退職はすぐにできない
退職はすぐにはできないといわれています。
特に昨今は少子高齢化による人手不足で、企業側がなかなか辞めさせてくれないケースが増えています。悪質なケースの場合は、退職事態を阻止されることもあります。
退職トラブルは年々増加していて、辞めたくても辞められない従業員が増えているといわれています。退職へのパワハラが、現在、大きな社会現象となっています。
退職前に今の状況を確認
退職前に今の状況を確認しておきましょう。
退職したいと決意したときは、どうして退職したいのか、退職して何がしたいのかなどの計画を綿密に立てておきましょう。特に現在のあなたの仕事の状況をよく確認してみることが大切です。
退職するほど、心身ともに追い詰められているのでしょうか。あなたが辞めた後、引き継ぎや業務の遂行はスムーズに行われるのでしょうか。周囲との連携も考えて、退職の時期を見計らっていきましょう。
2週間でスムーズに退職する5ステップ
2週間でスムーズに退職する5ステップについてご紹介していきます。
退職は2週間前までに申し出れば法律上、可能です。そのためのプロセスを順を追って解説していきます。
特に退職するのが初めての人で、どうしてもすぐに退職する必要がある方は不安感が大きいはずです。以下の5つのステップを実行することで、スムーズな退職を成功させましょう。
ステップ1:上司に相談
2週間でスムーズに退職する第1のステップは、上司に相談することです。
退職のことは同僚などではなく、真っ先に上司に相談してください。同僚などにうっかり退職の話をして、よからぬ噂が流れては退職しづらくなるからです。
まずは上司に退職したいむねをはっきりと伝えましょう。退職について上司へ、朝や業務終了後の時間帯に切り出し、人がいない会議室などで相談してもらうようにしてください。
ステップ2:周知と業務分担
2週間でスムーズに退職する第2のステップは、周知と業務分担です。
自分の退職が周知された時点で、仕事の業務分担が始まります。仕事は区切りがよいところまで終わらせてから業務分担を行ってください。そのためには、残業や早出もいとわない態度が必要です。業務分担のスケジュールを立てておくとよいでしょう。
自分が退職することが周知の事実となったあとは、会社の内外へ退職の報告メールを出しておくとよいでしょう。
ステップ3:休職届の提出
2週間でスムーズに退職する第3のステップは、休職届の提出です。
休職届は自己都合で仕事を休みたい人が出す届け出です。休職の間は給料は支払われません。現代社会ではウツやパワハラによる休業が増えていて、そのまま退職する人も多くいます。ボランティアや留学に休職を利用する人もいます。
ステップ4:有給休暇の消化
2週間でスムーズに退職する第4のステップは、有給休暇の消化をすることです。
有給が余っている人は業務分担と引き継ぎが終わったら、有給休暇を利用することをおすすめします。現在の職場で仕事が無ければ、転職先を見つけたり、次の仕事のための資格修得やリフレッシュのために旅行へ行ったり休養を取ったりして、有給の時間を有効に使うことができるからです。
ステップ5:各種手続きを行う
2週間でスムーズに退職する第5のステップは、各種手続きを行うことです。
退職時には、失業保険の申請や健康保険・年金などの各種手続きを行う必要があります。会社の寮や施設で暮らしていた人は、引っ越しや住民票などの移動も視野に入れておきましょう。
転職先が決まっている人は、各種書類をすぐに転職する職場へ提出する必要があります。
2週間で退職する際の注意点
2週間で退職する際の注意点について見ていきましょう。
2週間で退職することが法律上で可能であるといっても、なるべくスムーズに退職するためには、いくつかの注意点が存在しています。
退職の方法は会社の方針によって微妙に違ってきます。業務分担で周囲に迷惑を掛けないようして、人間関係を大切にしながら退職を実行していきましょう。
就業規則の確認
2週間で退職する際の注意点は、就業規則の確認です。
2週間で退職できる法律はありますが、会社によっては就業規則で、退職に関して細かい規定がある場合があります。退職を周知する前に、就業規則をよく確認しておくことをおすすめします。
引き継ぎは正確に
2週間で退職する際の注意点は、引き継ぎは正確にです。
2週間で退職するわけですから、業務分担や引き継ぎは急いで行う必要があります。あらかじめ引き継ぎのための計画書や資料を作っておいて、業務分担が速やかに行われるように準備をしておきましょう。
周知は早めに
2週間で退職する際の注意点は、周知は早めにということです。
2週間しか退職までに時間がないので、周知は早めにしてもらいましょう。その方が引き継ぎもしやすく、お世話になった人との挨拶もスムーズにできるからです。
あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
名刺が多すぎて管理できない…社員が個人で管理していて有効活用ができていない…そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう!まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。
退職を拒否されたときの対処法4つ
退職を拒否されたときの対処法4つをご紹介していきます。
退職をしたいと申し出ても、特に現代社会のように人手不足の場合は拒否される可能性があります。また、あなたしかできない仕事や人脈があるときは、条件を変えるなどして激しく引き留められることも考えられます。
職場によっては、退職拒否がパワハラや脅迫めいたトラブルに発展しないとも限りません。ご自分の会社の経営状態をよく吟味してから、退職を切り出しましょう。
1:権利の主張
退職を拒否されたときの対処法に、権利の主張があります。
退職を拒否されたときは、従業員には2週間で退職できる権利があることをはっきりと主張しましょう。パワハラなどには屈せず、法律上の退職の権利を相手に伝えて納得してもらうことに専念してください。
2:退職届を提出した証拠を取っておく
退職を拒否されたときの対処法に、退職届を提出した証拠を取っておく方法があります。
退職が拒否されたとしても、退職届が受理された事実があれば大丈夫です。そのために、退職届を提出した証拠を取っておく必要があります。退職届のコピーや写しをあらかじめ用意しておけば、たとえ裁判になったとしても慌てずに済みます。
3:上司や人事に相談
退職を拒否されたときの対処法に、上司や人事に相談する方法があります。
退職を会社から拒否されたときは速やかに上司や人事に相談をしてください。法律上は2週間での退職は可能です。もしも会社の規則に反していたとしても上司や人事に相談することで、何らかの突破口が作れる可能性があります。
最後まで希望を捨てずに、2週間での退職をやり遂げるために、退職を拒否されたときは頼りになれる上司や人事に相談してみましょう。
4:弁護士に相談
退職を拒否されたときの対処法に、弁護士に相談する方法があります。
法律上は2週間で退職できることになっています。会社側がそれを拒否したとしたら、弁護士に相談して法的な処置を取ってもらう方法も視野に入れていきましょう。
弁護士の無料相談などが公的機関で行われています。退職を拒否されそうな雰囲気の会社の場合は、事前に弁護士に相談して、法律の勉強をしてから2週間での退職を実行に移すことをおすすめします。
2週間で円滑に退職しよう
2週間で円滑に退職するために、注意事項やポイントをご紹介してきました。
退職にはたいへんなパワーが必要です。だらだらと長引かせるより、2週間でスパッと退職してしまった方が、精神的にもらくなことが多々あります。
特に初めて退職を経験する方は、どういう手順を踏めばいいのかわからないから不安です。今回の記事のようなステップを踏み、段階的に退職を進めていけば、スムーズに2週間で退職をすることができるでしょう。