会社での社員旅行の目的
会社の社員旅行とはどういった目的でおこなわれているのかご存知でしょうか。会社で年間行事として組み込まれている社員旅行は、福利厚生の一環としてだけではない目的があります。
今回は会社の社員旅行の目的を明確にし、どのようなプランで社員旅行を計画すれば良いのかについてご紹介します。社員旅行の目的に合わせたプランを企画し、意義のある旅行にしていく事が大切です。まずは目的について考えてみましょう。
社員同士のコミュニケーション
会社の社員同士というのは、仕事をとおして知り合っただけのただの会社の同僚です。趣味も違えば学んできたことや育った環境、年齢などもバラバラでどういった共通の話題があるのか、普段仕事をしているとまったく見えてこない部分ではないでしょうか。
コミュニケーションを円滑にするため、旅行という社員同士の共通の話題、共通の思い出作りをすれば、会社のチームワークも良くなり、会社の生産性の向上が見込めるでしょう。
チームや組織の一体感の醸成
会社の社員全体、チーム全体が一体感を持つことができる話題が社員旅行です。会社の生産性アップや離職率の低下を視野に入れた、親睦会としての社員旅行は会社にとってマイナスになる事はないでしょう。
会社が終わってから飲み会に参加するのは嫌だという社員もいますが、年中行事として社員旅行のよていがあれば、自然とその場で親睦も深まり、会社としてもチームとしても一体感を作りあげる事ができるでしょう。
リフレッシュ
会社で普段から抱えている仕事の事を忘れ、リフレッシュする事も目的の一つといえるでしょう。会社としても、社員旅行でリフレッシュしてもらい、会社に戻ってから新たな気持ちで仕事をしてもらえば、業務の生産性も向上するのではないでしょうか。
仕事の疲れをいやす事を目的としている場合、あまりアクティブな旅行計画にしてしまうと、かえって疲れてしまう可能性がありますので、旅行の計画の際に気をつけてください。
モチベーションアップ
会社での旅行には、仕事に対するモチベーションアップも目的として組み込まれています。会社がストレスを作る現場にならないようにしなければ、会社に対する不満も高まってきてしまうのではないでしょうか。そのような事にならないためにも、社員旅行は有効な手段と言えます。
社員同士の円滑なコミュニケーションによって、仕事へのモチベーションがあがり、離職率の低下にもつながると考える事ができるでしょう。
シチュエーション別おすすめの会社旅行プラン3選
社員旅行のおすすめプランをシチュエーションごとにご紹介します。会社で社員旅行を企画する場合、「季節はいつにするのか」「旅行のエリアはどうするのか」「宿泊か日帰りか」など、イメージしている旅行はどういったモノになるのかを明確にしておく事が大切です。
社員同士のコミュニケーションを活性化させるためにも、旅行の計画を立てるうえでも積極的にコミュニケーションをとっていくと良いでしょう。
1:四季別プラン
イメージが浮かばないという方は、季節ごとに旅行のプランを立ててみてはいかがでしょうか。普段の仕事が忙しくてなかなか計画が進まないという場合には、まず四季に分けて考えてみて下さい。
春に行くなら花見の企画を盛り込んだ旅行にするのもいいですし、夏であれば海水浴やキャンプなども考える事ができるでしょう。秋や冬にも同じように、季節によってプランの立て方は違ってきます。
春に会社旅行にいくなら
春に会社旅行の計画するのであれば、桜の名所を選んでみてはいかがでしょうか。4月の半ばまでは地域によっては桜が身頃のスポットもあります。
計画を立てる時期が桜の季節の前になってしまいますが、春には桜の名所がオススメですので、事前に計画を立てられる場合には考えてみても良いでしょう。サクラに間に合わない場合には菜の花畑もおすすめです。
夏に会社旅行にいくなら
夏の社員旅行を計画する場合、ひまわり畑を見てバーベキューやハイキングを楽しむのもおすすめです。夏の旅行の定番でもある海水浴場などは込み合う可能性もありますので計画を立てる場合には事前に確認しておくと良いでしょう。
夏には北海道のように涼しい地方に旅行を計画するのも良いでしょう。一緒に体験できるようなイベントを企画してみてはいかがでしょうか。
秋に会社旅行にいくなら
秋は紅葉を楽しむ事ができる場所を旅行先に選んでみてはいかがでしょうか。山のグラデーションは年代問わずに楽しむ事ができます。場所によりますが、京都や奈良は観光名所としてもオススメです。
京都にする場合、込み合う可能性がありますので早い段階で計画を立てておく必要があります。他にも食欲の秋にちなんで、食べ歩きツアーを組んでみても良いでしょう。
冬に会社旅行にいくなら
冬に旅行を計画する場合は雪を楽しむ企画も良いですが、あえて暖かい地方に行くような旅行計画を立ててみる事もオススメです。リゾート地でゆったりと過ごしてみると良いでしょう。
雪を楽しむような旅行計画の場合、黒部のアルペンルートのような自然を楽しむ事ができるイベントや、雪を見ながら温泉街を歩くといった風情のある計画も良いのではないでしょうか。
2:エリア別プラン
エリア別に旅行のプランを考える場合、社員の人数を考えて規模や移動範囲を決定してから選んでも良いでしょう。会社の所在地の近くであっても、観光名所となるスポットはそれぞれあります。
メジャーな場所だけではなく、密かに人気の高い場所を探して企画しても良いでしょう。関東や東北、関西などのエリアに分けてオススメスポットやプランを考えてみましょう。
北海道エリアで会社旅行にいくなら
北海道エリアで旅行を計画する場合、どのような場所をメインに観光するのかを考えましょう。札幌であれば時計台が有名ですし、富良野であればラベンダー畑、情緒のある街並みを楽しみたい場合は小樽がオススメです。
北海道は観光名所を楽しむだけではなく、新鮮な牛乳やバター、野菜、果物など食べ物でも楽しむ事ができます。グルメツアーの企画も立ててみてはいかがでしょうか。
東北エリアで会社旅行にいくなら
東北エリアで社員旅行を考えている場合、岩手や宮城の太平洋側に行くのか、秋田や山形などの日本海側に行くのかによってもプランが変わってきます。岩手には宮沢賢治記念館や平泉の中尊寺などがあり、宮城は鳴子温泉や松島がおすすめです。
秋田は角館やユネスコ無形文化遺産にもなったなまはげがありますし、山形は上山温泉やワインなども楽しむ事ができるでしょう。
関東エリアで会社旅行にいくなら
関東エリアで社員旅行を企画する場合、栃木にある日光東照宮は世界遺産としても有名です。温泉の定番でもある箱根も社員旅行のプランとしてもよく企画される人気のスポットになります。遊覧船なども楽しむ事ができますので、旅行の計画に組み込んでみてはいかがでしょうか。
茨城の国営ひたち海浜公園は4月から5月にかけてキレイなネモフィラが見ごろとなっています。
関西エリアで会社旅行にいくなら
関西エリアに旅行の計画をするのに欠かせないのが、大阪名物のたこ焼きなどを含んだグルメ企画です。たこ焼きの他にも串カツやお好み焼きも楽しむ事ができるでしょう。
関西エリアには自然を楽しむ事ができる場所もあります。淡路島や嵐山と言った自然を楽しむスポットも企画に組み込んでみて下さい。
九州・沖縄エリアで会社旅行にいくなら
九州エリアは人気の高い名物グルメがたくさんあります。博多のとんこつラーメンの他に明太子や美味しいお酒も種類が豊富で、さまざまな世代で楽しむ事ができるのではないでしょうか。異国情緒を楽しみたい場合は長崎がおススメです。
海外に会社旅行にいくなら
海外旅行も予算によっては企画することができるでしょう。海外旅行を視野に入れた計画をするのであれば、欠かせないのがリゾート地です。定番のグアムは買い物やゴルフなどを楽しむ事ができるため、社員のリフレッシュには最適ではないでしょうか。
3:日帰りプラン
宿泊する事だけが社員旅行ではありません。予算や参加人数に合わせて小規模でも楽しむ事ができるプランも考えてみてはいかがでしょうか。
いちご狩りやハイキングなど、近場でもコミュニケーションを活性化できるスポットはたくさんあり、日帰り旅行として計画すれば、次の日の業務にも支障がでる事は少なくなります。規模を小さくした分参加する人も増える可能性があるでしょう。
家族同伴
日帰り旅行を計画する場合、小規模だからこそ家族同伴で楽しむ事ができる企画ができます。小さいお子さまを連れていても楽しめる様なイベントを考えて、家族ぐるみで楽しんでみても良いでしょう。バーベキューや花見、芋煮などは日帰りでも手軽にできます。
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会社旅行を決めるうえでのコツ
社員旅行は当たり前の行事と考えていないでしょうか。社員旅行をただおこなうだけでは、社員同士のコミュニケーションを深める事ができなくなったり、リフレッシュする事などもできなくなってしまいます。
会社旅行を決めるための大切なポイントやコツについてご紹介します。ポイントやコツを参考にして、コミュニケーションを深めたり、リフレッシュできるような社員旅行の企画をしてみてはいかがでしょうか。
社員旅行のテーマを明確にする
社員旅行のテーマを明確にすることで、目的に合わせた社員旅行の企画を立てられるようになるのではないでしょうか。旅行のテーマとはいわば目的です。社員旅行は何のためにおこなうのかを考えてみて下さい。
社員同士のコミュニケーションの活性化のためなのか、リフレッシュさせるためなのかなど、テーマをはっきりさせる事で、旅行に組み込む計画もおのずと決まってくると言えるでしょう。
事前のアンケートを実施する
社員旅行のテーマや目的を決めた後は、社員旅行先をどこにするかアンケートを実施しておくことがポイントです。勝手に会社幹部や総務の方で決められても、本当に社員がリフレッシュできるのかどうかはわかりません。
事前に社員にアンケートを取っておき、社員の要望も聞いて行き先を決めれば、社員にとっても楽しみな企画となるのではないでしょうか。行き先だけではなく、旅行の中でやりたい事なども聞いておくとよいでしょう。
交流の場と機会を作る
社員旅行の目的がコミュニケーションの活性化の場合、社員同士の交流の場を設ける事は大切です。普段会話をしないような上司や他の部署の人とも交流を持つことで、普段からの仕事に対する考え方や情報交換の場にもなるのではないでしょうか。
会社が終わってからの飲み会などを嫌がる方も多くいらっしゃいますが、こういった場を設ける事で、旅行の目的でもあるコミュニケーションの活性化にも効果が期待できます。
思い出に残る会社旅行を計画しましょう
会社旅行の計画を立てるためのコツやオススメ旅行プランをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。会社旅行の計画を立てるためには、どのような目的で会社旅行に出かけるのかを明確にすることが大切になります。
メンバー同士でコミュニケーションを取りながら会社旅行を計画する事で、ひとりひとりのモチベーションもアップしますし、一体感も生まれるでしょう。人間関係が円滑になる事で業務の生産性もアップします。