Search

検索したいワードを入力してください

2019年07月04日

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?

「アイデンティティ」という言葉は、心理学などにおいて「自己同一性」と訳されていて、ある人が他の人と区別できる概念や信念のことを意味します。そのことから転じて、企業のロゴやブランドを象徴する要素を指してコーポレート(ブランド)アイデンティティと呼んでいます。

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?

コーポレートアイデンティティとは

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コーポレートアイデンティティとは、企業文化を象徴するような統一化したイメージ・デザイン・ロゴマークあるいは明快なメッセージを社外に発信し、社会に浸透することで企業の存在価値を高める企業戦略のことをいいます。

もう少し分かりやすくいうと「企業が自信を持っていること」や「企業のよって立つ価値観」のことを指します。いわば「○○○らしさ」という意味で使われますが、必ずしも優位性ばかりを際立たせた活動ではありません。

CIと省略して使われる

企業独自の価値観や理念を意味する「コーポレートアイデンティティ(Corporate Identity)」という用語は、それぞれの英単語の頭文字をとって「CI」と呼ばれています。

「CI:コーポレートアイデンティティ」の活動事例以外にも、企業統治を指す「CG:コーポレートガバナンス」の活動事例、企業戦略を指す「CS:コーポレートストラテジー」の活動事例、企業イメージやシンボルなどを指す「CL:コーポレートロゴタイプ」の活動事例などがあります。

コーポレートアイデンティティの重要性

コーポレートアイデンティティの活動事例は、企業理念に基づく組織としての独自性や主体性を象徴するものであり、企業文化の形成や業務遂行における行動規範などに表われます。

他方、顧客(消費者など)を含む利害関係者(ステークホルダー)に対しては、一目で「その会社」を特定できる各種のツールを活用した事例があります。

また、コーポレトアイデンティティ活動の事例には、ブランド・ロゴマーク・キャッチコピー・イメージソングなどがあります。

コーポレートアイデンティティを構成する要素3つ

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コーポレートアイデンティティに求められるな要件は、単に「あの会社」とわかるだけでは不十分であり、企業として最も訴えたい「姿勢や考え方」あるいは提供する商品やサービスの「特徴や利点」といえます。

コーポレートアイデンティティは、ブランディング活動に対する社会的信頼性(SC)や顧客満足(CS)にとって重要な役割を果たすため、企業イメージの統一化に重点を置いた主に3つの活動事例があります。

コーポレートアイデンティティの構成要素1:MI(マインド・アイデンティティ)理念の統一

コーポレートアイデンティティを実践する構成要素の1つに「マインドアイデンティティ(MI:Mind Identity)」がありますが、マインドとは人の心(好みや意向)・意識・精神などを意味しています。

企業のブランディング活動におけるマインドアイデンティティの事例には、企業の社会的な存在意義や価値観を高めるための社是や社訓、行動倫理や規範、スローガンやキャッチコピーなどの制作や見直しを行う活動があります。

コーポレートアイデンティティの構成要素2:BI(ビヘイビア・アイデンティティ)行動の統一

コーポレートアイデンティティを実践する構成要素の2つに「ビヘイビアアイデンティティ(BI:Behavior Identity)」がありますが、ビヘイビアとは人のとる行動・態度・行為などを意味しています。

ビヘイビアアイデンティティは、中長期およびまたは単年度の事業計画を達成するための具体的な活動を意味しますが、組織改編や人事機構改革、品質保証体制の整備、重点的な販促や拡宣活動などが該当します。

コーポレートアイデンティティの構成要素3:VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)視覚の統一

コーポレートアイデンティティの構成要素の3つは「ヴィジュアルアイデンティティ(VI:Visual Identity)」がありますが、ヴィジュアルとは目に見えるさまや視覚的なさまを意味しています。

コーポレートアイデンティティの構成要素の中では、最も影響力や訴求力が大きいのがビジュアルアイデンティティであり、社会に対しブランド・シンボルマーク・デザイン・キャッチコピーなどで印象づける活動が中心となります。

コーポレートアイデンティティの事例4つ

コーポレートアイデンティティは、とりわけBtoCの事業展開を行う企業にとって有力な企業戦略の1つですが、日本のコーポレートアイデンティティ先駆けとなった事例は1975(昭和50)年の東洋工業(現マツダ)でした。

コーポレートアイデンティティ活動の事例は、主にテレビ・新聞・雑誌などの媒体を利用していました。しかし、最近のコーポレートアイデンティティ活動は、インターネットやSNSなどの電子媒体がを利用した事例が中心となっています。

コーポレートアイデンティティの事例1:マクドナルド

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
マクドナルドのコーポレートアイデンティティ活動の事例で見る特徴は、圧倒的な市場シェアー60%を誇るガリバー的商法です。

マクドナルドのハンバーガー類の事例では、商品数が14種類と少なく最低価格が100円と手頃な価格設定であり、少品種・低価格によって高回転率に絞った戦略に特徴があります。

他方、ハンバーガーショップの競合企業の「モスバーガー」の事例は、商品数が31種類で最低価格が160円と高いことから、マクドナルドのコーポレートアイデンティティとしての「差別化戦略」の意図が伝わってきます。

コーポレートアイデンティティの事例2:コカ・コーラ

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コカコーラのコーポレートアイデンティティの事例の特徴は、事業活動の領域を市場・環境・社会・職場の4つに区分し、7つの重点分野を設定しているところにあります。

コーポレートアイデンティティ活動の事例では、長期成長戦略「2020Vision」の指針として「Live Positively-世界をプラスのまわそう-」というスローガンを掲げ、飲料価値・健康的な生活習慣・温暖化防止など7つの活動目標の達成を目指しています。

コーポレートアイデンティティの事例3:佐川急便

佐川急便のコーポレートアイデンティティの事例の特徴は、「企業の社会的責任(CSR)」を高めるため積極的にスポーツ活動の支援活動を展開しているところにあります。

コーポレートアイデンティティとしてのスポーツ活動の推奨事例は、特にジュニア世代に対するスポーツ振興イベントによる普及と底辺拡大を図る狙いが存在します。

社内活動のスポーツ普及の事例では、陸上競技部による駅伝参戦と女子ソフトボール部によるリーグ加盟があり、その他の事例として小学生のサッカーアカデミーや中学生のジュニアチーム結成が挙げられます。

コーポレートアイデンティティの事例4:サッポロビール

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
サッポロビールのコーポレートアイデンティティの事例は、「LINE WORKS」という主要取引先でる酒販店や飲食店の個人オーナーとの業務連絡に関する活動です。

会社を挙げた顧客との業務連絡に関するコミュニケーション環境の整備によって、社内業務に使われていた「シャドーIT」に内在していた問題解決に繫がる効果が得られています。

LINE WORKSの活動によって、営業部門が顧客から頻繁に補充依頼を受ける「POP公告」の手配に要する業務効率の大幅な改善効果が見込まれています。

あなたの会社に仕事の生産性をあげる「働き方改革」を起こしませんか?

名刺が多すぎて管理できない…社員が個人で管理していて有効活用ができていない…そんな悩みは「連絡とれるくん」で解決しましょう!まずはこちらからお気軽に資料請求してみてください。

コーポレートアイデンティティの基本要素7つ

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コーポレートアイデンティティ活動において、競合企業や競合ブランドと明確に違いを際立たせるための基本要素として7つの項目が挙げられます。

なお、コーポレートアイデンティティを支える7つの基本要素の運用については、会社規程などに明文化し忠実に再現するために、使用方法などが極めて厳格に管理されています。

ただし、時間の経過と共に風化することやあるいは斬新さを維持するため、必要に応じて改訂するなどの配慮が必要です。

コーポレートアイデンティティの基本要素1:コーポレートシンボル

コーポレートアイデンティティ活動で用いられるロゴマークの中において、企業イメージの最も基盤となる要素が求められるのがコーポレートシンボルのデザインです。

コーポレートシンボルに欠かせない要素は、企業理念とサービス内容に関する訴求力があることと併せて、そのイメージを裏付けるコーポレートカラー(カンパニーカラー)の組み合わせです。

コーポレートアイデンティティの基本要素2:社名ロゴタイプ

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
会社名をシンボライスするために個性的な書体などに図案化したものを社名ロゴタイプといい、2つ以上の文字の組み合わせによって一体化した活字を意味します。

また、会社名だけでなく商品名やタイトルなどの文字を図案化してマークとしたものをロゴマークといいますが、それらを総称して単に「ロゴ」と呼ぶことがあり、「社名ロゴ」や「商品ロゴ」などのように用いられます。

コーポレートアイデンティティの基本要素3:専用タイプフェイス

専用タイプフェイスとは、「言葉」や「文字」を構成することを目的にデザイン化された一連の文字書体を意味し、印刷技術の選択や組み合わせによって構成される書体のことをいいます。

ちなみに、文字の書体に著作権を与えることは万人共通の文化的財産に馴染まないとして、日本の最高裁判例において否定されています。

コーポレートアイデンティティの基本要素4:コーポレートフィロソフィ

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コーポレートフィロソフィとは、企業を経営する際の基本的な考え方(根本原理)のことを意味しますが、企業組織としての経営理念や経営トップ(または創業者)などの経営哲学のことを指しています。

松下電器産業(現パナソニック)の創業者松下幸之助は、自社製品の消費者に安く容易に手に入るようにとの思いから、自らの思想を「水道哲学(水道のように低価格で良質なものを大量供給する)」と称していました。

コーポレートアイデンティティの基本要素5:コーポレートステートメント

コーポレートステートメントとは、企業などが社会や顧客に対して訴える「果たすべき責任」を要約した宣言するメッセージですが、別にコーポレートスローガンとも呼ばれています。

有名企業のコーポレートステートメントには、よくテレビで耳にする以下のような事例があります。

・「The Power of Dreams」:本田技研工業
・「Inspire the Next」:日立製作所
・「自然と健康を科学する」:ツムラ
・「ココロも満タンに」:コスモ石油
・「水と生きる」:サントリー

コーポレートアイデンティティの基本要素6:コーポレートブランド

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コーポレートブランドとは、顧客や取引先などのステークホルダーが企業に対して決定的なイメージをイメージを抱かせる社名などの無形資産をいいます。

企業の持続的成長にとって目に見える有形資産は大事です。しかし、無形資産であるコーポレートブランドは「会社らしさ」を表わすパワーの源泉であり、企業の独自性の象徴である目に見えないブランドは不可欠な要素です。

コーポレートアイデンティティの基本要素7:コーポレートカラー

コーポレートアイデンティティのベースは、顧客が一見して企業名を識別できるコーポレートカラー(シンボルカラー・カンパニーカラー)といえます。

コーポレートカラーは社旗や社章などに使われるのが一般的ですが、企業の社風や雰囲気を彷彿させる効果があり、フランスの国旗「トリコロール」や日本の国旗「日の丸」も一目瞭然です。

企業が発信するものは全てコーポレートアイデンティティになり得る

コーポレートアイデンティティの事例4つ|基本要素や構成する要素とは?
コーポレートアイデンティティを一言でいうと、自社の立場や主張を肯定的に発する「我が社らしさ」のことを意味します。

ただし、コーポレートアイデンティティは社会や顧客などから支持されなければ意味がなく、いわば無用の長物となってしまいます。

最近、国家や民族の「○○ファースト」を主張するナショナルアイデンティティは、使い方を間違えると紛争の種になるので注意が必要です。

Related