった場合、アプリ内の登録情報を変えればeightmでつながっている人には通知が届く機能もあります。
3.SANSAN
7,000もの会社で導入実績がある名刺管理サービス。「名刺を企業の資産に変える」がキャッチコピーで、社内の名刺を全て集約することで、営業機会を最大化してくれます。
名刺データをもとに、社内の人脈をデータベース化してくれる機能があり、関係性を把握しやすくなるので営業戦略が練りやすくなるというメリットがあります。
名刺のデータ化は、専用のスキャナで名刺をスキャンするだけ。入力オペレーターがデータ化してクラウド上に保存します。
利用料金は、会社に応じたプランを提案してもらえる形式になっています。
4.HotProfile
HotProfileは、名刺管理機能だけでなく、営業支援・マーケティングなど売り上げを向上させるために必要な要素を連動させて営業効率をあげてくれるサービスです。
名刺をデータ化した情報から、営業情報やメール開封率、オンライン上での行動など、マーケティングに役立つ情報を紐づけて管理します。また、取引先の組織図を作成する機能もあり、誰にアプローチするべきなのかを一目でわかりやすくしてくれるので、営業効率のアップが期待できるでしょう。
オプション機能で見込み客を発掘する機能も用意されているので、自社にあっているものを検討してみてはいかがでしょうか。
1ユーザー月額3,000円から利用できます。
5.CamCard
CamCardは最先端のOCR技術を採用しているので、16カ国の言語に対応しているのが特徴。海外の人との名刺交換が多いビジネスマンにおすすめの名刺管理アプリです。データの保存先は、Android端末とクラウドの両方に対応しているので、自分の使い方に合わせて選択できます。
データ化した名刺にはテキストや画像をつけたり、商談のリマインダーを登録したり相手の会社の地図を表示してくれる機能もついています。
基本無料で使用できますが、有料版・法人版も用意されているので、使ってみて気に入った場合は購入を検討してみても良いのではないでしょうか。
6.Wantedly People
Wantedly Peopleの特徴は、1度に10枚の名刺を撮影してそのままデータ化できるところにあります。OCR技術を採用しているので精度も高く、学習型の人工知能なので、使えば使うほどに精度が上がっていく仕組みにもなっています。
Wantedly Peopleアプリを使っている同士であれば、チャットを使ってコミュニケーションをとれる機能も。また、アプリの連絡先からすぐに電話やメールを起動できるようにもなっています。
基本的に全ての機能は無料で使用できるので、とりあえず名刺管理アプリを試してみたいという人にもおすすめです。
7.myBridge
LINE社が提供している名刺管理アプリ。名刺管理機能に特化しているので、無駄な機能がなく、シンプルで使いやすい構造になっています。
データ化した名刺情報は、いつでも簡単に検索でき、LINEのトーク機能を使って共有も可能。社内やグループ間などで名刺情報の共有が必要になったときに便利です。
全ての機能は無料で使用可能。一日に登録できる名刺の枚数や入力事項などの上限も特にないので、好きだなけ登録できます。
8.WorldCard Mobile
WorldCard Mobileの特徴は、なんと25種類もの言語に対応していること。データ化には精度の高いOCR技術を採用しているので、海外の人と交換した名刺の読み取りも簡単にできます。
読み込んだ名刺データは連絡先情報から分析し、各フィールドごとに自動で分類までしてくれるので、面倒な名刺管理の作業を手軽にしてくれます。
また、登録したデータはDropboxにエクスポート可能。万が一に備えたバックアップ体制もバッチリです。
無料版のLiteは名刺枚数50枚までの制限がありますが、840円の有料版は無制限で利用できます。
9.名刺バンク
名刺バンクは、クラウド上にデータを保存するタイプの名刺管理アプリ。日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応しています。
登録した名刺データから自動で人物相関図を作ってくれる機能があり、営業戦略を練りやすくなっています。例えば、商談中の担当者が社内でどの位置にいるのか、または社内でどの人と仲がよいのかを分析し、キーパーソンに効率よくアタックすることもできるでしょう。
料金は、名刺1枚ごとに5円の従量課金制です。
10.スマート名刺管理
Windows版ソフトと連携させることでさらに便利に使用できるようになる名刺管理アプリ。アプリのみで使用する場合には、初回起動時から27周目までしか保存件数を増やすことができません。使用し続けるためにはWindows版を使って制限キーを解除する必要があります。
もし、手持ちの名刺情報だけを保存し、管理したいのであれば無料版でも問題はありません。
オプションサービスもある「連絡とれるくん」がおすすめ
最初におすすめした「連絡とれるくん」には、名刺管理機能だけでなく、オプションサービスを付け足すことでより便利に使用できるようになります。個人利用ではなく、企業単位で名刺管理ツールを探しているのであれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
居場所わかるくん
フリーアドレスのオフィスや導入を検討している企業におすすめのツール。オフィスにいる社員の位置情報を「連絡とれるくん」上に表示することで、最適なコミュニケーションツールの選択を可能にしてくれます。
フリーアドレスのデメリット、社員がどこにいるか見えづらい問題を解決してくれるツールです。
料金は、初期費用が10,000円、月額1ユーザー300円です。
お客様わかるくん
スムーズな対応を可能にしてくれるツールで、固定電話への着信情報をパソコンにポップアップ表示してくれるサービスです。相手の名前や番号が表示されるので、誰から着信があったかがすぐにわかります。
料金は設定費用30,000円、専用アダプタが月額1台15,000円です。
Androidで簡単に名刺管理をしよう
本記事ではAndroidで使用できるおすすめの名刺管理アプリを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。さまざまなアプリがあるので、自分の使いやすいものを選んでみてくださいね。