管理職の仕事と現状
昨今は人件費削減などを意識している企業もあり、管理職と現場の仕事を兼ねている人がほとんどで、なおかつ業務も難しくなっていることが現状です。
だからこそ、管理職をとりまく現状は非常に厳しくなっています。日本は年功序列では無くなってきたところはありますが、完全に実力社会は浸透していないため、年齢を重ねたために役職に就いた方もいる事が現状です。
管理職の役割
管理職の役割は、主に部下を育成することと、ノルマの売り上げを達成するための采配をとる事です。
端的に言うとこの2つですが、女性の社会進出、ハラスメントの相談など、以前より管理職の役割は増えていることが現状です。
管理職の課題8つ
管理職の課題は主に8つあります。
主な管理職の課題だけで、8つもあることから鑑みても、どれだけ管理職の方が課題を抱えているかがうかがえます。課題克服のために必要な事は、課題をピックアップしていく事です。
課題のピックアップの後は、ご自身の不得手なところを考え、克服の努力をする必要があります。では、管理職の課題8つを見ていきましょう。
管理職の課題1:マネジメント基礎力の向上
管理職の課題として、最も重要なものとして、マネジメント能力の向上があります。
管理職になる前でしたら、マネジメント能力を問われることは少ないですが、管理職になるとこの課題を避けて通る事はできません。管理職になった途端にマネジメント能力の不足でうまくいかなくなってしまうケースも多々ありますので、克服する事が重要です。
管理職の課題2:方針策定力や課題解決力の向上
管理職の課題として、事業の方向性を定めたり、課題を解決する力が求められます。
それによって部下にどのように仕事を分けていくかを考えていく必要がありますし、ノルマがあるのであれば、どのようにしてノルマを達成するかを仕切っていく必要があります。
方針策定力や課題解決力共に、管理職には必要な能力で、それが苦手であればその力を付けることが課題となります。
管理職の課題3:職場を動かすリーダーシップ能力の開発
努力をしているのだけれど、管理職がうまくいっていない人の特徴として、リーダーシップが欠けているケースがある点から、リーダーシップ能力の開発も必要です。
リーダーシップは、元来の性格が関係してくると考えられる傾向にありますが、リーダーとしての芯の部分がどの部分なのかを明確にする事など、トレーニングで克服できる一面があります。リーダーシップ能力開発も、管理職の方の課題です。
管理職の課題4:部下育成力の向上
管理職になって外せない事は、部下の育成力向上です。
管理職は一人で仕事を抱えて全てを自分でこなす事はまずできません。なぜなら仕事量が管理職になる前より圧倒的に増えますし、そもそも管理職は部下の育成も重要な役割であるからです。どのように部下を指導していくかなどを学ぶことで、部下育成力向上の課題も解決可能です。
管理職の課題5:マネジメントの現状把握
マネジメントにおいては、現状を把握しないと、目標を達成することはできませんので、現状把握をする力が管理職には求められます。
管理職の方がこのようにマネジメント能力を身に着ける事は、必須です。マネジメント能力を身に着ける事は、管理職の方にとって大きな課題です。
管理職の課題6:ミドルマネジメントの負担が過重になっている
現代においては、ミドルマネジメントの負担はさらに過重になっているところがあります。
以前から、部下と上司との板挟みになって悩む事の多いポジションでしたが、現代はいろいろな問題があることから、そのマネジメントもあり、負担が重くなっています。
管理職の課題7:プレマネジメント経験の希薄化
以前は、マネジメントをする役職を体験する前に準備体験ができるような、プレマネジメントができるポジションがあったのですが、最近はこのような体験がないうちに、いきなりマネジメントをする役職に就くケースが増えました。
その点から、今までは上司の指示に従って自分の仕事をこなしていくようにしたら良かったのに、いきなり管理を任されることによって精神的な負荷が多いです。
管理職の課題8:職場におけるダイバーシティの進展
今は、女性の社会進出も顕著になり、ダイバーシティの進展がある事から、管理職の役割は複雑になってきたところがあります。
今までは大黒柱の男性が中心でしたので、特に働ける時間を気にせずに仕事の割り振りができました。しかし、女性も働いていますので、お子さんがいたら長い時間働く事はできません。
さまざまな事情を抱えた人が働いているので、それに適した采配をとらないといけない一面があります。
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管理職が抱える主な悩み3つ
管理職の方の課題は多くて、かつ複雑化しているので、悩みを抱えている管理職の方も多いです。
マネジメントを担当しているので、ご自身の抱える悩みは大きいです。では、管理職の方が抱える主な悩み3つとはどのようなものがあるのでしょうか。管理職の方の悩み3つを見ていきましょう。
自身のストレスマネジメント
管理職になると課題も増えますし、責任が増すことから、ストレスを溜める方が多いですので、自身のストレスマネジメントも必要です。
できる範囲でリフレッシュ休暇を取得する、エクササイズをする、効率化できる仕事は効率化するなど、ストレス解消、ストレスの原因自体をなくす道を考える必要があります。
管理職が抱える主な悩み2:人事評価
人を評価する事は容易ではありませんが、管理職であれば人事評価を避ける事はできず、それが悩みになってしまうケースも多々あります。
なぜなら、評価をすることで人間関係が崩れてしまう事がありますし、主観を入れずに客観的に評価をするのは難しく、本当に自分は正しいのかという葛藤を常に抱くからです。しかし、このような悩みを抱くのは、正しい評価をするべく必要な事です。
管理職が抱える主な悩み3:部下との関わり方
世代も違う事から、部下とのかかわり方に頭を悩ませている方も多いです。
小中学校の教育の過程から違うことがあり、接し方に悩む方も少なからずいます。しかし今、管理職の方も若いころには、かつての管理職の方に接し方が分からないと言われていた過去もあるでしょう。
なるべく、その部下の個性を見極めて接することを気を付ける必要があります。
今最も求められているのは管理職の能力向上
管理職に求められているのは、各能力の向上です。
人間ですので、得手不得手もあるでしょう。しかし、それもトレーニングをしたり学んだりすることによって会得できる事が多いです。課題が多く悩む方も多いでしょうが、徐々に課題をクリアしていきましょう。