- 社長の仕事とは?
- すぐ分かる!社長の主な仕事内容13個
- 社長の主な仕事内容1:会社の方針や戦略を決める
- 社長の主な仕事内容2:売上を出すための計画を立てる
- 社長の主な仕事内容3:会社の状態をマクロで管理する
- 社長の主な仕事内容4:資金をどうやって得るか考える
- 社長の主な仕事内容5:社員が効率的に働くためのシステム作り
- 社長の主な仕事内容6:スムーズな業務の仕組みを作る
- 社長の主な仕事内容7:会社に対しての全責任を負う
- 社長の主な仕事内容8:社員をそれぞれの能力に合わせた部署に配置
- 社長の主な仕事内容9:自らも人事育成に参加する
- 社長の主な仕事内容10:会社に関する全ての責任を持つ
- 社長の主な仕事内容11:支店を含めた会社全体の状況を把握する
- 社長の主な仕事内容12:会社の未来を継ぐ後継者を育成する
- 社長の主な仕事内容13:会社の資金をしっかり管理する
- 社長に向いている人の特徴
- 社長の仕事内容を理解しよう!
社長の仕事とは?
社長は会社の有数であり最高権力者というイメージがあります。社長は大きな権力を持ち、経営における責任も負います。社長の仕事で最も重要なものは、会社の経営方針を決めること、事業運営の仕組みを作ること、後継者や経営幹部を育てることです。社長の仕事は会社これからの方向性や将来に向かっての責任があるといえます。
ここでは、社長の仕事内容を具体的にご説明しますので、ぜひ将来の社長候補の方はご参照ください。
社長の会社での立場
社長は会社においてどういった立場の役職なのでしょうか。社長とは職責上実務の有数にいる地位を表します。社長という肩書はなく、よく一緒に使われる「代表取締役」が法律上の会社の代表を示す役職です。もし、代表取締役社長のほかに会長もいる場合は、会長が会社の有数となり、そうでなければ社長が会社の有数です。
社長だからといって、必ずしもその会社の最高責任者だとはいえないということを覚えておきましょう。
すぐ分かる!社長の主な仕事内容13個
社長の仕事が会社のこれからの方針を決めることや後継者を育てることだということを前述しましたが、では実際に社長の仕事とは具体的にどういったことを行うのでしょうか。ここでは、社長の主な仕事内容を13個ご紹介しますので、社長の仕事にご興味のある方はぜひご参照ください。
社長の主な仕事内容1:会社の方針や戦略を決める
社長の仕事として第一にあげられることが、経営方針や戦略を決めることです。経営方針とは、その会社が何を重視するか、どのような戦略で会社を発展させていくかという目標です。その目標は「頑張る」などの曖昧なものではなく、数値化された具体的目標であったり、具体的な将来像となります。
会社が中長期的にどのようなスタンスで、何を目標に成長していくかを決めるのは社長の重要な仕事であるということがいえます。
社長の主な仕事内容2:売上を出すための計画を立てる
会社は売上をあげるため、しっかりとした計画を立てそれに基づいて部下へ指示を出していきます。企業の将来を見据えて、売り上げを出すための計画をたてることは社長の仕事です。その計画は会社の未来をも左右する大変重要なものであり、社長は船乗りでいうところの舵取りの役割を担っているということがいえます。
社長の主な仕事内容3:会社の状態をマクロで管理する
社長は自分の会社の状態を常に把握する必要があります。しかし、細部まで把握しようとしてもなかなか手が回りませんので、把握の仕方としては全体の把握、つまりマクロ管理が重要になってきます。各部署の責任者からの報告をもとに、全体の把握を行うことは今後の方針を決める上でも必要なことであり、社長の重要な仕事の一つだといえます。
社長の主な仕事内容4:資金をどうやって得るか考える
会社は営利団体ですので、事業を進める上で資金が必要になってきます。社長は、企業の資金繰りのために奔走する必要があります。例えば、あるプロジェクトを進めるために必要な資金を銀行に相談し出資してもらうといったことも社長の重要な仕事の一つです。企業がうまく回っていくためには、土台作りをしっかりとすることも社長の仕事だということです。
社長の主な仕事内容5:社員が効率的に働くためのシステム作り
社員が効率的に働くためのシステム作りも社長の重要な仕事です。会社勤めの人はその会社のシステムに従い仕事を進めますが、システムが非効率なものだった場合、社員が本来の力を発揮できません。そのような事態にならないよう、社長は社員がその才能を十分に発揮できるような効率的に働ける環境を提供しなければなりません。
働くためのシステム作りが後に会社の利益につながっていくということを意識していきましょう。
社長の主な仕事内容6:スムーズな業務の仕組みを作る
会社で実際に業務を進めて作業するのは社員ですが、効率的にできる仕組みを会社が作っていないと思うように仕事がはかどりません。社長は社員のモチベーションを下げないよう、効率的でスムーズな業務の仕組みを作る必要があります。
スムーズな業務の仕組みを作ることは企業の利益に直結する問題ですので、社長といえども社員の立場にたち、より効率的な仕組みを考えるように努めましょう。
社長の主な仕事内容7:会社に対しての全責任を負う
社長は会社の頂点に立つ立場の役職です。そのため、社長は社外の経営サイドと話し合うという役割もあります。例えば、社員が他社のものに多大なる損失を与えたとします。その場合に、社長はすべての責任を負って謝罪しなければなりません。社長は会社の全責任を負う大変な仕事だということです。
社長の主な仕事内容8:社員をそれぞれの能力に合わせた部署に配置
会社には多くの人が働いています。そして、その社員はそれぞれに得意な分野や不得意な分野があります。適材適所に人材を置くことが企業の発展には重要になってきます。社長の仕事としては、自らも人事に関わって社員をいかにして生き生きと適材適所で働かせることができるかを考えることもとても重要です。
社員がその実力を十分に発揮できることが企業の利益を大きくすることであると考え、社員の配置をするようにしましょう。
社長の主な仕事内容9:自らも人事育成に参加する
社長の仕事としては、人事育成に参加することも重要です。人事育成というと、通常は部署の直属の上司があたることが多いでしょうが、社長自らが時には指導することにより社員のモチベーションをあげることにつながります。また、人事育成に携わることにより各部署の内情を把握することができます。
また、人事育成は将来の企業の業績に直結してくるため、社長の大切な仕事の一つだといえるでしょう。
社長の主な仕事内容10:会社に関する全ての責任を持つ
社長はその会社の有数の存在で、それは言い換えれば、その会社に関する全ての責任を負うということです。会社が何かの不祥事を起せば社長がその責任を負いますし、謝罪なども行わなければなりません。社長になるということは、それだけ大きな責任を負うということを十分に覚悟して活動するように心がけましょう。
社長の主な仕事内容11:支店を含めた会社全体の状況を把握する
社長はその会社の頂点に立つ人ですので、すべての社内状況をきちんと把握していなくてはなりません。支店や支社があるような企業の場合は、支店や支社含めてその状況をしっかりと把握することが重要です。
もし、支店や支社で大きなトラブルがあれば、その責任は社長にあります。支店や支社含め会社全体の状況を把握し問題があれば対策をとることは社長にとってとても大切な仕事の一つだといえます。
社長の主な仕事内容12:会社の未来を継ぐ後継者を育成する
会社の未来を考え、発展させていくことが社長の役目です。しかし、社長は永遠に続けられるものではありません。もし突然病気などで倒れれば会社にとって大きな痛手となりピンチが訪れます。そのため、社長はある程度の年齢になったときに、後継者の育成をする必要があります。
社長になった場合には、自分に何かあったときや引退したときのことを考え、会社の未来を継ぐことができる後継者を育成しましょう。
社長の主な仕事内容13:会社の資金をしっかり管理する
会社を運営するにあたり、重要なものが資金です。会社の資金を管理するのは経理ですが、その資金管理をすべて丸投げして資金管理に関わらないのはとても危険です。社長は、会社の財務状況をしっかりと把握することが必要です。
日頃から、会社の資金がどの程度あるのかまたは借金がどの程度あるのか、今後の事業計画で資金がどのようになっていくかをしっかりと考えるのも社長の重要な仕事だといえるでしょう。
社長に向いている人の特徴
ここまで社長の仕事はどのようなものがあるのかについてみてきましたが、上述の仕事内容をみてもわかるとおり社長は誰もがなれるものではありません。ここでは、社長に向いている人の特徴をご紹介いたしますので、社長になりたいという方はぜひご参照ください。
社長に向いている人の特徴1:投資をためらわない人
社長に向いている人の特徴としてあげられるのが、投資をためらわない人です。会社の経営とは投資です。そのため、リスクを怖がるような人は社長にふさわしくありません。中小企業には現状維持は難しく時代の流れに合わせて投資していかないと生き残れません。会社を発展させていくためにも投資は不可欠です。
会社の発展のためにお金を惜しまず投資できることが社長に向いている特徴だといえます。
社長に向いている人の特徴2:完璧主義じゃない人
社長に向いている人の特徴として、意外におもわれる方もいらっしゃるでしょうが完璧主義じゃないということがあります。完璧主義だと時代の流れに乗れず、手遅れになってしまいます。クオリティーを求めるのも大切ですが、会社を引っ張っていく社長にはそれ以上に時代の流れに乗るスピードが必要だということです。
完璧主義を目指していると取り残される、それよりも時代の流れに乗れということです。
社長に向いている人の特徴3:KYな人
世間一般的にはKYな人(空気を読めない人)は印象が良くありません。しかし、社長に向いている人の特徴にKYな人が挙げられます。集団行動や他人の顔色をうかがう文化が根強い日本で、ビジネスで成功するにはKYでなければなりません。他人と同じでは成功できないということです。
社長としてビジネスで成功するには他人の顔色や空気を読むよりも、他人がやらない方法で成功を納めることを意識すべきということです。
社長に向いている人の特徴4:失敗を恐れない人
社長に向いている人の特徴として、失敗を恐れない人というのが挙げられます。社長をしていて、うまくいかないことや失敗はよくあります。それを恐れて行動しないと会社を守ることはできません。社長は失敗を恐れず、常に新しいことに挑戦し他に勝つことを意識しなければなりません。
また、社長は失敗したとしても反省ばかりしてはいけません。ウジウジ悩んでいても事態は変わりませんので、失敗を恐れず挑戦することが大事です。
社長に向いている人の特徴5:誰にも依存しない人
社長は孤独であり、常に一人で戦う必要があります。常に誰かに依存するような人は社長に向いていません。社長は会社における全責任を孤独に負うため、誰にも依存しない人が社長に向いています。他人に依存しないということは、自らが行動を起こすということで、他人を巻き込み引っ張っていく素質があるということです。
社長の仕事内容を理解しよう!
いかがでしたか。社長とはどういった仕事をするのか、また社長に向いている人の特徴がわかっていただけたでしょう。社長になるには、リーダーシップだけでなく部下が働きやすい環境づくりができることやマクロ的視点などいろいろな要素が必要です。
社長になりたい、これからなるとお考えの方は、ここに紹介した社長の仕事内容や向いている人の特徴をよく読んで、将来社長になる場合の参考にしてみてはいかがでしょうか。