デジタルネイティブの特徴10個|デジタルネイティブを活かす方法3つ

組織・人材

デジタルネイティブとは?

デジタルネイティブとは、物心ついた時から身近にインターネットがあった世代のことです。

デジタルネイティブではない世代は、「昔はインターネットがなかったから、調べ物ひとつするのも大変だったな」という、インターネットがなかった頃の記憶があります。

デジタルネイティブにはそのような経験はなく、調べ物は検索すればすぐに結果が表示されるのが昔から当たり前です。そんなデジタルネイティブの特徴を見ていきましょう。

デジタルネイティブと呼ばれる世代

日本でインターネットのサービスが開始されたのが1992年です。そのため1992年以降に生まれた子供たちをデジタルネイティブ世代と呼んでいます。

すでに会社にも、デジタルネイティブが増え始めて、ギャップを感じている人も多いことでしょう。特に会社のような、デジタル機器を使う機会の多い場所では他の世代との違いを感じられやすいのが、デジタルネイティブ世代の特徴と言えます。

デジタルネイティブの特徴10個

デジタルネイティブの特徴をポジティブな面とネガティブな面も合わせて紹介します。

対面コミュニケーションが苦手でも、メールやSNSでのコミュニケーションは得意というデジタルネイティブもいるでしょう。書類を整理することは苦手でも、システム上でファイルを分類するのは得意というデジタルネイティブもいるでしょう。

そんなデジタルネイティブ世代の特徴を具体的に見ていきましょう。

デジタルネイティブの特徴1:オリジナルとコピーの区別がない

デジタルネイティブの特徴としてよく聞かれるのが、オリジナルとコピーの区別がないことです。

インターネット上にアップされたコンテンツは簡単にコピーすることができ、コピペや転載を繰り返されるうちに、どれがオリジナルか分からなくなることがあります。

このような状況が当たり前だったデジタルネイティブにとっては、それをさらにコピペすることにも躊躇がないことが多いと言えるでしょう。

デジタルネイティブの特徴2:対面コミュニケーションが苦手

デジタルネイティブの特徴として問題視されやすいのが、対面コミュニケーションが苦手ということです。大事な話は対面で伝えるという考え方が以前はあったものですが、デジタルネイティブ世代では、対面では言いにくいのでメールですませようという考え方があります。

対面コミュニケーションを望んでいる相手に、メールですませようとしてトラブルになることがあるのもデジタルネイティブの特徴と言えるでしょう。

デジタルネイティブの特徴3:すぐにインターネットで検索する

今の時代は、分からないことがあれば、スマートフォンですぐに検索できます。それ自体は良いことなのですが、インターネットの検索結果は玉石混交で、すべてが信頼に足るものとは限りません。

デジタルネイティブがすぐにインターネットで検索するのは良い特徴と言えますが、安易に検索結果を信じてしまうとしたら問題でしょう。出典を確認したり、詳しい人に聞いたりと、検索だけに頼らないことが大切でしょう。

デジタルネイティブの特徴4:情報は無料だと考えている

インターネットさえあれば、さまざまな情報を無料で手に入れることができます。

ですが、広告収入のためにユーザーを誘うような情報であったり、違法にアップロードされていることもあるでしょう。

デジタルネイティブ世代は、情報が無料であることに慣れてしまっているという特徴があるので、無料か有料かだけではなく、情報の有用性にも目を向けることが重要と言えるでしょう。

デジタルネイティブの特徴5:スマホにばかり意識が向く

スマホにばかり意識が向く「スマホ中毒」と呼ばれる人が増えています。このような現象は世代を問わず発生しているでしょうが、デジタルネイティブよりも前の世代では、マナーとしてスマホを見ない意識のある人が多いでしょう。

デジタルネイティブでは、人と話をしている最中でもスマホを見ることが当たり前になっている人が多いのが特徴と言えます。

これは「ファビング」と言い、相手に不快感をもたらす危険な行為です。

デジタルネイティブの特徴6:現実と仮想の区別がつきにくい

対面でのコミュニケーションと違い、ネットで書き込みをする場合などは、読んだ相手の反応が見えにくいです。加えて、最近ではAIも進化しつつありネット上のコミュニケーションでは、人対人ではなくなっていることさえあります。

仮想現実と現実が入り混じるインターネットに子供のころから触れてきたデジタルネイティブは、現実と仮想を区別する意識が希薄になりやすいという特徴があると言えます。

デジタルネイティブの特徴7:ネットで人脈を作れる

インターネットが登場し、以前では考えられなかったような人と繋がることができるようになりました。有名人と知り合ったり、同じ趣味の人達を探すこともしやすくなりました。

デジタルネイティブより前の世代ではネットで人脈を作ることに抵抗がある人も多いでしょうが、デジタルネイティブの世代では、物心ついた時からしているので抵抗がないという人が多いのが特徴で、強みの一つであると言えます。

デジタルネイティブの特徴8:デジタル機器の扱いに慣れている

次々に発売されるデジタル機器や、アップデートされるたびに操作方法が変わるOSやソフトウェアに、アナログ派は苦労してしまいます。

デジタルネイティブは、デジタル機器の扱いに慣れていて、新しい機器が出てもすんなりと使いこなせる人が多いのが特徴です。

むしろ、どんどん新しい機器を使いたいと、新製品は真っ先に試すという人も多いです。

デジタルネイティブの特徴9:情報の発信が早い

インターネットがつながるならどこからでも情報を即座に発信できる環境になり、twitterの「なう」に象徴されるように、個人が素早く情報を発信することが増えました。

デジタルネイティブより前の世代では、情報の発信と言えばマスコミがするものでしたので、個人ですることには抵抗があることが多いです。

デジタルネイティブは学生のころから友達同士で発信し合うなど、躊躇がなく素早い発信をできるのが特徴です。

デジタルネイティブの特徴10:自己表現の場を持っている

デジタルネイティブより前の世代では、才能が認められたほんのわずかな人達しか作品や考えを発表する機会を得られませんでした。

デジタルネイティブは、思いついたらいつでも、自身の作品や考えをインターネット上に発表することができます。

発表した作品や考えに対して、意見を交換できるコミュニティも豊富にあり、若いうちからクリエイティビティを伸ばすためにとても恵まれた環境があると言えます。

あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?

名刺が多すぎて管理できない…社員が個人で管理していて有効活用ができていない…そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう!まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。

デジタルネイティブを活かす方法3つ

以上のように、デジタルネイティブには、ネガティブな面だけではなく、ポジティブな面もあることがわかりました。

デジタルネイティブの強みである「ネットワーク」や「発想」を活かしながら、社会のルールやマナーをはずれてしまうところを補ってあげるようにするとよいでしょう。

デジタルネイティブを活かす方法1:ネットワークを生かす

インターネットを使いこなしているデジタルネイティブのネットワークには、無限大の可能性があります。

これまでは解決できなかった問題に直面しても、デジタルネイティブのネットワークを使えば、思わぬ人からの助言が得られることもあります。

みんながどこかで繋がっている「スモールワールド現象」でも言われるように、趣味の知り合いが仕事の取引先の人だった、というドラマのような展開も近いうちにおとずれることでしょう。

デジタルネイティブを活かす方法2:発想を受け入れる

デジタルネイティブの発想は、デジタルネイティブより前の世代にとっては、非常識に思えることもあるでしょう。ですが、そんな時はここまでに出てきたデジタルネイティブの特徴を思い出してみてください。

デジタルネイティブ世代の背景が分かったうえでもう一度考えてみると、非常識に思えた発想に、別の捉え方が生まれることでしょう。

デジタルネイティブを活かす方法3:社会のルールやマナーをきちんと教える

デジタルネイティブの最大の弱みと言えば、社会のルールやマナーが守れていないことでしょう。

そこでデジタルネイティブより前の世代の出番です。「昔からのルール、マナー」と言うだけでは理解は得にくいでしょうから、メリットとデメリットをまじえて伝えると良いでしょう。

近年では、コピペやバイトテロなど、デジタルネイティブのネガティブな特徴によって起きた事件も多いため、このような例を伝えることも有効でしょう。

デジタルネイティブについて理解し上手く付き合っていこう

ニュースや会社で問題視されがちなデジタルネイティブ世代ですが、良い面も多くあり、とても頼りになるのでは、とさえ思えてきたことでしょう。

世代間ギャップにはネガティブな印象がありますが、違うということは合わせればよりよいものになる可能性が秘められているということでもあります。

デジタルネイティブ世代もそれより前の世代も、それぞれの強みと弱みを活かし、助けながらよりより明日へ向かいましょう。

タイトルとURLをコピーしました