- 長期出張とは
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント8つ
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント1:出張手当の相場
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント2:役職別に見る出張手当
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント3:海外出張の場合
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント4:出張先によって手当が違う
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント5:手当が減額される場合がある
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント6:旅費は実費清算する
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント7:節約する
- 長期出張の出張手当について知っておきたいポイント8:出張で貯めたマイレージについて
- あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
- 長期出張の手当に関する注意点5つ
- 長期出張の際は手当について確認しておこう
長期出張とは
長期出張とは、だいたい何日くらいの出張のことをいうのか、疑問に感じる方も少なくありません。長期出張とは、長期にわたって通常の勤務先とは違うところへいき仕事をすることを言います。期間については、はっきりした定義はありません。
ここでは、長期出張について詳しく見ていきます。長期出張に関する事柄を深く掘り下げていきますので、ぜひご覧ください。
通常出張との違い
長期出張と通常出張の違いについて、はっきりとして定義はありませんが、一般的に、1週間以内の出張が通常出張、1週間以上の出張が長期出張といわれています。
通常出張よりも長期出張の方が日当の金額が少なくなっています。これは、出張に関わる諸経費が長期にかけて出張する場合、少なくなっていくという趣旨があるからです。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント8つ
ここからは、長期出張に行く際に、手当について知っておきたいポイントをご紹介いたします。
一般的に、長期出張を含む出張の清算は、旅費交通費として処理されます。会社によっては、旅費交通費を旅費と交通費とに分けて清算する場合もあります。
いずれにせよ、出張にでれば、旅費の他に手当が付くことになります。出張中の休日にはつきません。この手当は、出張後、旅費の精算をする際に請求する場合が多いといえるでしょう。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント1:出張手当の相場
長期出張の手当の相場は、一般社員の場合、おおよそ一日当たり4,500円~5,000円くらいといわれています。
ちなみに日帰り出張の手当はおおよそ1,000円くらい、泊りがけの通常出張の手当は、一日当たりおおよそ2,000円くらいです。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント2:役職別に見る出張手当
次に長期出張の手当について、役職別にみていきます。
社長などの役員クラスはおおよそ4,500円~6,000円くらい、その下のランクの役員であれば4,000円~4,500円くらい、部長や課長クラスであればおおよそ3,000円くらい、一般社員であれば、おおよそ2,000円くらいが相場となっています。
ほとんどの場合が2,000円~6,000円の間になっています。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント3:海外出張の場合
海外への長期出張の場合の手当についてみていきます。
海外への長期出張の場合は、国内出張とは別に旅費規定が設けられていて、出張手当の金額が定められていることが多いです。海外への長期出張なので、当然のことながら手当は国内出張よりは高く設定されています。
手当は、一般社員であれば一日当たりおおよそ4,500円~5,000円くらい、部長課長クラスであれば一日当たりおよそ5,000円~5,500円くらいとなっています。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント4:出張先によって手当が違う
海外への長期出張の場合、出張先によって手当の額が違ってくることがあります。
中国、韓国、台湾などのアジア地域の比較的日本から短時間で行けるところは手当が低く、アメリカやヨーロッパ、ロシアなどへ行く場合の日当は高くなるといえるでしょう。
行き先によって、手当の金額が違ってくるので、注意が必要です。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント5:手当が減額される場合がある
長期出張の場合、手当が減額される場合があるので注意が必要です。なぜ減額されるのかというと、同じ地域に2週間も3週間も滞在するのであれば、だんだんと現地での生活になれてくるので、精神的にも肉体的にも楽になってくるという趣旨からです。
出張生活にも慣れてくるころから手当が減額されるという仕組みになっています。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント6:旅費は実費清算する
長期出張について、近年では旅費は規定に沿った金額ではなく、実費で清算する場合が増えています。
万が一、旅費が規定に沿った金額よりも高くなった場合は、その差額分は自己負担となる場合が多いので注意が必要です。もちろん、差額分を手当に補填するという考え方もあります。
実費清算をする場合はなるべく規定に沿った金額に近い旅費におさめることが望ましいといえるでしょう。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント7:節約する
出張精算が規定に沿って行われるのであれば、なるべく旅費を節約し、差額分で得をすることができます。
例えば、1泊あたり10,000円の宿泊手当が出る場合、1泊5,000円の宿に泊まれば、差額分の5,000円は自分のものになります。差額分を自分がもらうことに関しては何らの不正もありませんので、罪悪感を感じる必要はありません。
ただ、近年はこうした規定に沿った旅費精算をするのは大企業が中心と言わざるを得ません。
長期出張の出張手当について知っておきたいポイント8:出張で貯めたマイレージについて
海外への長期出張で貯めたマイレージを私的に利用してよいのかどうか、議論が分かれるところです。結論から言うと、会社の出張で貯めたマイレージは、会社に帰属します。従って、私的に利用した場合、業務上横領の罪に問われる場合もあります。
しかしながら、この問題は会社によってルールを定めている場合と定めていない場合があるので、ルールをよく確認する必要があります。
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長期出張の手当に関する注意点5つ
ここからは、長期出張の手当に関する注意点をみていきます。
先ほどから見てきましたが、旅費の清算で差額分で得することは何の問題もありません。しかし、会社の出張で貯めたマイレージを私的に利用するのは注意が必要です。まずは、会社のルールを確認しましょう。
以下でも、長期出張に関して注意すべき点を5つ挙げています。清算する際にこんなはずじゃなかった、もっともらえると思ったのに、という思いをしないためにご覧ください。
長期出張の手当に関する注意点1:日当減額の可能性
長期出張をする場合、日当を減額される場合があります。出張を開始した日から、日数が経ち、ようやく現地の生活にもなれてきたであろうという時期から日当が減らされます。
本来、日当は、現地での生活を慰労するための手当という側面が強いので、出張開始日から日数が経つと減額される傾向にあります。
長期出張の手当に関する注意点2:宿泊費の減額
日当と同じく宿泊費も減らされる可能性があります。現地での生活に慣れれば、生活も安定してきます。そうなると、宿泊費も8割程度に減らされる傾向があります。
近年では、ほとんどの企業が宿泊費を減額していて、減額をしない企業の方が少なくなっています。
長期出張の手当に関する注意点3:長期滞在の場合
現地に長期間にわたって滞在する場合、日当と宿泊費、ともに減額されることがありますのでご注意ください。
日当か宿泊費、どちらかが減額になるということは考えにくく、日当と宿泊費の両方が8割程度に減額されるであろうことを念頭に置いておきましょう。
長期出張の手当に関する注意点4:長期出張と転勤の違い
長期出張と転勤の違いも心得ておくのが良いでしょう。この二つの違いは、自分の上司や所属部署がかわるかどうか、です。
いつも自分が働いている場所とは違うところで、長期に渡って仕事をする場合、自分の上司や所属が変わらなければ、長期出張といえるでしょう。所属や上司が変わるのであれば、転勤ということになります。
転勤ということになれば、出張手当ではなく、転勤に対する手当が支給されます。
長期出張の手当に関する注意点5:休日に注意する
長期出張中の休日について注意が必要です。海外出張であっても、休日は日本の休日に合わせて考えます。
また、現地が休日で労働をしていない場合は、休日手当などは発生しません。休日に、飛行機に乗って長時間の移動をする場合には、手当でなはくその移動の分を振替休日に充てるというのが一般的です。
長期出張の際は手当について確認しておこう
ここまで、長期出張についてみてきました。長期出張の定義は、会社によってさまざまですので、会社のルールに従って手当の支給を受けるようにしましょう。
特に注意が必要なのは、ほとんどの会社では、日当や宿泊手当が減額されるということです。現地の生活に慣れてきたころ減額されるので、あまり心配する必要はないでしょう。
長期出張に出る際には、必ず手当について調べておくようにしましょう。