組織変革を成功に導く!ジョン・コッターとは?|8段階プロセス

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組織変革を成功に導く!ジョン・コッターとは?

組織変革を成功に導くジョン・コッターとはハーバード大学ビジネススクール名誉教授です。

数々のビジネス書をベストセラーとして世に送り込んだリーダーシップ論の権威です。ハーバード大学出身で、史上最年少の33歳で同校終身教職権を取得した天才です。

ジョン・コッターの組織変革を成功に導く8段階のプロセスは、特に有名な理論です。

ジョン・コッターの8段階のプロセスをわかりやすく解説

ジョン・コッターの8段階のプロセスをわかりやすく解説していきます。

ジョン・コッターは1980年代以降のアメリカの事業の失敗を分析して、8つのつまずきについて気がつきました。ジョン・コッターは常々、組織変革が起きるときがリーダーシップがもっとも強く求められるときだと提言しています。

リーダーはこの8段階のプロセスをスキップせずに、ひとつひとつクリアすることで組織改革を成功に導くと説いています。

1:危機意識を高める

ジョン・コッターの8段階のプロセスの1段階目は「危機意識を高める」です。

ジョン・コッターが唱える危機意識とは、常に緊張感を持って仕事を全うせよという意味です。それは仕事が好調なときも不調なときも変わりません。常に問題意識と向上心を持って仕事に当たれとジョン・コッターは警鐘を鳴らしています。

常に状況を分析して、危機や絶好の機会を見つけ出し検討していくことが組織変革には必要です。

2:変革推進のための連帯チームを築く

ジョン・コッターの8段階のプロセスの2段階目は、「変革推進のために連帯チームを築くこと」です。

組織変革を成功に導くためには、優れたメンバーによるチームワークが必須です。そのためのメンバーには、スキル・人脈・信頼・評判・権限を十分にあわせ持つ優秀な人材を集める必要があります。

3:ビジョンと戦略を生み出す

ジョン・コッターの8段階のプロセスの3段階目は「ビジョンと戦略を生み出す」ことです。

ビジョンとは自分達が将来あるべき姿です。チームがなぜそのビジョンに向かって邁進するのかをリーダーは全員に納得させる力がなくてはいけません。

ビジョンは長期的で具体的でなければ説得力がありません。実現可能な方向性を見出すことがリーダーに求められています。またそのビジョンは、不測の事態に備えて柔軟性がなくてはいけません。

4:変革のためのビジョンを周知徹底する

ジョン・コッターの8段階のプロセスの4段階目は、変革のためのビジョンを周知徹底させるです。

組織変革のために、ビジョンと戦略を社内に周知徹底させる必要があります。

周知のメッセージはシンプルでわかりやすいものでなければ伝わりません。そしてその戦略のお手本となる姿をチームのメンバーは、周囲に常に見せていかなければ説得力がありません。戦略はビジョン達成まで継続させてください。

5:従業員の自発を促す

ジョン・コッターの8段階のプロセスの5段階目は従業員の自発を促すです。

ジョン・コッターは、従業員の自発を促すために障害を取り除かなくてはいけないといっています。組織変革の障害とは、組織構造そのものやシステム上にある、スムーズな業務を損なう存在です。

それらを取り除くことで従業員の自発を促すことができると、ジョン・コッターは説いています。

6:短期的成果を実現する

ジョン・コッターの8段階のプロセスの6段階目は、短期的成果を実現するです。

短期的成果を実現するとは、小さな成功を積み重ねていくということです。達成感を持続させるために、短期的成果を実現させます。

短期的成果を成功させた人に報酬を与えて、その人を周囲に認知させることで仕事にやりがいを見出してもらっていきます。

7:成果を生かしてさらなる変革を推進する

ジョン・コッターの8段階のプロセスの7段階目は、成果を生かしてさらなる変革を推進するです。

短気的成果の実現により、最初の計画の失敗を修正することができます。組織変革に馴染まないシステムや構造・決まりを取り除き、必要な人材の補給や教育を行い、昇給や昇進を進めます。

当初の組織変革の計画を定着させながら、微調整を行っていきましょう。

8:新しい方法を企業文化に定着させる

ジョン・コッターの8段階のプロセスの8段階目は、新しい方法を企業文化に定着させることです。

組織変革後はその形態を企業文化として自立させなければいけません。自分たちの成功をモデルに、社内全体に組織変革を根付かせる必要があるからです。

優れたリーダーとその後継者を育てて、組織変革を企業文化として定着させます。8つの段階を着実に実行することで組織変革が成功すると、ジョン・コッターは述べています。

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ジョン・コッターの主な著書

ジョン・コッターの主な著書をご紹介していきます。

ジョン・コッターの著書は世界120か国以上で翻訳されています。特にビジネス書がたいへんな人気で、大ベストセラーとなった著作が多数あります。

その中から、代表的なジョン・コッターの作品を見ていきましょう。

企業変革力

ジョン・コッターの著書「企業変革力」は、マネジメントよりもリーダーシップが大切だと説く優れた作品です。

「企業変革力」はたいへん人気のある本です。8段階のプロセスについても言及されています。

企業変革には必用なEssenceが詰まっており、最後にはリーダージップを持った人材についても言及されており、なおかつそのリーダージップは、限られた人材に携わる才能ではなく、目立たつ地味だが、複利的に自己成長をする粘り強さに秘訣がある点に勇気づけられた。

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ジョン・コッターの企業変革ノート

「ジョン・コッターの企業変革ノート」は、組織変革には分析ではなく人の心が重要だと説くおすすめ本です。

ジョン・コッターの8段階のプロセスを、具体的な例を掲げて提示しています。

自分の会社も変革期を迎えていたのでこの8つのフェーズに当てはめてどこがうまくいっていてどこがうまくいっていないのかを検証してみようと思いました。非常に読みやすく参考になる本でした。

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幸之助論

幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語 は、ハーバード・ビジネススクール松下幸之助記念講座名誉教授ジョン・コッターが、松下幸之助のリーダーシップについて迫った書物です。

松下幸之助の心の問題に焦点を当て、ジョン・コッターらしいリーダーシップ理論が展開されています。リーダーは派手で積極性だけを前面に押し出す人物ではないことを、松下幸之助の生きざまとともに説いてあります。

わたしは院生、最近の研究は企業家のことを関係ついているから、経営の神様と呼ばれる松下幸之助を研究対象に入りました。で、最初ははやりこの人の人生と出来事を勉強すべきと思っています。先生からの推薦にこの本を購入した、読むと絶対に経営学を学ぼう人に役を立つと思います。

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カモメになったペンギン

「カモメになったペンギン」は、ジョン・コッターの人気本です。

ジョン・コッターの8段階のプロセスが、ペンギンのコロニーを舞台にわかりやすく書かれています。溶け始めた氷山に危機感を感じたペンギンたちの脱出劇が、わかりやすい物語調で描かれています。

周りの人に勧めています。この本だけを読んでも、くっきり納得できません。他の本も合わせて読みましょう。私は、この本の後に、「企業変革の核心」を読みました。ノーノーの位置づけがはっきりわかって愕然とする思いでした。自分一人を変革するだけでも大変なのに、会社を変革できるのか?大きい会社なら大量の人が関係するし、小さい会社なら雑事に紛れそう。変革に誰もが賛成するわけでもないし、時間がかかるかもしれない。そんなシナリオをベースに、理想的な変革を、現実の中で説明してくれる本。

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ジョン・コッターの8段階のプロセスで組織改革を成功に導きましょう

ジョン・コッターの8段階のプロセスで組織改革を成功に導きましょう。

リーダーシップ論の権威ジョン・コッターの有名な理論、8段階のプロセスをご紹介してきました。経営不振や業務の行き詰まりを感じているリーダーは、ジョン・コッターの理論で組織変革を目指してみましょう。

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