自営業とは
自営業ときいて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。とても自由そうでなんでもできそうというイメージがあるかもしれません。また、自分の好きな時間に仕事ができて良いなと憧れている人もいるかもしれません。種類もたくさんありすぎて逆に想像しにくいという人もいるかもしれません。
ここでは自営業とは何なのかや自営業の種類ということについて説明したいと思います。
個人事業と自営業は同義語
自営業というと漠然としていて具体的にどのような種類のことをしている人なのかということがわかりにくいという現状があります。フリーランスという仕事の仕方が聞かれるようになりましたが、これもまた、具体的な仕事の種類について把握している人は少ないのではないでしょうか。次の項目からは個人事業主、自営業者が実際にどのような種類の職をし、どのような制度のもとで仕事をしているのかということを見ていきたいと思います。
自営業をするのは難しくない
自営業、個人事業を開業する
税務署に個人事業の開廃業等届出書を提出することで、個人事業主になることができます。ただし、確定申告を行う状況になってから申請することも可能です。それまでは届け出は義務では無いです。明確な利益が出てしまい、確定申告が必要になった場合、届け出が必要になります。個人事業主で開業するには、法人のように面倒な手続きや費用は発生しないため、簡単に開業手続きができます。法人の場合は商工会議所で手続きする必要があります。
自営業の種類一覧
自営業ときいて具体的な種類が思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。個人事業という生き方、仕事に憧れを持っていても具体的にどのような種類があるのかということについて理解がなければ選ぶことができません。ここではその自営業の種類の一覧と、それぞれの種類についての説明をしていきたいと思います。
まずは種類について系統から挙げていきます。おもったよりも多くの種類の系統があることがわかると思います。たとえば、医療系、飲食系、販売系、美容、健康系、代理店系、介護系、IT系、不動産系、資格系、その他様々な系統に分かれています。ここでは詳しい内容についてそれぞれの種類ごとに確認していきます。
自営業の種類:医療系
①医療系です。医療系だと開業医になるという事が主になるでしょう。医師免許や薬剤師免許を持つ人が起業し、開業するという流れが多いでしょう。病院・診療所等を開業する形になる場合が多いです。地方医療に携わる人も多く、医者の少ない地域で開業する医師も多いです。また、心理カウンセラーや臨床心理士が医院を開業する場合もあります。
自営業の種類:飲食系
②飲食系です。飲食系だとフランチャイズ契約による開業をする場合もありますし、今だと流行りのカフェを開業する場合もあります。調理師免許や栄養士といった食に関する資格を持っているひとが飲食系の開業をする場合もあります。
自営業の種類:小売、販売系
③小売、販売系です。小売、販売系は雑貨や洋服等が該当します。販売にかかわるので接客業になります。自分の作成したものを販売する場合もありますし、既存の商品を販売して利益を得るということもあります。輸入品を転売するなどもここに含まれます。
自営業の種類:ネット販売系
④ネット販売系です。健康食品や洋服といった商品をネットを通じて販売します。これはネットでショッピングカートを準備する必要があります。自分でホームページを立てて準備する場合もあれば、既存のシステムを使って販売する場合とがあります。委託でショッピングカートがついたホームページを作成してもらうことがあるかもしれません。ネットを用いることから、コンピュータの扱い含め知識がないと展開しづらいともいえます。ただ、普及性はあるので多くの人に購入してもらうことを念頭に入れている場合はネット販売が良いかもしれません。
自営業の種類:理容・美容・エステ・健康系
⑤理容・美容・エステ・健康系です。これらはだいたい種類が決まっています。理髪店や美容院。今流行のネイルサロンやエステティックサロンも自営業でできます。人によっては整体師、あんまといった資格を取得している人もいるので、整骨院や接骨院、整体、また、型も様々ありますがマッサージ等も自営業で行う人もいます。特に女性のニーズが高いということもあり、口コミを広めることが肝心ともいえるでしょう。
自営業の種類:代理店
⑥代理店です。最近では格安スマホの個人代理店も出てきており誰もが使いやすいような代理店を目指す人が多くなってきています。その時のニーズに合わせて、なんの代理店をするのかということは違いますが、その専門知識がなければ代理店は務まりません。何か新しいものがでたときに敏感にリサーチする能力が必要不可欠でしょう。
自営業の種類:教室やスクール
⑦教室やスクール、教養系です。教室というと様々な教室があります。例えば趣味の教室を開く場合もありますし、子どもたちの学習のための教室ということもあります。自宅で教室を開く場合もありますし、場合によっては何処か部屋を借りて行う場合もあります。
女性の自営業の種類
人気な職業の種類、系統は美容・販売・飲食系
女性に人気な種類の自営業といういうと美容系や販売系、飲食系が主に挙げられます。自営業と言っても様々な種類がありますが、特に、美容系は女性ということもあり、もともと関心が高く、専門的な知識を求める人が多い傾向にあります。販売系では自分が作成した小物や雑貨を販売するシステムを使って自分の趣味や得意な事をお金に変えるというやり方が流行しています。飲食系では、無添加や環境汚染等に着目して安心で安全な食べ物や食事を提供したいという思いからカフェやレストランを展開する人も増えてきています。美しさや楽しいを元にしたお店づくりがし易いというのが女性が自営業をするにあたって優れている点です。生活に根付いたニーズを思いつくのも早い傾向にあるため、自営業を行うのには有利とも言えるでしょう。また、銀行等の融資を受ける際にも女性が自営業をする場合にはお金を貸してくれる確率が高くなる傾向があります。
最近ではWEBを使った女性向けの自営業の仕事も増えています。例えばWEBデザイナーやイラストレーターといった職もそれに該当します。女性ならではの感性で作られた商品は人気が高いです。細かいところにも気が付きやすい人が女性には多いためか、需要も多い傾向があります。
また、ライターやブロガーも女性向きの仕事と言えます。文章を書くことが好きな女性が多いこともありますが、子育て、出産、美容、食事、健康食品、占いといった種類の女性が好きそうなワードを元にして文章を作成する依頼も多く、ニーズが高いといえます。
自営業で成功している女性の特徴
自己啓発本を出版している女性の多くは種類も様々ですが自営業者であることが多いです。それは自分の幸せを自分の好きなことによって追求したいという思いがあるからではないかと思います。実際に成功している女性が持っている能力として、自分ができること、出来ないこと、また、やりたいこと、やりたくないことの差がはっきりとしていて、その住み分けが上手いという事が挙げられます。自分のポリシーや軸を持っている女性は成功し易い傾向にあるように感じます。
働く女性が求めるもの
女性にも平等に社会で働く権利があるということをもとに女性が社会進出をしました。女性が出来る一般職の種類も豊富になり、仕事を選ぶという事ができるようになりました。しかし、今日の日本社会において女性にとっての平等が十分に行き渡っているとは考えにくいと言えるでしょう。
確かに職の種類は豊富にあり、様々な種類から、自分が適すると考えられる職を選択できるようになりました。「会社選びの基準」に関する調査によると様々な種類の会社から、自分の職業先を選ぶ時のポイントの一位は給料、二位は仕事内容となっています。しかし、学生時代よりも今現在重視するポイントととして挙げられたのは、給料と福利厚生、そしてライフワークバランスだという事がわかっています。一般の職も様々な種類がありますが、社会を経験した女性からすると、結婚や出産ということに理解がある人や、相談できる同僚がいるということを会社内で求めているということもわかっているそうです。
過労死ということも問題視される中、女性が「会社」という概念に縛られずに自分らしさを持ったまま仕事ができる環境を求めた結果、自営業という選択をとるという場合がおおいということもいえます。様々な種類の自営業が登場したのも、女性が社会に出ても、十分に安心して働けないという状況が生み出した側面でもあるでしょう。今や自営業の種類も多くなり、女性らしさや自分らしさを表現できるというメリットがあるからこそ自営業という選択肢をとる女性が増えてきたとも言えます。
子育てや家事といった仕事以外での働きも多いのが女性の特徴です。働きに生きたくても保育園に子供をあずけることが出来ず、自宅で過ごさなければならないという人も多くいます。その為女性にとって自営業というのは子育てをしながらも自分のペースで仕事ができるという利点から誰もが憧れるワークスタイルの1つだといえます。しまし、実際に踏み出すとなると、どのように手続きをしたら良いのかということが分からず、結局自宅で家事をして過ごしたり、やむを得ず外に出て何らかの職を探すという方向をとらざるを得ない女性も多くいます。
自営業をするにあたって、相談できるところがあります。例えば商工会議所は自分が行いたい事業の種類が明確であり、法人を立てたいという場合は補助金などの確保にも力を貸してくれます。また、やることの種類が明確でなくとも自営業で過ごしたいと考えているひとは、地域に女性の起業支援を行っている団体に相談するのも良い方法です。地域の広報誌などにもイベントの情報が掲載されており、多彩な種類の情報を手にすることが可能です。
SNSを通じた交流も場合によっては有効です。同じ試みで会社を立てようとしていたり、ノウハウを既にもった女性自営業者も多くいます。そうした人と関わりを持つことで自分の活動の幅が広がるということもあります。
女性が自営業をするにあたっての健康保険の種類
公的医療保険の種類
まず、公的医療保険の種類について説明します。会社員の方が加入する公的医療保険は「健康保険組合」「全国健康保険協会」の2つの種類に分かれています。それに対して、自営業の場合「国民健康保険」へ加入することになっています。
健康保険組合・全国健康保険協会では、病気やケガで仕事を休んだときの手当として傷病手当金が割り当てられることになっています。また、出産前後の手当として出産手当金があります。国民健康保険には両方共にありません。
自営業の場合、怪我や病気、出産ということがあったとしても、何も金銭的補助もないため、いざという時のための備えが必要だともいえます。
公的年金公的年金については、まず職業に関係なく国民全員が加入しなければならない国民年金があります。会社員は大体の場合厚生年金にも加入しています。
一方で自営業の方の年金は、基本的に国民年金です。そのため自営業の場合、会社員と比較した場合に、万が一亡くなったときに残された家族に支給される遺族年金や、重い障害を負った時に支給される障害年金、また、老後に支給される老齢年金が手薄になってしまうというデメリットがあります。
雇用、労働保険の種類
次に、雇用、労災保険です。失業をした際に安心して就職活動に専念できるようにする為の失業給付金や、スキルアップの為の職業訓練給付金を受け取れる保険が雇用保険です。会社に所属している人の多くは雇用保険に入っています。また、労災保険は通勤中や業務中に病気・ケガをしたり、万が一亡くなったりした場合に給付金を受け取れる保険です。
残念ながら、自営業の方は雇用保険も労災保険も会社員の方を対象とした保険なので加入することができません。そのため、万が一に備えての対策は必要不可欠です。
様々な種類の健康保険があることが分かりましたが、どの種類の保険を選ぶかということは人によって違うため、先を見通した選択が必要です。
自営業の人が入る民間保険の種類
自営業の人が入るべき民間保険があるとすればかなり心強いなと感じる人も多いと思います。様々な種類の保険があり、悩む人も多いことでしょう。主に、自営業の方が入るべき民間保険は、医療保険、死亡保険、個人年金保険、の三つが挙げられます。
医療保険
まず、医療保険について説明します。民間の医療保険は、病気やけがで入院・手術をした際に、保障を受けられるとされています。入院をした場合に1日5,000から10,000円の入院給付金というものが入ります。また、手術をした場合には1回につき50,000から100,000円の手術保障といったものが入ります。
死亡保険
次に死亡保険についてです。これは家族の誰かに万が一のことがあった場合に、残された家族が保険金が得られるというシステムの保険です。
個人年金保険
最後に個人年金保険についてです。老後の生活資金が不足してしまっては生活が苦しくなってしまします。貯蓄があれば一番ですが、万が一の不足分に充てる準備として個人年金保険に加入するようにしたほうが良いでしょう。
所得の種類一覧
所得税法で10種類に所得の分類分けがされています。それぞれ、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得という名前がついています。所得にも様々な種類があることがわかりますが、個人事業主の場合、事業所得が主になります。
経費の種類一覧
自営業をしているばあい、経費も様々な種類があり、頭を抱えてしまうことも多いでしょう。ここではその種類をそれぞれを紹介します。
①旅費交通費です。これは電車やバス、タクシー、航空券、通勤手当、パーキング(駐車場)費用などが含まれます。領収書が発行されない場合もありますので、窓口に問い合わせて、別途に領収書の発行がしてもらえるかどうか相談するのも良いでしょう。また、なんらか記録が残る形で管理しておけば問題ないです。
②消耗品費です。これは10万円未満の備品・パソコン関連商品・使用可能な期間が1年未満場合に適応されます。
③事務用品費です。文房具、コピー用用紙、電卓などの事務用品はここに含まれます。
④地代家賃です。これは賃貸家賃・月極駐車場代などが含まれます。
⑤賃借料です。土地建物以外のものを借りた時にかかる費用が入ります。レンタカー代や、家具のレンタル、販売スペースなどのレンタルもここには含まれます。自営業の場合は販売スペースや倉庫は遣う可能性が高いので漏れが無いようにしましょう。
⑥水道光熱費です。電気代・ガス代・水道代費用になります。
⑦通信費です。インターネットや電話代費用はここに含まれます。切手やメール便、ハガキ、ゆうパック、サーバー利用料も含まれます。切手のように大した金額ではない場合でも通信費に入ります。注意しましょう。
⑧荷造運賃です。主に段ボール、ひも、エアキャップ、ポリ袋、結束バンド、梱包材料、宅急便、 航空便などがここには含まれます。
⑨租税公課です。費用や公的な書類の発行にかかる手数料の支払い費用なども入ります。具体的には、収入印紙や消費税、事業税、固定資産税、自動車税、車庫証明手数料、印鑑証明書発行手数料などです。租税公課というと難しいように感じますが、要は法人税、住民税以外のものとして捉えれば問題なさそうです。
⑩広告宣伝費です。販売促進を目的としたパンフレットやチラシはここに含まれます。また、見本品、試供品もここに含まれます。ホームページ制作、アフィリエイト広告、看板、展示会出品料、協賛金、キャンペーン費用なども入るので、何かイベントをしたときにかかった費用についてはここに含まれる場合が多いかもしれません。逐一確認が必要です。
⑪新聞図書費です。新聞、書籍、雑誌などの費用も実は経費の一環です。専門書、図書カード、メルマガ、有料情報サイトなどはすべてここに含まれます。
⑫接待交際費です。お歳暮、お中元、お土産、食事代、パーティ代、ゴルフ場利用料、開店祝い、出産祝いといった、取引先との交際に関わるお金は全てここになります。
⑬修繕費です。例えば壁の塗り替え、冷房修理、机の修理、解体費、畳の入替、屋根修理、パソコンやコピー機の修理代などがここに含まれます。何でもかんでも適応出来るというわけではありませんが、おおよそのものであればここに含むことが可能です。
⑭外注費です。これは原稿、イラスト、デザインなどの依頼料になります。HPなどの作成についてもここに含まれる場合があります。
⑮車両費です。ガソリン代、車検代、オイル交換、車両修理、パンク修理費用などが含まれます。ここで注意なのは車両修理は⑬ではなく、こちらに書いたほうが好ましいです。車両費として記入しましょう。
⑯取材費です。原稿を書くために取材をした場合にはその費用はここに入ります。
⑰支払手数料です。振込手数料や振替手数料が含まれます。注意点は、ネットショップ出店費がここに含まれるということです。また、弁護士に相談するような事項が発生した場合には、その費用もこちらになります。社労士・会計士・司法書士・税理士への支払いもどうようにこちらです。
⑱車両運搬具です。事業につかう車両や運搬具がここに含まれます。
⑲工具器具備品です。事務所で使う器具備品がここに含まれます。高額な場合は減価償却費として計算します。
⑳一括償却資産です。10万円以上20万円未満のものを買った時に使えます。購入金額を3年で分割して減価償却として換算できます。
女性の自営業の現状
女性と男性で自営業をするのはどちらが多いのか
女性と男性の場合起業する人が多いのは男性という調査結果があります。しかし実際のところ自営業をするにあたり、適しているのは女性ではないかという意見もあります。生活に密着した新しいアイディアを生むことが出来るのは女性の方が多いということや、女性の方が文章を書くことに慣れていて、器用であるということなどから、会社を運営するに当たっての企画力や広告、宣伝力に長けているということが理由として考えられています。また、補助金などの制度も女性の場合だと充実していることもあり、起業しやすいという現状があります。
女性の自営業の人の個人所得はおおよその人が100万未満だということも分かっています。様々な種類の自営業の形がありますが、従業員を雇用せずに個人で経営している場合が多いのも特徴です。
男性の自営業の現状
男性の自営業の現状は、女性と比べれば不利な部分が多いということを耳にします。まず、補助金や助成金制度も女性ほどに充実していないということが原因として挙げられます。また、自営業自体が安定職というわけではないので、男性が自営業の場合、経済的安定が得られにくいということも懸念点として挙げられます。結婚するにも、自営業だと女性側が不安感を感じ、なかなか踏み出せないという状況もありえます。男性は一家の大黒柱としての位置づけが日本では強いという背景大きく影響していると考えられます。
男性の自営業の種類はIT系が最近では主流になっていますが、もちろん、整体師や、医師として地方で開業するような自営業者も多いです。今現在、男性の場合は、自分の持っている資格や、肩書を上手く利用して自営業を行う場合が多い傾向にあります。家庭の大黒柱ということからか、自営業と言っても安定が得られる可能性が高い方向で開業する人が多いようです。
場合によっては、会社が倒産するという可能性もあり、女性としても懸念する事項が増えてしまい、自分が生計を立てなければならないとプレッシャーを感じてしまう状況も発生しやすくなります。
休みが少なく、常に仕事をしているような状況になるため友人、恋人、家族との時間が取りにくくなってしまうというということも考えられます。自営業だからといっても、いつでも暇であるというわけではありません。安定した収入も保証されていないので、常に緊張感を持って生活しなければなりません。
自営業で必要なこと
自営業をするにあたっての準備
税務署に個人事業の開廃業等届出書と所得税の青色申告承認申請書を提出するということが必要な他に、個人オフィス開設や名刺の作り方と肩書き、個人事業の銀行口座開設、ビジネス用カードの作成、ビジネス用ホームページの作成を行う必要があります。実際に会社で働くわけではないので、自分が全ての事をやる必要があります。自営業を開業すること自体は難しくはありませんが、手間はかかります。自分がやりたいことのためです。限られた時間を有効に使って行動するのが大切になります。
従業者に仕事を任せるということもあるかもしれませんが、個人事業として開業した場合、できるかぎりのことは自分で把握できたほうが好ましいです。自分が最高責任者であるという事を忘れてはなりません。何があっても自分が真っ先に良くも悪くも対応しなければなりません。
また、自営業者だからこそ、必要な準備は心の準備ともいえるかもしれません。責任が1人にのしかかる分、その覚悟や信念というものは一般の会社に勤務している人よりは強くなければ、モチベーションも維持出来ずにあっという間に成果が上がらなくなります。自分の事を見つめ、自他の成長のために力を注ぎ続けられるマインドを備えるということが大切な準備だといえるでしょう。
自営業で成功するかしないかはその人次第
個人の能力の種類は様々ある
自営業は安定職とはいいにくい部分は多いですが、個人の能力によっていくらでも稼ぐことは可能ですし、時間のゆとりも持つことが出来るようになります。こうすれば儲かるというノウハウも紹介されていますが、実際には個人の実力が全てです。個人の能力をどこまで発揮できるかが問われているのが自営業だといえるでしょう。
まず、自営業をするにあたって重要なことは、心の底から成功したいとイメージすることです。自分が本当に成功するためにはイメージがとても大切です。自分がしたい仕事像、また、自分がどのような自営業者になりたいのかということを具体的にイメージできればそれは現実のものとなっていきます。
また、自営業者は生活リズムにも気を使います。自営業者というと、残業という概念が無いため、夜遅くまで仕事をしてしまうということもあります。食事もままならず、体調を崩してしまうということがないように、早寝早起きも実際に心がけて、生活リズムの崩れがないように留意することも大切です。
自営業で生きていくということは自分にとってプラスになることも多くあります。人間性も問われます。そのため、自己投資が少ない場合、自己成長を望めない可能性も大いに考えられます。自分が次のステップに進むためなら、投資は惜しまずに行いたいです。理想の自分の姿に近づくための大切な道でもあります。妥協せずに自分に尽くしてたいものです。
時は金なりという言葉がありますが、時間管理は大切です。夜中までの労働も必要以上に行うことは避けたいところです。仕事だけでなく、自分の気分転換の時間をどのようにマネジメントできるのかということも自営業者には問われています。
何か事を起こそうとした時に、人はエネルギーを使います。未来への期待もありますが、もちろん不安もあります。先にもしかしたら大きな壁があるかもしれないし、事業がうまくいかないかもしれないという不安感も大きいかもしれません。しかし、まずは実行して見なければ来るべき未来もやって来ません。自分がイメージした形になるもならないも、自分の行動次第で決まります。やる前に悩んでチャンスを逃してしまっては元も子もありません。行動がすべての鍵です。
途中で何か問題が発生したとしても最後まで諦めないという精神は必要です。自分が描いたとおりにならないからと、すぐに諦めてしまってはもったいないのです。成功も失敗も自分の糧になることは間違いありません。自分が失敗するイメージが強いと、実際に失敗する可能性がたかくなるとも言われています。新しい試み、他の人がやらないことであれば尚のこと、前例を探しても意味はありません。自分が成功する人間なのだという気持ち、想いを大切に持ち続けることが大切です。
ただし、諦めないことを続けていると、生活が困窮してしまい、後にも先にもない状況になることも少なくありません。自分が本当につらい状況になりそうだと思った問には無理をしないことも必要です。一度、原点に戻り、どのように方向転換すれば良いのかということを検討しましょう。また、そうしたことが怒らないように、予め期限を設けて、行動に移すというのも有りです。自分の無理のない期限、この期間までは頑張ってみようという事を視野に入れて置くだけでも自分のモチベーションの維持にもつながります。
自営業開業は誰でも出来る
自営業といっても様々な種類の業種があるということや、一般の会社員とは異なり、所得の種類、保険の種類、経費の種類も様々あります。また、それぞれが特徴の異なる自営業を展開しているため、「前例が無い」ということから、他社に相談しにくいという現状があります。大きな縛りも無いために自由度が高いということが自営業の特徴ですが、そのことが仇になってしまうこともあります。
自営業の開業は誰でもすることが出来ます。自分の得意とする分野を仕事にすることで、誰かに幸せや便利さを提供することが出来ます。しかし、誰もが成功者になれるわけではないというのも現実です。自営業で成功するには、性別年齢関係ありません。自分が成功するイメージを具体的に持ち、自分のコントロールが何処まで出来るかということが大切なのです。