人生を決定づける人生脚本とは?人生脚本の書き換え方4ステップ

組織・人材
  1. 人生脚本とは
    1. エリック・バーンとは
    2. ビジネスと人生脚本との関係
  2. 人生脚本について知っておきたいポイント9つ
    1. 人生脚本について知っておきたいポイント1:禁止令とは
    2. 人生脚本について知っておきたいポイント2:ドライバーとは
    3. 人生脚本について知っておきたいポイント3:対抗脚本とは
    4. 人生脚本について知っておきたいポイント4:交流分析
    5. 人生脚本について知っておきたいポイント5:心理療法
    6. 人生脚本について知っておきたいポイント6:平凡な脚本
    7. 人生脚本について知っておきたいポイント7:勝者の脚本
    8. 人生脚本について知っておきたいポイント8:敗者の脚本
    9. 人生脚本について知っておきたいポイント9:トラウマ
  3. 人生脚本の書き換え方4ステップ
    1. ステップ1:幼少期の親や周囲の大人との関係を思い出す
    2. ステップ2:理想の幼少期を思い浮かべる
    3. ステップ3:想像したことを紙に書く
    4. ステップ4:声に出して読む
    5. あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?
  4. 人生脚本を書き換えるメリット3つ
    1. 人生脚本を書き換えるメリット1:思い込みを改善できる
    2. 人生脚本を書き換えるメリット2:なりたい自分に軌道修正できる
    3. 人生脚本を書き換えるメリット3:失敗などで自分を責めずに済む
  5. 人生脚本を見つめ直してみよう

人生脚本とは

人生脚本とは、人間が潜在意識の中に植え付けられている生き方の基礎となっている筋書きのことです。アメリカの精神科医エリック・バーンが、人間の性格分析のフレームワークとして提唱した交流分析の中の言葉です。人生脚本の分析を通して、自己のパーソナリティを探っていくことができます。

人生脚本は書き換えが可能だとされています。好ましくない人生脚本を書き換えて、理想的な未来を描き出していきましょう。

エリック・バーンとは

エリック・バーンとはカナダ出身の精神科医で、1957年に交流分析を提唱した人物です。米軍陸軍医部隊で精神科医を務めたこともあります。

エリック・バーンが提唱した交流分析は応用範囲がとても広い理論です。ソーシャルワーカーや警察官・保護観察官・宗教職者などのカウンセリング時に現代でもよく用いられています。エリック・バーンによると人生脚本は親の影響が大きく、現在も進行中のプログラムであるとされています。

ビジネスと人生脚本との関係

ビジネスと人生脚本との関係は大きいです。

人生脚本は個人の人生の最も重要な局面で、どう行動すべきか指図するものであるとエリック・バーンが提唱しているからです。人生の重要な局面にはビジネスシーンも含まれます。自身のキャリアやビジネス上の大切な交渉時に、人生脚本が邪魔をするケースが多々考えられます。

大事な仕事や責任を任されたとき、あなたがどう対処するかが人生脚本に描かれている可能性があるからです。

人生脚本について知っておきたいポイント9つ

人生脚本について知っておきたいポイント9つをご紹介していきます。

エリック・バーンの交流分析によると、人は幼い頃に自分の立場を理解しようとして人生脚本を書き出すと定義付けされています。人生脚本はすでに描かれている人生のプランで、敏感で決定的なものだといわれています。人生脚本は書き換えられる可能性はありますが、7歳までに決定された核の部分は残ると説明されています。

人生脚本について知っておきたいポイント1:禁止令とは

人生脚本について知っておきたいポイントとして、禁止令が挙げられます。

人生脚本の禁止令とは、「何々するな」と、幼少期に主に言語的に伝えられたメッセージのことです。13個あり、「存在するな」「自分自身であるな」「自分の性であるな」「子供であるな」「成長するな」「成功するな」「重要であるな」「所属するな」「近づくな」「健康であるな」「考えるな」「感じるな」「(なにかを)するな」などです。

人生脚本について知っておきたいポイント2:ドライバーとは

人生脚本について知っておきたいポイントに、ドライバーがあります。

ドライバーとは、やりなさい・完璧でありなさい・努力しなさい・急ぎなさい・喜ばせなさいなどのメッセージです。ドライバーと呼ばれるこれらの幼少期に与えられたメッセージは、禁止令とともに人格形成に大きく影響するといわれています。

幼少期に禁止令とドライバーをあわせてメッセージとして受け取った人間は、大きなプレッシャーとなってしまいます。

人生脚本について知っておきたいポイント3:対抗脚本とは

人生脚本について知っておきたいポイントに、対抗脚本があります。

対抗脚本とは不幸な人生脚本を潜在意識の中に持っている人が、それに対抗するために良い人生脚本に書き換える行為に対して使われる言葉です。

人間は不幸な人生から逃れるために対抗脚本を描き、人生脚本に抗おうと無理に努力をして自分を変えようとしています。対抗脚本は意識して書き換えられるものなので、強い意志・精神力が必要だとされています。

人生脚本について知っておきたいポイント4:交流分析

人生脚本について知っておきたいポイントに、交流分析があります。

交流分析とは、人と人のコミュニケ―ションの流れを分析したものです。人格や個人の成長を、幼い頃に形成された人生脚本という交流分析の用語で、言い表すことができます。

人生脚本について知っておきたいポイント5:心理療法

人生脚本について知っておきたいポイントに、心理療法があります。

人生脚本は交流分析の要として、たびたびセラピーなどの心理療法に使われています。人生脚本は組織やシステムの分析にまで使用できる心理用語です。社会人の心理療法に人生脚本が利用されています。

人生脚本について知っておきたいポイント6:平凡な脚本

人生脚本について知っておきたいポイントに、平凡な脚本があります。

人生脚本には、勝者の脚本・敗者の脚本・平凡な脚本の3つがあります。平凡な脚本とは、成功も大きな失敗もない、平凡な人生を送ることができる人生脚本のことです。誰もがこの3つの脚本をあわせ持つといわれています。

平凡な脚本はまた、勝てない脚本とも呼ばれています。勝てない人間は負けるわけでもなく、どっちつかずの存在です。

人生脚本について知っておきたいポイント7:勝者の脚本

人生脚本について知っておきたいポイントに、勝者の脚本があります。

勝者の脚本とは、自己実現へと向かう素晴らしい脚本のことです。 勝者とは自分が公言した目的を達成する者を表す言葉です。そして、その目的が快適にスムーズに達成されるようにできている人生脚本のことです。勝者の人生脚本が、必ずしも成功者のものとは限りません。自分が納得できて満足できる生涯であれば、その人の人生脚本は勝者です。

人生脚本について知っておきたいポイント8:敗者の脚本

人生脚本について知っておきたいポイントに、敗者の脚本があります。

敗者とは、自分が公言した目的を達成しない者という意味があります。つまり敗者とは、自分自身との戦いに敗れる人生脚本の持ち主です。本人が自分を認めないという、達成感のない一生が人生脚本に描かれています。一生涯、自己実現ができずに、どのような事実も悲観的に受け取って不満ばかりの、敗者の脚本を持ち続けてしまいます。

人生脚本について知っておきたいポイント9:トラウマ

人生脚本について知っておきたいポイントに、トラウマがあります。

人生脚本はトラウマからできています。トラウマとは心的外傷のことで、親などの外部からの圧力が人間にもたらす肉体的・精神的な衝撃です。間違った人生脚本は、幼少期のトラウマと大きな関係があります。

人生脚本の書き換え方4ステップ

人生脚本の書き換え方4ステップをご紹介していきます。

努力しても報われない・常に落ち着かないなど、幼少期に無意識に形成される人生脚本の書き換えは、容易なことではありません。行動を変えるだけでは人生脚本の書き換えはできません。人生脚本は潜在意識の中へ植え付けられているものなので、幼少期まで遡って書き換える必要があるからです。

潜在意識へアクセスする人生脚本の書き換え方について、詳しく見ていきましょう。

ステップ1:幼少期の親や周囲の大人との関係を思い出す

人生脚本の書き換え方ステップ1は、幼少期の親や周囲の大人との関係を思い出すことです。

人生脚本の元となった幼少期の周りの大人たちとの関係について、意識して思い出すようにしてください。特に、頭ごなしに怒られた・いつも冷たくされた・無視されたなどの、嫌な部分をよく思い出してみるとよいでしょう。

幼少期の人間関係はそのまま人生の中で再現されるといわれています。これが人生脚本の怖さです。

ステップ2:理想の幼少期を思い浮かべる

人生脚本の書き換え方ステップ2は、理想の幼少期を思い浮かべることです。

自分にとって辛い人生脚本の部分、特に幼少期の嫌な体験を踏まえて、理想の幼少期を思い浮かべてみてください。本当はこうだったらよかったなと思えるようなことを想像してみましょう。

例として、親にやさしくしてもらいたかった・褒めてもらいたかった・話を聞いて欲しかった・もっと抱きしめて欲しかったなどが挙げられます。

ステップ3:想像したことを紙に書く

人生脚本の書き換え方ステップ3は想像したことを紙に書くことです。

あなたの理想の幼少期を具体的に想像することができたら、実際にそれを紙に書いてみましょう。名前などは実名にして、物語や童話のようにして書き出すとよいとされています。

人生脚本を理想的なものに書き換えることで、あなたの幼少期の嫌な記憶が薄れていきます。自分の人生すべてが思い通りに進んでいて、何もかも上手くいくような気分になってくるはずです。

ステップ4:声に出して読む

人生脚本の書き換え方ステップ4は、声に出して読むことです。

理想的な人生脚本に書き換えることができたら、実際にそれを声に出して読んでみましょう。人間は書いた物を目読するよりも、声に出して耳から情報を脳へ入れた方がインプットしやすい生き物だからです。

書き換えた人生脚本は、カウンセラーや身近な人に聞いてもらうと効果的だといわれています。

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人生脚本を書き換えるメリット3つ

人生脚本を書き換えるメリット3つをご紹介していきます。

人間は幼少期に作られた人生脚本に一生を支配されるといわれています。幼少期がいわれのないタブーだらけだった場合、その人は一生、社会に沿わない理不尽なタブーに悩まされることになります。幼少期のトラウマから逃れて立派な社会人になるためにも、人生脚本を書き換えて自由をつかみ取るメリットはたくさんあります。

人生脚本を書き換えるメリット1:思い込みを改善できる

人生脚本を書き換えるメリットに、思い込みを改善できるという点が挙げられます。

人生脚本はタブーの連続です。幼少期に厳し過ぎる大人が周囲に居た場合、その人は当たり前のこともだめだと感じてできない人間になる可能性があります。それらの理不尽な思い込みを、人生脚本を書き換えることで修正していきましょう。

人生脚本を書き換えることで、いままでどうしてもできなかった行動が自然にできるようなれる可能性があります。

人生脚本を書き換えるメリット2:なりたい自分に軌道修正できる

人生脚本を書き換えるメリットに、なりたい自分に軌道修正できるという点が挙げられます。

人生脚本を書き換えることで、理想とする自分に近づける可能性があります。人は誰しも理想の生き方があり、それに向かって生きています。飛びぬけて高い理想は一般人には無理ですが、当たり前のことも叶えられない人は、人生脚本を書き換えることをおすすめします。なりたい自分になることを、人生脚本が邪魔しているケースがあるからです。

人生脚本を書き換えるメリット3:失敗などで自分を責めずに済む

人生脚本を書き換えるメリットに、失敗などで自分を責めずに済むという点が挙げられます。

失敗すると自分をすぐに責め続けてしまう人がいます。これは、幼少期の親の育て方が原因だといわれています。自分が悪くなくても、なんでも自分のせいとして怒られ続けてきた人が陥りがちな性格です。自分を責め続ける人はウツなどにもなりやすく、人生も開けていきません。人生脚本を書き換えることで、失敗しても自分を責めなくなれます。

人生脚本を見つめ直してみよう

人生脚本を見つめ直して、人生をよりよくしていきましょう。

人生脚本は誰にでもあるといわれています。しかし人生脚本は書き換えることができます。自分の人生脚本を変えたいと考える人は、今回の記事を参考にして理想とするあらすじに書き換えていきましょう。

より充実した人生を、人生脚本を書き換えることで誰もが手に入れることができます。

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