がむしゃらに仕事をするのが当たり前の時代とは?
みなさんは、がむしゃらに仕事をした経験はあるでしょうか。日本がまだ経済的に貧しく、それゆえに日本人の多くにハングリー精神があった行動経済成長期には、がむしゃらに仕事をするのが当然視されていました。
昭和は現在と違って、労働者としての権利意識がまだまだ乏しかった時代です。身を粉にして滅私奉公で働くのが当然のことと考えられてきたため、昭和世代はがむしゃらに仕事をすることを美徳とする傾向にあります。
現代の若者
昭和世代と平成世代とでは、仕事に対する考え方も労働者としての意識も大きく異なります。
現代の若者の多くは、労働者としての健全な権利意識を持っているため、身を粉にしてまで、またプライベートを犠牲にしてまでがむしゃらに働くことにネガティブなイメージを持っている傾向にあります。
とりわけ、がむしゃらに仕事をせざるを得ない状況ならば、ブラック企業であると考えるのが現代の若者です。
がむしゃらに仕事をする人の特徴5つ
昭和世代に比べて平成世代の若者は滅私奉公のような働き方に否定的なイメージを持っていますが、だからと言ってがむしゃらに仕事をしないというわけでは決してありません。
年齢や性別に限らず、がむしゃらに仕事をする人は一定数存在します。では、そのような人にはどのような共通性が見て取れるのでしょうか。
ここからは、がむしゃらに仕事をする人に共通してみられる特徴を5つピックアップしてご紹介していきます。
がむしゃらに仕事をする人の特徴1:真面目
がむしゃらに仕事をする人の特徴としてまず挙げられるのが、真面目な性格をしているということです。
真面目な人はいついかなる時も誠実に仕事に取り組むものですし、サボったり手を抜くということを知りません。
給料をもらって働いているからには、常に全力で仕事に取り組むのが当然であると考えているからこそ、がむしゃらに仕事をすることができるのでしょう。このような性格は、美徳だと言えます。
がむしゃらに仕事をする人の特徴2:面倒見がいい
面倒見がよいというのも、がむしゃらに仕事をする人によく見られる特徴として挙げられるでしょう。
面倒見がよい人は、仕事が進んでいない同僚や後輩にすぐに手を差し伸べてあげるため、本来ならばしなくてよい仕事が増え、それゆえにがむしゃらに仕事をせざるを得ない状態になります。
また、このような人は総じて人がよいため、率先して面倒事を引き受けて、自分で自分の仕事量を増やしているという特徴も持っています。
がむしゃらに仕事をする人の特徴3:後先を考えずに行動する
がむしゃらに仕事をする人の特徴のひとつとして、後先を考えずに行動するということも挙げられます。
後先を考えないからこそ、自分には到底こなせない内容や量の仕事を安請け合いしてしまい、当初の予想通りに仕事を完遂することができず、結果としてがむしゃらに仕事に取り組まざるを得なくなってしまうのでしょう。
このような人物はがむしゃらに仕事をしますが、そのクオリティは低く雑であるという欠点が目立ちます。
がむしゃらに仕事をする人の特徴4:自分で背負い込む
自分で問題や余計なトラブルを背負い込んでしまうというのも、がむしゃらに仕事をする人の特徴のひとつでしょう。
一人ではこなせない仕事を任された時、普通の人ならば上司や同僚に相談して助けてもらうものですが、自分で何でも背負い込んでしまう人はそのようなことをしないため、仕事が終わらずがむしゃらに取り組まなければならなくなります。
このような人は、本来ならば負う必要のないストレスを負ってしまいます。
がむしゃらに仕事をする人の特徴5:人の話を聞かない
がむしゃらに仕事をする人の特徴のひとつとして、人の話を聞かないということも含まれるでしょう。
がむしゃらに仕事をする人は良く言えば集中力が高く、悪く言えば聞く耳を持たず自分の狭い世界に没頭する傾向が強いと言えます。
脇目も振らずがむしゃらに仕事に取り組むことで成功を収める人もいますが、その一方で周囲からの助言や叱責に耳を傾けず、とんでもない失敗をしてしまう人も少なくないでしょう。
がむしゃらに仕事をするメリット7つ
以上で見たように、がむしゃらに仕事をする人は真面目で誠実であるという長所がある一方で、人の話に耳を傾けず視野が狭くなるという短所もあります。
では、がむしゃらに仕事をすることで具体的にどのような利点があるのでしょうか。ここからは、がむしゃらに仕事をすることで得られるメリットを7つピックアップしてご紹介していきます。
心身の健康を損ねない程度に、がむしゃらに仕事に取り組んでみるのもよいでしょう。
がむしゃらに仕事をするメリット1:能力が伸びる
がむしゃらに仕事をするメリットとしてまずご紹介したいのが、能力が伸びるということです。
がむしゃらに脇目もふらず仕事に専念すれば、普通の何倍も努力をすることになるため、結果としてビジネスに関するさまざまな能力が伸び、ビジネスパーソンとして一回りも二回りも成長します。
ただやみくもに仕事をするのはいけませんが、能力を伸ばしたいならばがむしゃらに仕事に取り組むことが必要だと言えるでしょう。
がむしゃらに仕事をするメリット2:周囲から信頼を得る
周囲から信頼を得られるというのも、がむしゃらに仕事をするメリットのひとつとして挙げられるでしょう。
がむしゃらに仕事をする人は、周囲からすると真面目で誠実に、そして意欲的に仕事に取り組んでいるように見えるため、「いつも手を抜かず頑張っている」「この人ならば重要な案件も任せられる」と信頼を得ることができます。
周囲から信頼を得て高い評価を得ることで、出世しやすくなると言えるでしょう。
がむしゃらに仕事をするメリット3:取り組みの姿勢が周囲へ影響する
がむしゃらに仕事をすることのメリットのひとつとして、仕事への取り組みの姿勢が周囲によい影響をもたらすということも挙げられます。
職場にがむしゃらに仕事に取り組む人が一人いれば、その人の仕事に対する熱心な姿勢に刺激を受けて、他の人たちも仕事に意欲的に取り組むようになるでしょう。
とりわけ、管理職に立っている人物がむしゃらに仕事に取り組めば部下もそれに倣うので、職場の生産性が向上します。
がむしゃらに仕事をするメリット4:より大きなプロジェクトを任される
より責任ある大きなプロジェクトを任せてもらえるようになるというのも、がむしゃらに仕事をすることのメリットのひとつに含まれるでしょう。
がむしゃらに仕事をすればある程度成果を上げられるようになるものですし「努力家だ」「仕事に真剣に取り組んでいる」と職場での評価も上がり、やりがいのあるプロジェクトを任せてもらえるはずです。
大きな仕事や自分のやりたい仕事をしたいならば、がむしゃらに仕事をしてみてください。
がむしゃらに仕事をするメリット5:ピンチに立ち向かう力がつく
がむしゃらに仕事をするメリットのひとつとして挙げられるのが、ピンチに立ち向かう力がつくということです。
いついかなる時も全力で仕事に取り組んでいれば、トラブルが起きた時や問題に直面した時の対処法を学ぶことができるため、想定外のことが起こったとしても、慌てず冷静に物事に対処できるようになります。
つまり、がむしゃらに仕事をすることを通じて危機管理能力や非常時の判断力・分析力が身につくと言えます。
がむしゃらに仕事をするメリット6:自信がつく
自信がつくというのも、がむしゃらに仕事をすることで得られるメリットのひとつでしょう。
自分の能力や学歴に自信がなかったとしても、一心不乱に仕事に取り組めばおのずと能力も経験値も上がり、ビジネスパーソンとして成長できるため、自信を持てるようになります。
自信が持てるようになれば、堂々と自分の意見を述べたり、やりたい仕事に手を上げて自ら志願できるようになるため、好循環になります。
がむしゃらに仕事をするメリット7:集中力が上がる
がむしゃらに仕事をすることのメリットのひとつとして、集中力があがるということも挙げられるでしょう。
高い集中力を身に着けることができれば、短時間で仕事を効率的に終わらせることができるため、無駄な残業をすることもなくなります。
空いた時間で自分のスキルアップになる勉強をすることもできます。また、仕事が終わらない人を手伝ってあげれば、職場での評価も格段に上がることでしょう。
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がむしゃらに仕事を頑張る気になれる本5選
以上で見たように、がむしゃらに仕事をすることにはさまざまなメリットがあります。
ここからは、がむしゃらに仕事に取り組む気になれるおすすめの自己啓発本をご紹介していきますので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
がむしゃらに仕事を頑張る気になれる本1:1年間”がむしゃら”に働くだけで、人生は180度変わる
おすすめの本としてまずご紹介したいのが、「1年間”がむしゃら”に働くだけで、人生は180度変わる」です。
カリスマ経営者の仕事哲学が学べる本であり、1年間という区切りを設け、その間は脇目もふらずがむしゃらに働くことで、人生を好転させられることを教えてくれる一冊です。
つけめんTETSUの労働環境の実態などが書かれていて、とても興味深いです。今の自分に気合いを入れてくれる1冊でした。
がむしゃらに仕事を頑張る気になれる本2:ゼロから3年で100億円企業を作った男のガムシャラ仕事術
「ゼロから3年で100億円企業を作った男のガムシャラ仕事術」も、ぜひ読んでもらいたいおすすめの本として挙げられます。
かの有名なクロックス日本法人の生みの親である筆者が、そのがむしゃらな仕事術によってどのようにして会社を一流企業に育てたのかが学べる本です。
そのエネルギッシュな仕事術は、あらゆるビジネスパーソンにとって勉強になることでしょう。
今や知らない人はいないであろう、クロックスの日本法人を作った著者の起業術です。商売、特にマーケティングに関するポイントや、組織作りの部分で参考になりました。
がむしゃらに仕事を頑張る気になれる本3:「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ
おすすめの本として、「「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ」もご紹介します。
人生をなんとなく生きている人でも、がむしゃらな本気の生き方を説くこの本を読むだけで、熱い気持ちを抱き、目の前の仕事に熱心に取り組めるようになると評判です。
当たり前の事なんだけど、真新しく思えたのはこういう大人が減って発言する人がいなくなったからだと思いました。若者にとくに読んでほしいですが、大人でも十分満足できました。
がむしゃらに仕事を頑張る気になれる本4:我武者羅 「人」も「会社」も成長させる経営の極意
「我武者羅 「人」も「会社」も成長させる経営の極意」も、ぜひ手に取っていただきたいおすすめの本でしょう。
無職の状態からカリスマ経営コンサルタントになった著者が、逆境でもあきらめずにがむしゃらに仕事をすることの大切さを説得力ある言葉で教えてくれる一冊です。
がむしゃらに仕事を頑張る気になれる本5:がむしゃらに生きる
おすすめの本として、「がむしゃらに生きる」も挙げられるでしょう。カリスマ的な人気を誇る著者が、ビジネスパーソンとして学んできたこと、本気で仕事に取り組むための心がまえやそのメリットについて情熱的に説いている一冊です。
時には息抜きも大切にして仕事にうちこみましょう
今回はがむしゃらに仕事をする人の特徴について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。
あまり根を詰めてしまうと途中でエネルギー切れになってしまうので、適度に息抜きやリフレッシュをしながら、がむしゃらに仕事に取り組んでみてください。