名刺管理アプリを比較しよう
紙の名刺情報を管理し、せっかく得た人脈を活用するために便利なツールが、名刺管理アプリです。
しかし、いくら業務が便利になるからといっても、導入する際は予算面が気になるところではないでしょうか。この記事では、有料・無料それぞれに分けておすすめの名刺管理アプリを紹介します。導入時の比較検討に活用してください。
安くても良い名刺管理アプリはある
名刺管理アプリの種類は多様です。無料のもの、有料でも安価なもののなかにも、良いものもあります。必ずしも高い費用をかけなければ導入できないわけではないことを覚えておきましょう。
名刺管理アプリを選ぶ際のポイント
無料・有料に関わらず、名刺管理アプリを導入する際はポイントを押さえた上で比較することが大切です。ここでは、名刺管理アプリを選ぶ際のポイントを紹介します。紹介するポイントは以下の3点です。
- 導入実績を見る
- セキュリティ面を見る
- 連携機能を見る
順に紹介していきます。
導入実績を見る
ひとつ目のポイントは、導入実績です。各サービスは、導入している企業の事例を公開しています。社名だけを連ねているものもあれば、実際にどう業務が便利になったのかについて紹介しているものも。
具体例が掲載されている場合は、メリット・デメリットが参考になるため、目を通しておきましょう。社名が記載されているものは、大手企業が多ければそれだけ信頼性があると判断できる材料になります。
セキュリティ面を見る
名刺は個人情報です。そのため、セキュリティ面は非常に大きな判断材料だといえるでしょう。
どのようなセキュリティ対策をしているのかについても、公式サイトに掲載されています。必ず内容を確認しておきましょう。
連携機能を見る
3つ目のポイントは、連携機能です。さまざまな外部ツールと連携できるサービスもあれば、特に連携機能を設けていないサービスもあります。
すでに社内で使っている外部サービスと連携できれば、より業務効率が向上します。連携機能の有無や、連携できるのであればどのサービスと連携できるのかについて確認しておきましょう。
有料の名刺管理アプリ5選
比較する際のポイントを押さえたうえで、ここでは有料の名刺管理アプリを5種類紹介します。
- 連絡とれるくん
- SANSAN
- Eight
- Camcard
- 名刺バンク
それぞれ、特徴や料金について記載していますので、ぜひ比較してみてください。
1:連絡とれるくん
「連絡とれるくん」は、名刺管理のほか、Web電話帳、着信表示の3つの機能を提供しているクラウド型サービスです。
利用料金は、1IDあたり月額300円。最低5IDから契約可能です。なお、初期費用として、別途50,000円が導入時にかかります。
Microsoftや各種チャットツールなど、さまざまな外部ツールと連携できるのが特徴。有料の追加オプションもあります。
最大1ヶ月の無料トライアルがあるため、使い心地を確認できるのがメリットです。
2:SANSAN
Sansanは、法人向けの名刺管理サービスです。AIと手入力により、名刺の情報をほぼ100%正確にデータ化します。人事異動情報を自動で集約し、正確に人物データを共有できるのが特徴です。
名刺データを正確に管理し、社内外の人材を活用したいと考えている企業に適しているサービスといえるでしょう。
利用料金は契約ごとに異なるため、一律でいくらと提示されていません。契約前の見積もりでの確認が必要です。
3:Eight
Eightは、Sansanと同じ会社が提供する個人向けの名刺管理アプリです。公式サイトに「名刺でつながる、ビジネスのためのSNS」と書かれているように、EightにEightユーザーの名刺を登録すれば、名刺の持ち主とつながることができます。
メッセージ機能がついているため、メールよりも気軽に連絡を取り合えるのが特徴です。
利用料は無料。有料プレミアムプランもあります。
4:Camcard
Camcardは、法人・個人向けの2種類のプランがあります。個人向けは無料で利用可能です。
法人向けプランは、基本プランとプロフェッショナルプランの2種類があり、基本プランは1IDあたり月額1,400円、プロフェッショナルプランは1IDあたり月額2,200円で利用できます。いずれのプランも、利用は5IDからです。
無料トライアルは10日間です。
5:名刺バンク
名刺バンクは、個人・法人がともに利用できる名刺管理アプリです。登録した名刺を選択すると、その関係性を可視化できる人物相関図の機能が特徴です。
登録する名刺枚数による従量制課金です。14日間の無料トライアルが用意されています。
無料の名刺管理アプリ3選
無料の名刺管理アプリのうち、以下の3種類を紹介します。
- Wantedly People
- myBridge
- Saciva
1:Wantedly People
Wantedly Peopleは、個人向けの名刺管理アプリです。個人向けではありますが、連絡先の共有ができるため、企業でも活用できるのが特徴です。
登録した連絡先をExcelに書き出したり、スマホと同期させることにより着信時に発信元を表示させたりする機能もついています。
2:myBridge
myBridgeも個人向けの名刺管理アプリです。LINEが提供しています。
Wantedly Peopleと同様、こちらも共有名刺帳という共有機能がついているため、社内で名刺情報を共有できるのが特徴です。着信時の発信元表示機能もついています。
3:Saciva
Sacivaは、個人向けの名刺管理アプリです。スマホカメラでスキャンしたデータを専門のタイピストが手入力により正確にデータ化します。
有料と無料に違いはある?
有料のものと無料のものとがある名刺管理アプリ。その違いについて紹介します。
無料は個人向け、有料は企業向け
まず大きな違いは、無料アプリは個人向けのものが多く、有料アプリは企業向けのものが多い点です。
無料アプリにも共有機能がついているものはありますが、あくまでも個人利用を想定しているものであることを知っておきましょう。
連携機能も無料アプリと有料アプリとでは充実度が大きく異なるため、企業で利用することを考えるのであれば、有料アプリを導入することをおすすめします。外部機能と連携させることで、より業務の効率化を図れます。
サポート体制にも差がある
当たり前のことではありますが、やはり無料・有料の違いはサポート体制にも表れます。有料の名刺管理アプリのなかには、名刺のスキャンを請け負うオプションサービスを提供しているものもあり、より効率的に名刺をデータ化することが可能です。
個人の名刺を管理したいのであれば無料アプリでも十分活用できるでしょう。ただし、何か困ったときのことを考えるのであれば、有料アプリの方が手厚いサポートを受けられます。
安さと機能を見るなら「連絡とれるくん」
有料名刺管理アプリは、見積もりを挙げなければ価格がはっきりとわからないものもあります。そうしたなか、価格と機能を合わせて比較した結果、おすすめできる名刺管理アプリは「連絡とれるくん」です。5ID以上であれば、必要な人数分だけ契約できるため、中小企業であっても無駄なく利用できるでしょう。
導入事例として大手企業があげられている点も、安心して利用できる判断材料になります。
「連絡とれるくん」には、名刺管理機能のほか、社内のさまざまな連絡先を一元管理できるWeb電話帳機能、「連絡とれるくん」に登録されている番号から着信があった際、発信元を表示する「着信表示機能」もついています。これらを合わせて1IDあたり月額300円は、かなりお得だといえるでしょう。
外部サービスとの連携も豊富なため、すでに今使っているサービスと合わせることでより業務の利便性を向上できる点もメリットです。
予算とニーズに合わせた名刺管理アプリを選ぼう
この記事では、有料・無料の名刺管理アプリを紹介しました。
名刺管理アプリの利用を検討する際は、ニーズと予算に合ったものを選ぶことが大切です。この記事を参考に、比較検討してみてはいかがでしょうか。