電子マネーとは
電子マネーとは現金を使わず、電子データのやりとりによって決済をするサービスのことです。おサイフケータイも電子マネーに含まれます。端末にピッとタッチするだけで支払いが完了するのでとても便利です。
最近は多くの店舗で電子マネーでの決済が可能になってきています。クレジットカードの様に審査がなく誰でも利用することができ、あらかじめチャージが必要なものは使いすぎる心配もないので未成年でも安心して利用できます。
電子マネーの種類
数十種類の電子マネーが存在します。
主要なものとして、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、iD(アイディー)、QUICPay(クイックペイ)、WAON(ワオン)、楽天Edy(らくてんエディ)、nanaco(ナナコ)、au WALLET(エーユーウォレット)、PiTaPa(ピタパ)などがあります。
おサイフケータイやカード型だけでなく、キーホルダー型やコイン型、腕時計型などのスタイルもあります。
知っておきたい電子マネーの仕組み5つ
電子マネーを使う際に知っておきたい仕組みを5つ紹介します。電子マネーの仕組みを正しく理解することで、安全かつお得でより便利に電子マネーを活用することができます。
知っておきたい電子マネーの仕組み1:タッチで決済できる理由
電子マネーのカードにはICチップとアンテナが搭載されており、対応のリーダー/ライターにかざせば、電磁波での通信によって約0.1秒でデータの読み書きができます。
これは「felica」と呼ばれる非接触型ICカード技術です。クレジットカードのように機械に差し込まなくても、読取端末にタッチするだけで使うことができ、また、接触させる必要がないためケースに入れたままでも使用できます。
知っておきたい電子マネーの仕組み2:リアル店舗で使用する場合
リアル店舗で使用する場合、端末にカードをかざすだけで決済ができます。暗証番号の入力等は必要ないので、スピーディーに支払いを済ませることができます。
残高が足りない場合、店舗によりますが支払い前にチャージをすることができますし、不足分を現金で支払うこともできます。
知っておきたい電子マネーの仕組み3:オンラインショップで使用する場合
オンラインショップで使用できる電子マネーもあります。
また、パソコンに接続して使えるICカードリーダー/ライターを使えば、自宅でも残高の確認やチャージができるうえ、さらに多くのオンラインショップで電子マネーでの支払いができます。
知っておきたい電子マネーの仕組み4:チャージの方法
チャージの方法は、プリペイド式とポストペイ式があります。
あらかじめチャージが必要なプリペイド式は、コンビニや提携の店舗、オンラインでチャージすることができます。
クレジットカードと紐づけすることでチャージが不要になるポストペイ式には、残高が設定した額より少なくなると自動でチャージしてくれるオートチャージ機能もあります。
知っておきたい電子マネーの仕組み5:ポイント
電子マネーで決済することで、ポイントやマイルをためることができます。
電子マネーを決済に使用したときにポイントが付与されるものや、クレジットカードからチャージすることでポイント付与されるものなどがあります。
電子マネーを導入することによるメリット
電子マネーは端末にかざすだけで決済できるので、時間の短縮になります。現金のやりとりがないので管理もしやすく、おつりの払い間違いなどを防ぐこともできます。
顧客にとっても急いでいるときでも面倒な現金のやり取りを省いて素早く支払いができ、またポイントやマイルなども加算され現金払いよりもお得なので電子マネーが使える店舗は利用しやすくなり、顧客の増加が見込めます。
電子マネーを店舗に導入する方法
電子マネーを店舗に導入する場合、各電子マネー取扱業者との契約が必要になります。
多数ある電子マネーの中のひとつだけを導入しても顧客のニーズに対応しきれず、メリットがあまり活かされません。電子マネーを決済方法として導入するのであれば、複数のブランドを導入するほうが事業者にとっても顧客にとっても有効的です。
その場合、各電子マネー取扱業者とそれぞれ契約を結ぶのは大変なので、決済代行会社の利用が一般的です。
リアル店舗の場合
特定の電子マネーを導入したい場合は、各電子マネーの会社に問い合わせると丁寧に対応してもらえます。一方、複数の電子マネーを導入したい場合は、決済代行サービスを利用するのがお勧めです。
ひとつの機器で多種類の電子マネーでの決済ができ、代行会社が各電子マネー取扱業者との契約や決済処理も行ってくれます。
オンラインショップの場合
実店舗だけでなく、オンラインショップでも電子マネー決済を導入することができます。しかし、オンラインショップで利用できる電子マネーはそれほど種類が多くありません。顧客のニーズに対応するため、決済代行サービスの利用をお勧めします。
オンラインショップで使える主要な電子マネーとして、iDネット、モバイルSuica、モバイルEdy、NET CASH、nanacoギフト、WebMoneyなどがあります。
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電子マネー決済代行の方法
顧客にとって、電子マネー決済ができることはほぼ当たり前のような時代になりつつあります。顧客の増加・顧客層の拡大をはかるためにも電子マネー決済の導入はほぼ必須です。
電子マネー決済代行会社は各電子マネー取扱業者との契約やシステム構築などを一手に引き受けてくれます。店舗で電子マネーで支払いをするときに、ひとつの機械で多種の電子マネー決済ができるのは、この決済代行会社のおかげです。
決済代行会社の役割
電子マネー決済を導入する際に、各取扱業者と個々で契約すると、時間も手間もかかりますし、管理も大変になります。
そこで、決済代行会社を利用することで、各電子マネー取扱業者とのやり取りを代行してもらうことができ、簡単な手続きで複数の電子マネー決済を導入することができます。
決済代行会社に毎月手数料を支払う必要がありますが、手間・セキュリティを考えるとより安全で効率的です。
決済代行の仕組み
決済代行会社が事業者と電子マネー取扱業者の間に立ち、一括で契約したり、管理システムの提供、決済処理をしてくれます。
もしも決済代行会社を経由せずに直接各事業者と契約をすれば、売上の入金やシステムの構築など全て自分で各会社と行う必要があります。
それらを代行するのが決済代行会社で、事業者は契約・入金などのやりとりを一本化できるため、より簡単に複数の電子マネー決済を導入することができます。
電子マネーの仕組みについて知り導入を検討しよう!
電子マネーの導入は、事業者にも顧客にもメリットがたくさんあります。電子マネー決済を導入することで、顧客増加、業務の効率化をはかることができます。電子マネー決済の仕組みを理解し、ぜひ導入を検討してみましょう。